【注記事項】
(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)

1.連結の範囲に関する事項

(1) 連結子会社の数 

国内子会社 10

海外子会社 27

主要な連結子会社名は、「第1 企業の概況 4 関係会社の状況」に記載しているため、省略しております。

当連結会計年度において、SA Laboratoires Dencottを含むSAS Humaxグループの株式を取得したことにより3社を連結の範囲に含めております。

また、ドイツにおいてMenicon SC GmbHを新たに設立したため、連結の範囲に含めております。

さらに、その他1社は連結子会社間の合併により消滅したため、連結の範囲から除外しております。

 

(2) 主要な非連結子会社の名称等

Troy(CL)Limited、David Thomas Limited、Howper 685 Limited

連結の範囲から除いた理由

非連結子会社は、いずれも小規模会社であり、合計の総資産、売上高、当期純損益(持分に見合う額)及び利益剰余金(持分に見合う額)等は、いずれも連結財務諸表に重要な影響を及ぼしていないためであります。

 

2.持分法の適用に関する事項

(1) 持分法を適用した関連会社数  1社 

会社等の名称 

Myopia Specialist Centre Pte. Ltd.

 

(2) 持分法を適用しない関連会社のうち主要な会社等の名称

Troy(CL)Limited、David Thomas Limited、Howper 685 Limited

持分法を適用しない理由

持分法を適用していない非連結子会社は、それぞれ当期純損益(持分に見合う額)及び利益剰余金(持分に見合う額)等からみて、持分法の対象から除いても連結財務諸表に及ぼす影響が軽微であり、かつ、全体としても重要性がないため、持分法の適用範囲から除外しております。

 

3.連結子会社の事業年度等に関する事項

連結子会社のうち、大連板橋医療器械有限公司他8社の決算日は、12月31日であります。連結財務諸表の作成に当たっては、連結子会社の決算日現在の財務諸表を使用し、連結決算日との間に生じた重要な取引については、連結上必要な調整を行っております。

 

4.会計方針に関する事項

(1) 重要な資産の評価基準及び評価方法

① 有価証券 

その他有価証券

市場価格のない株式等以外のもの

時価法

(評価差額は、全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定) 

市場価格のない株式等

移動平均法による原価法

 

② 棚卸資産

評価基準は原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)

a 商品・製品・仕掛品

  主として総平均法

b 原材料

  主として移動平均法

c 貯蔵品

  主として最終仕入原価法

 

(2) 重要な減価償却資産の減価償却の方法

① 有形固定資産(リース資産及び使用権資産を除く) 

当社及び国内連結子会社は主として定率法を採用しております。但し、1998年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備を除く)並びに2016年4月1日以降に取得した建物附属設備及び構築物については、定額法を採用しております。

在外連結子会社は主として定額法を採用しております。 

なお、主な耐用年数は以下のとおりであります。

建物及び構築物   3~50年

機械装置及び運搬具 2~20年

② 無形固定資産(リース資産及び使用権資産を除く)

定額法を採用しております。

なお、主な耐用年数は以下のとおりであります。

特許権       8~15年

③ リース資産

所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産については、リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しております。

④ 使用権資産

資産の耐用年数またはリース期間のいずれか短い方の期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しております。

 

(3) 重要な繰延資産の処理方法

社債発行費

支出時に全額を費用として処理しております。 

 

(4) 重要な引当金の計上基準

① 貸倒引当金 

債権の貸倒による損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。 

② 賞与引当金

従業員に対する賞与支給に備えるため、当連結会計年度に負担すべき支給見込額を計上しております。

③ ポイント引当金

販売促進を目的としたポイント制度において、顧客に付与したポイントのうち、専ら販売促進の性格を有する部分については、将来の使用に備えるため、当連結会計年度末において将来使用されると見込まれる額を計上しております。

④ 債務保証損失引当金

「株式給付信託(従業員持株会処分型)」終了時に、信託財産に係る債務残高が残る場合に備えるため、損 失負担見込額を計上しております。

 

 

(5) 退職給付に係る会計処理の方法

① 退職給付見込額の期間帰属方法

退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当連結会計年度末までの期間に帰属させる方法については、

給付算定式基準によっております。

② 数理計算上の差異の費用処理方法

数理計算上の差異は発生年度に一括して費用処理しております。

③ 小規模企業等における簡便法の採用

一部の連結子会社は、退職給付に係る負債及び退職給付費用の計算に、退職給付に係る期末自己都合要支給額を退職給付債務とする方法を用いた簡便法を適用しております。

 

(6) 重要な収益及び費用の計上基準

約束した財又はサービスの支配が顧客に移転した時点で、当該財又はサービスと交換に受け取ると見込まれる金額で収益を認識することとしております。

具体的な収益認識の基準は、注記事項「収益認識関係」に記載しております。

 

(7) 重要な外貨建の資産又は負債の本邦通貨への換算の基準

外貨建金銭債権債務は、連結決算日の直物為替相場により円貨に換算し、換算差額は損益として処理しております。なお、在外子会社等の資産及び負債は、各社の決算日の直物為替相場により円貨に換算し、収益及び費用は期中平均相場により円貨に換算し、換算差額は純資産の部における為替換算調整勘定及び非支配株主持分に含めております。

 

(8) 重要なヘッジ会計の方法

① ヘッジ会計の方法

主として繰延ヘッジ処理によっております。

なお、先物為替予約取引については、振当処理の要件を満たしている場合は振当処理によっております。また、金利スワップについては、特例処理の要件を満たしている場合は特例処理によっております。

② ヘッジ手段とヘッジ対象

  ヘッジ手段・・・為替予約、金利スワップ

  ヘッジ対象・・・外貨建予定取引、借入金の利息

③ ヘッジ方針

デリバティブ管理規程に基づき為替相場の変動リスク及び金利変動リスクを回避する目的で行っております。

④ ヘッジ有効性評価の方法

ヘッジ手段及びヘッジ対象に関する重要な条件が同一であり、継続して為替変動による影響と相殺又は一定の範囲に限定する効果が見込まれるため、ヘッジの有効性の判定は省略しております。
 また、特例処理によっている金利スワップについては、有効性の判定を省略しております。

 

(9) のれんの償却方法及び償却期間

のれんの償却については、原則として10年以内の均等償却をしておりますが、金額が僅少な場合は、発生時の損益として処理しております。

 

(10) 連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲

連結キャッシュ・フロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は、手許現金、要求払預金及び取得日から3ヵ月以内に満期日の到来する流動性の高い、容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない短期的な投資からなっております。

 

 

(重要な会計上の見積り)

1. 条件付取得対価に係る公正価値

(1) 当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額

 

 

(百万円)

 

前連結会計年度

当連結会計年度

長期未払金

663

624

 

 

(2) 会計上の見積りの内容について連結財務諸表利用者の理解に資するその他の情報

当社グループは、一部のコンタクトレンズを製造する上で特殊技術を第三者より譲り受けており、その対価として一定期間に渡りロイヤリティを支払う旨の契約を締結しております。同契約の中でロイヤリティは特殊技術を用いた製品の販売高に一定率を乗じた金額を支払う内容になっており、当社グループは毎期上記に基づいて算定されたロイヤリティを支払うとともに毎期末同製品の将来販売高に基づいたロイヤリティの金額を算定し未払金として計上しております。

翌連結会計年度の連結財務諸表に与える影響について、事業環境の変化の影響等による同製品の将来販売高に変更が生じた場合は、未払金計上金額の評価替えに伴う費用収益を計上する可能性があります。

 

2. のれんの評価

(1) 当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額

 

 

(百万円)

 

前連結会計年度

当連結会計年度

のれん

2,368

2,719

 

 

(2) 会計上の見積りの内容について連結財務諸表利用者の理解に資するその他の情報

企業結合により取得したのれんは、被取得企業の今後の事業活動によって期待される将来の超過収益力として、取得原価と被取得企業の識別可能資産及び負債の企業結合日時点の時価との差額で計上し、その効果の及ぶ期間にわたって、定額法により規則的に償却しております。

のれんの金額は、売上成長率等の一定の仮定をおいて策定された被取得企業の事業計画に基づき算定された将来キャッシュ・フローにより回収可能性を判断しております。

これらの仮定は、経営者の最善の見積りによって決定されますが、将来の不確実な経済条件の変動等によって影響を受ける可能性があり、仮定の見直しが必要となった場合には翌連結会計年度の連結財務諸表において、のれんの金額に重要な影響を与える可能性があります。

 

 

(未適用の会計基準等)

・「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」(企業会計基準第27号 2022年10月28日)

・「包括利益の表示に関する会計基準」(企業会計基準第25号 2022年10月28日)

・「税効果会計に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第28号 2022年10月28日)

 

(1) 概要

その他の包括利益に対して課税される場合の法人税等の計上区分及びグループ法人税制が適用される場合の子会社株式等の売却に係る税効果の取扱いを定めるもの。

 

(2) 適用予定日

2025年3月期の期首より適用予定であります。

 

(3) 当該会計基準等の適用による影響

影響額は、当連結財務諸表の作成時において評価中であります。

 

・「グローバル・ミニマム課税制度に係る法人税等の会計処理及び開示に関する取扱い」(実務対応報告第46号 2024年3月22日)

 

(1) 概要

グローバル・ミニマム課税制度に係る法人税等の会計処理及び開示の取扱いを定めるもの。

 

(2) 適用予定日

2025年3月期の期首より適用予定であります。

 

(3) 当該会計基準等の適用による影響

影響額は、当連結財務諸表の作成時において評価中であります。

 

(表示方法の変更)

(連結損益計算書関係)

