第4 【提出会社の状況】

 

1 【株式等の状況】

(1) 【株式の総数等】

① 【株式の総数】

 

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

12,000,000

12,000,000

 

 

② 【発行済株式】

 

種類

事業年度末現在
発行数(株)
(2024年3月31日)

提出日現在
発行数(株)
(2024年6月28日)

上場金融商品取引所名又は登録認可金融商品取引業協会名

内容

普通株式

5,444,400

5,444,400

東京証券取引所
スタンダード市場

単元株式数は
100株であります。

5,444,400

5,444,400

 

 

(2) 【新株予約権等の状況】

① 【ストックオプション制度の内容】

該当事項はありません。

 

② 【ライツプランの内容】

該当事項はありません。

 

③ 【その他の新株予約権等の状況】

該当事項はありません。

 

(3) 【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】

該当事項はありません。

 

(4) 【発行済株式総数、資本金等の推移】

 

年月日

発行済株式
総数増減数
(千株)

発行済株式
総数残高
(千株)

資本金増減額
(百万円)

資本金残高
(百万円)

資本準備金
増減額
(百万円)

資本準備金
残高
(百万円)

2015年10月1日

△48,999

5,444

6,730

5,690

 

(注) 2015年6月26日開催の第89回定時株主総会決議により、2015年10月1日付で普通株式10株を1株にする株式併合を実施いたしました。これにより発行済株式総数は48,999,600株減少し、5,444,400株となっております。

 

 

(5) 【所有者別状況】

   2024年3月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満
株式の状況
(株)

政府及び
地方公共
団体

金融機関

金融商品
取引業者

その他の
法人

外国法人等

個人
その他

個人以外

個人

株主数
(人)

1

28

18

666

19

4

3,652

4,388

所有株式数
(単元)

3

13,260

633

25,890

431

5

14,028

54,250

19,400

所有株式数
の割合(%)

0.01

24.44

1.17

47.72

0.79

0.01

25.86

100.00

 

(注) 1.自己株式23,711株は、「個人その他」に237単元、「単元未満株式の状況」に11株含まれております。

2.「その他の法人」の欄には、株式会社証券保管振替機構名義の株式が3単元含まれております。

 

(6) 【大株主の状況】

  2024年3月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数
(千株)

発行済株式
(自己株式を
除く。)の
総数に対する
所有株式数
の割合(%)

株式会社北陸銀行

富山県富山市堤町通り1丁目2番26号

233

4.31

株式会社ホクタテ

富山県富山市中野新町1丁目2番10号

178

3.29

トナミホールディングス株式会社

富山県高岡市昭和町3丁目2番12号

161

2.97

株式会社日本カストディ銀行(信託口4)

東京都中央区晴海1丁目8番12号

145

2.68

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

東京都港区赤坂1丁目8番1号 赤坂インターシティAIR

140

2.59

三協立山株式会社

富山県高岡市早川70番地

140

2.58

株式会社日本カストディ銀行(信託口)

東京都中央区晴海1丁目8番12号

129

2.38

富山銀行従業員持株会

富山県富山市下関町3番1号

119

2.19

日本海ガス絆ホールディングス株式会社

富山県富山市城北町2番36号

115

2.12

損害保険ジャパン株式会社

東京都新宿区西新宿1丁目26番1号

100

1.84

1,463

26.99

 

 

 

(7) 【議決権の状況】

① 【発行済株式】

 2024年3月31日現在

区分

株式数(株)

議決権の数(個)

内容

無議決権株式

議決権制限株式(自己株式等)

議決権制限株式(その他)

完全議決権株式(自己株式等)

(自己保有株式)

普通株式

23,700

完全議決権株式(その他)

普通株式

5,401,300

54,013

単元未満株式

普通株式

19,400

1単元(100株)未満の株式

発行済株式総数

5,444,400

総株主の議決権

54,013

 

(注) 上記の「完全議決権株式(その他)」の欄には、株式会社証券保管振替機構名義の株式が3百株含まれております。また、「議決権の数」の欄に、同機構名義の完全議決権株式に係る議決権が3個含まれております。

② 【自己株式等】

  2024年3月31日現在

所有者の氏名
又は名称

所有者の住所

自己名義
所有株式数
(株)

他人名義
所有株式数
(株)

所有株式数
の合計
(株)

発行済株式
総数に対する
所有株式数
の割合(%)

(自己保有株式)

株式会社富山銀行

高岡市下関町3番1号

23,700

23,700

0.43

23,700

23,700

0.43

 

 

 

2 【自己株式の取得等の状況】

【株式の種類等】

会社法第155条第7号に該当する普通株式の取得

 

 

(1) 【株主総会決議による取得の状況】

 該当事項はありません。

 

(2) 【取締役会決議による取得の状況】

 該当事項はありません。

 

(3) 【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】

 

区分

株式数(株)

価額の総額(円)

当事業年度における取得自己株式

207

358,318

当期間における取得自己株式

 

(注) 当期間における取得自己株式には、2024年6月1日から有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取りによる株式数は含めておりません。

 

(4) 【取得自己株式の処理状況及び保有状況】

 

区分

当事業年度

当期間

株式数(株)

処分価額の総額
(円)

株式数(株)

処分価額の総額
(円)

引き受ける者の募集を行った
取得自己株式

消却の処分を行った取得自己株式

合併、株式交換、株式交付、
会社分割に係る移転を行った
取得自己株式

その他(単元未満株式の買増請求による売渡)

その他(譲渡制限付株式報酬による処分)

7,140

16,971,947

保有自己株式数

23,711

23,711

 

(注) 当期間における「その他(単元未満株式の買増請求による売渡)」及び「保有自己株式」には、2024年6月1日から有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取り及び買増しによる株式数は含めておりません。

 

 

3 【配当政策】

当行の配当政策は、健全経営を堅持することにより、株主各位に対して安定的な利益配分を維持していくことを基本方針としております。

当行の剰余金の配当は、中間配当及び期末配当の年2回を基本的な方針としております。当行は取締役会の決議により、毎年9月30日を基準として中間配当を行うことができる旨を定款に定めており、中間配当は取締役会、期末配当は株主総会で決定しております。

この方針に基づき、当期の配当金は、中間配当金として1株当たり25円00銭を実施いたしました。期末配当金についても1株当たり25円00銭とし、年間配当金は50円00銭を継続することを決定しました。

内部留保金は、個人・中小企業の皆さまへの融資を中心に安定的かつ効率的に運用することで当行の将来利益に貢献し、健全堅実経営と相俟って長期安定的な利益配分の実施に寄与するものと考えております。

