三菱電機グループ(当社及び連結子会社)は、ビジネスエリア経営体制のもと中期経営計画に基づく戦略的かつ重点的な資源の投入等により企業価値の更なる向上に努めていきます。設備投資の実行にあたっては事業環境の変化を注視し、投資対象の見直し、選別、絞込み、実行時期の精査を徹底していきます。
当連結会計年度の設備投資額は、229,941百万円(有形固定資産計上ベース)であり、内訳は次のとおりです。
(単位:百万円)
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事業の種類別 セグメントの名称 |
|
設備投資額 |
|
|
有形固定資産 |
使用権資産 |
合計 |
|
|
インフラ |
24,608 |
1,454 |
|
|
インダストリー・モビリティ |
49,082 |
3,104 |
|
|
ライフ |
62,895 |
8,837 |
|
|
ビジネス・プラットフォーム |
2,647 |
2,770 |
|
|
セミコンダクター・デバイス |
31,903 |
214 |
|
|
そ の 他 |
4,111 |
5,640 |
|
|
共 通 |
12,562 |
20,114 |
|
|
合 計 |
187,808 |
42,133 |
|
当連結会計年度におけるセグメント別の主要な内容は次のとおりです。
インフラ分野においては、電力機器、交通機器及び宇宙関連機器の合理化、品質向上等を目的とした投資を行いました。
インダストリー・モビリティ分野においては、FA機器及び自動車機器における増産等を目的とした投資を行いました。
ライフ分野においては、昇降機及び空調機器の増産、合理化、品質向上等を目的とした投資を行いました。
ビジネス・プラットフォーム分野においては、情報通信インフラ整備等を目的とした投資を行いました。
セミコンダクター・デバイス分野においては、パワーデバイスにおける増産等を目的とした投資を行いました。
共通分野においては、研究開発力の強化等を目的とした投資を行いました。
また、所要資金は、主に自己資金によっています。
なお、当連結会計年度の生産能力に重要な影響を及ぼすような固定資産の売却、撤去または災害による滅失等はありません。
三菱電機グループ(当社及び連結子会社)は、多種多様な事業を国内外で行っており、その設備の状況を事業の種類別セグメントごとの数値とともに主たる設備の状況を開示する方法によっています。
当連結会計年度末における状況は、次のとおりです。
(1) 事業の種類別セグメント内訳
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事業の種類別 セグメントの名称 |
帳簿価額(百万円) |
従業員数 (人) |
||||
|
建物及び構築物 |
機械装置 |
土地 (面積千㎡) |
その他 |
合計 |
||
|
インフラ |
91,616 |
13,852 |
17,139 (2,551) |
21,991 |
144,598 |
22,033 |
|
インダストリー・モビリティ |
100,326 |
43,971 |
15,980 (2,325) |
39,261 |
199,538 |
31,593 |
|
ライフ |
129,444 |
66,988 |
40,604 (6,445) |
56,416 |
293,452 |
61,051 |
|
ビジネス・プラットフォーム |
15,544 |
2,647 |
265 (1) |
6,335 |
24,791 |
4,912 |
|
セミコンダクター・デバイス |
22,272 |
32,164 |
5,454 (710) |
39,363 |
99,253 |
5,848 |
|
その他 |
46,338 |
2,278 |
23,869 (527) |
4,852 |
77,337 |
17,041 |
|
共 通 |
80,363 |
7,953 |
10,519 (394) |
24,804 |
123,639 |
6,656 |
|
合計 |
485,903 |
169,853 |
113,830 (12,956) |
193,022 |
962,608 |
149,134 |
(注) 1 帳簿価額は有形固定資産(使用権資産含む)の帳簿価額であり、「その他」には建設仮勘定を含んでいます。
2 「共通」には連結消去を含んでいます。
3 土地面積には、当社及び連結子会社が保有する土地の面積を表示しています。