前連結会計年度において、独立掲記しておりました「営業外収益」の「受取保険金」は、営業外収益の総額の100分の10以下となったため、当連結会計年度より「営業外収益」の「その他」に含めて表示しております。また、「営業外収益」の「その他」に含めていた「受取保証料」は、営業外収益の総額の100分の10を超えたため、当連結会計年度より独立掲記することとしております。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結財務諸表の組替えを行っております。

この結果、前連結会計年度の連結損益計算書において、「営業外収益」に表示していた「受取保険金」44百万円、「その他」248百万円は、「受取保証料」41百万円、「その他」250百万円として組替えを行っております。

 

(追加情報)

(従業員等に信託を通じて自社の株式を交付する取引)

 当社は、従業員の福利厚生の増進及び当社の企業価値向上に係るインセンティブの付与を目的として、従業員持株会に信託を通じて自社の株式を交付する取引を行っております。

 

 1. 取引の概要

  当社は、2021年9月より「株式給付信託(従業員持株会処分型)」(以下、「本制度」といいます。)を導入して

おります。

  本制度の導入にあたり、当社は、当社を委託者、みずほ信託銀行株式会社を受託者とする「株式給付信託(従業員 持株会処分型)契約書」(以下、「本信託契約」といいます。)を締結いたしました(本信託契約に基づいて設定される信託を「本信託」といいます。)。また、みずほ信託銀行株式会社は株式会社日本カストディ銀行との間で、株式会社日本カストディ銀行を再信託受託者として有価証券等の信託財産の管理を再信託する契約を締結しております。

 株式会社日本カストディ銀行は、信託E口において、信託設定後5年間にわたり「メニコングループ社員持株会」(以下、「持株会」といいます。)が購入することが見込まれる数に相当する当社株式を予め一括して取得し、以後、持株会の株式購入に際して当社株式を売却していきます。信託E口による持株会への当社株式の売却を通じて、信託終了時までに、本信託の信託財産内に株式売却益相当額が累積した場合には、かかる金銭を残余財産として、受益者適格要件を充足する持株会加入者(従業員)に分配いたします。

 他方、当社は、信託E口が当社株式を取得するための借入に際し保証をするため、当社株価の下落等により、信託終了時において、株式売却損相当額の借入残債がある場合には、保証契約に基づき当社が当該残債を弁済することとなります。

 

2.信託に残存する自社の株式

  信託に残存する当社株式を、信託における帳簿価額(付随費用の金額を除く。)により、純資産の部に自己株式として計上しております。当該自己株式の帳簿価額及び株式数は、前連結会計年度595百万円、133千株、当連結会計年度20百万円、4千株であります。

 

3.総額法の適用により計上された借入金の帳簿価額

    前連結会計年度803百万円、当連結会計年度527百万円

 

 

(連結貸借対照表関係)

※1  非連結子会社及び関連会社に対するものは、次のとおりであります。

 

 

前連結会計年度
(2023年3月31日)

当連結会計年度
(2024年3月31日)

投資有価証券(株式)

28

百万円

9

百万円

 

 

※2  担保資産

    代理店契約の取引保証として次の資産を差し入れております。

 

 

前連結会計年度
(2023年3月31日)

当連結会計年度
(2024年3月31日)

現金及び預金

18

百万円

13

百万円

 

 

※3  受取手形及び売掛金のうち、顧客との契約から生じた債権の金額は、それぞれ以下のとおりであります。

 

 

前連結会計年度
(2023年3月31日)

当連結会計年度
(2024年3月31日)

受取手形

65百万円

106百万円

売掛金

12,310百万円

13,198百万円

 

 

※4 期末日満期手形の会計処理については、手形交換日をもって決済処理しております。

 なお、連結会計年度末日が金融機関の休日であったため、次の期末日満期手形が、期末残高に含まれております。

 

 

前連結会計年度
(2023年3月31日)

当連結会計年度
(2024年3月31日)

受取手形

百万円

24

百万円

支払手形

百万円

189

百万円

設備関係支払手形

百万円

14

百万円

 

 

※5  その他のうち、契約負債の金額は、以下のとおりであります。

 

 

前連結会計年度
(2023年3月31日)

当連結会計年度
(2024年3月31日)

契約負債

627百万円

575百万円

 

 

 6  当社及び連結子会社(株式会社ダブリュ・アイ・システム、板橋貿易株式会社、SOLEKO S.p.A.及びSA Laboratoires Dencott)は、運転資金の効率的な調達を行うため取引銀行(17行)と当座貸越契約及び貸出コミットメント契約を締結しております。

連結会計年度末における当座貸越契約及び貸出コミットメントに係る借入金未実行残高等は次のとおりであります。

 

 

前連結会計年度
(2023年3月31日)

当連結会計年度
(2024年3月31日)

当座貸越極度額及び貸出コミットメントの総額

26,811

百万円

28,039

百万円

借入実行残高

百万円

百万円

差引額

26,811

百万円

28,039

百万円

 

 

 7  保証債務

下記の会社のリース債務に対して、次のとおり債務保証を行っております。

 

 

前連結会計年度
(2023年3月31日)

当連結会計年度
(2024年3月31日)

医療法人五一六五

449百万円

353百万円

 

 

(連結損益計算書関係)

※1  顧客との契約から生じる収益

売上高については、顧客との契約から生じる収益及びそれ以外の収益を区分して記載しておりません。顧客との契約から生じる収益の金額は、連結財務諸表「注記事項(収益認識関係) 1.顧客との契約から生じる収益を分解した情報」に記載しております。

 

※2 期末棚卸高は収益性の低下による簿価切下後の金額であり、次の棚卸資産評価損が売上原価に含まれております。

 

前連結会計年度

(自  2022年4月1日

至  2023年3月31日)

当連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

139

百万円

124

百万円

 

 

※3  販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額は、次のとおりであります。

 

 

前連結会計年度

(自  2022年4月1日

至  2023年3月31日)

当連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

給与及び賞与

9,944

百万円

11,166

百万円

賞与引当金繰入額

1,115

百万円

1,213

百万円

退職給付費用

324

百万円

376

百万円

貸倒引当金繰入額

50

百万円

19

百万円

ポイント引当金繰入額

10

百万円

0

百万円

研究開発費

4,302

百万円

5,126

百万円

 

 

※4  一般管理費及び当期製造費用に含まれる研究開発費の総額は、次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(自  2022年4月1日

至  2023年3月31日)

当連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

4,325

百万円

5,140

百万円

 

 

※5  固定資産売却益の内訳は、次のとおりであります。

 

 

前連結会計年度

(自  2022年4月1日

至  2023年3月31日)

当連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

建物及び構築物

百万円

0

百万円

機械装置及び運搬具

2

百万円

2

百万円

工具、器具及び備品

0

百万円

1

百万円

土地

百万円

95

百万円

合計

3

百万円

99

百万円

 

 同一物件の売却により発生した売却益と売却損は相殺して、連結損益計算書上では固定資産売却益として表示しております。

 

※6  固定資産売却損の内訳は、次のとおりであります。

 

 

前連結会計年度

(自  2022年4月1日

至  2023年3月31日)

当連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

機械装置及び運搬具

0

百万円

百万円

工具、器具及び備品

0

百万円

1

百万円

リース資産

5

百万円

百万円

合計

6

百万円

1

百万円

 

 同一物件の売却により発生した売却益と売却損は相殺して、連結損益計算書上では固定資産売却損として表示しております。

 

※7  固定資産除却損の内訳は、次のとおりであります。

 

 

前連結会計年度

(自  2022年4月1日

至  2023年3月31日)

当連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

建物及び構築物

30

百万円

44

百万円

機械装置及び運搬具

36

百万円

2

百万円

工具、器具及び備品

1

百万円

6

百万円

建設仮勘定

2

百万円

0

百万円

ソフトウエア

0

百万円

0

百万円

解体費用

114

百万円

百万円

その他

43

百万円

百万円

合計

229

百万円

53

百万円

 

 

※8 減損損失

前連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)

 重要性が乏しいため、記載を省略しております。

 

当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

 当連結会計年度において、当社グループは以下の資産グループについて減損損失を計上しました。

場所

用途

種類

減損損失
(百万円)

中国・浙江省

事業用資産

機械装置及び運搬具、

工具、器具及び備品等

28

のれん

81

中国・遼寧省

営業店舗等

機械装置及び運搬具、

工具、器具及び備品等

38

 

当社グループは、減損会計の適用にあたり、概ね独立したキャッシュ・フローを生み出す最小単位によって資産のグルーピングを行っており、原則として管理会計上の区分を基準にグルーピングを行っております。

事業用資産及びのれんについては、温州欣視界科技有限公司の業績が当初計画を大きく下回って推移していることから、当資産グループの帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。回収可能価額の算定は使用価値によっており、使用価値は、見積将来キャッシュ・フローに基づく評価額がマイナスであるため零として算定しております。

営業店舗等については、営業活動から生ずる利益が継続してマイナスとなっている店舗等を対象に帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。回収可能価額の算定は使用価値によっており、使用価値は、見積将来キャッシュ・フローに基づく評価額がマイナスであるため零として算定しております。

 

※9 貸倒引当金繰入額 

前連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)

 該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

 連結子会社の食品事業の一部の営業債権について、取引先の財政状態及び経営成績が悪化したことによる債権の回

収不能見込額を貸倒引当金繰入額として計上しております。

 

 

※10 債務保証損失引当金繰入額

前連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)

 該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

  「株式給付信託(従業員持株会処分型)」の借入債務の弁済に備えるため、当該弁済見込額を債務保証損失引当金

 繰入額として計上しております。

 

(連結包括利益計算書関係)

※1  その他の包括利益に係る組替調整額及び税効果額

 

 

前連結会計年度

(自  2022年4月1日

至  2023年3月31日)

当連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

その他有価証券評価差額金

 