 

(注) 基準日が当事業年度に属する剰余金の配当は、以下のとおりであります。

決議年月日

配当金の総額(百万円)

1株当たり配当額(円)

2023年11月8日

取締役会決議

135

25.00

2024年6月27日

定時株主総会決議

135

25.00

 

 

 

4 【コーポレート・ガバナンスの状況等】

(1) 【コーポレート・ガバナンスの概要】

① コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方

当行は、コーポレート・ガバナンスを最重要な経営の柱と認識し、規律ある組織運営や経営の効率性向上のため、取締役会規則等行内規程を整備するなど、取締役の職務執行機能の強化と監視機能や監督・監査を適切に実施できる体制の整備を図っております。

また、当行の持続的な成長及び長期的な企業価値の向上を図る観点から、意思決定の透明性・公共性を確保するとともに、保有する経営資源を十分有効に活用し、迅速・果断な意思決定により経営の活力を増大させることがコーポレート・ガバナンスの要諦であると考え、次の基本的な考え方に沿って、コーポレート・ガバナンスの充実に積極的に取り組んでおります。

 (1) 株主の皆さまの権利を尊重し、平等性を確保します。

 (2) 株主の皆さまを含むステークホルダーの利益を考慮し、適切に協働します。

 (3) 会社情報を適切に開示し、透明性を確保します。

 (4) 取締役会による業務執行の監督機能の実効性を強化します。

 (5) 中長期的な企業価値の向上に資するよう、株主の皆さまとの間で建設的な対話を行います。

 

② 企業統治の体制の概要及び当該体制を採用する理由

当行は監査役会設置会社であり、経営上の意思決定、執行及び監督に係る体制は以下のとおりであります。

 

イ.取締役会
 取締役会は、法令・定款で定められる事項及び経営に関する重要事項について決定するほか、取締役の職務の執行を監督しております。また、執行役員制度を導入し、経営の意思決定・監督と業務執行を分離することにより、取締役会における経営の意思決定の迅速化並びに業務執行機能の強化を図っております。
 有価証券報告書提出日現在、取締役会は、社外取締役2名を含む8名(〈議長〉取締役頭取 中沖雄、森永利宏、髙田恭介、末武真吾、金田卓也、寺尾晋一、大澤眞(社外取締役)、野田万起子(社外取締役))で構成されております。

 

ロ.監査役会
 監査役会は、取締役会をはじめ社内の重要な会議への出席や内部監査部門及び会計監査人との緊密な連携を行うほか、取締役及び使用人からの営業報告の聴取、決裁書類の閲覧等により監査を行っており、客観的かつ中立的な立場から取締役の職務執行を監査しております。
 有価証券報告書提出日現在、監査役会は、社外監査役2名を含む3名(〈議長〉常勤監査役 佐原和生、海下巧(社外監査役)、新田洋太朗(社外監査役))で構成されております。

 

ハ.経営会議
 経営会議は、取締役会の下に設置しております。経営会議は、取締役会へ上程すべき経営に関する重要な事項の審議、取締役会で決定した総合予算計画や業務運営方針の進捗管理、各部の重要案件の審議・報告をしております。

 有価証券報告書提出日現在、経営会議は、取締役頭取、常務執行役員、常勤監査役、執行役員、部長から構成されております。

 

ニ.指名報酬委員会
 指名報酬委員会は、取締役の指名・報酬等に関する手続きの客観性や透明性を高め、コーポレート・ガバナンスの充実を図るため取締役会の諮問機関として設置しております。
 有価証券報告書提出日現在、指名報酬委員会は、社外取締役2名を含む4名(〈議長〉取締役頭取 中沖雄、森永利宏、大澤眞(社外取締役)、野田万起子(社外取締役))で構成されております。

 

 

 

ホ.現状の体制を採用している理由

 取締役会での決議事項を、主要な部門に配置された取締役を中心に執行する体制としております。また、独立性の高い社外取締役による経営監督機能及び社外監査役を含む監査役、監査役会による監査機能を有効に活用することで、コーポレート・ガバナンスの実効性を高めることができると考えております。

 

  コーポレート・ガバナンスの体制図は次のとおりであります。

 


 

③ 企業統治に関するその他の事項

内部統制システムの整備の状況

イ.基本的な考え方

・当行では、業務の適正を確保するための体制である内部統制システムの整備を重要な経営課題として捉え、連結子会社を含めたグループ全体のコンプライアンス態勢、リスク管理態勢の整備を図るべく、内部統制システムの整備に関する基本方針を定め実効性確保に努めております。

 

ロ.整備状況

・取締役及び使用人の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制

全役職員が法令・定款及び社会規範を遵守するための行動規範として、行員倫理規定等のコンプライアンス規定を定めると共に、その実践にあたってコンプライアンス・マニュアルを制定して指針とし、全役職員に反社会的勢力との関係遮断、顧客保護等を含めた法令等遵守の徹底を図る。

実効性向上のため、取締役会で年度毎にコンプライアンス・プログラムを承認し、態勢強化に努めると共に、実施状況を経営会議で定期的にチェックし、取締役会に報告する。

コンプライアンス問題発生時には、その内容等について各部署のコンプライアンス担当者並びに責任者から主管部、主管部からコンプライアンス統括部門、経営会議を経て取締役会へ報告する体制とする。また、全役職員がコンプライアンス上問題のある事項について直接報告できる体制として内部通報制度を構築する。

 

・取締役の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する体制

文書保存規定等を定め、取締役及び使用人の職務執行に係る情報を文書等に記録し、保存及び管理する。また、取締役及び監査役は、常時、これらの文書を閲覧できる。

 

・損失の危険の管理に関する規程その他の体制

当行のリスクを網羅的・統合的に管理するために内部管理基本方針を定め、リスクカテゴリー毎の管理方針や管理部署を明確化すると共に、管理部署においてリスクの種類や特性に対応した適切な管理を行う。

災害や障害等の不測の事態や危機発生時に備え、「業務継続に関する基本方針」を定め、危機管理体制の整備を行う。

総合企画部リスク統括室を統合的リスク管理部門とし、各リスクの管理態勢及び運営状況を統合的にチェックすると共に、経営会議をリスク管理に関する全行横断的かつ統括的な審議・協議機関とし、リスク全般に亘り管理状況を取り纏めて定期的に取締役会に報告する。

また、監査部は、リスク管理態勢全般に亘り監査を実施し、その結果を取り纏めて定期的に取締役会に報告する。

 

