第一部 【企業情報】
第1 【企業の概況】
1 【主要な経営指標等の推移】
(1) 連結経営指標等
回次
|
第63期
|
第64期
|
第65期
|
第66期
|
第67期
|
決算年月
|
2020年3月
|
2021年3月
|
2022年3月
|
2023年3月
|
2024年3月
|
売上高
|
(百万円)
|
84,519
|
86,209
|
100,172
|
110,194
|
116,192
|
経常利益
|
(百万円)
|
6,554
|
8,348
|
10,055
|
11,755
|
8,225
|
親会社株主に帰属する 当期純利益
|
(百万円)
|
4,060
|
5,952
|
6,481
|
7,377
|
4,538
|
包括利益
|
(百万円)
|
3,802
|
6,823
|
8,019
|
8,459
|
8,149
|
純資産額
|
(百万円)
|
53,520
|
60,985
|
67,045
|
74,665
|
81,804
|
総資産額
|
(百万円)
|
87,286
|
127,153
|
130,978
|
152,522
|
179,812
|
1株当たり純資産額
|
(円)
|
707.40
|
782.55
|
859.03
|
953.74
|
1,041.16
|
1株当たり当期純利益
|
(円)
|
56.12
|
78.84
|
85.72
|
97.25
|
59.65
|
潜在株式調整後1株 当たり当期純利益
|
(円)
|
53.48
|
77.23
|
79.08
|
89.78
|
55.17
|
自己資本比率
|
(%)
|
61.2
|
46.5
|
49.7
|
47.5
|
44.1
|
自己資本利益率
|
(%)
|
8.5
|
10.6
|
10.4
|
10.7
|
6.0
|
株価収益率
|
(倍)
|
43.0
|
41.4
|
34.3
|
28.9
|
26.5
|
営業活動による キャッシュ・フロー
|
(百万円)
|
8,712
|
10,628
|
12,719
|
12,749
|
11,866
|
投資活動による キャッシュ・フロー
|
(百万円)
|
△7,656
|
△15,629
|
△16,149
|
△13,776
|
△21,575
|
財務活動による キャッシュ・フロー
|
(百万円)
|
△3,438
|
28,913
|
△5,402
|
8,900
|
14,554
|
現金及び現金同等物の期末残高
|
(百万円)
|
16,791
|
41,120
|
32,611
|
40,664
|
46,713
|
従業員数 〔ほか、平均臨時雇用人員〕
|
(名)
|
3,548
|
3,860
|
3,908
|
4,056
|
4,221
|
〔514〕
|
〔539〕
|
〔527〕
|
〔527〕
|
〔558〕
|
(注) 1.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第65期(2022年3月期)の期首より適用しており、第65期(2022年3月期)以降に係る各数値については、当該会計基準等を適用した後の数値となっております。
2.当社は2021年10月1日付けで普通株式1株につき普通株式2株の割合で株式分割を行っております。第63期(2020年3月期)の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額、1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益を算定しております。
3.第65期(2022年3月期)において、企業結合に係る暫定的会計処理の確定を行っており、第64期(2021年3月期)に係る各数値については、暫定的会計処理の確定の内容を反映させております。
4.第65期(2022年3月期)以降の1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益を算定するための普通株式の期中平均株式数について、「株式給付信託(従業員持株会処分型)」が所有する当社株式の数を控除しております。
(2) 提出会社の経営指標等
回次
|
第63期
|
第64期
|
第65期
|
第66期
|
第67期
|
決算年月
|
2020年3月
|
2021年3月
|
2022年3月
|
2023年3月
|
2024年3月
|
売上高
|
(百万円)
|
58,999
|
59,720
|
61,405
|
64,254
|
66,525
|
経常利益
|
(百万円)
|
5,292
|
5,274
|
3,996
|
4,086
|
2,020
|
当期純利益
|
(百万円)
|
3,294
|
3,081
|
2,660
|
2,844
|
1,087
|
資本金
|
(百万円)
|
5,396
|
5,414
|
5,462
|
5,487
|
5,521
|
発行済株式総数
|
(株)
|
38,015,944
|
38,077,444
|
76,421,288
|
76,527,888
|
76,634,388
|
純資産額
|
(百万円)
|
54,224
|
58,033
|
58,888
|
60,961
|
61,187
|
総資産額
|
(百万円)
|
80,882
|
112,630
|
110,775
|
129,595
|
147,296
|
1株当たり純資産額
|
(円)
|
717.43
|
744.16
|
752.03
|
774.04
|
771.35
|
1株当たり配当額 (1株当たり中間配当額)
|
(円)
|
28.00
|
35.00
|
20.00
|
25.00
|
25.00
|
(-)
|
(-)
|
(-)
|
(-)
|
(-)
|
1株当たり当期純利益
|
(円)
|
45.54
|
40.81
|
35.19
|
37.49
|
14.28
|
潜在株式調整後1株 当たり当期純利益
|
(円)
|
43.40
|
40.00
|
32.63
|
34.79
|
13.43
|
自己資本比率
|
(%)
|
66.9
|
49.9
|
51.4
|
45.4
|
39.9
|
自己資本利益率
|
(%)
|
6.7
|
5.6
|
4.7
|
4.9
|
1.8
|
株価収益率
|
(倍)
|
53.0
|
80.0
|
83.5
|
74.9
|