 

 

 

当期発生額

53

百万円

240

百万円

組替調整額

百万円

△6

百万円

税効果調整前

53

百万円

234

百万円

税効果額

△14

百万円

△72

百万円

その他有価証券評価差額金

38

百万円

161

百万円

為替換算調整勘定

 

 

 

 

当期発生額

994

百万円

3,443

百万円

組替調整額

百万円

百万円

税効果調整前

994

百万円

3,443

百万円

税効果額

14

百万円

0

百万円

為替換算調整勘定

1,009

百万円

3,443

百万円

持分法適用会社に対する持分相当額

 

 

 

 

当期発生額

31

百万円

2

百万円

持分法適用会社に対する持分相当額

31

百万円

2

百万円

その他の包括利益合計

1,079

百万円

3,607

百万円

 

 

 

(連結株主資本等変動計算書関係)

前連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日)

1.発行済株式に関する事項

株式の種類

当連結会計年度期首

増加

減少

当連結会計年度末

普通株式(株)

76,421,288

106,600

76,527,888

 

 (変動事由の概要)

新株予約権の行使による増加            106,600株

 

2.自己株式に関する事項

株式の種類

当連結会計年度期首

増加

減少

当連結会計年度末

普通株式(株)

645,332

87

92,100

553,319

 

注)1.当連結会計年度期首及び当連結会計年度末の自己株式数には、株式会社日本カストディ銀行(信託E口)が保有する当社株式がそれぞれ、225,200株、133,100株含まれております。

   2.(変動事由の概要)

       単元未満株式の買取による増加                               87株

       株式給付信託(従業員持株会処分型)にかかる
             株式会社日本カストディ銀行(信託E口)保有の当社株式の売却による減少  92,100株

 

3.新株予約権等に関する事項

会社名

内訳

目的となる
株式の種類

目的となる株式の数(株)

当連結会計
年度末残高
(百万円)

当連結会計
年度期首

増加

減少

当連結
会計年度末

提出会社

2025年満期ユーロ円建転換社債型新株予約権付社債

(注)1,2,3

普通株式

6,220,250

13,319

6,233,569

1,632

ストック・オプションとしての新株予約権

(注)4

521

合計

6,220,250

13,319

6,223,569

2,153

 

注)1.目的となる株式の数は、新株予約権が権利行使されたものと仮定した場合における株式数を記載しております。

   2.転換社債型新株予約権付社債については、区分法によっております。

   3.目的となる株式の数の変動事由の概要
転換価額の調整による増加            13,319株

   4.上記ストック・オプションとしての新株予約権のうち、権利行使期間の初日が到来していないものは、46百万円であります。

 

 

4.配当に関する事項

(1) 配当金支払額

決議

株式の種類

配当金の総額
(百万円)

1株当たり配当額
(円)

基準日

効力発生日

2022年5月12日
取締役会

普通株式

1,520

20.00

2022年3月31日

2022年6月24日

 

(注)2022年5月12日取締役会決議による配当金の総額には、株式会社日本カストディ銀行(信託E口)が保有する当社株式に対する配当金4百万円が含まれております。

 

(2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

決議

株式の種類

配当の原資

配当金の総額
(百万円)

1株当たり
配当額(円)

基準日

効力発生日

2023年5月15日
取締役会

普通株式

利益剰余金

1,902

25.00

2023年3月31日

2023年6月26日

 

(注)2023年5月15日取締役会決議による配当金の総額には、株式会社日本カストディ銀行(信託E口)が保有する当社株式に対する配当金3百万円が含まれております。

 

当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

1.発行済株式に関する事項

株式の種類

当連結会計年度期首

増加

減少

当連結会計年度末

普通株式(株)

76,527,888

106,500

76,634,388

 

 (変動事由の概要)

新株予約権の行使による増加             106,500株

 

2.自己株式に関する事項

株式の種類

当連結会計年度期首

増加

減少

当連結会計年度末

普通株式(株)

553,319

114

128,600

424,833

 

注)1.当連結会計年度期首及び当連結会計年度末の自己株式数には、株式会社日本カストディ銀行(信託E口)が保有する当社株式がそれぞれ、133,100株、4,500株含まれております。

   2.(変動事由の概要)

       単元未満株式の買取による増加                              114株

       株式給付信託(従業員持株会処分型)にかかる
             株式会社日本カストディ銀行(信託E口)保有の当社株式の売却による減少  128,600株

 

 

3.新株予約権等に関する事項

会社名

内訳

目的となる
株式の種類

目的となる株式の数(株)

当連結会計
年度末残高
(百万円)

当連結会計
年度期首

増加

減少

当連結
会計年度末

提出会社

2025年満期ユーロ円建転換社債型新株予約権付社債

(注)1,2,3

普通株式

6,233,569

24,083

6,257,652

1,632

ストック・オプションとしての新株予約権

(注)4

770

合計

6,223,569

24,083

 -

6,257,652

2,403

 

注)1.目的となる株式の数は、新株予約権が権利行使されたものと仮定した場合における株式数を記載しております。

   2.転換社債型新株予約権付社債については、区分法によっております。

   3.目的となる株式の数の変動事由の概要
転換価額の調整による増加            24,083株

   4.上記ストック・オプションとしての新株予約権のうち、権利行使期間の初日が到来していないものは、50百万円であります。

 

4.配当に関する事項

(1) 配当金支払額

決議

株式の種類

配当金の総額
(百万円)

1株当たり配当額
(円)

基準日

効力発生日

2023年5月15日
取締役会

普通株式

1,902

25.00

2023年3月31日

2023年6月26日

 

(注)2023年5月15日取締役会決議による配当金の総額には、株式会社日本カストディ銀行(信託E口)が保有する当社株式に対する配当金3百万円が含まれております。

 

(2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

決議

株式の種類

配当の原資

配当金の総額
(百万円)

1株当たり
配当額(円)

基準日

効力発生日

2024年5月14日
取締役会

普通株式

利益剰余金

1,905

25.00

2024年3月31日

2024年6月27日

 

(注)2024年5月14日取締役会決議による配当金の総額には、株式会社日本カストディ銀行(信託E口)が保有する当社株式に対する配当金0百万円が含まれております。

 

 

(連結キャッシュ・フロー計算書関係)

※1  現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係は、次のとおりであります。

 

 

前連結会計年度

(自  2022年4月1日

至  2023年3月31日)

当連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

現金及び預金勘定

41,249

百万円

46,911

百万円

預入期間が3ヵ月を超える定期預金

△584

百万円

△198

百万円

現金及び現金同等物

40,664

百万円

46,713

百万円

 

 

(リース取引関係)

1.ファイナンス・リース取引

(借主側)

所有権移転外ファイナンス・リース取引

(1)リース資産の内容

有形固定資産

 主にコンタクトレンズ製造における生産設備(機械装置及び運搬具)であります。

 

(2)リース資産の減価償却の方法

リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しております。

 

2.オペレーティング・リース取引

(借主側)

オペレーティング・リース取引のうち解約不能のものに係る未経過リース料

 

 

前連結会計年度

(2023年3月31日)

当連結会計年度

(2024年3月31日)

1年内

161

百万円

148

百万円

1年超

504

百万円

500

百万円

合計

665

百万円

648

百万円

 

(注)IFRS第16号を適用し、連結貸借対照表に資産及び負債を計上しているリース取引については含まれておりません。

 

 

(金融商品関係)

1. 金融商品の状況に関する事項

(1) 金融商品に対する取組方針

当社グループは、資金運用について、一時的な余資は短期運用を中心に中長期運用を組み合わせた安全性の高い金融資産で運用しております。

資金調達については主にコンタクトレンズの製造販売事業を行うための設備投資計画に照らして、必要な資金(主に転換社債型新株予約権付社債発行、社債発行及び銀行借入)を調達しております。

また、デリバティブ取引は後述するリスクを回避するために利用し、投機的な取引は行わない方針であります。

 

(2) 金融商品の内容及びそのリスク

営業債権である受取手形及び売掛金は、顧客の信用リスクに晒されております。投資有価証券の中には取引先企業との業務に関連する株式があり、市場価格の変動リスクに晒されております。

営業債務である支払手形及び買掛金並びに未払金は、ほとんど1年以内の支払期日であります。借入金、社債及び転換社債型新株予約権付社債は、設備投資等に必要な資金の調達を目的としたものであり、償還日は決算日後、最長で10年後であります。また、長期未払金について主な内訳は役員退職慰労金及び営業権購入の支払対価であり、海外子会社で計上されているものについては為替リスクに晒されております。

デリバティブ取引は、外貨建債権債務等に係る為替の変動リスクに対するヘッジ取引を目的とした先物為替予約取引及び借入金に係る支払金利の変動リスクに対するヘッジを目的とした金利スワップ取引であります。

なお、ヘッジ会計に関するヘッジ手段とヘッジ対象、ヘッジ方針、ヘッジの有効性の評価方法等については、前述の「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項「4.会計方針に関する事項(8)重要なヘッジ会計の方法」」をご参照ください。

 

(3) 金融商品に係るリスク管理体制

①  信用リスク(取引先の契約不履行等に係るリスク)の管理

当社は、与信管理規程に従い債権管理を行うこととし、各営業本部が主要な取引先の状況を定期的にモニタリングすると共に財務状況等の悪化等による回収懸念の早期把握を行うことにより軽減を図っております。連結子会社についても当社の与信管理規程に準じて同様の管理を行っております。

デリバティブ取引の利用にあたっては、カウンターパーティリスクを軽減するために、格付の高い金融機関とのみ取引を行っております。

②  市場リスクの管理

当社及び連結子会社は、有価証券及び投資有価証券については、定期的に時価や発行体(取引先企業)の財務状況等を把握しております。

一部の外貨建債権債務については、為替の変動リスクに関して、個別の案件ごとに対応しております。また、一部の長期借入金の金利変動リスクに対して金利スワップ取引を実施して支払利息の固定化を実施しております。