・取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制

取締役会は中期経営計画に基づき毎年総合予算計画及び業務運営方針を定め、経営目標を明確化すると共に、その進捗状況を経営会議で定期的に検証し、取締役会へ報告する。

日常の職務執行に際しては、組織規定に基づき権限の委譲が行われ、各レベルの責任者が意思決定ルールに則り業務を遂行する。

業務執行の機動性を高めるため毎週経営会議を開催し、各部の重要案件の審議、報告を行う。また、取締役会規則を定め、付議基準を明確化すると共に議題に関する資料の充実を図って審議内容の深度を高める。

 

・当行及び子会社から成る企業集団における業務の適正を確保するための体制

当行は、当行グループの業務の適正を確保するため子会社各社に取締役及び監査役を派遣し、内部統制の強化に努めると共に、子会社に対する管理方針や報告体制等を定めた、「関係会社管理規程」を制定し、管理態勢を整備する。

当行のコンプライアンス体制、リスク管理体制の適用範囲には子会社も含め、グループ全体の業務の適正化を図る。子会社は、各種規定を定め、執行状況について各リスク等の管理部署の要請に応じ報告する。

当行及び子会社は、財務報告の適正性を確保するため、財務報告に係る内部統制が適切に整備・運用される体制を整備する。

また、当行監査部は、コンプライアンス態勢、顧客保護等管理態勢及び各種リスク管理態勢などの内部監査をグループ全体に実施し、定期的に取締役会に報告する。

 

・監査役がその職務を補助すべき使用人を置くことを求めた場合における当該使用人に関する事項、当該使用人の取締役からの独立性に関する事項、当該使用人に対する指示の実効性の確保に関する事項

取締役は、監査役を補助すべき使用人を監査部に置き、監査役はこの使用人に監査業務に必要な事項を命令することができる。

また、監査役を補助すべき使用人の人事異動・人事評価・懲戒処分については、監査役会の意見を尊重する。

 

・当行及び子会社の取締役及び使用人が監査役に報告をするための体制その他の監査役への報告に関する体制、報告をした者が当該報告をしたことを理由として不利な取扱いを受けないことを確保するための体制

当行及び子会社の取締役及び使用人は、法律に定める事項について監査役に報告すると共に、各監査役の要請に応じて必要な報告及び情報提供を行う。報告者は、情報提供を理由として不利な取扱いを受けることはない。

また、監査役が取締役会ほか常務会、経営会議等の重要な会議に出席し、必要に応じ意見を表明できる体制とする。

 

・その他監査役の監査が実効的に行われることを確保するための体制

監査役会は、頭取、会計監査人とそれぞれ定期的に意見交換会を開催する。

監査役会は、必要に応じ、銀行の費用で法律・会計の専門家を活用することができる。

 

リスク管理体制の整備の状況

 当行では、リスクを網羅的・統合的に管理するために内部管理基本方針を定め、リスクカテゴリー毎の管理方針や管理部署を明確化するとともに、総合企画部リスク統括室を統合的リスク管理部門として位置づけ、各種リスク管理を一元的に管理する体制としております。

 また、統合的リスク管理方針を定め、当行が抱える各種リスク管理を統合的に捉えたうえでリスクコントロールを行い、統合的リスク管理の高度化を図るとともに、経営の健全性を確保しております。

 

その他の事項

(責任限定契約)

 当行は、会社法第427条第1項に基づき、社外取締役及び非常勤監査役との間において、会社法第423条第1項の損害賠償責任を限定する契約を締結しております。当該契約に基づく損害賠償責任限度額は、法令が定める額としております。なお、当該責任限定が認められるのは、当該社外取締役及び非常勤監査役が責任の原因となった職務の遂行について善意でかつ重大な過失がないときに限られます。

 

(取締役の定数)

 当行の取締役は15名以内とする旨を定款で定めております。

 

(取締役の選任の要件)

 当行は、取締役の選任決議について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の過半数をもって行う旨及び選任決議は累積投票によらない旨を定款で定めております。

 

(株主総会決議事項を取締役会で決議することができる事項)

当行は、以下について株主総会の決議によらず、取締役会で決議することができる旨を定款で定めております。

a.自己株式の取得

経済情勢の変化に対応し財務政策等の経営諸施策を機動的に遂行することを可能とするため。

b.中間配当

株主への安定的な利益配分を維持して行くため。

 

(株主総会の特別決議要件)

 当行は、株主総会の円滑な運営を行うことを目的として、会社法第309条第2項に定める株主総会の特別決議要件について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって行う旨を定款で定めております。

 

④ 取締役会の活動状況

当事業年度において当行は取締役会を月1回開催しており、個々の取締役の出席状況については次のとおりであります。

氏 名

開催回数

出席回数

中沖  雄

12回

12回

岡部 一浩

12回

12回

森永 利宏

12回

12回

佐原 和生

12回

12回

末武 真吾

10回

10回

金田 卓也

10回

10回

大澤  眞

12回

12回

野田 万起子

12回

12回

 

 

取締役会では、経営概況、業績推移、リスクモニタリング報告、経営計画推移、リスク管理体制整備、内部統制及びコーポレートガバナンスに関する事項、業務運営に関する事項(中期経営計画策定、総合予算等の重要な事業計画、支店その他の重要な組織の設置変更及び廃止、重要な契約の締結及び改廃、重要な方針(ポリシー等)・規程の制定及び改廃等)等を検討しております。

 

 

(2) 【役員の状況】

① 役員一覧

  男性10名 女性1名 (役員のうち女性の比率9%)

役職名

氏名

生年月日

略歴

任期

所有株式数
(株)

取締役頭取
(代表取締役)

中 沖  雄

1962年7月18日

1986年4月

株式会社日本興業銀行(現株式会社みずほ銀行)入行

2002年9月

みずほ証券株式会社ストラクチャードファイナンスグループ不動産投資銀行部長

2013年4月

同社執行役員投資銀行部門営業担当

2016年4月

同社執行役員グローバル投資銀行部門担当

2019年6月

当行入行、常務取締役企業金融部長

2020年5月

取締役頭取(現職)

2023年
6月から2年

14,284

 

取締役
常務執行役員
(代表取締役)

森 永 利 宏

1961年12月11日

1984年4月

当行入行

2006年12月

総合企画部リスク統括室長

2010年6月

経営企画室長兼総合企画部リスク統括室長

2011年6月

取締役経営企画室長兼総合企画部長

2017年6月

常務取締役総合企画部長

2021年6月

取締役常務執行役員総合企画部長

2024年6月

取締役常務執行役員(現職)

