(セグメント情報等)

【セグメント情報】

1.報告セグメントの概要

(1)  報告セグメントの決定方法

当社の報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものです。

当社は、土地の有効活用に関する企画を提案するとともに、建築請負契約を締結し、賃貸住宅の建設及び施工を行っています。連結子会社の大東建託パートナーズ株式会社は、「賃貸経営受託システム」において、賃貸住宅を一括借上し、入居者へ転貸する一括借上事業を行っています。連結子会社の大東建託リーシング株式会社は、入居者の仲介斡旋を行っています。当社はこれらの事業を中心に戦略をたて、事業活動を展開しています。

従って、当社はこれらの事業に、製品・サービスを販売する市場及び顧客の種類等を加味して構成した「建設事業」及び「不動産事業」を報告セグメントとしています。「金融事業」は、資産がすべての事業セグメントの合計額の10%以上であるため報告セグメントとしています。なお、経済的特徴が概ね類似している事業セグメントを集約しています。

(2)  各報告セグメントに属する製品及びサービスの種類

  建設事業  :土木・建築その他建設工事全般に関する事業

  不動産事業:不動産の一括借上、賃貸、仲介、入居者の保証人受託業務及び管理に関する事業等

  金融事業  :施主が金融機関から長期融資を実行されるまでの建築資金融資事業等

 

2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額の算定方法

報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載と同一です。

 

 

3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額に関する情報及び収益の分解情報

  前連結会計年度(自  2022年4月1日  至  2023年3月31日

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他
(注1)

合計

調整額
(注2)

連結
財務諸表
計上額
(注3)

建設事業

不動産事業

金融事業

売上高

 

 

 

 

 

 

 

 

完成工事高

459,572

36,862

496,434

496,434

496,434

仲介事業収入

23,337

23,337

23,337

23,337

電力事業収入

8,672

8,672

8,672

8,672

エネルギー事業収入

38,287

38,287

38,287

介護・保育事業収入

14,977

14,977

14,977

ホテル事業収入

5,285

5,285

5,285

投資マンション事業収入

16,478

16,478

16,478

その他

14,687

147

14,834

4,748

19,582

19,582

(顧客との契約から生じる収益)

459,572

83,559

147

543,278

79,778

623,057

623,057

一括借上事業収入

991,029

991,029

991,029

991,029

保証事業収入

19,168

19,168

19,168

19,168

賃貸事業収入

6,930

6,930

6,930

6,930

保険事業収入

8,349

8,349

8,349

8,349

投資マンション事業収入

3,692

3,692

3,692

その他

2,315

2,280

4,595

803

5,399

5,399

(その他の収益)

1,019,443

10,630

1,030,073

4,496

1,034,569

1,034,569

外部顧客への売上高

459,572

1,103,002

10,777

1,573,352

84,274

1,657,626

1,657,626

セグメント間の内部
売上高又は振替高

4,488

4,965

16,402

25,856

699

26,555

26,555

464,061

1,107,968

27,179

1,599,208

84,973

1,684,182

26,555

1,657,626

セグメント利益

21,323

81,565

4,445

107,334

10,643

117,977

17,976

100,000

セグメント資産

125,014

380,030

133,203

638,249

180,638

818,888

243,021

1,061,909

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

 

減価償却費    (注4)

5,013

7,351

92

12,457

3,989

16,446

202

16,649

減損損失

609

251

860

934

1,795

1,795

有形固定資産及び無形固定資産の増加額  (注4)

1,624

19,056

46

20,727

7,745

28,472

314

28,787

 

(注) 1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、LPガス等供給事業、高齢者介護事業、投資マンション事業等を含んでいます。

2.調整額は、以下のとおりです。

  (1)セグメント利益の調整額△17,976百万円には、セグメント間取引消去△452百万円、各報告セグメントに配分していない全社費用△17,524百万円が含まれています。全社費用は主に親会社本社の人事・総務部等管理部門に係る費用です。

  (2)セグメント資産の調整額243,021百万円には、セグメント間取引消去△20,295百万円、各報告セグメントに配分していない全社資産263,317百万円が含まれています。全社資産は主に親会社での余剰運用資金(現金預金及び有価証券)、長期投資資金(投資有価証券)及び管理部門に係る資産等です。