デリバティブ取引は、実需が伴う取引をヘッジ対象として行っており、原則として執行役会で承認を得ることとしております。

③  資金調達に係る流動性リスク(支払期日に支払いを実行できなくなるリスク)の管理

当社は、各部署及び連結子会社からの報告に基づき経営企画部が適時に資金繰計画を作成・更新するとともに、手許流動性の維持などにより流動性リスクを管理しております。

 

(4) 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明

金融商品の時価の算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することにより、当該価額が変動することもあります。また、注記事項「デリバティブ取引関係」注記におけるデリバティブ取引に関する契約額等については、その金額自体がデリバティブ取引に係る市場リスクを示すものではありません。

 

 

(5) 信用リスクの集中

    当社グループは主として一般消費者(不特定多数)を顧客にしているため大口顧客に該当する得意先はありません。

 

2. 金融商品の時価等に関する事項

    連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。

 

前連結会計年度(2023年3月31日

 

連結貸借対照表計上額

(百万円)

時価

(百万円)

差額

(百万円)

(1) 有価証券及び投資有価証券

 

 

 

 その他有価証券

433

433

資産計

433

433

(1) 社債

17,226

16,335

△891

(2) 転換社債型新株予約権付社債

22,936

21,543

△1,393

(3) 長期借入金

7,425

7,429

3

 (4) 長期未払金

663

655

△7

負債計

48,252

45,964

△2,288

 デリバティブ取引

 

 

当連結会計年度(2024年3月31日

 

連結貸借対照表計上額

(百万円)

時価

(百万円)

差額

(百万円)

(1) 有価証券及び投資有価証券

 

 

 

 その他有価証券

630

630

資産計

630

630

(1) 社債

36,500

36,571

71

(2) 転換社債型新株予約権付社債

22,971

20,969

△2,002

(3) 長期借入金

5,885

5,865

△20

 (4) 長期未払金

624

614

△10

負債計

65,982

64,021

△1,961

 デリバティブ取引

 

(注)1.「現金及び預金」「受取手形及び売掛金」「支払手形及び買掛金」「短期借入金」「未払金」については、現金であること、及び短期間で決済されるため時価が帳簿価額に近似するものであることから、記載を省略しております。

 

 

(注)2. 市場価格のない株式等

(単位:百万円)

区分

前連結会計年度
2023年3月31日

当連結会計年度
2024年3月31日

 非上場株式

 

 

   関係会社株式

28

9

   その他有価証券

65

72

 出資金

8

8

 役員退職慰労金

569

569

 

 これらについては市場価格がないことから、「(1)有価証券及び投資有価証券」及び「(4)長期未払金」には含めておりません。

 

(注)3. 金銭債権及び満期がある有価証券の連結決算日後の償還予定額

前連結会計年度(2023年3月31日

 

1年以内

(百万円)

1年超

5年以内

(百万円)

5年超

10年以内

(百万円)

10年超

(百万円)

  現金及び預金

41,249

  受取手形及び売掛金

12,411

  有価証券及び投資有価証券

 

 

 

 

    その他有価証券のうち満期のあるもの(債券)

36

合計

53,696

 

 

当連結会計年度(2024年3月31日

 

1年以内

(百万円)

1年超

5年以内

(百万円)

5年超

10年以内

(百万円)

10年超

(百万円)

  現金及び預金

46,911

  受取手形及び売掛金

13,340

  有価証券及び投資有価証券

 

 

 

 

    その他有価証券のうち満期のあるもの(債券)

合計

60,252

 

 

 

(注)4. 短期借入金、社債及び長期借入金の連結決算日後の返済予定額

前連結会計年度(2023年3月31日

 

1年以内

(百万円)

1年超

5年以内

(百万円)

5年超

10年以内

(百万円)

10年超

(百万円)

  短期借入金

126

  社債

726

1,500

15,000

  転換社債型新株予約権付社債

22,936

  長期借入金

1,488

5,911

25

合計

2,341

30,348

15,025

 

 

当連結会計年度(2024年3月31日

 

1年以内

(百万円)

1年超

5年以内

(百万円)

5年超

10年以内

(百万円)

10年超

(百万円)

  短期借入金

169

  社債

166

1,333

35,000

  転換社債型新株予約権付社債

22,971

  長期借入金

1,633

4,250

1

合計

24,941

5,583

35,001

 

 

3.金融商品の時価のレベルごとの内訳等に関する事項

    金融商品の時価を、時価の算定に用いたインプットの観察可能性及び重要性に応じて、以下の3つのレベルに分類しております。

レベル1の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、活発な市場において形成される当該時価の算定の対象となる資産又は負債に関する相場価格により算定した時価

レベル2の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、レベル1のインプット以外の時価の算定に係るインプットを用いて算定した時価

レベル3の時価:観察できない時価の算定に係るインプットを使用して算定した時価

    時価の算定に重要な影響を与えるインプットを複数使用している場合には、それらのインプットがそれぞれ属するレベルのうち、時価の算定における優先順位が最も低いレベルに時価を分類しております。

 

(1) 時価で連結貸借対照表に計上している金融商品

前連結会計年度(2023年3月31日

区分

時価(百万円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

有価証券及び投資有価証券

 

 

 

 

 その他有価証券

 

 

 

 

  株式

397

397

  国債

16

16

  社債

20

20

資産計

413

20

433

該当事項はありません

 

 

 

 

負債計

 

 

 

 

 

 

 

当連結会計年度(2024年3月31日

区分

時価(百万円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

有価証券及び投資有価証券

 

 

 

 

 その他有価証券

 

 

 

 

  株式

630

630

  国債

  社債

資産計

630

630

該当事項はありません

 

 

 

 

負債計

 

 

 

 

 

 

(2) 時価で連結貸借対照表に計上している金融商品以外の金融商品

前連結会計年度(2023年3月31日

区分

時価(百万円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

該当事項はありません

 

 

 

 

資産計

 

 

 

 

社債

16,335

16,335

転換社債型新株予約権付社債

21,543

21,543

長期借入金

7,429

7,429

長期未払金

655

655

デリバティブ取引

負債計

45,964

45,964

 

 

当連結会計年度(2024年3月31日

区分

時価(百万円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

該当事項はありません

 

 

 

 

資産計

 

 

 

 

社債

36,571

36,571

転換社債型新株予約権付社債

20,969

20,969

長期借入金

5,865

5,865

長期未払金

614

614

デリバティブ取引

負債計

64,021

64,021

 

 

 

(注1) 時価の算定に用いた評価技法及び時価の算定に係るインプットの説明

有価証券及び投資有価証券

 上場株式、国債及び社債は相場価格を用いて評価しております。上場株式及び国債は活発な市場で取引されているため、その時価をレベル1に分類しております。一方で、当社グループが保有している社債は、市場での取引頻度が低く、活発な市場における相場価格とは認められないため、その時価をレベル2の時価に分類しております。

 

社債

 当社の発行する社債の時価は、元利金の合計額と、当該社債の残存期間及び信用リスクを加味した利率を基に、割引現在価値法により算定しており、レベル2の時価に分類しております。

 

転換社債型新株予約権付社債

 これらの時価は、取引金融機関から提示された価格によっており、レベル2の時価に分類しております。

 

長期借入金

 これらの時価は、元利金の合計額と、当該債務の残存期間及び信用リスクを加味した利率を基に、割引現在価値法により算定しており、レベル2の時価に分類しております。

 

長期未払金

 これらの時価は、将来支払額を残存期間及び信用リスクを加味した利率を基に、割引現在価値法により算定しており、レベル2の時価に分類しております。

 

デリバティブ取引

 注記事項「デリバティブ取引関係」をご参照ください。

 

 

(有価証券関係)

1.その他有価証券

前連結会計年度(2023年3月31日

区分

連結貸借対照表

計上額

(百万円)

取得原価

(百万円)

差額

(百万円)

連結貸借対照表計上額が
取得原価を超えるもの

 

 

 

  株式

397

244

152

  債券

 

 

 

  国債・地方債等

16

12

3

小計

413

257

156

連結貸借対照表計上額が
取得原価を超えないもの

 

 

 

  債券

 

 

 

  社債

20

20

小計

20

20

合計

433

277

156

 

(注) 1.非上場株式等(連結貸借対照表計上額102百万円) につきましては、市場価格のない株式等に該当するため、上表には含めておりません。

 

当連結会計年度(2024年3月31日

区分

連結貸借対照表

計上額

(百万円)

取得原価

(百万円)

差額

(百万円)

連結貸借対照表計上額が
取得原価を超えるもの

 

 

 

  株式

630

245

385

  債券

 

 

 

  国債・地方債等

小計

630

245

385

連結貸借対照表計上額が
取得原価を超えないもの

 

 

 

  債券

 

 

 

  社債

小計

合計

630

245

385

 

(注) 1.非上場株式等(連結貸借対照表計上額89百万円) につきましては、市場価格のない株式等に該当するため、上表には含めておりません。

 

2.連結会計年度中に売却したその他有価証券

前連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日

 該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日

 重要性が乏しいため、記載を省略しております。

 

3.減損処理を行った有価証券

前連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日

 重要性が乏しいため、記載を省略しております。

 

当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日

  重要性が乏しいため、記載を省略しております。

 

 

(デリバティブ取引関係)

1.ヘッジ会計が適用されていないデリバティブ取引

前連結会計年度(2023年3月31日

 該当事項はありません。

 

当連結会計年度(2024年3月31日

 重要性が乏しいため記載を省略しております。

 