8,384

取締役
執行役員

髙 田 恭 介

1958年11月2日

1982年4月

日本銀行入行

2006年7月

同行秋田支店長

2010年7月

日本銀行金融機構局上席考査役

2011年6月

同行札幌支店長

2013年1月

名古屋鉄道株式会社事業企画部付部長

2013年6月

同社取締役鉄道事業本部副本部長

2015年6月

同社常務取締役CFO(財務部長)

2017年6月

同社専務取締役CFO兼経営戦略担当

2019年6月

矢作建設工業株式会社代表取締役副社長

2022年6月

同社特別顧問(現職)

2023年6月

当行監査役

2024年6月

当行取締役執行役員(現職)

2024年
6月から1年

取締役
執行役員
営業統括部長

末 武 真 吾

1971年3月25日

1994年4月

当行入行

2011年4月

営業統括部企画役

2014年12月

金沢事務所長兼営業統括部企画役

2017年2月

金沢営業部長

2020年6月

取締役金沢営業部長

2021年6月

執行役員金沢営業部長

2023年6月

取締役執行役員金沢営業部長

2024年2月

取締役執行役員営業統括部長(現職)

2023年
6月から2年

4,606

取締役
執行役員
経営管理部長

金 田 卓 也

1971年3月14日

1993年4月

当行入行

2010年4月

本店営業部次長

2011年6月

駅南支店長

2014年6月

砺波支店長兼砺波チューリップ支店長

2016年4月

営業統括部次長

2019年9月

経営管理部長

2021年9月

執行役員経営管理部長

2023年6月

取締役執行役員経営管理部長(現職)

4,054

取締役
執行役員
リスク統括室担当

寺 尾 晋 一

1963年4月2日

1987年4月

株式会社三菱銀行(現株式会社三菱UFJ銀行)入行

1996年4月

株式会社東京三菱銀行ニューヨーク支店

2005年12月

東京三菱ウェルスマネジメント証券株式会社(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)

2016年1月

三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社ウェルスマネジメント戦略部

2017年4月

三菱UFJ証券ホールディングス株式会社国際事業統括部

2023年1月

当行入行、営業統括部参与

2023年6月

執行役員金融商品サービス室担当

2024年1月

執行役員リスク統括室担当

2024年6月

取締役執行役員リスク統括室担当(現職)

2024年
6月から1年

595

 

 

役職名

氏名

生年月日

略歴

任期

所有株式数
(株)

取締役

大 澤   眞

1959年2月20日

1981年4月

日本銀行入行

1990年5月

国際通貨基金アジア局出向

1997年6月

日本銀行ロンドン事務所次長

1999年6月

日本銀行金融市場局金融市場課長

2003年6月

日本銀行那覇支店長

2006年9月

プライスウォーターハウスクーパース入社

2012年2月

株式会社フィーモ代表取締役(現職)

2017年6月

当行取締役(現職)

2021年8月

 

株式会社ロングステイネットワーク代表取締役会長

2022年9月

同社代表取締役社長(現職)

2023年
6月から2年

取締役

野 田 万起子

1970年8月25日

1993年4月

株式会社ベンチャー・リンク入社

2004年6月

同社執行役員(金融機関ネットワーク担当)

2010年4月

同社取締役

2010年12月

Human Delight株式会社代表取締役社長(現職)

2011年3月

インクグロウ株式会社代表取締役社長

2015年2月

同社取締役会長

2017年2月

同社取締役退任

2017年6月

当行取締役(現職)

常勤監査役

佐 原 和 生

1962年8月27日

1986年4月

当行入行

2007年10月

庄川支店長

2010年2月

砺波支店長

2012年10月

砺波支店長兼砺波チューリップ支店長

2014年6月

監査部長

2017年5月

審査部長

2018年6月

取締役審査部長

2021年6月

取締役執行役員審査部長

2024年6月

常勤監査役(現職)

2024年
6月から
4年

5,784

監査役

海 下  巧

1967年4月4日

1992年4月

花王株式会社入社

2004年12月

新日本監査法人(現 EY新日本有限責任監査法人)入社

2007年5月

公認会計士登録

2016年7月

新日本有限責任監査法人退所

2016年10月

海下巧公認会計士事務所開設(現職)

2018年8月

監査法人彌榮会計社 社員登用

2021年2月

当行仮監査役

2021年6月

当行監査役(現職)

監査役

新 田 洋太朗

1984年9月14日

2010年4月

中部ガス株式会社入社

2016年3月

同社退社

2016年3月

日本海ガス株式会社入社

2018年3月

同社取締役エネルギーソリューション本部副本部長兼営業統括部長

2020年3月

同社代表取締役(現職)

2020年3月

日本海ガス絆ホールディングス株式会社代表取締役社長(現職)

2020年6月

株式会社日本海ラボ代表取締役社長(現職)

2021年6月

当行監査役(現職)

2021年
6月から
4年

 

37,707

 

(注)1.取締役大澤眞氏及び野田万起子氏は、会社法第2条第15号に定める社外取締役であります。

(注)2.監査役海下巧氏及び新田洋太朗氏は、会社法第2条第16号に定める社外監査役であります。

(注)3.当行では取締役会機能及び業務執行体制の強化を目的として、執行役員制度を導入しております。有価証券報告書提出日現在の執行役員は次のとおりであります。

 

 

役 職 名

氏 名

執行役員 本店営業部長

中田 勝久

執行役員 魚津支店長

矢倉 良彦

執行役員 審査部長

堀  一夫

執行役員 ウェルスマネジメント室長

山田 忠廣

執行役員 富山支店長

本田 尚孝

執行役員 ソリューション営業部担当

尾城 敬郎

執行役員 事務部長

西岡 浩紀

 

 

(注)4.当行は、法令に定める監査役の員数を欠くことになる場合に備え、会社法第329条第3項に定める補欠監査役1名を選任しております。補欠監査役は次のとおりであります。

氏名

生年月日

略歴

所有株式数

(株)

樋爪 勇

1946年7月7日

1971年4月

 

弁護士登録(富山県弁護士会)

正力法律事務所入所

1980年2月

 

樋爪法律事務所開設(現樋爪・大原法律事務所)(現職)

1988年4月

富山県弁護士会会長

 

② 社外役員の状況

当行は、社外取締役を2名、社外監査役を2名選任しております。

社外取締役である大澤眞氏は株式会社フィーモ代表取締役であります。株式会社フィーモと当行はコンサルティング契約を締結しておりますが、社外取締役個人が直接利害関係を有するものではありません。また、社外取締役である野田万起子氏はHuman Delight株式会社代表取締役であります。Human Delight株式会社に当行は研修等の依頼をしておりますが、社外取締役個人が直接利害関係を有するものではありません。