(2) 提出会社の状況
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事業所名 (主な所在地) |
事業の種類別 セグメントの 名称 |
設備の内容 |
帳簿価額(百万円) |
従業員数 (人) |
||||
|
建物及び 構築物 |
機械装置 |
土地 (面積千㎡) |
その他 |
合計 |
||||
|
神戸製作所 電力システム製作所 (神戸市兵庫区) |
インフラ |
監視制御・ 発電機器等 製造設備 |
24,058 |
1,793 |
1,627 (342) |
5,825 |
33,303 |
2,188 |
|
伊丹製作所 系統変電システム製作所 (兵庫県尼崎市) |
インフラ |
鉄道車両用電機品・送変電機器等製造設備 |
23,025 |
3,833 |
2,624 (859) |
3,814 |
33,296 |
1,992 |
|
鎌倉製作所 (神奈川県鎌倉市) |
インフラ |
電子機器等 製造設備 |
21,762 |
2,686 |
2,098 (439) |
5,058 |
31,604 |
2,340 |
|
名古屋製作所 産業メカトロニクス製作所 (名古屋市東区) |
インダストリー・モビリティ |
FA機器 製造設備 |
30,856 |
8,048 |
4,883 (712) |
16,579 |
60,366 |
3,687 |
|
姫路製作所 (兵庫県姫路市) |
インダストリー・モビリティ |
自動車機器 製造設備 |
20,880 |
1,398 |
4,678 (270) |
4,543 |
31,499 |
3,636 |
|
静岡製作所 (静岡市駿河区) |
ライフ |
空調機器・ 冷蔵庫等 製造設備 |
14,259 |
6,905 |
914 (206) |
6,157 |
28,235 |
2,283 |
|
パワーデバイス製作所 熊本事業所 (熊本県合志市) |
セミコンダクター・デバイス |
半導体 製造設備 |
3,711 |
10,333 |
535 (82) |
12,425 |
27,004 |
854 |
(注) 1 帳簿価額は有形固定資産(使用権資産含む)の帳簿価額であり、「その他」には建設仮勘定を含んでいます。
2 土地面積には、当社が保有する土地の面積を表示しています。
3 帳簿価額及び従業員数は、各製作所における分工場等の金額・人数を含んでいます。
4 伊丹製作所及び系統変電システム製作所の土地は、電子通信システム製作所及びコミュニケーション・ネットワーク製作所等の土地を含んでいます。
5 姫路製作所は、2024年4月1日付で三菱電機モビリティ㈱へ承継しています。
(3) 国内子会社の状況
|
子会社事業所名 (主な所在地) |
事業の種類別 セグメントの 名称 |
設備の内容 |
帳簿価額(百万円) |
従業員数 (人) |
||||
|
建物及び 構築物 |
機械装置 |
土地 (面積千㎡) |
その他 |
合計 |
||||
|
三菱電機 ビルソリューションズ㈱本社 (東京都千代田区) |
ライフ |
その他設備 |
37,565 |
3,662 |
12,362 (333) |
5,456 |
59,045 |
10,890 |
|
三菱電機 エンジニアリング㈱本社 (東京都千代田区) |
その他 |
その他設備 |
2,279 |
37 |
720 (8) |
1,159 |
4,195 |
5,278 |
|
三菱電機 システムサービス㈱本社 (東京都世田谷区) |
その他 |
その他設備 |
1,874 |
51 |
1,978 (19) |
436 |
4,339 |
2,000 |
|
三菱電機 ライフサービス㈱本社 (東京都港区) |
その他 |
その他設備 |
15,974 |
449 |
13,077 (121) |
271 |
29,771 |
1,344 |
|
三菱電機 ロジスティクス㈱本社 (東京都渋谷区) |
その他 |
その他設備 |
19,417 |
1,118 |
9,913 (316) |
1,084 |
31,532 |
978 |
(注) 1 帳簿価額は有形固定資産(使用権資産含む)の帳簿価額であり、「その他」には建設仮勘定を含んでいます。
2 土地面積には、当該子会社が保有する土地の面積を表示しています。
3 三菱電機ライフサービス㈱の建物及び構築物、土地の一部は、当社に賃貸しています。