2.ヘッジ会計が適用されているデリバティブ取引

(1) 金利関連

前連結会計年度(2023年3月31日

ヘッジ会計
の方法

デリバティブ
取引の種類等

主なヘッジ対象

契約額等
(百万円)

契約額等のうち
1年超
(百万円)

時価
(百万円)

金利スワップ
の特例処理

金利スワップ取引

長期借入金

 

 

 

  支払固定・受取変動

4,000

1,165

(注)

 

(注)金利スワップの特例処理によるものは、ヘッジ対象とされている長期借入金と一体として処理されているため、その時価は、当該長期借入金の時価に含めて記載しております。

 

当連結会計年度(2024年3月31日

ヘッジ会計
の方法

デリバティブ
取引の種類等

主なヘッジ対象

契約額等
(百万円)

契約額等のうち
1年超
(百万円)

時価
(百万円)

金利スワップ
の特例処理

金利スワップ取引

長期借入金

 

 

 

  支払固定・受取変動

2,000

831

(注)

 

(注)金利スワップの特例処理によるものは、ヘッジ対象とされている長期借入金と一体として処理されているため、その時価は、当該長期借入金の時価に含めて記載しております。

 

 

(退職給付関係)

1.採用している退職給付制度の概要

当社及び一部の国内連結子会社は確定拠出型の年金制度を採用しており、一部の国内連結子会社は確定給付型の退職一時金制度を採用しております。

また、在外連結子会社は、一部の会社につき確定給付企業年金制度、退職一時金制度を採用し、一部の会社においては確定拠出型の年金制度を採用しております。

なお、一部の在外連結子会社が有する確定給付企業年金制度は原則法、国内連結子会社及び在外連結子会社が有する退職一時金制度は、簡便法により退職給付に係る負債及び退職給付費用を計算しております。

 

2.確定給付制度(簡便法を適用した制度を除く。)

(1) 退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表

     (百万円)

 

前連結会計年度

(自 2022年4月1日

  至 2023年3月31日

当連結会計年度

(自 2023年4月1日

  至 2024年3月31日

退職給付債務の期首残高

191

222

 勤務費用

37

37

 利息費用

5

7

  数理計算上の差異の当期発生額

△14

△4

 退職給付の支払額

△10

△21

  その他

13

27

退職給付に係る負債の期末残高

222

269

 

 

(2) 退職給付費用及びその内訳項目の金額

     (百万円)

 

前連結会計年度

(自 2022年4月1日

  至 2023年3月31日

当連結会計年度

(自 2023年4月1日

  至 2024年3月31日

勤務費用

37

37

利息費用

5

7

数理計算上の差異の費用処理額

△14

△4

退職給付制度に係る退職給付費用

28

41

 

 

(3) 退職給付に係る調整額

 退職給付に係る調整額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。

     (百万円)

 

前連結会計年度

(自 2022年4月1日

  至 2023年3月31日

当連結会計年度

(自 2023年4月1日

  至 2024年3月31日

数理計算上の差異

合計

 

 

(4) 退職給付に係る調整累計額

 退職給付に係る調整累計額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。

     (百万円)

 

前連結会計年度

(自 2022年4月1日

  至 2023年3月31日

当連結会計年度

(自 2023年4月1日

  至 2024年3月31日

未認識数理計算上の差異

合計

 

 

(5) 数理計算上の計算基礎に関する事項

 主要な数理計算上の計算基礎

 

前連結会計年度

(自 2022年4月1日

  至 2023年3月31日

当連結会計年度

(自 2023年4月1日

  至 2024年3月31日

割引率

0.7%

3.3%

 

 

3.簡便法を適用した確定給付制度

(1) 簡便法を適用した制度の、退職給付に係る負債の期首残高と期末残高の調整表

     (百万円)

 

前連結会計年度

(自 2022年4月1日

  至 2023年3月31日

当連結会計年度

(自 2023年4月1日

  至 2024年3月31日

退職給付に係る負債の期首残高

514

497

退職給付費用

21

48

退職給付の支払額

△38

△190

制度への拠出額

△9

△8

その他

10

29

退職給付に係る負債の期末残高

497

376

 

 

(2) 退職給付債務及び年金資産の期末残高と連結貸借対照表に計上された退職給付に係る負債及び退職給付に係る資産の調整表

     (百万円)

 

前連結会計年度

2023年3月31日

当連結会計年度

2024年3月31日

積立型制度の退職給付債務

106

114

年金資産

△19

△30

 

87

83

非積立型制度の退職給付債務

410

292

連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額

497

376

 

 

 

退職給付に係る負債

497

376

連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額

497

376

 

 

(3) 退職給付費用

簡便法で計算した退職給付費用

前連結会計年度 21百万円     当連結会計年度 48百万円

 上記の退職給付費用以外に、当連結会計年度において、一部の連結子会社の合併により制度終了に伴う特別退職金24百万円を特別損失に計上しております。

 

4.確定拠出制度

 当社及び連結子会社の確定拠出制度への要拠出額は、前連結会計年度498百万円、当連結会計年度559百万円であります。

 

 

(ストック・オプション等関係)

1.ストック・オプションにかかる費用計上額及び科目名

 

 

前連結会計年度

(自  2022年4月1日

  至  2023年3月31日)

当連結会計年度

(自  2023年4月1日

  至  2024年3月31日)

販売費及び一般管理費の株式報酬費用

272百万円

292百万円

 

 

2.ストック・オプションの内容、規模及びその変動状況

(1) ストック・オプションの内容

会社名

提出会社

提出会社

提出会社

名称

第1回新株予約権

第3回新株予約権

第4回新株予約権

決議年月日

 2011年6月28日

2014年6月26日

2016年6月27日

付与対象者の
区分及び人数

当社取締役及び執行役 18名(内取締役兼執行役1名)

当社取締役及び執行役 19名(内取締役兼執行役1名)

当社取締役及び執行役 10名(内取締役兼執行役1名)

株式の種類
及び付与数

 普通株式 880,000株

普通株式 472,000株

普通株式 38,400株

付与日

 2011年8月1日

2014年8月1日

2016年8月1日

権利確定条件 

 付与日(2011年8月1日)から権利確定日(2013年12月31日)までの間、継続して当社又は当社子会社の取締役もしくは執行役の地位にあることを要します。但し、任期満了による退任、その他取締役会が認めた場合はこの限りではありません。

付与日(2014年8月1日)から権利確定日(2016年6月26日)までの間、継続して当社又は当社子会社の取締役・執行役・監査役もしくは従業員の地位にあることを要します。但し、任期満了による退任、その他取締役会が認めた場合はこの限りではありません。

権利確定条件は付されておりません。

対象勤務期間

  2011年8月1日~

   2013年12月31日

2014年8月1日~

2016年6月26日

対象勤務期間の定めはありません。

権利行使期間

  2014年1月1日~

   2023年12月31日

2016年6月27日~

2024年6月26日

2016年8月2日~

2046年8月1日

 

 

 

 

会社名

提出会社

提出会社

提出会社

名称

第5回新株予約権

第6回新株予約権

第7回新株予約権

決議年月日

2016年6月27日

2018年6月26日

2019年6月27日

付与対象者の
区分及び人数

当社子会社取締役 8名

当社子会社取締役 5名

当社取締役及び執行役 11名(内取締役兼執行役1名)

株式の種類
及び付与数

普通株式 16,400株

普通株式 7,800株

普通株式 24,800株

付与日

2016年8月1日

2018年8月1日

2019年8月1日

権利確定条件 

権利確定条件は付されておりません。

権利確定条件は付されておりません。

権利確定条件は付されておりません。

対象勤務期間

対象勤務期間の定めはありません。

対象勤務期間の定めはありません。

対象勤務期間の定めはありません。

権利行使期間

2016年8月2日~

2046年8月1日

2018年8月2日~

2048年8月1日

2019年8月2日~

2049年8月1日

 

 

会社名

提出会社

提出会社

提出会社

名称

第8回新株予約権

第9回新株予約権

第10回新株予約権

決議年月日

2019年6月27日

2019年6月27日

2020年6月24日

付与対象者の
区分及び人数

当社執行役 2名

当社子会社取締役 6名

当社取締役及び執行役 11名(内取締役兼執行役1名)

株式の種類
及び付与数

普通株式 4,000株

普通株式 6,600株

普通株式 17,800株

付与日

2019年8月1日

2019年8月1日

2020年8月3日

権利確定条件 

権利確定条件は付されておりません。

権利確定条件は付されておりません。

権利確定条件は付されておりません。

対象勤務期間

対象勤務期間の定めはありません。

対象勤務期間の定めはありません。

対象勤務期間の定めはありません。

権利行使期間

2019年8月2日~

2049年8月1日

2019年8月2日~

2049年8月1日

2020年8月4日~

2050年8月3日

 

 

 

 

会社名

提出会社

提出会社

提出会社

名称

第11回新株予約権

第12回新株予約権

第13回新株予約権

決議年月日

2020年6月24日

2020年6月24日

2020年6月24日

付与対象者の
区分及び人数

当社執行役 2名

当社子会社取締役 6名

当社海外子会社取締役等

4名

株式の種類
及び付与数

普通株式 2,800株

普通株式 4,200株

普通株式 13,800株

付与日

2020年8月3日

2020年8月3日

2020年8月3日

権利確定条件 

権利確定条件は付されておりません。

権利確定条件は付されておりません。

当社の子会社の取締役等又は従業員の地位にあること。

対象勤務期間

対象勤務期間の定めはありません。

対象勤務期間の定めはありません。

2020年8月3日~

2022年8月1日

権利行使期間

2020年8月4日~

2050年8月3日

2020年8月4日~

2050年8月3日

2022年8月1日~

2052年7月31日

 