  (3)減価償却費の調整額202百万円は、各報告セグメントに配分していない全社資産に係る減価償却費です。

  (4)有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額314百万円は、各報告セグメントに配分していない全社資産に係る有形固定資産及び無形固定資産の増加額です。

3.セグメント利益は、連結財務諸表の営業利益と調整を行っています。

4.減価償却費、有形固定資産及び無形固定資産の増加額には長期前払費用と同費用に係る償却費が含まれています。

 

 

  当連結会計年度(自  2023年4月1日  至  2024年3月31日

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他
(注1)

合計

調整額
(注2)

連結
財務諸表
計上額
(注3)

建設事業

不動産事業

金融事業

売上高

 

 

 

 

 

 

 

 

完成工事高

492,434

32,544

524,978

524,978

524,978

仲介事業収入

23,005

23,005

23,005

23,005

電力事業収入

10,068

10,068

10,068

10,068

エネルギー事業収入

39,383

39,383

39,383

介護・保育事業収入

15,639

15,639

15,639

ホテル事業収入

8,179

8,179

8,179

投資マンション事業収入

19,379

19,379

19,379

その他

21,238

112

21,350

10,471

31,821

31,821

(顧客との契約から生じる収益)

492,434

86,856

112

579,403

93,053

672,457

672,457

一括借上事業収入

1,012,551

1,012,551

1,012,551

1,012,551

保証事業収入

19,931

19,931

19,931

19,931

賃貸事業収入

6,052

6,052

6,052

6,052

保険事業収入

9,261

9,261

9,261

9,261

投資マンション事業収入

4,150

4,150

4,150

その他

3,772

2,253

6,025

1,037

7,063

7,063

(その他の収益)

1,042,307

11,514

1,053,822

5,187

1,059,010

1,059,010

外部顧客への売上高

492,434

1,129,164

11,626

1,633,226

98,241

1,731,467

1,731,467

セグメント間の内部
売上高又は振替高

6,331

4,931

17,463

28,726

762

29,489

29,489

498,766

1,134,096

29,090

1,661,952

99,004

1,760,956

29,489

1,731,467

セグメント利益

28,903

82,040

6,185

117,128

14,425

131,554

26,735

104,819

セグメント資産

114,209

384,873

151,080

650,163

229,001

879,165

200,904

1,080,069

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

 

減価償却費    (注4)

4,608

8,122

126

12,858

4,035

16,893

196

17,089

減損損失

211

194

406

207

614

50

664

有形固定資産及び無形固定資産の増加額  (注4)

2,920

9,874

99

12,895

7,215

20,111

239

20,350

 

(注) 1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、LPガス等供給事業、高齢者介護事業、投資マンション事業等を含んでいます。

2.調整額は、以下のとおりです。

  (1)セグメント利益の調整額△26,735百万円には、セグメント間取引消去△898百万円、各報告セグメントに配分していない全社費用△25,837百万円が含まれています。全社費用は主に親会社本社の人事・総務部等管理部門に係る費用です。

  (2)セグメント資産の調整額200,904百万円には、セグメント間取引消去△39,248百万円、各報告セグメントに配分していない全社資産240,153百万円が含まれています。全社資産は主に親会社での余剰運用資金(現金預金及び有価証券)、長期投資資金(投資有価証券)及び管理部門に係る資産等です。

  (3)減価償却費の調整額196百万円は、各報告セグメントに配分していない全社資産に係る減価償却費です。

  (4)有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額239百万円は、各報告セグメントに配分していない全社資産に係る有形固定資産及び無形固定資産の増加額です。

3.セグメント利益は、連結財務諸表の営業利益と調整を行っています。

4.減価償却費、有形固定資産及び無形固定資産の増加額には長期前払費用と同費用に係る償却費が含まれています。

 

 

【関連情報】

1.製品及びサービスごとの情報

セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しています。

 

2.地域ごとの情報

(1)  売上高

本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しています。

 

(2)  有形固定資産

前連結会計年度(自  2022年4月1日  至  2023年3月31日

(単位:百万円)

日本

その他

合計

166,075

25,307

191,382

 

 

当連結会計年度(自  2023年4月1日  至  2024年3月31日

(単位:百万円)