社外監査役である新田洋太朗氏は日本海ガス絆ホールディングス株式会社代表取締役であります。日本海ガス絆ホールディングスグループと当行は定常的な銀行取引や営業取引関係又は出資関係がありますが、いずれの取引も定型的な取引であり、社外監査役個人が直接利害関係を有するものではありません。社外監査役である海下巧氏との間には特別な利害関係はありません。

当行では、社外取締役及び社外監査役の選定にあたっては、東京証券取引所が定める独立性基準を満たすことを前提としつつ、以下の独立性判断基準を満たす者としており、いずれも独立性に問題ないと判断しております。

(独立性判断基準)

原則として、現在または最近において以下のいずれの要件にも該当しない者

1.当行を主要な取引先とする者若しくはその業務執行者または当行の主要な取引先若しくはその業務執行者

2.当行から役員報酬以外に、多額の金銭その他の財産を得ているコンサルタント、会計専門家または法律専門家等

3.当行を主要な取引先とするコンサルティング事務所、会計事務所および法律事務所等の社員等

4.当行から多額の寄付等を受ける者、またはその者が法人等である場合にはその業務執行者

5.当行の主要株主、またはその者が法人等である場合にはその業務執行者

6.上記1~5に掲げる者の近親者

※最近:過去1年間
 ※主要な取引先:年間連結売上高(当行の場合は連結業務粗利益)の2%以上を基準に判定
 ※多額:年間1,000万円以上
 ※主要株主:総議決権の10%以上を保有する株主

 

③ 社外取締役又は社外監査役による監督又は監査と内部監査、監査役監査及び会計監査との相互連携並びに内部統制部門との関係

社外取締役は、取締役会に出席して内部監査部門、リスク管理部門等から内部監査やリスク管理の状況等について報告を受けるとともに、取締役の職務の執行を監督しております。

社外監査役は、取締役会及び監査役会に出席して営業状況や重要な決定事項の監査を行うとともに、内部監査部門及び会計監査人と緊密に連携を図り、問題点等について協議を行っております。

 

(3) 【監査の状況】

① 監査役監査の状況

監査役会は、有価証券報告書提出日現在、監査役3名(うち社外監査役2名)で構成しており、監査役会を原則毎月1回開催しております。当事業年度において監査役会では、当行の健全で持続的な成長の確保並びに社会的信頼に応えうる良質な企業統治体制の確立に向け、株主の負託を受けた独立した機関であるとの認識のもと、業務監査、会計監査を実施しており、内部統制システムの整備・運用状況や中期経営計画の進捗管理状況等を検討しております。また、会計監査人とは表示上の重点監査項目等について協議しております。

常勤監査役は、取締役会をはじめ社内の重要な会議への出席や内部監査部門及び会計監査人と定期的かつ必要に応じて意見・情報交換を実施し緊密な連携を行うほか、取締役及び使用人からの営業報告の聴取、決裁書類の閲覧等により監査を行っており、他の監査役と情報を共有し、客観的かつ中立的な立場から取締役の職務執行を監査しております。なお、五十嵐郁夫氏、海下巧氏及び髙田恭介氏は、財務及び会計に関する相当程度の知見を有しております。

当事業年度における個々の監査役の出席状況は次のとおりです。

氏 名

開催回数

出席回数

五十嵐 郁夫

12回

12回

海下 巧

12回

12回

新田 洋太朗

12回

10回

髙田 恭介

10回

10回

 

 

② 内部監査の状況

経営の健全性を高めるために、他の部門から独立した監査部(当事業年度末現在、部長以下6名)を牽制部署として設置し、本部及び営業店における内部管理態勢の適切性及び有効性を検証し、評価及び問題点の改善方法の提言等を行っております。また、監査部は、社外監査役も含めた監査役及び会計監査人との緊密な連携(三様監査)を行い、内部監査の充実を図っております。

なお、内部監査結果は、監査終了後速やかに担当役員及び経営会議に報告するとともに、定例的に取締役会及び監査役会に報告しております。

 

③ 会計監査の状況

イ.監査法人の名称

EY新日本有限責任監査法人

 

ロ.継続監査期間

 37年

 

ハ.業務を執行した公認会計士

山田  修

西田 裕志

 

ニ.監査業務に係る補助者の構成

当行の会計監査業務に係る補助者は、公認会計士5名及びその他10名であります。

 

ホ.監査法人の選定方針と理由

当行では、会社法第340条に定める監査役会による会計監査人の解任のほか、原則として、会計監査人が職務を適切に遂行することが困難と認められる場合には、監査役会は、会計監査人の解任又は不再任に関する議案を決定し、取締役会は、当該決定に基づき、当該議案を株主総会に提出します。

当行の監査役及び監査役会は、会計監査人の評価及び選定のためのチェックリストを策定し、各項目について審議した結果、概ね妥当以上であると判断し、会計監査人を再任しております。

 

ヘ.監査役及び監査役会による監査法人の評価

当行の監査役及び監査役会は、会計監査人について、監査体制が継続的に有効に機能しており、監査品質も一定水準にあると評価しております。

 

④ 監査報酬の内容等

イ.監査公認会計士等に対する報酬

区分

前連結会計年度

当連結会計年度

監査証明業務に
基づく報酬(百万円)

非監査業務に
基づく報酬(百万円)

監査証明業務に
基づく報酬(百万円)

非監査業務に
基づく報酬(百万円)

提出会社

35

35

連結子会社

35

35

 

 

ロ.監査公認会計士等と同一ネットワーク(Ernst & Young)に対する報酬(イ.を除く)

区分

前連結会計年度

当連結会計年度

監査証明業務に
基づく報酬(百万円)

非監査業務に
基づく報酬(百万円)

監査証明業務に
基づく報酬(百万円)

非監査業務に
基づく報酬(百万円)

提出会社

2

1

連結子会社

2

1

 

 

ハ.その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容

前連結会計年度、当連結会計年度とも該当事項はありません。

 

ニ.監査報酬の決定方針

該当事項はありません。

 

ホ.監査役会が会計監査人の報酬等に同意した理由

監査役会は、前事業年度の監査実績の分析・評価を行い、当事業年度の監査計画における監査時間・配員計画及び報酬額の見積りの相当性などを確認し、検討した結果、会計監査人の報酬等は合理的な水準であると判断し、会社法第399条第1項の同意を行っております。