 

会社名

提出会社

提出会社

提出会社

名称

第14回新株予約権

第15回新株予約権

第16回新株予約権

決議年月日

2021年6月24日

2021年6月24日

2021年6月24日

付与対象者の
区分及び人数

当社執行役、取締役及び
従業員 14名

(内取締役兼執行役1名)

当社執行役及び従業員

2名

当社国内子会社取締役

9名

株式の種類
及び付与数

普通株式 16,400株

普通株式 1,800株

普通株式 5,600株

付与日

2021年8月2日

2021年8月2日

2021年8月2日

権利確定条件 

権利確定条件は付されておりません。

権利確定条件は付されておりません。

権利確定条件は付されておりません。

対象勤務期間

対象勤務期間の定めはありません。

対象勤務期間の定めはありません。

対象勤務期間の定めはありません。

権利行使期間

2021年8月3日~

2051年8月2日

2021年8月3日~

2051年8月2日

2021年8月3日~

2051年8月2日

 

 

 

 

会社名

提出会社

提出会社

提出会社

名称

第17回新株予約権

第18回新株予約権

第19回新株予約権

決議年月日

2021年6月24日

2022年6月23日

2022年6月23日

付与対象者の
区分及び人数

当社海外子会社取締役等

13名

当社執行役、取締役及び
 従業員 17名

(内取締役兼執行役1名)

当社従業員
1名

株式の種類
及び付与数

普通株式 10,800株

普通株式 41,700株

普通株式 1,600株

付与日

2021年8月2日

2022年8月1日

2022年8月1日

権利確定条件 

当社の子会社の取締役等又は従業員の地位にあること。

当社執行役、当社取締役、当社従業員、当社子会社取締役又は当社子会社従業員の地位にあること。

当社執行役、当社取締役、当社従業員、当社子会社取締役又は当社子会社従業員の地位にあること。

対象勤務期間

2021年8月2日~

2023年3月31日

2022年8月1日~

2023年3月31日

2022年8月1日~

2023年3月31日

権利行使期間

2023年3月31日~

2053年3月30日

2023年3月31日~

2073年3月30日

2023年3月31日~

2073年3月30日

 

 

会社名

提出会社

提出会社

提出会社

名称

第20回新株予約権

第21回新株予約権

第22回新株予約権

決議年月日

2022年6月23日

2022年6月23日

2023年6月23日

付与対象者の
区分及び人数

当社国内子会社取締役
11名

当社海外子会社取締役等

17名

当社執行役、取締役及び
 従業員 20名

(内取締役兼執行役1名)

株式の種類
及び付与数

普通株式 23,300株

普通株式 39,900株

普通株式 60,000株

付与日

2022年8月1日

2022年8月1日

2023年8月1日

権利確定条件 

当社執行役、当社取締役、当社従業員、当社子会社取締役又は当社子会社従業員の地位にあること。

当社執行役、当社取締役、当社従業員、当社子会社取締役又は当社子会社従業員の地位にあること。

当社執行役、当社取締役、当社従業員、当社子会社取締役又は当社子会社従業員の地位にあること。

対象勤務期間

2022年8月1日~

2023年3月31日

2022年8月1日~

2024年3月31日

2023年8月1日~

2024年3月31日

権利行使期間

2023年3月31日~

2073年3月30日

2024年3月31日~

2074年3月30日

2024年3月31日~

2074年3月30日

 

 

 

会社名

提出会社

提出会社

提出会社

名称

第23回新株予約権

第24回新株予約権

第25回新株予約権

決議年月日

2023年6月23日

2023年6月23日

2023年6月23日

付与対象者の
区分及び人数

当社従業員
2名

当社国内子会社取締役
9名

当社海外子会社取締役等

19名

株式の種類
及び付与数

普通株式 2,800株

普通株式 26,300株

普通株式 66,600株

付与日

2023年8月1日

2023年8月1日

2023年8月1日

権利確定条件 

当社執行役、当社取締役、当社従業員、当社子会社取締役又は当社子会社従業員の地位にあること。

当社執行役、当社取締役、当社従業員、当社子会社取締役又は当社子会社従業員の地位にあること。

当社執行役、当社取締役、当社従業員、当社子会社取締役又は当社子会社従業員の地位にあること。

対象勤務期間

2023年8月1日~

2024年3月31日

  2023年8月1日~

   2024年3月31日

2023年8月1日~

2025年3月31日

権利行使期間

2024年3月31日~

2074年3月30日

  2024年3月31日~

   2074年3月30日

2025年3月31日~

2075年3月30日

 

(注)当社は2018年1月1日付け及び2021年10月1日付けでそれぞれ普通株式1株につき普通株式2株の割合で株式分割を行っております。これにより分割後の株式数に換算して記載しております。

 

 

(2) ストック・オプションの規模及びその変動状況

  当連結会計年度(2024年3月期)において存在したストック・オプションを対象とし、ストック・オプションの数については、株式数に換算して記載しております。

① ストック・オプションの数

 会社名

提出会社

提出会社

提出会社

 名称

第1回新株予約権

第3回新株予約権

第4回新株予約権

 決議年月日

2011年6月28日

2014年6月26日

2016年6月27日

 権利確定前(株)

 

 

 

  前連結会計年度末

  付与

  失効

  権利確定

  未確定残

 権利確定後(株)

 

 

 

  前連結会計年度末

88,000

8,000

22,400

  権利確定

  権利行使

80,000

8,000

  失効

8,000

  未行使残

22,400

 

 

 

 会社名

提出会社

提出会社

提出会社

 名称

第5回新株予約権

第6回新株予約権

第7回新株予約権

 決議年月日

2016年6月27日

2018年6月26日

2019年6月27日

 権利確定前(株)

 

 

 

  前連結会計年度末

  付与

  失効

  権利確定

  未確定残

 権利確定後(株)

 

 

 

  前連結会計年度末

2,000

1,600

20,200

  権利確定

  権利行使

2,000

1,600

2,000

  失効

  未行使残

18,200

 

 

 会社名

提出会社

提出会社

提出会社

 名称

第8回新株予約権

第9回新株予約権

第10回新株予約権

 決議年月日

2019年6月27日

2019年6月27日

2020年6月24日

 権利確定前(株)

 

 

 

  前連結会計年度末

  付与

  失効

  権利確定

  未確定残

 権利確定後(株)

 

 

 

  前連結会計年度末

4,000

4,200

14,600

  権利確定

  権利行使

1,800

1,400

  失効

  未行使残

4,000

2,400

13,200

 

 

 

 会社名

提出会社

提出会社

提出会社

 名称

第11回新株予約権

第12回新株予約権

第13回新株予約権

 決議年月日

2020年6月24日

2020年6月24日

2020年6月24日

 権利確定前(株)

 

 

 

  前連結会計年度末

  付与

  失効

  権利確定

  未確定残

 権利確定後(株)

 

 

 

  前連結会計年度末

2,800

2,600

13,800

  権利確定

  権利行使

200

2,000

  失効

  未行使残

2,800

2,400

11,800

 

 

 

 会社名

提出会社

提出会社

提出会社

 名称

第14回新株予約権

第15回新株予約権

第16回新株予約権

 決議年月日

2021年6月24日

2021年6月24日

2021年6月24日

 権利確定前(株)

 

 

 

  前連結会計年度末

  付与

  失効

  権利確定

  未確定残

 権利確定後(株)

 

 

 

  前連結会計年度末

14,800

1,800

5,200

  権利確定

  権利行使

1,200

1,000

  失効

  未行使残

13,600

1,800

4,200

 

 

 

 会社名

提出会社

提出会社

提出会社

 名称

第17回新株予約権

第18回新株予約権

第19回新株予約権

 決議年月日

2021年6月24日

2022年6月23日

2022年6月23日

 権利確定前(株)

 

 

 

  前連結会計年度末

  付与

  失効

  権利確定

  未確定残

 権利確定後(株)

 

 

 

  前連結会計年度末

10,800

41,700

1,600

  権利確定

  権利行使

2,900

  失効

  未行使残

10,800

38,800

1,600

 

 

 会社名

提出会社

提出会社

提出会社

 名称

第20回新株予約権

第21回新株予約権

第22回新株予約権

 決議年月日

2022年6月23日

2022年6月23日

2023年6月23日

 権利確定前(株)

 

 

 

  前連結会計年度末

39,900

  付与

60,000

  失効

  権利確定

39,900

60,000

  未確定残

 権利確定後(株)

 

 

 

  前連結会計年度末

23,300

  権利確定

39,900

60,000

  権利行使

2,400

  失効

  未行使残

20,900

39,900

60,000

 

 

 

 会社名

提出会社

提出会社

提出会社

 名称

第23回新株予約権

第24回新株予約権

第25回新株予約権

 決議年月日

2023年6月23日

2023年6月23日

2023年6月23日

 権利確定前(株)

 

 

 

  前連結会計年度末

  付与

2,800

26,300

66,600

  失効

  権利確定

2,800

26,300

  未確定残

66,600

 権利確定後(株)

 

 

 

  前連結会計年度末

  権利確定

2,800

26,300

  権利行使

  失効

  未行使残

2,800

26,300

 

(注)当社は2018年1月1日付け及び2021年10月1日付けでそれぞれ普通株式1株につき普通株式2株の割合で株式分割を行っております。これにより分割後の株式数に換算して記載しております。

 

 

② 単価情報

 会社名

提出会社

提出会社

提出会社

 名称

第1回新株予約権

第3回新株予約権

第4回新株予約権

 決議年月日

2011年6月28日

2014年6月26日

2016年6月27日

 権利行使価格(円)

263

463

1

 行使時平均株価(円)

2,165

1,634

 付与日における公正な評価単価(円)

655

 