110.9
|
配当性向
|
(%)
|
30.7
|
42.9
|
56.8
|
66.7
|
175.0
|
従業員数 〔ほか、平均臨時雇用人員〕
|
(名)
|
1,416
|
1,512
|
1,577
|
1,637
|
1,728
|
〔26〕
|
〔25〕
|
〔30〕
|
〔25〕
|
〔25〕
|
株主総利回り (比較指標:配当込みTOPIX)
|
(%)
|
151.9
|
206.4
|
187.1
|
180.5
|
105.5
|
(90.5)
|
(128.6)
|
(131.2)
|
(138.8)
|
(196.2)
|
最高株価
|
(円)
|
5,340
|
7,820
|
4,465
|
3,600
|
3,035
|
(9,660)
|
最低株価
|
(円)
|
2,953
|
4,225
|
2,497
|
2,228
|
1,541.5
|
(6,310)
|
(注) 1.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第65期(2022年3月期)の期首より適用しており、第65期(2022年3月期)以降に係る各数値については、当該会計基準等を適用した後の数値となっております。
2.当社は2021年10月1日付けで普通株式1株につき普通株式2株の割合で株式分割を行っております。第63期(2020年3月期)の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額、1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益を算定しております。
3.第64期(2021年3月期)の1株当たり配当金35円には、創業70周年記念配当5円を含んでおります。
4.第65期(2022年3月期)以降の1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益を算定するための普通株式の期中平均株式数について、「株式給付信託(従業員持株会処分型)」が所有する当社株式の数を控除しております。
5.最高株価及び最低株価は、2022年4月4日より東京証券取引所プライム市場におけるものであり、それ以前については東京証券取引所市場第一部におけるものであります。なお、第65期(2022年3月期)の株価については株式分割後の最高株価及び最低株価を記載しており、株式分割前の最高株価及び最低株価を括弧内に記載しております。
2 【沿革】
年月
|
概要
|
1951年2月
|
当社創業者である田中恭一が日本初の角膜コンタクトレンズを開発。
|
1952年7月
|
当社の前身である日本コンタクトレンズ研究所(個人事業)を開業。
|
1957年7月
|
愛知県名古屋市昭和区に日本コンタクトレンズ㈱を設立。
|
1963年8月
|
愛知県名古屋市西区へ本社移転。
|
1965年7月
|
東洋コンタクトレンズ㈱に商号変更。
|
1967年11月
|
ブランド名「メニコン」商標登録。
|
1977年6月
|
フランスにMenicon Europe S.A.(現 連結子会社Menicon SAS)を設立。
|
1982年6月
|
東洋コンタクトレンズ㈱から販売部門を分離し、愛知県名古屋市中区に㈱メニコン(以下、旧㈱メニコン)設立。
|
1984年11月
|
主力工場として岐阜県関市に関工場新設。
|
1985年5月
|
わが国で初めて厚生省(現 厚生労働省)より眼内レンズ承認を受け、白内障関連ビジネスを開始。
|
1986年11月
|
新たに㈱メニコン(新㈱メニコン)設立。
|
1987年3月
|
東洋コンタクトレンズ㈱及び旧㈱メニコンから営業譲渡を受け、新㈱メニコンの営業を開始。
|
1988年1月
|
ドイツに現地法人Menicon GmbH(現 連結子会社でMenicon Holdings B.V.子会社)設立。
|
1992年5月
|
フランスにケア用品工場Menicon Pharma S.A.(現 連結子会社Menicon Pharma SASでMenicon SAS子会社)設立。
|
1993年4月
|
新㈱メニコンと東洋コンタクトレンズ㈱が合併。
|
1995年10月
|
愛知県春日井市に総合研究所を新設。
|
1997年5月
|
動物用眼内レンズの発売と共に動物用医療ビジネスを開始。
|
1997年6月
|
眼科医療機器メーカー㈱ナイツの株式取得。
|
1997年12月
|
生産委託先の東洋光学㈱(現 連結子会社㈱メニコンビジネスアシスト)の株式取得。
|
2001年2月
|
スペインにMenicon Espana S.L. (現 連結子会社Menicon Iberia S.L.でMenicon Holdings B.V.子会社)設立。
|
2001年4月
|
米国にMenicon America, Inc.を設立。
|
2001年7月
|
定額制会員システム「メルスプラン」を開始。
|
2002年2月
|
岐阜県各務原市に技術開発施設テクノステーションを新設。
|
2003年5月
|
愛知県名古屋市中区に㈱メニワンを設立。
|
2004年1月
|
英国にMenicon UK Ltd. (2014年2月に清算済)設立。
|
2005年4月
|
愛知県春日井市に春日井工場を新設。
|
2006年5月
|
オランダのコンタクトレンズメーカーNKL Holding B.V.の株式取得。それに伴い、NKL Contactlenzen B.V.(現 Menicon B.V.)を子会社化。NKL Holding B.V.の持株会社として、同国にMenicon Holdings B.V.設立。
|
年月
|
概要
|
2006年10月
|
シンガポールに現地法人Menicon Singapore Pte. Ltd.を設立。
|
2008年5月
|
ハードコンタクトレンズ製造・販売のため、温州医学院との合弁事業会社となる温州欣視界科技有限公司を設立。
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2009年11月
|
英国でのコンタクトレンズ製造・販売拠点としてDavid Thomas Contact Lenses Ltd.(現 Menicon Limited)の株式取得。
|
2010年2月
|
㈱トーメーの株式取得。同年4月㈱メニコンネクトに商号変更。