 

 

(4) 【役員の報酬等】

① 役員の報酬等の額又はその算定方法の決定に関する方針に係る事項

 当行は役員の報酬等の額又はその算定方法の決定に関する方針を以下のとおり定めております。

 

イ.取締役の報酬等の額又はその算定方法の決定に関する方針に係る事項

ⅰ.報酬等の内容に係る決定方針の決定方法

 当行は、取締役の個人別の報酬等の内容に係る決定方針(以下、「決定方針」という。)の原案を指名報酬委員会に諮問し、その答申内容を尊重して2021年2月26日開催の取締役会において決定方針を決議しております。

ⅱ.決定方針の内容

 取締役の報酬は、企業価値の持続的な向上を図るインセンティブとして十分に機能するよう株主利益と連動した報酬体系とし、具体的には業務執行取締役の報酬は、固定報酬としての基本報酬、業績連動報酬及び株式報酬により構成し、監督機能を担う社外取締役については、その職務に鑑み、基本報酬のみを支払うこととしております。

ⅲ.基本報酬の個人別の報酬の額の決定に関する方針

 取締役の基本報酬は、月例の固定報酬とし、役位、職責、在任年数に応じて他社水準、当行の業績、従業員給与の水準をも考慮しながら、総合的に勘案して決定することとしております。

ⅳ.業績連動報酬並びに非金銭報酬の内容及び額又は数の算定方法の決定に関する方針

 業績連動報酬は、事業年度ごとの業績向上に対する意識を高めるため、業績指標として連結経常利益を掲げ、各事業年度の連結経常利益の値に応じて算出された額を単年度の賞与として月例の固定報酬と合算のうえ支給することとしております。業績指標として、連結経常利益を選定した理由は、当行グループの業績を最も反映し、これを改善することにより、当行グループの経営基盤がより充実すると判断したためです。業績連動報酬の額の算定方法は、前事業年度の業績を踏まえ、役位別に算定しております。

 なお、直近期における業績指標の実績は以下のとおりです。

 

 

2022年3月

2023年3月

2024年3月

連結経常利益

376百万円

1,602百万円

788百万円

 

 

 非金銭報酬は、取締役と株主との一層の価値共有を進めるため株式報酬とし、役位、職責を考慮して算出された譲渡制限付株式報酬を年1回支給することとしております。株式報酬の内容について、金銭報酬総額は年額20百万円以内、交付する当行普通株式は年8千株以内としております。譲渡制限は、払込期日から当行の取締役を退任する日までの間、本割当株式について、譲渡、担保権の設定その他の処分をしてはならず、譲渡制限の解除条件は、対象役員が、払込期日の属する年の定時株主総会の日から翌年の定時株主総会の日までの間(以下「本役務提供期間」という。)、継続して、当行の取締役の地位にあったことを条件として、譲渡制限期間の満了時において、本割当株式の全部につき、譲渡制限を解除いたします。ただし、対象役員が本役務提供期間において、死亡、任期満了、その他当行の取締役会が正当と認める理由により当行の取締役を退任した場合、譲渡制限期間の満了時において、役務提供期間開始日を含む月から当該退任日を含む月までの月数を12で除した数に、本割当株式の数を乗じた数の本割当株式につき、譲渡制限を解除いたします。なお、当行は、譲渡制限期間の満了時において、譲渡制限が解除されていない本割当株式を当然に無償で取得いたします。

ⅴ.当事業年度に係る取締役の個人別の報酬等の内容が決定方針に沿うものであると取締役会が判断した理由

 取締役の個人別の報酬等の内容の決定に当たっては、指名報酬委員会が原案について決定方針との整合性を含めた多角的な検討を行い、当該決定を委任された代表取締役頭取も基本的にその答申を尊重しているため、取締役会はその内容が決定方針に沿うものであると判断しております。

 

ロ.基本報酬、業績連動報酬及び非金銭報酬の支給割合の決定に関する方針

 業務執行取締役の種類別の報酬割合については、当行と同程度の事業規模や関連する業種・業態に属する企業をベンチマークとする報酬水準を踏まえ、上位の役位ほど業績連動報酬のウェイトが高まる構成とし、指名報酬委員会において検討を行うこととしております。報酬額等の決定を委任された取締役頭取は、指名報酬委員会の答申内容を尊重し、当該答申で示された種類別の報酬割合の範囲内で取締役の個人別の報酬等の内容を決定することとしております。

 

ハ.取締役の個人別の報酬等の決定に係る委任に関する事項

 取締役の個人別の報酬等の決定については、2021年2月26日開催の取締役会にて取締役頭取中沖雄に取締役の個人別の報酬額の具体的内容の決定を委任する旨の決議をしております。その権限の内容は、各取締役の基本報酬の額および各取締役の職責を踏まえた賞与の評価配分であり、権限を委任した理由は、当行グループの業績を俯瞰しつつ各取締役の職責の評価を行うには取締役頭取が最も適しているからであります。取締役会は、当該権限が取締役頭取によって適切に行使されるよう、指名報酬委員会に原案を諮問し答申を得ており、取締役頭取は、その答申内容に従って決定しなければならないものとしております。なお、株式報酬については、指名報酬委員会の答申を得て、取締役会で取締役個人別の割当数を決議しております。

 

ニ.指名報酬委員会の活動内容

 指名報酬委員会は、独立社外取締役を主要な構成員とし、決議は出席委員の過半数により行います。なお、当事業年度における役員報酬等の額の決定過程における指名報酬委員会は、2023年6月に開催し、全委員が出席しております。指名報酬委員会では、個人別報酬額の見直しや取締役の個人別の報酬等の内容に係る決定方針について審議し、2023年6月の取締役会に答申しております。

 

ホ.監査役の報酬等の額又はその算定方法の決定に関する方針に係る事項

 監査役の報酬は、経営に対する独立性、客観性を重視する視点から基本報酬のみで構成され、監査役の報酬額は、監査役の協議によって決定しております。

 

ヘ.取締役及び監査役の報酬等についての株主総会の決議に関する事項

 取締役の報酬等は、2006年6月29日開催の第80回定時株主総会において年額150百万円以内と決議しております。当該定時株主総会終結時点の取締役の員数は7名です。

 株式報酬は上記報酬額とは別枠に設定されており、取締役(社外取締役を除く)を対象に、2019年6月27日開催の第93回定時株主総会において年額20百万円以内(株式数8千株以内)と決議しております。当該定時株主総会終結時点の取締役(社外取締役を除く)の員数は7名です。