 

 会社名

提出会社

提出会社

提出会社

 名称

第5回新株予約権

第6回新株予約権

第7回新株予約権

 決議年月日

2016年6月27日

2018年6月26日

2019年6月27日

 権利行使価格(円)

1

1

1

 行使時平均株価(円)

2,748

2,748

2,748

 付与日における公正な評価単価(円)

655

1,243

1,773

 

 

 会社名

提出会社

提出会社

提出会社

 名称

第8回新株予約権

第9回新株予約権

第10回新株予約権

 決議年月日

2019年6月27日

2019年6月27日

2020年6月24日

 権利行使価格(円)

1

1

1

 行使時平均株価(円)

2,699

2,748

 付与日における公正な評価単価(円)

1,773

1,773

2,458

 

 

 会社名

提出会社

提出会社

提出会社

 名称

第11回新株予約権

第12回新株予約権

第13回新株予約権

 決議年月日

2020年6月24日

2020年6月24日

2020年6月24日

 権利行使価格(円)

1

1

1

 行使時平均株価(円)

2,529

2,349

 付与日における公正な評価単価(円)

2,458

2,458

2,432

 

 

 

 

 会社名

提出会社

提出会社

提出会社

 名称

第14回新株予約権

第15回新株予約権

第16回新株予約権

 決議年月日

2021年6月24日

2021年6月24日

2021年6月24日

 権利行使価格(円)

1

1

1

 行使時平均株価(円)

2,748

2,704

 付与日における公正な評価単価(円)

3,966

3,966

3,966

 

 

 会社名

提出会社

提出会社

提出会社

 名称

第17回新株予約権

第18回新株予約権

第19回新株予約権

 決議年月日

2021年6月24日

2022年6月23日

2022年6月23日

 権利行使価格(円)

1

1

1

 行使時平均株価(円)

2,748

 付与日における公正な評価単価(円)

3,942

2,924

2,924

 

 

 会社名

提出会社

提出会社

提出会社

 名称

第20回新株予約権

第21回新株予約権

第22回新株予約権

 決議年月日

2022年6月23日

2022年6月23日

2023年6月23日

 権利行使価格(円)

1

1

1

 行使時平均株価(円)

2,693

 付与日における公正な評価単価(円)

2,924

2,906

1,933

 

 

 

 会社名

提出会社

提出会社

提出会社

 名称

第23回新株予約権

第24回新株予約権

第25回新株予約権

 決議年月日

2023年6月23日

2023年6月23日

2023年6月23日

 権利行使価格(円)

1

1

1

 行使時平均株価(円)

 付与日における公正な評価単価(円)

1,933

1,933

1,914

 

(注)当社は2018年1月1日付け及び2021年10月1日付けでそれぞれ普通株式1株につき普通株式2株の割合で株式分割を行っております。これにより分割後の価格に換算して記載しております。

 

 

3.当連結会計年度に付与されたストック・オプションの公正な評価単価の見積方法

(1) 使用した評価技法 ブラック・ショールズ式

(2) 主な基礎数値及びその見積方法

  ① 第22回~第24回新株予約権の付与日における公正な評価単価(1,933円)

株価変動性

(注)1

37.171%

予想残存期間

(注)2

25.7年

予想配当

(注)3

25円

無リスク利子率

(注)4

1.395%

 

  (注)1.過去8.10年(2015年6月25日から2023年8月1日)の株価実績に基づき算定しました。

     2.十分なデータの蓄積がなく、合理的な見積もりが困難であるため、権利行使期間の中間点において

       行使されるものと推定して見積もっております。

     3.2023年3月期の配当実績によります。

     4.予想残存期間に近似する期間に対応する超長期国債の利回りであります。

 

   ② 第25回新株予約権の付与日における公正な評価単価(1,914円)

株価変動性

(注)1

37.171%

予想残存期間

(注)2

26.7年

予想配当

(注)3

25円

無リスク利子率

(注)4

1.422%

 

  (注)1.過去8.10年(2015年6月25日から2023年8月1日)の株価実績に基づき算定しました。

     2.十分なデータの蓄積がなく、合理的な見積もりが困難であるため、権利行使期間の中間点において

       行使されるものと推定して見積もっております。

     3.2023年3月期の配当実績によります。

     4.予想残存期間に近似する期間に対応する超長期国債の利回りであります。

 

4.ストック・オプションの権利確定数の見積方法

  基本的には、将来の失効数の合理的な見積りは困難であるため、実績の失効数のみ反映させる方法を採用しております。

 

5.ストック・オプションの単位当たりの本源的価値により算定を行う場合の当連結会計年度末における本源的価値の合計額及び当連結会計年度において権利行使されたストック・オプションの権利行使日における本源的価値の合計額

(1) 当連結会計年度末における本源的価値の合計額

-百万円

(2) 当連結会計年度において権利行使されたストック・オプションの権利行使日における本源的価値の合計額

161百万円

 

 

 

(税効果会計関係)

1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳

 

前連結会計年度
(2023年3月31日)

当連結会計年度
(2024年3月31日)

繰延税金資産

 

 

 

 

税務上の繰越欠損金等 (注)2

1,660

百万円

2,583

百万円

賞与引当金

498

百万円

514

百万円

ポイント引当金

7

百万円

7

百万円

未払法定福利費

69

百万円

78

百万円

未払事業税

136

百万円

108

百万円

棚卸資産の未実現利益

1,266

百万円

1,426

百万円

返金負債

188

百万円

221

百万円

貸倒引当金

25

百万円

168

百万円

債務保証損失引当金

百万円

149

百万円

退職給付に係る負債

152

百万円

108

百万円

長期未払金

174

百万円

174

百万円

資産除去債務

151

百万円

197

百万円

減損損失

153

百万円

162

百万円

その他

766

百万円

861

百万円

繰延税金負債との相殺

△178

百万円

△436

百万円

繰延税金資産小計

5,072

百万円

6,325

百万円

税務上の繰越欠損金に係る評価性引当額 (注)2

△1,647

百万円

△2,397

百万円

将来減算一時差異等の合計に係る評価性引当額

△857

百万円

△950

百万円

評価性引当額小計 (注)1

△2,504

百万円

△3,347

百万円

繰延税金資産合計

2,567

百万円

2,978

百万円

 

 

 

 

 

繰延税金負債

 

 

 

 

その他有価証券評価差額金

△59

百万円

△131

百万円

固定資産加速度償却

△25

百万円

△23

百万円

圧縮積立金

△4

百万円

△1

百万円

無形固定資産

△674

百万円

△628

百万円

在外子会社の留保利益

△636

百万円

△603

百万円

その他

△37

百万円

△85

百万円

繰延税金資産との相殺

178

百万円

436

百万円

繰延税金負債合計

△1,258

百万円

△1,036

百万円

繰延税金資産純額

1,309

百万円

1,941

百万円

 

 

(表示方法の変更)

  前連結会計年度において繰延税金資産の「その他」に含めておりました「貸倒引当金」は、重要性が増したため、当連結会計年度より独立掲記しております。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の注記の組替えを行っております。

  この結果、前連結会計年度において、繰延税金資産の「その他」に表示していた792百万円は、「貸倒引当金」25百万円及び「その他」766百万円として組替えております。

 

 

 (注)1.評価性引当額が843百万円増加しております。この増加の主な内容は、連結子会社Menicon Singapore Pte. Ltd.において税務上の繰越欠損金等に係る評価性引当額を710百万円追加的に認識したことに伴うものであります。

   2.税務上の繰越欠損金及びその繰延税金資産の繰越期限別の金額
前連結会計年度(2023年3月31日

 

1年以内

1年超
2年以内

2年超
3年以内

3年超
4年以内

4年超
5年以内

5年超

合計

税務上の繰越欠損金等(a)

28

23

41

120

115

1,330

1,660

百万円

評価性引当額

△28

△23

△41

△120

△115

△1,318

△1,647

百万円

繰延税金資産

12

12

百万円

 

(a) 税務上の繰越欠損金は、法定実効税率を乗じた額であります。

 

    当連結会計年度(2024年3月31日

 

1年以内

1年超
2年以内

2年超
3年以内

3年超
4年以内

4年超
5年以内

5年超

合計

税務上の繰越欠損金等(a)

16

25

87

90

129

2,234

2,583

百万円

評価性引当額

△16

△25

△61

△90

△129

△2,073

△2,397

百万円

繰延税金資産

25

160

185

百万円

 

(a) 税務上の繰越欠損金は、法定実効税率を乗じた額であります。

 

2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因となった主要な項目別の内訳

 

前連結会計年度
(2023年3月31日)

当連結会計年度
(2024年3月31日)

法定実効税率

30.6

30.6

(調整)

 

 

 

 

交際費・寄付金等永久に損金に算入されない項目

0.7

3.5

住民税均等割等

0.8

1.3

海外子会社の税制差異

0.5

2.4

評価性引当額

0.6

1.3

のれん償却額

1.1

1.6

法人税額の特別控除

△2.1

△4.6

子会社欠損金

1.0

△1.0

在外子会社の留保利益

2.5

△0.5

その他

0.3

1.5

税効果会計適用後の法人税等の負担率

35.9

36.2

 

 

(表示方法の変更)

  前連結会計年度において、「その他」に含めておりました「海外子会社の税制差異」は、重要性が増したため、当連結会計年度より独立掲記しております。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の注記の組替えを行っております。

  この結果、前連結会計年度において「その他」に表示しておりました0.8%は、「海外子会社の税制差異」0.5%及び「その他」0.3%として組み替えて表示しております。

 

(企業結合等関係)

重要性が乏しいため、記載を省略しております。

 

(資産除去債務関係)

重要性が乏しいため、記載を省略しております。

 

(賃貸等不動産関係)