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2010年2月
|
㈱ナイツの全株式を㈱西澤電機計器製作所へ譲渡。
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2011年4月
|
欧州子会社を再編。Menicon Holdings B.V.を統括会社として、Menicon Holdings Europe S.A.S.、Menicon GmbH、Menicon UK Ltd.、Menicon Espana S.L.及びDavid Thomas Contact Lenses Ltd.の株式をMenicon Holdings B.V.へ移転。
|
2011年4月
|
シンガポールでの活動強化のため、現地合弁会社Menicon-Mandarin Asia Pte. Ltd.の株式を取得し、Menicon Singapore Sales Pte. Ltd.に商号変更。
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2011年11月
|
薄さ約1mmのパッケージの1日使い捨てコンタクトレンズ「Magic」発売。
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2012年1月
|
Menicon Holdings Europe S.A.S.の商号をMenicon SASに変更。
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2012年1月
|
㈱ダブリュ・アイ・システムの株式取得。
|
2013年6月
|
オーストラリアでの販売活動強化のため、同国での当社ディストリビューターMenitec Pty Ltd の株式を取得。同年7月商号をMenicon Australia Pty Ltd に変更。
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2013年6月
|
メルスプラン累計会員数が100万人に到達。
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2014年3月
|
NKL Contactlenzen B.V.とNKL Holding B.V.を統合。
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2014年5月
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アジア諸国における事業領域の拡大を図るため、韓国にMenicon Korea Co., Ltd.を設立。
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2014年7月
|
2週間交換カラーコンタクトレンズ「2WEEKメニコン Rei」発売。
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2015年3月
|
1日使い捨てコンタクトレンズの製造工場として岐阜県各務原市に各務原工場を新設。
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2015年6月
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東京証券取引所市場第一部及び名古屋証券取引所市場第一部に株式上場。
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2015年10月
|
富士コンタクト㈱の株式取得。(2024年4月、当社に吸収合併)
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2016年6月
|
㈱アルファコーポレーションの株式取得。
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2016年11月
|
㈱エーアイピーの株式取得。
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2016年12月
|
シリコーンハイドロゲル素材の1日使い捨てコンタクトレンズ「1DAYメニコン プレミオ」発売。
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2017年5月
|
ハードコンタクトレンズ「メニコンローズK」発売。
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2018年9月
|
シリコーンハイドロゲル素材の1日使い捨て乱視用コンタクトレンズ「1DAYメニコン プレミオ トーリック」発売。
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2018年11月
|
3ヵ月交換コンタクトレンズ「フォーシーズン」発売。
|
2018年12月
|
2週間交換コンタクトレンズ「2WEEKメニコン プレミオ 遠近両用 トーリック」発売。
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2019年4月
|
オルソケラトロジーレンズ「メニコンオルソK」発売。
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2019年5月
|
近視進行抑制用オルソケラトロジーレンズ「Menicon Bloom Night」CEマーク認証取得。
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2019年10月
|
SOLEKO S.p.A.の株式取得。
|
年月
|
概要
|
2019年11月
|
オルソケラトロジーレンズ「Menicon Z Night」米国FDA承認取得。
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2020年3月
|
1日使い捨てコンタクトレンズ「Magic toric」発売。
|
|
1日使い捨てコンタクトレンズ製造工場である各務原工場の増床工事完了。
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2020年6月