 監査役の報酬等は、2006年6月29日開催の第80回定時株主総会において年額32百万円以内と決議しております。当該定時株主総会終結時点の監査役の員数は4名です。

 

② 役員区分ごとの報酬等の総額、報酬等の種類別の総額及び対象となる役員の員数

当事業年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日

役員区分

員数

報酬等の総額
(百万円)

 

 

 

基本報酬

業績連動報酬

非金銭報酬

取締役

(社外取締役を除く)

6

89

73

9

5

監査役

(社外監査役を除く)

2

11

11

社外役員

6

14

14

 

 使用人兼務役員の使用人給与相当額は21百万円、員数は3名であります。

 

③ 役員ごとの連結報酬等の総額等

 連結報酬等の総額が1億円以上であるものが存在しないため、記載しておりません。

 

 

(5) 【株式の保有状況】

① 投資株式の区分の基準及び考え方

保有目的が純投資目的である投資株式とは、専ら株式の価値の変動又は株式に係る配当によって利益を受けることを目的とする投資株式のことをいいます。また、純投資目的以外の目的である投資株式とは、地域金融機関として取引先との各種取引関係の維持・強化及び事業戦略上の関係などを総合的に勘案し、関係強化が当行の企業価値の向上に資すると判断された投資株式のことをいいます。

 

② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式

イ.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容

当行は、地域金融機関として取引先との各種取引関係の維持・強化及び事業戦略上の関係などを総合的に勘案し、関係強化が当行の企業価値の向上に資すると判断される場合に、上場株式を政策的に保有します。政策保有株式については、定期的に取締役会で個別銘柄毎に、保有意義や保有に伴うリスクとリターン、資本コスト等を踏まえた中長期的な経済合理性を検証し、保有に見合った価値が認められない場合には、保有先に十分な理解を得たうえで、削減を進めます。当事業年度においては、2023年6月の取締役会にて、2023年3月末を基準に保有の適否に関する検証を行っております。なお、政策保有株主から当行株式の売却等の意向が示された場合には、売却を妨げることはいたしません。

 

ロ.銘柄数及び貸借対照表計上額

 

銘柄数

(銘柄)

貸借対照表計上額の
合計額(百万円)

上場株式

29

6,220

非上場株式

55

1,388

 

 

(当事業年度において株式数が増加した銘柄)

 

銘柄数

(銘柄)

株式数の増加に係る取得価額の合計額(百万円)

株式数の増加の理由

上場株式

非上場株式

2

10

総合的な取引関係の深化のため

 

 

(当事業年度において株式数が減少した銘柄)

 

銘柄数

(銘柄)

株式数の減少に係る売却価額の合計額(百万円)

上場株式

2

1,484

非上場株式

1

5

 

 

 

ハ.特定投資株式及びみなし保有株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報

 

 (特定投資株式)

 

銘柄

当事業年度

前事業年度

保有目的、業務提携等の概要、
定量的な保有効果(注2)
及び株式数が増加した理由

当行の株
式の保有
の有無

株式数(株)

株式数(株)

貸借対照表計上額
(百万円)

貸借対照表計上額
(百万円)

株式会社ゴールドウイン

154,776

204,776

当行の営業基盤である富山県に本店及び工場を置く企業として、地域経済の発展に重要な役割を担っており、取引関係を維持・強化することにより、当社及び当行の中長期的な企業価値の向上を図るため。

1,526

2,580

全国保証株式会社

100,000

300,000

金融機関業務である住宅ローン等の保証委託先企業として、保証委託業務における協力関係を維持・強化することにより、当社及び当行の中長期的な企業価値の向上を図るため。

550

1,498

株式会社ほくほくフィナンシャルグループ

232,293

232,293

地域経済の発展を担う同じ地域金融機関として、各種情報交換や金融機関業務における協力関係を維持・強化することにより、当行の中長期的な企業価値の向上を図るため。

450

214

トナミホールディングス株式会社

92,134

92,134

当行の営業基盤である富山県に本社及び多くの営業拠点を有する企業として、地域経済の発展に重要な役割を担っており、取引関係を維持・強化することにより、当社及び当行の中長期的な企業価値の向上を図るため。

425

379

株式会社ジャックス

57,800

57,800

金融機関業務における消費性ローン等の保証委託先企業として、保証委託業務における協力関係を維持・強化することにより、当社及び当行の中長期的な企業価値の向上を図るため。

322

253

株式会社CKサンエツ

76,100

76,100

当行の営業基盤である富山県に本社及び工場を有する企業として、地域経済の発展に重要な役割を担っており、取引関係を維持・強化することにより、当社及び当行の中長期的な企業価値の向上を図るため。

302

331

SOMPOホールディングス株式会社

93,420

31,140

金融機関業務における保険商品の窓口販売業務の提携先企業として、窓口販売業務等における協力関係を維持・強化することにより、当社及び当行の中長期的な企業価値の向上を図るため。なお、株式数の増加は株式分割によるもの。

298

163

アルビス株式会社

100,000

100,000

当行の営業基盤である富山県に本社及び多くの営業拠点を有する企業として、地域経済の発展に重要な役割を担っており、取引関係を維持・強化することにより、当社及び当行の中長期的な企業価値の向上を図るため。

273

249

三協立山株式会社

237,712

237,712

当行の営業基盤である富山県に本社及び工場を有する企業として、地域経済の発展に重要な役割を担っており、取引関係を維持・強化することにより、当社及び当行の中長期的な企業価値の向上を図るため。

227

170

北陸電気工業株式会社

139,800

139,800

当行の営業基盤である富山県に本社及び工場を置く企業として、地域経済の発展に重要な役割を担っており、取引関係を維持・強化することにより、当社及び当行の中長期的な企業価値の向上を図るため。

198

190

 

 

銘柄

当事業年度

前事業年度

保有目的、業務提携等の概要、
定量的な保有効果(注2)
及び株式数が増加した理由

当行の株
式の保有
の有無

株式数(株)

株式数(株)

貸借対照表計上額
(百万円)

貸借対照表計上額
(百万円)

MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社

72,783

24,261

金融機関業務における保険商品の窓口販売業務の提携先企業として、窓口販売業務等における協力関係を維持・強化することにより、当社及び当行の中長期的な企業価値の向上を図るため。なお、株式数の増加は株式分割によるもの。