重要性が乏しいため、記載を省略しております。

 

(収益認識関係)

1. 顧客との契約から生じる収益を分解した情報

前連結会計年度(自  2022年4月1日  至  2023年3月31日)

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

(注)

合計

ビジョン

ケア事業

メルスプラン

45,491

45,491

45,491

コンタクトレンズ及びケア用品の製造販売

49,387

49,387

49,387

その他

6,774

6,774

8,362

15,136

顧客との契約から生じる収益

101,652

101,652

8,362

110,015

その他の収益

179

179

外部顧客への売上高

101,652

101,652

8,541

110,194

 

(注) 「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、ヘルスケア・ライフケア事業を含んでおります。

 

当連結会計年度(自  2023年4月1日  至  2024年3月31日)

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

(注)

合計

ビジョン

ケア事業

メルスプラン

46,459

46,459

46,459

コンタクトレンズ及びケア用品の製造販売

53,049

53,049

53,049

その他

7,378

7,378

9,146

16,525

顧客との契約から生じる収益

106,887

106,887

9,146

116,034

その他の収益

157

157

外部顧客への売上高

106,887

106,887

9,304

116,192

 

(注) 「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、ヘルスケア・ライフケア事業を含んでおります。

 

当社グループは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象としている構成単位である、ビジョンケア事業とその他の事業で売上収益を計上しています。

 

2. 顧客との契約から生じる収益を理解するための基礎となる情報

(1) 契約、履行義務、履行義務の充足時点に関する情報

・ビジョンケア事業

① メルスプラン

当社グループにおいて顧客であるコンタクトレンズユーザーに提供しているメルスプランでは、コンタクトレンズリニューアルサービス、コンタクトレンズ破損、汚損等の保証サービス等、一定期間内に使用すると想定される数量相当の定期交換型コンタクトレンズの提供を行っています。これらのサービスは、顧客の要望に応じてサービスを提供することで顧客より対価を得ています。これらのサービスは顧客の要望に応じていつでもサービスを提供する体制を整えることを履行義務と認識しており、時の経過に応じて履行義務が充足されるため、月会費を毎月収益として認識しています。

メルスプランに新規加入した顧客からは、加入時に2ヵ月分の会費を受領しているため、サービスを未だ提供していない月の会費については、前受金として認識しています。

当社グループでは、メルスプランの会員に対し、コンタクトレンズのケア用品を提供する「ケアプラスコース特約」を設定しています。この特約はケア用品を定期的に送付するサービスであるため、顧客にケア用品を提供することを履行義務と認識しています。そのため、ケア用品が顧客であるメルスプラン会員に引き渡された時点で履行義務が充足されますが、収益認識適用指針98項の代替的取扱いを適用し、当社出荷時点で履行義務が充足されると判断し、本特約の契約額を収益として認識しています。

メルスプランでは、入会時に会員登録及び事務手続等の対価として入会金を受け取っています。入会手続が完了した時点で履行義務が充足されるため、その時点で受領した入会金を収益として認識しています。

 

② コンタクトレンズの製造販売

顧客であるコンタクトレンズ販売店に対して、コンタクトレンズを提供して対価を得ています。本事業は顧客に対してコンタクトレンズを提供することを履行義務と認識しており、コンタクトレンズが顧客に引き渡された時点で履行義務が充足されますが、収益認識適用指針第98項の代替的取扱いを適用し、当社出荷時点で履行義務が充足されると判断し、取引の契約額を収益として認識しています。

海外向けの販売においては、貿易条件に従い、法的所有権及び所有にかかるリスクと経済価値が移転する時点で履行義務が充足されると判断して、取引の契約額を収益として認識しています。

また、当社グループ店舗等においてはコンタクトレンズユーザーに対して、コンタクトレンズを提供して対価を得ています。本事業は顧客に対してコンタクトレンズを提供することを履行義務と認識しており、コンタクトレンズが顧客に引き渡された時点で履行義務が充足されるため、当該時点において取引の契約額を収益として認識しています。

 

③ ケア用品の製造販売

顧客であるコンタクトレンズ販売店や卸企業に対して、コンタクトレンズのケア用品やコンタクトレンズ関連商品(これらを「ケア用品等」といいます。)を提供して対価を得ています。本事業は顧客に対してケア用品等を提供することを履行義務と認識しており、ケア用品等が顧客に引き渡された時点で履行義務が充足されますが、収益認識適用指針第98項の代替的取扱いを適用し、当社出荷時点で履行義務が充足されると判断し、取引の契約額を収益として認識しています。

また、当社グループ店舗等においては顧客であるコンタクトレンズユーザーに対して、ケア用品等を提供して対価を得ています。本事業は顧客に対してケア用品等を提供することを履行義務と認識しており、ケア用品等が顧客に引き渡された時点で履行義務が充足されるため、当該時点において取引の契約額を収益として認識しています。

 

(2) 取引価格の算定に関する情報

(保証返品に関する収益認識)

コンタクトレンズの製造販売事業では、コンタクトレンズの保証期間内に新しいコンタクトレンズと交換する取引が含まれているため、当該交換について交換率を見積り、当初認識する収益から減額しています。

 

(販売奨励金等に関する収益認識)

当社グループが財又はサービスの移転と交換に受け取る対価には、販売奨励金等の変動対価、顧客に交付する金券類が含まれています。

具体的には、コンタクトレンズ及びケア用品の製造販売では、コンタクトレンズ販売店や卸企業に対して、リベートや販売奨励金の名目で金銭を交付または対価の受取額を減額しています。コンタクトレンズユーザーに対しては、コンタクトレンズ購入の特典として金券類を交付または対価の受取額を減額しています。これらの変動対価は、過去の傾向や履行義務の充足時点における状況に基づいて見積っており、直近の実績に基づき定期的に見直しをしております。

さらに、当社ではポイント制度を運営しており、様々なキャンペーンを通じて消費者にポイントを付与しています。当該ポイントについては、付与したポイントの将来における利用額を見積り、ポイントを付与した取引の取引金額を、当該取引の独立販売価格と付与したポイントの将来における利用額の割合に応じて配分しています。将来における利用額に配分した取引金額は、当該ポイントが利用された時点または利用期限が経過した時点で収益として認識しています。

 

(代理人取引に関する収益認識)

一部の子会社において、コンタクトレンズ及びケア用品の販売事業に、商品の仕入先から顧客に商品を直送する取引が含まれています。当該取引については、商品の在庫リスクを有しておらず、顧客に商品を引き渡す以前に当該商品に対する支配を有していません。従って、当該商品を顧客に直送することを手配することを履行義務と認識し、顧客に当該商品が引き渡された時点で、顧客から受け取る額から商品の仕入先に支払う額を控除した純額をもって収益を認識しています。

 

(3) 重要な支払条件に関する情報

・ビジョンケア事業

① メルスプラン

会費は毎月収益として認識しています。なお、新規入会時は、2ヵ月分の会費を受け取っています。

ケアプラスコース特約は、ケア用品の提供後、6ヵ月間の分割払いにより対価の支払いを受けており、対価の金額に重要な金融要素は含まれておりません。

また、入会金はサービス提供と同時に対価の支払いを受けております。

 

② コンタクトレンズの製造販売

コンタクトレンズ販売店に対する販売は、履行義務の充足時点から概ね1月で支払いを受けており、対価の金額に重要な金融要素は含まれておりません。

また、当社グループ店舗等におけるコンタクトレンズユーザーに対する販売は、商品の引き渡しと同時に対価の支払いを受けております。

 

③ ケア用品の製造販売

コンタクトレンズ販売店や卸企業に対する販売は、履行義務の充足時点から概ね1ヵ月で支払いを受けており、対価の金額に重要な金融要素は含まれておりません。

また、当社グループ店舗等におけるケア用品等の販売は、商品の引き渡しと同時に対価の支払いを受けております。

 

3. 顧客との契約に基づく履行義務の充足と当該契約から生じるキャッシュ・フローとの関係並びに当連結会計年度末において存在する顧客との契約から翌連結会計年度以降に認識すると見込まれる収益の金額及び時期に関する情報

(1) 契約負債の残高等

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2023年3月31日)

当連結会計年度
(2024年3月31日)

顧客との契約から生じた債権(期首残高)

11,269

12,375

顧客との契約から生じた債権(期末残高)

12,375

13,305

契約負債(期首残高)

180

627

契約負債(期末残高)

627

575

 

連結貸借対照表において、顧客との契約から生じた債権は受取手形及び売掛金に含まれており、契約負債は流動負債のその他に含まれております。契約負債は、履行義務の充足前に対価を受領しているものであり、収益の認識に伴い取り崩されます。

前連結会計年度に認識された収益の額のうち期首現在の契約負債残高に含まれていた額は、180百万円であります。また、前連結会計年度において、契約負債が447百万円増加した主な理由は、契約に基づき顧客から受け取った前受金であります。

過去の期間に充足(又は部分的に充足)した履行義務から、前連結会計年度に認識した収益(主に、取引価格の変動)の額に重要性はありません。

当連結会計年度に認識された収益の額のうち期首現在の契約負債残高に含まれていた額は、627百万円であります。また、当連結会計年度において、契約負債が52百万円減少した主な理由は、契約に基づき顧客から受け取った前受金が減少したためであります。

過去の期間に充足(又は部分的に充足)した履行義務から、当連結会計年度に認識した収益(主に、取引価格の変動)の額に重要性はありません。

 

(2) 残存履行義務に配分した取引価格

当社グループにおいては、当初の予想契約期間が1年を超える重要な取引がないため、実務上の便法を適用し、残存履行義務に関する情報の記載を省略しております。また、顧客との契約から生じる対価の中に、取引価格に含まれていない重要な金額はありません。