4 三菱電機ビルソリューションズ㈱、三菱電機エンジニアリング㈱、三菱電機システムサービス㈱、三菱電機ライフサービス㈱及び三菱電機ロジスティクス㈱は、全国に営業所を展開してサービス業を営んでいるため、全社合計値を記載しています。
(4) 在外子会社の状況
|
子会社事業所名 (主な所在地) |
事業の種類別 セグメントの 名称 |
設備の内容 |
帳簿価額(百万円) |
従業員数 (人) |
||||
|
建物及び 構築物 |
機械装置 |
土地 (面積千㎡) |
その他 |
合計 |
||||
|
三菱電機自動化機器製造 (常熟)有限公司 (中国・常熟) |
インダストリー・モビリティ |
FA機器 製造設備 |
5,001 |
3,670 |
― (―) |
1,204 |
9,875 |
637 |
|
三菱電機 オートモーティブ・ メキシコ社 (メキシコ・ケレタロ) |
インダストリー・モビリティ |
車載用電装品 及びカーマルチメディア 製造設備 |
5,380 |
3,985 |
519 (150) |
339 |
10,223 |
1,352 |
|
三菱電機オートモーティブ・ チェコ社 (チェコ・スラニー) |
インダストリー・モビリティ |
車載用電装品 製造設備 |
3,730 |
4,573 |
1 (142) |
1,504 |
9,808 |
743 |
|
三菱電機 タイ・オートパーツ社 (タイ・ラヨン) |
インダストリー・モビリティ |
車載用電装品 及びカーマルチメディア 製造設備 |
3,346 |
2,173 |
825 (146) |
2,222 |
8,566 |
2,176 |
|
三菱電機 エア・コンディショニング・システムズ・マニュファクチャリング・トルコ社 (トルコ・マニサ) |
ライフ |
空調機器 製造設備 |
566 |
2,153 |
115 (61) |
8,017 |
10,851 |
1,078 |
|
サイアム・コンプレッサー・ インダストリー社 (タイ・チョンブリ) |
ライフ |
圧縮機 製造設備 |
988 |
12,432 |
2,922 (―) |
8,442 |
24,784 |
2,352 |
|
三菱電機コンシューマー・ プロダクツ(タイ)社 (タイ・チョンブリ) |
ライフ |
空調機器 製造設備 |
6,647 |
9,159 |
4,953 (422) |
6,238 |
26,997 |
2,919 |
|
三菱電機(広州)圧縮機 有限公司 (中国・広州) |
ライフ |
圧縮機 製造設備 |
1,174 |
8,084 |
― (―) |
5,976 |
15,234 |
2,608 |
(注) 1 帳簿価額は有形固定資産(使用権資産含む)の帳簿価額であり、「その他」には建設仮勘定を含んでいます。
2 土地面積には、当該子会社が保有する土地の面積を表示しています。
三菱電機グループ(当社及び連結子会社)は、多種多様な事業を国内外で行っており、期末時点ではその設備の新設・拡充の計画を個々の案件ごとに決定していません。そのため、事業の種類別セグメントごとの数値を開示する方法によっています。
当連結会計年度後1年間の設備投資計画(新設・拡充)は、290,000百万円(意思決定ベース)であり、事業の種類別セグメントごとの内訳は次のとおりです。
|
(単位:百万円) |
|
事業の種類別 セグメントの名称 |
設備投資 計画金額 |
設備等の主な内容・目的 |
|
インフラ |
60,000 |
防衛関連機器の増産、交通機器、電力機器及び宇宙関連機器の合理化、品質向上 等 |
|
インダストリー・モビリティ |
62,000 |
FA機器及び自動車機器の増産 等 |
|
ライフ |
71,000 |
昇降機及び空調機器の増産、合理化、品質向上 等 |
|
ビジネス・プラットフォーム |
4,000 |
情報通信インフラの整備 等 |
|
セミコンダクター・デバイス |
62,000 |
パワーデバイスの増産 等 |
|
そ の 他 |
8,000 |
― |
|
共 通 |
23,000 |
研究開発力強化 等 |
|
合 計 |
290,000 |
― |
(注) 1 経常的な設備の更新の為の除・売却を除き、重要な設備の除・売却の計画はありません。
2 所要資金は、主に自己資金によりますが、必要に応じて借入及び社債の発行を実施する予定です。
3 設備投資計画金額には、不動産の賃借等を含んでいません。