197

99

株式会社東京きらぼしフィナンシャルグループ

37,777

37,777

地域経済の発展を担う同じ地域金融機関として、各種情報交換や金融機関業務における協力関係を維持・強化することにより、当行の中長期的な企業価値の向上を図るため。

184

99

朝日印刷株式会社

178,000

178,000

当行の営業基盤である富山県に本社及び工場を置く企業として、地域経済の発展に重要な役割を担っており、取引関係を維持・強化することにより、当社及び当行の中長期的な企業価値の向上を図るため。

160

155

株式会社武蔵野銀行

48,800

48,800

地域経済の発展を担う同じ地域金融機関として、各種情報交換や金融機関業務における協力関係を維持・強化することにより、当行の中長期的な企業価値の向上を図るため。

144

108

コーセル株式会社

77,560

77,560

当行の営業基盤である富山県に本社及び工場を置く企業として、地域経済の発展に重要な役割を担っており、取引関係を維持・強化することにより、当社及び当行の中長期的な企業価値の向上を図るため。

117

88

株式会社不二越

32,300

32,300

当行の営業基盤である富山県に多くのグループ企業を有する企業として、地域経済の発展に重要な役割を担っており、取引関係を維持・強化することにより、当社及び当行の中長期的な企業価値の向上を図るため。

112

127

株式会社大光銀行

66,900

66,900

地域経済の発展を担う同じ地域金融機関として、各種情報交換や金融機関業務における協力関係を維持・強化することにより、当行の中長期的な企業価値の向上を図るため。

102

74

株式会社東北銀行

74,500

74,500

地域経済の発展を担う同じ地域金融機関として、各種情報交換や金融機関業務における協力関係を維持・強化することにより、当行の中長期的な企業価値の向上を図るため。

94

73

株式会社大和証券グループ本社

78,345

78,345

金融機関業務における証券業務の提携企業として、証券業務等における協力関係を維持・強化することにより、当社及び当行の中長期的な企業価値の向上を図るため。

90

48

北陸電気工事株式会社

56,618

56,618

当行の営業基盤である富山県に本社及び多くの営業拠点を有する企業として、地域経済の発展に重要な役割を担っており、取引関係を維持・強化することにより、当社及び当行の中長期的な企業価値の向上を図るため。

73

43

株式会社八十二銀行(注3)

64,770

25,500

地域経済の発展を担う同じ地域金融機関として、各種情報交換や金融機関業務における協力関係を維持・強化することにより、当行の中長期的な企業価値の向上を図るため。

67

36

中越パルプ工業株式会社

31,900

31,900

当行の営業基盤である富山県に本社及び工場を置く企業として、地域経済の発展に重要な役割を担っており、取引関係を維持・強化することにより、当社及び当行の中長期的な企業価値の向上を図るため。

61

32

 

 

銘柄

当事業年度

前事業年度

保有目的、業務提携等の概要、
定量的な保有効果(注2)
及び株式数が増加した理由

当行の株
式の保有
の有無

株式数(株)

株式数(株)

貸借対照表計上額
(百万円)

貸借対照表計上額
(百万円)

株式会社宮崎太陽銀行

37,500

37,500

地域経済の発展を担う同じ地域金融機関として、各種情報交換や金融機関業務における協力関係を維持・強化することにより、当行の中長期的な企業価値の向上を図るため。

56

37

株式会社みずほフィナンシャルグループ

17,149

17,149

先進的な金融サービスを提供する中央有力金融機関として、金融サービスにおける協力関係を維持・強化することにより、当行の中長期的な企業価値の向上を図るため。

52

32

伏木海陸運送株式会社

31,200

31,200

当行の営業基盤である富山県に本社を置く港湾管理業として、地域経済の発展に重要な役割を担っており、取引関係を維持・強化することにより、当社及び当行の中長期的な企業価値の向上を図るため。

50

54

株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ

29,099

29,099

先進的な金融サービスを提供する中央有力金融機関として、金融サービスにおける協力関係を維持・強化することにより、当行の中長期的な企業価値の向上を図るため。

45

24

株式会社プロクレアホールディングス

15,640

15,640

地域経済の発展を担う同じ地域金融機関として、各種情報交換や金融機関業務における協力関係を維持・強化することにより、当行の中長期的な企業価値の向上を図るため。

29

32

王子ホールディングス株式会社

6,300

6,300

当行の営業基盤である富山県に製造拠点を置く企業として、地域経済の発展に重要な役割を担っており、取引関係を維持・強化することにより、当社及び当行の中長期的な企業価値の向上を図るため。

4

3

株式会社タカギセイコー

1,000

1,000

当行の営業基盤である富山県に本社及び工場を置く企業として、地域経済の発展に重要な役割を担っており、取引関係を維持・強化することにより、当社及び当行の中長期的な企業価値の向上を図るため。

2

1

株式会社おきなわフィナンシャルグループ

48,360

地域経済の発展を担う同じ地域金融機関として、各種情報交換や金融機関業務における協力関係を維持・強化することにより、当行の中長期的な企業価値の向上を図るため。

100

 

(注)1.「―」は、当該銘柄を保有していないことを示しております。

2.定量的な保有効果については、記載が困難であります。なお、保有については、地域経済への貢献や各種情報交換等の保有意義、保有に伴うリスクとリターン、資本コスト等を踏まえた中長期的な経済合理性を検証し、判断しております。

3.株式会社八十二銀行及び株式会社長野銀行は、2023年6月1日付で株式会社八十二銀行を株式交換完全親会社、株式会社長野銀行を株式交換完全子会社とする株式交換を実施しており、前事業年度は、株式会社長野銀行の株式数及び貸借対照表計上額を記載しております。なお、当該株式交換において、株式会社長野銀行の普通株式1株に対して、株式会社八十二銀行の普通株式2.54株を割当交付されています。

 

③ 保有目的が純投資目的である投資株式

区分

当事業年度

前事業年度

銘柄数
(銘柄)

貸借対照表計
上額の合計額
(百万円)

銘柄数
(銘柄)

貸借対照表計
上額の合計額
(百万円)

上場株式

23

5,888

22

4,157

非上場株式

 

 

区分

当事業年度

受取配当金の
合計額(百万円)

売却損益の
合計額(百万円)

評価損益の
合計額(百万円)

上場株式

137

0

2,387

非上場株式

 

 

④ 当事業年度中に投資株式の保有目的を純投資目的から純投資目的以外の目的に変更したもの

   該当事項はありません。

 

⑤ 当事業年度中に投資株式の保有目的を純投資目的以外の目的から純投資目的に変更したもの

銘柄

株式数(株)

貸借対照表計上額
(百万円)

株式会社おきなわフィナンシャルグループ

48,360

127