日本

その他

合計

170,067

24,797

194,864

 

 

3.主要な顧客ごとの情報

外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載を省略しています。

 

【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】

セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しています。

 

【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】

前連結会計年度(自  2022年4月1日  至  2023年3月31日

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

(注)

全社・消去

合計

建設事業

不動産事業

金融事業

当期償却額

61

61

704

766

当期末残高

1,592

1,592

9,763

11,356

 

(注) 「その他」の金額は、高齢者介護事業、投資マンション事業及び施設予約ポータルサイト運営事業に係るものです。

 

当連結会計年度(自  2023年4月1日  至  2024年3月31日

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

(注)

全社・消去

合計

建設事業

不動産事業

金融事業

当期償却額

31

153

184

665

850

当期末残高

1,213

1,439

2,652

9,197

11,849

 

(注) 「その他」の金額は、高齢者介護事業及び投資マンション事業に係るものです。

 

【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】

該当事項はありません。

 

 

【関連当事者情報】

前連結会計年度(自  2022年4月1日  至  2023年3月31日

1.関連当事者との取引

(1) 連結財務諸表提出会社と関連当事者との取引

連結財務諸表提出会社の役員及び主要株主(個人の場合に限る。)等

種類

会社等の名称
又は氏名

所在地

資本金又
は出資金
(百万円)

事業の内容
又は職業

議決権等
の所有
(被所有)
割合(%)

関連当事者
との関係

取引の内容

取引金額
(百万円)

科目

期末残高
(百万円)

 役員

山口 利昭

法律事務所

弁護士報酬の支払

35

 

(注)取引価格及び条件については、一般の取引条件及び契約内容等を勘案し、交渉の上決定しています。

 

(2) 連結財務諸表提出会社の連結子会社と関連当事者との取引

該当事項はありません。

 

2.親会社又は重要な関連会社に関する注記

(1) 親会社情報

該当事項はありません。

 

(2) 重要な関連会社の要約財務情報

記載すべき重要なものはありません。

 

当連結会計年度(自  2023年4月1日  至  2024年3月31日

1.関連当事者との取引

(1) 連結財務諸表提出会社と関連当事者との取引

 該当事項はありません。

 

(2) 連結財務諸表提出会社の連結子会社と関連当事者との取引

該当事項はありません。

 

2.親会社又は重要な関連会社に関する注記

(1) 親会社情報

該当事項はありません。

 

(2) 重要な関連会社の要約財務情報

記載すべき重要なものはありません。

 

 

(1株当たり情報)

項目

前連結会計年度

(自  2022年4月1日

至  2023年3月31日)

当連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

1株当たり純資産額

5,941.66

6,211.64

1株当たり当期純利益

1,031.06

1,110.59

潜在株式調整後1株当たり当期純利益

1,030.75

1,109.66

 

(注) 1.1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、次のとおりです。

項目

前連結会計年度

(自  2022年4月1日

至  2023年3月31日)

当連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

1株当たり当期純利益

 

 

親会社株主に帰属する
当期純利益                   (百万円)

70,361

74,685

普通株主に帰属しない金額     (百万円)

普通株式に係る親会社株主に帰属する
当期純利益                   (百万円)

70,361

74,685

期中平均株式数                 (株)

68,241,658

67,248,862

 

 

 

潜在株式調整後1株当たり当期純利益

 

 

  親会社株主に帰属する
  当期純利益調整額             (百万円)

△1

△1

(うち連結子会社等の
潜在株式による調整額)      (百万円)

(△1)

(△1)

  普通株式増加数                 (株)

19,382

54,512

 (うち新株予約権)              (株)

(19,382)

(54,512)

希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定に含めなかった潜在株式の概要

―――――

―――――

 

2.1株当たり純資産額の算定上の基礎は、次のとおりです。

項目

前連結会計年度

(2023年3月31日)

当連結会計年度

(2024年3月31日)

純資産の部の合計額             (百万円)

404,933

405,800

純資産の部の合計額から控除する金額
                               (百万円)

3,583

3,259

(うち新株予約権)             (百万円)

(180)

(130)

(うち非支配株主持分)         (百万円)

(3,403)

(3,129)