|
温州欣視界科技有限公司の株式を追加取得し、完全子会社化。
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2020年9月
|
1日使い捨てカラーコンタクトレンズ「1DAY FRUTTIE」発売。
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2020年10月
|
㈱ハマノコンタクトの株式取得。
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2020年11月
|
中国でのオルソケラトロジーレンズ製造拠点とするため、阿迩発(無錫)医療科技有限公司を㈱アルファコーポレーションの子会社として設立。
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2021年1月
|
板橋貿易㈱の株式を追加取得し、完全子会社化。
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2021年3月
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中国市場にて拡大するペット需要に対応するため、美尼旺(上海)寵物保健有限公司を㈱メニワンの子会社として設立。
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2021年5月
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1日使い捨てカラーコンタクトレンズ「1DAY メニコン Rei」発売。
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2022年1月
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シリコーンハイドロゲル素材の1日使い捨て遠近両用コンタクトレンズ「1DAYメニコン プレミオ マルチフォーカル」発売。
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|
1日使い捨てコンタクトレンズの製造工場をマレーシアに建設することを発表。
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2022年4月
|
サステナビリティ委員会を設置。
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東京証券取引所及び名古屋証券取引所の市場再編に伴い、当社株式を各市場第一部からプライム市場、名証プレミア市場へ移行。
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2022年7月
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気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)の提言への賛同を表明。
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2022年10月
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3ヵ月交換コンタクトレンズ「クロスシー」発売。
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2023年4月
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愛知県名古屋市中区に本社新社屋「メニコン シアターAoi ビル」建設。
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2023年5月
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オルソケラトロジーレンズ「Menicon Z Night」中国での販売開始。
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2023年6月
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過酸化水素タイプのソフトコンタクトレンズ用消毒剤「エピカ スマートクリーン」発売。
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2023年9月
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阿迩発(無錫)医療科技有限公司にて中国でのオルソケラトロジーレンズの生産開始。
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2023年12月
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1ヵ月交換コンタクトレンズ「1MONTHメニコン メルスミー」発売。
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2024年3月
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フランスの特殊コンタクトレンズフィッティング及び販売会社SA Laboratoires Dencottを含むSAS Humaxグループの株式取得。
|
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Menicon GmbHから物流センターの管理運営機能を移し、Menicon SC GmbHをMenicon GmbHの子会社として設立。
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3 【事業の内容】
当社グループは、当社及び連結子会社37社(他に非連結子会社3社)、持分法適用会社1社(他に持分法を適用しない非連結子会社3社)で構成されており、ビジョンケア事業とその他を主な事業として取り組んでおります。
事業内容及び当社グループの当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。なお、セグメントと同一の区分であります。
セグメント
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主な事業の内容
|
主な会社名
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ビジョンケア事業
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コンタクトレンズ(定額制会員システム「メルスプラン」によるものを含む)及びケア用品等の製造、販売
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当社 ㈱ダブリュ・アイ・システム ㈱メニコンネクト 富士コンタクト㈱ ㈱アルファコーポレーション ㈱エーアイピー ㈱ハマノコンタクト 板橋貿易㈱ Menicon SAS Menicon GmbH Menicon B.V. Menicon Singapore Pte. Ltd. Menicon America, Inc. Menicon Limited SOLEKO S.p.A. SA Laboratoires Dencott Menicon SC GmbH 大連板橋医療器械有限公司
|
その他
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1.動物用医療製品等の開発、販売 2.稲わらの分解促進材、家畜排泄物の堆肥化促進材等の開発、販売 3.生殖補助医療及び先端医療分野の製品開発、販売 4. 人材派遣 5.農水産物の販売及び輸出入
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当社 ㈱メニワン ㈱メニコンビジネスアシスト 板橋貿易㈱ 大連板橋医療器械有限公司
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イ)ビジョンケア事業
ビジョンケア事業にはコンタクトレンズ分野とケア用品分野があります。コンタクトレンズ分野において当社創業者である田中恭一が1951年に日本初の角膜コンタクトレンズを開発して以来、当社は常に新素材・新デザインの開発、製造技術の向上、生産・品質管理体制の整備を進め、業界をリードしております。現在、ハードコンタクトレンズ、ソフトコンタクトレンズに加え、成長カテゴリーであるディスポーザブルコンタクトレンズとして1日使い捨て、2週間交換、1ヵ月交換タイプを製造・販売しております。また、当社独自の特徴として、2001年7月に業界初の定額制会員システム「メルスプラン」を導入し、134万人の会員を有しております(2024年3月末現在)。メルスプラン(Menicon Eye Life Support Plan)とは、入会金と定額の月会費を支払うことで、紛失・破損・度数変更時の保証などを受けられ、常に安全かつ自身の目に最適なコンタクトレンズの装用を続けることが可能になるサービスです。メニコン直営店を含む、全国1,670のメルスプランに加盟しているコンタクトレンズ店など(以下、加盟施設という。)でサービスを実施しております(2024年3月末現在)。加盟施設にとっては顧客へのコンタクトレンズ提供に伴い定期的な眼科受診を推奨でき、顧客の固定化、価格競争にとらわれない付加価値の提供が可能になるというメリットがあります。また、当社直営店である「Menicon Miru」と当社グループのコンタクトレンズ販売会社である株式会社ダブリュ・アイ・システム「エースコンタクト」、富士コンタクト株式会社「富士コンタクト」、株式会社エーアイピー「シティコンタクト」においては、一貫したサービスを展開する販売網として「Miru」ブランドを掲げることで全国への浸透を図っております。今後も、商品ラインアップの拡充を進めると共に、当社グループ販売店、メルスプラン加盟施設のネットワークを強化することで、会員数の拡大を図ってまいります。
成長カテゴリーであるディスポーザブルコンタクトレンズにつきましては、シリコーンハイドロゲル素材で酸素透過性の高いメルスプラン専用1ヵ月交換コンタクトレンズ「1MONTHメニコン メルスミー」や、「1DAYメニコン Rei」の新色などラインアップの拡充により顧客満足度を向上させる取り組みを進めました。今後も新たな成長機会を獲得するため、当社の研究体制・開発力を活用し、引き続き新製品導入に取り組み、国内の安定した事業基盤、ビジネスモデルを後ろ盾に、海外市場への展開にも積極的に取り組んでまいります。
ケア用品分野では、コンタクトレンズ用ケア用品の開発、製造及び販売を行っております。ケア用品とは、コンタクトレンズを洗浄、消毒、保存する液剤であり、当社グループはハードコンタクトレンズ用ケア用品とソフトコンタクトレンズ用ケア用品の両方を販売チャネルに応じた戦略を用いて市場展開しております。メルスプラン会員向けには会員価格でのケア用品宅配サービスを提供することで当社グループ純正品の使用を促し、ドラッグストアなどの小売販売チャネルにおいては数量を多くしたバンドルパックなどの価格競争力のある商品や、カラーコンタクトレンズ用ケア用品などのドラッグストア専用商品を販売することでシェアの確保、拡大に努めております。当期は、過酸化水素タイプのソフトコンタクトレンズ用消毒剤「エピカ スマートクリーン」の販売を開始しました。過酸化水素タイプの消毒剤は市場における使用割合が年々高まっており、今後も成長が期待されるため、当社ケア用品の主力製品の一つとしてより一層の販売拡大に努めてまいります。今後も総合コンタクトレンズメーカーとしての強みを発揮し、それぞれのコンタクトレンズに最適なケア用品の開発、販売を行ってまいります。