純資産の部の合計額に加算する金額
                               (百万円)

4,461

3,227

(うち株式給付信託)           (百万円)

(4,461)

(3,227)

普通株式に係る期末の純資産額   (百万円)

405,810

405,768

1株当たり純資産額の算定に用いられた
期末の普通株式の数               (株)

68,299,176

65,323,908

 

 

 

3.株式給付信託

株主資本において自己株式として計上されている株式給付信託に残存する自社の株式は、1株当たり当期純利益の算定上、期中平均株式数の計算において控除する自己株式に含めておらず、1株当たり純資産額の算定上、期末発行済株式総数から控除する自己株式数に含めていません。

4.従業員持株ESOP信託

株主資本において自己株式として計上されている従業員持株ESOP信託に残存する自社の株式は、1株当たり当期純利益の算定上、期中平均株式数の計算において控除する自己株式に含めており、1株当たり純資産額の算定上、期末発行済株式総数から控除する自己株式数に含めています。

1株当たり当期純利益の算定上、控除した当該自己株式の期中平均株式数は、前連結会計年度549,699株、当連結会計年度410,208株であり、1株当たり純資産額の算定上、控除した当該自己株式の期末株式数は、前連結会計年度478,400株、当連結会計年度346,100株です。

5.役員報酬BIP信託

株主資本において自己株式として計上されている役員報酬BIP信託に残存する自社の株式は、1株当たり当期純利益の算定上、期中平均株式数の計算において控除する自己株式に含めており、1株当たり純資産額の算定上、期末発行済株式総数から控除する自己株式数に含めています。

1株当たり当期純利益の算定上、控除した当該自己株式の期中平均株式数は、前連結会計年度80,460株、当連結会計年度100,899株であり、1株当たり純資産額の算定上、控除した当該自己株式の期末株式数は、前連結会計年度99,719株、当連結会計年度101,995株です。

6.当社は、2023年10月30日に自己株式を取得することを決議し、2023年11月21日に取得が完了しております。自己株式の取得にはコミットメント型自己株式取得(FCSR)以下「本手法」という。)を用いており、詳細につきましては「注記事項」(追加情報)(自己株式の取得に関する事項)をご参照ください。また、本手法に伴い潜在株式が発生しており、潜在株式調整後1株当たり当期純利益は、以下の計算により算出しております。

  潜在株式調整後1株当たり当期純利益=当期純利益÷(期中平均株式数+普通株式増加数)

7.上記6.に準ずる普通株式増加数は以下の計算により算出しております。

  平均株価取得株式数=自己株式買付金額(※1)÷平均株価(※2)

  潜在交付株式数(単元未満切捨)=取得済株式数-平均株価取得株式数

  普通株式増加数=潜在交付株式数×潜在株式が存在した期間(※3)÷当連結会計年度

  (※1)自己株式買付金額は、48,010,951,000円

(※2)当社が自己株式を取得した日の翌営業日(2023年11月22日)から、当連結会計年度の末日(2024年3月31日)の各取引日の当社株式のVWAP(出来高加重平均価格)の算術平均値に調整比率を乗じた価格

    なお、「調整比率」とは、2024年3月末を基準日とする配当額に応じて決定される比率で、100%となります。

  (※3)新株予約権の割当日(2023年11月22日)から当連結会計年度の末日(2024年3月31日)

 

 

(重要な後発事象)

(セグメント区分の変更)

当社の報告セグメント区分は、当連結会計年度において「建設事業」「不動産事業」「金融事業」としておりました。

不動産開発事業の拡大に伴い、「不動産開発事業」を独立した報告セグメント区分として、従来の「不動産事業」を「不動産賃貸事業」に名称変更する方針とし、2024年4月24日開催の取締役会において、翌連結会計年度(2025年3月期)より「建設事業」「不動産賃貸事業」「不動産開発事業」「金融事業」の4つの報告セグメントに変更することを決議しました。

なお、変更後のセグメント区分によった場合の当連結会計年度の報告セグメントごとの売上高、利益、資産、その他の項目の金額に関する情報は現在算定中です。

「不動産開発事業」の2025年3月期の計画値は、売上高50,000百万円、売上総利益8,000百万円、営業利益2,000百万円です。