また、海外では地域ごとで異なる成長戦略を推し進めております。アジアでは、特に中国市場における需要を受け、オルソケラトロジーレンズ及びケア用品の販売を行っております。当期は、中国において景気停滞の影響によりオルソケラトロジーレンズ及びケア用品を含むコンタクトレンズ関連商品の市場の成長は緩やかになっております。同地域では、競合他社も増加しつつある競争環境のもと、オルソケラトロジーレンズとケア用品の販売強化を主な方針とし、営業体制の強化や主要都市において医療関係者や販売代理店向けの新製品発表会を開催する等、販売拡大に向けた取り組みを進めました。欧州及び北米では、販売チャネルの新規開拓及び関係強化を推進し、大手量販チェーンに対してプライベートブランドの導入や他社商品からの切替促進企画を実施する等、ディスポーザブルコンタクトレンズ並びにケア用品の販売拡大に取り組みました。生産面においては、1日使い捨てコンタクトレンズの足元の需要拡大に対応するべく、各務原工場での「1DAYメニコン プレミオ」シリーズや、シンガポールでの「Magic」シリーズの新たな生産ラインの稼働を開始いたしました。そして、中長期的に強い成長が見込まれるため、マレーシアでの新工場建設を進めており、継続して1日使い捨てコンタクトレンズの供給能力の強化を実施してまいります。また、オルソケラトロジーレンズの生産量増加と納期短縮を目的として、中国での生産を開始いたしました。
ロ)その他
当社グループはこれまでビジョンケア領域を主な事業としてきましたが、中期経営計画として掲げた「Vision2030」におきましては、視覚だけでなく五感に関するビジネスを展開してまいります。聴覚、嗅覚、味覚、触覚といったあらゆる感覚器を満足させて、人々が幸せや豊かさを実感できるような商品やサービスの提供を推進いたします。具体的には、ペットライフをサポートする動物医療・共生事業、環境保全の実現を目指す環境・バイオ事業、食品事業を含むライフサポート事業などに取り組み、長期的な視点で事業を育ててまいります。
動物医療・共生事業は、当社グループが今まで取り組んできた動物医療事業と新たに取り組んでいく動物共生事業に分かれます。動物医療事業では、コンタクトレンズ開発で培った技術を動物の眼科医療に応用しております。1997年に日本で初めての動物用眼内レンズを発売した後も、獣医師と共同での治療用器具やサプリメントの開発、動物眼科医療の環境作りのためのセミナーの開催など、動物眼科医療の発展のために様々な活動を行っております。当期は、犬・猫用サプリメントの販路拡大を目的として動物病院や動物医薬品卸業者への販売に加えて、一般消費者向けセグメントでの販売を開始しました。動物共生事業では、愛犬との豊かな生活を支えるサービスを通じて、社会課題の解決に寄与するサービス「&D(アンド・ディー)」を展開しております。
環境・バイオ事業は、当社グループが今まで取り組んできた事業であり、コンタクトレンズ、ケア用品の開発で培った技術を、環境事業分野に活用しております。具体的には当社ケア用品開発の中で発見した酵素を基に開発した、稲わら分解促進材「アグリ革命」など、当社グループ独自の学術的な研究開発アプローチで、高品質な製品作りを実現しております。
ライフサポート事業は、当社グループが今まで取り組んできた事業と新たに取り組んでいく事業に分かれます。ライフサイエンス事業は当社グループが今まで取り組んできた事業であり、生殖補助医療や生活提案型製品、研究用理化学機器などを取り扱っております。生活提案型製品として、妊活をサポートするサプリメント「プレグナ」シリーズ及び「ルナリズムラクトフェリン」、ライフケアをサポートする「めにサプリ」シリーズなど多様な製品の開発・販売を行っております。当期は、サプリメントビジネスにおいて、フェムテック関連をはじめとするヘルスケア領域に注力した新製品を追加する等、積極的な拡販に努めました。食品事業は当社グループが新たに取り組んでいく事業であり、2021年1月に完全子会社化した板橋貿易株式会社が行っている事業で、主に鮮魚や日本米といった農水産物を日本や海外で仕入れ、北米や香港、東南アジア、オーストラリア等の海外各地へ輸出しております。
このように当社グループは新しい製品・サービスにも果敢にチャレンジすることで事業領域を拡大し、中期経営計画として掲げた「Vision2030」の達成に向けて長期的な視点で新規事業を育ててまいります。
当社グループの事業系統図は次のとおりであります。
4 【関係会社の状況】
名称
|
住所
|
資本金又は 出資金
|
主要な事業 の内容
|
議決権の所有 (被所有)割合 (%)
|
関係内容
|
(連結子会社)
|
|
百万円
|
|
|
|
㈱メニコンネクト (注)2
|
愛知県名古屋市西区
|
80
|
ビジョンケア 事業
|
100.0
|
当社コンタクトレンズ等の製造・開発・販売をしております。
|
|
|
百万円
|
|
|
|
㈱メニコンビジネスアシスト
|
愛知県名古屋市中区
|
95
|
その他
|
100.0
|
当社への人材派遣・業務受託を行っております。 役員の兼任 1名
|
|
|
ユーロ
|
|
|
|
Menicon SAS (注)2
|
フランス・パリ
|
15,523,900
|
ビジョンケア 事業
|
100.0 (100.0)
|
当社コンタクトレンズ等を製造・販売しております。 役員の兼任 1名
|
|
|
ユーロ
|
|
|
|
Menicon GmbH (注)2
|
ドイツ・オッフェンバッハ
|
4,090,335
|
ビジョンケア 事業
|
100.0 (100.0)
|
当社コンタクトレンズ等の販売及び物流センターの管理運営をしております。 役員の兼任 1名
|
|
|
ユーロ
|
|
|
|
Menicon Pharma SAS (注)2
|
フランス・ストラスブール
|
11,650,000
|
ビジョンケア 事業
|
100.0 (100.0)
|
当社ケア用品等を製造しております。
|
|
|
ユーロ
|
|
|
|
Menicon Iberia S.L.
|
スペイン・バルセロナ
|
150,000
|
ビジョンケア 事業
|
100.0 (100.0)
|
当社コンタクトレンズ等を販売しております。 役員の兼任 1名
|
|
|
ユーロ
|
|
|
|
Menicon Holdings B.V. (注)2
|
オランダ・エメン
|
4,225,000
|
ビジョンケア 事業
|
100.0
|
子会社グループの統括管理を行っております。 役員の兼任 1名
|
|
|
米ドル
|
|
|
|
Menicon America, Inc.
|
米国・マサチューセッツ州
|
1,100,000
|
ビジョンケア 事業
|
100.0
|
当社コンタクトレンズ等を販売しております。 役員の兼任 1名
|
|
|
シンガポール ドル
|
|
|
|
Menicon Singapore Sales Pte. Ltd.
|
シンガポール
|
3,920,000
|
ビジョンケア 事業
|
100.0
|
当社コンタクトレンズ等を販売しております。 役員の兼任 1名
|
|
|
英ポンド
|
|
|
|
Menicon Limited
|
英国・ノーザンプトン
|
1,250
|
ビジョンケア 事業
|
100.0 (100.0)
|
コンタクトレンズ等を製造・販売しております。 役員の兼任 1名
|
|
|
百万円
|
|
|
|
Menicon Singapore Pte. Ltd. (注)2
|
シンガポール
|
7,766
|
ビジョンケア 事業
|
100.0
|
当社コンタクトレンズ等を製造しております。 役員の兼任 1名
|
|
|
百万円
|
|
|
|
㈱ダブリュ・アイ・システム (注)5
|
東京都豊島区
|
308
|
ビジョンケア 事業
|
100.0
|
当社コンタクトレンズ等を販売しております。 役員の兼任 2名
|
|
|
ユーロ
|
|
|
|
Menicon B.V.
|
オランダ・エメン
|
18,200
|
ビジョンケア 事業
|
100.0 (100.0)
|
コンタクトレンズ等を製造・販売しております。 役員の兼任 1名
|
|
|
百万円
|
|
|
|
㈱メニワン
|
愛知県名古屋市西区
|
50
|
その他
|
100.0
|
動物用医療用品等を販売しております。 役員の兼任 1名
|
名称
|
住所
|
資本金又は 出資金
|
主要な事業 の内容
|
議決権の所有 (被所有)割合 (%)
|
関係内容
|
|
|
オーストラリア ドル
|
|
|
|
Menicon Australia Pty Ltd
|
オ―ストラリア・アデレード
|
3
|
ビジョンケア 事業
|
100.0
|
当社コンタクトレンズ等を販売しております。 役員の兼任 1名
|
|
|
ウォン
|
|
|
|
Menicon Korea Co., Ltd.
|
韓国・ソウル
|
1,850,000,000
|
ビジョンケア 事業
|
100.0
|
当社コンタクトレンズ等を販売しております。 役員の兼任 1名
|
|
|
百万円
|
|
|
|
富士コンタクト㈱ (注)6
|
東京都豊島区
|
47
|
ビジョンケア 事業
|
100.0
|
当社コンタクトレンズ等を販売しております。 役員の兼任 2名
|
|
|
百万円
|
|
|
|
㈱アルファコーポレーション
|
愛知県名古屋市東区
|
90
|
ビジョンケア 事業
|
100.0
|
コンタクトレンズ等を製造・販売しております。
|
|
|
百万円
|
|
|
|
㈱エーアイピー
|
福岡県福岡市西区
|
10
|
ビジョンケア 事業
|
98.7
|
当社コンタクトレンズ等を販売しております。 役員の兼任 2名
|
|
|
ユーロ
|
|
|
|
SOLEKO S.p.A.
|
イタリア・ポンテコルヴォ
|
550,000
|
ビジョンケア 事業
|
100.0 (100.0)
|
コンタクトレンズ等を製造・販売しております。 役員の兼任 1名
|
|
|
元
|
|
|
|
温州欣視界科技有限公司
|
中国・浙江省
|
9,829,664
|
ビジョンケア 事業
|
100.0
|
コンタクトレンズ等を製造・販売しております。
|
|
|
百万円
|
|
|
|
㈱ハマノコンタクト
|
大阪府大阪市北区
|
11
|
ビジョンケア 事業
|
100.0
|
当社コンタクトレンズ等を販売しております。 役員の兼任 2名
|
|
|
元
|
|
|
|
阿迩発(無錫)医療科技有限公司 (注)2
|
中国・江蘇省
|
68,063,488
|
ビジョンケア 事業
|
100.0 (100.0)
|
コンタクトレンズ等を製造しております。
|
|
|
百万円
|
|
|
|
板橋貿易㈱
|
東京都中央区
|
10
|
ビジョンケア 事業 その他
|
100.0
|
医療用機械器具や農水産物の販売及び輸出入事業をしております。 役員の兼任 2名
|
|
|
元
|
|
|
|
大連板橋医療器械有限公司 (注)5
|
中国・遼寧省
|
2,000,000
|
ビジョンケア 事業 その他
|
100.0 (100.0)
|
医療用機械器具や食品の輸入販売事業をしております。
|
|
|
元
|
|
|
|
美尼旺(上海)寵物保健有限公司
|
中国・上海市
|
953,555
|
その他
|
100.0 (100.0)
|
動物用医療用品等を販売しております。 役員の兼任 1名
|
|
|
マレーシア リンギット
|
|
|
|
Menicon Malaysia Sdn. Bhd. (注)2
|
マレーシア・ペナン州
|
890,109,119
|
ビジョンケア 事業
|
100.0
|
コンタクトレンズ等の製造に向け準備しております。 役員の兼任 2名
|
|
|
ユーロ
|
|
|
|
SA Laboratoires Dencott
|
フランス・パリ
|
61,040
|
ビジョンケア 事業
|
100.0 (100.0)
|
コンタクトレンズフィッティング及び販売をしております。
|
|
|
ユーロ
|
|
|
|
Menicon SC GmbH
|
ドイツ・オッフェンバッハ
|
25,000
|
ビジョンケア 事業
|
100.0 (100.0)
|
物流センターの管理運営に向け準備しております。
|
その他8社
|
-
|
-
|
-
|
-
|
-
|
名称
|
住所
|
資本金又は 出資金
|
主要な事業 の内容
|
議決権の所有 (被所有)割合 (%)
|
関係内容
|
(持分法適用関連会社)
|
|
シンガポール ドル
|
|
|
|
Myopia Specialist Centre Pte. Ltd.
|
シンガポール
|
1,500,000
|
ビジョンケア 事業
|
35.0 (35.0)
|
近視進行抑制に関する研究をしております。
|
(注)1.「主要な事業の内容」欄には、セグメント情報に記載された名称を記載しております。
2.特定子会社であります。
3.有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。
4.「議決権の所有(被所有)割合」欄の( )は間接所有であります。
5.株式会社ダブリュ・アイ・システム及び大連板橋医療器械有限公司については、売上高(連結会社相互間の
内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。
各社の主要な損益情報等は以下のとおりです。
・株式会社ダブリュ・アイ・システム
①売上高 14,158百万円
②経常利益 875百万円
③当期純利益 652百万円
④純資産額 5,171百万円
⑤総資産額 6,980百万円
・大連板橋医療器械有限公司
①売上高 15,787百万円
②経常利益 2,025百万円
③当期純利益 1,043百万円
④純資産額 5,182百万円
⑤総資産額 9,691百万円
6.当社は、2024年4月1日付けで連結子会社であった富士コンタクト株式会社を消滅会社とする吸収合併を しております。
5 【従業員の状況】
(1) 連結会社の状況
2024年3月31日現在
セグメントの名称
|
従業員数(名)
|
ビジョンケア事業
|
3,603
|
(534)
|
その他
|
462
|
(24)
|
全社(共通)
|
156
|
(0)
|
合計
|
4,221
|
(558)
|
(注) 1. 従業員数は当社グループにおける就業人員数であります。また、当社グループから当社グループ外への
出向者及び当社グループ外から当社グループへの出向者に該当する者はおりません。
2. 従業員数欄に臨時従業員の年間平均雇用人員を( )外数で記載しております。また、臨時従業員数には
パートタイマーの従業員を含み、派遣社員は除いております。
3. 全社(共通)は、主に経営統括本部の従業員であります。
(2) 提出会社の状況
2024年3月31日現在
従業員数(名)
|
平均年齢(歳)
|
平均勤続年数(年)
|
平均年間給与(千円)
|
1,728
|
38.23
|
12.10
|
5,558
|
(25)
|
セグメントの名称
|
従業員数(名)
|
ビジョンケア事業
|
1,410
|
(23)
|
その他
|
162
|
(2)
|
全社(共通)
|
156
|
(0)
|
合計
|
1,728
|
(25)
|
(注) 1. 従業員数は、当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含む就業人員数であります。
2. 従業員数欄に臨時従業員の年間平均雇用人員を( )外数で記載しております。また、臨時従業員数にはパートタイマーの従業員を含み、派遣社員は除いております。
3. 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
4. 全社(共通)は、主に経営統括本部の従業員であります。
(3) 労働組合の状況
当社には、従業員の労働条件の向上と健全な労使関係の維持発展を目的として、1966年9月に結成された労働組合(メニコン労働組合)があり、2024年3月31日現在の組合員数は1,253名であります。労使関係については円満に推移しております。
(4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異
① 提出会社
当事業年度
|
管理職に占める 女性労働者の割合(%) (注1)
|
男性労働者の 育児休業取得率(%) (注2)
|
労働者の男女の賃金の差異(%)(注1)
|
全労働者
|
正規雇用 労働者
|
パート・ 有期労働者
|
7.7
|
53.6
|
65.4
|
66.4
|
93.9
|
(注) 1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(2015年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(1991年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(1991年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。
② 連結子会社
当事業年度
|
名称
|
管理職に占める 女性労働者の割合(%) (注)
|
労働者の男女の 賃金の差異(%)(注)
|
全労働者
|
正規雇用 労働者
|
パート・ 有期労働者
|
株式会社ダブリュ・ アイ・システム
|
15.4
|
60.8
|
69.1
|
106.3
|
(注) 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(2015年法律第64号)の規定に基づき算出したものであ
ります。