第3 【設備の状況】

 

1 【設備投資等の概要】

当社グループ(当社及び連結子会社)では、前連結会計年度比11.0%減の38,953百万円の設備投資を行いました。

各セグメントへの主な設備投資の概要は以下のとおりであります。

インフラセグメントにおいては、主に光通信デバイスの生産能力増強投資、電力ケーブルの試験装置更新を目的とした設備投資を行った結果、当連結会計年度の設備投資は9,757百万円となりました。電装エレクトロニクスセグメントにおいては、主に自動車用電装部品の生産能力増強、電装エレクトロニクス材料では主にエナメル線の生産能力増強を目的とした設備投資を行った結果、当連結会計年度の設備投資は15,523百万円となりました。機能製品セグメントにおいては、主に半導体製造用テープ及びデータセンター向けヒートシンクの生産能力増強を目的とした設備投資を行った結果、当連結会計年度の設備投資は9,117百万円となりました。また、サービス・開発等セグメントにおいては、主に建屋耐震補強やグループ基幹業務システム等の共通インフラの更新を目的とした設備投資を行った結果、1,898百万円となり、共通又は調整額は2,655百万円となりました。

 

 当連結会計年度に完成した主要設備投資として、自動車部品事業における基幹業務システム更新と自動車用電装部品の生産能力増強等があります。

 

 

2 【主要な設備の状況】

当社グループ(当社及び連結子会社)における主要な設備は、以下のとおりであります。

(1) 提出会社

2024年3月31日現在

事業所名

(所在地)

セグメントの

名称

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業員数

(人)

土地

(面積

千㎡)

建物及び構築物

機械

装置

及び

運搬具

工具他

(含む建

設仮勘

定)

リース

資産

合計

千葉事業所

(千葉県市原市)

インフラ、サービス・開発等

光関連部品、電力ケーブルの製造設備、研究開発設備

3,097

(658)

11,399

8,303

3,737

2

26,539

885

日光事業所

(栃木県日光市)

機能製品、電装エレクトロニクス、サービス・開発等

伸銅品、メモリーディスク用アルミ基板等の製造設備、研究開発設備

445

(685)

8,090

4,661

2,533

15,731

583

平塚事業所

(神奈川県平塚市)

インフラ、機能製品、サービス・開発等

機能樹脂製品、情報通信機器、放熱製品等の製造設備、研究開発設備

493

(213)

4,316

3,097

1,684

9,591

742

三重事業所

(三重県亀山市)

インフラ、機能製品、電装エレクトロニクス

光ファイバ・ケーブル、銅線、伸銅品、半導体製造用テープ等の製造設備

1,004

(532)

12,633

5,605

4,439

23,682

584

銅箔事業部門

(栃木県日光市)

機能製品

電解銅箔の製造設備

1,057

(154)

598

645

157

30

2,489

151

本社及び本社管轄

(東京都千代田区)

全社

(全社的管理業務・販売業務)

本社事務及び製品販売他

5,862

(68)

3,801

265

894

57

10,882

1,130

横浜事業所

(横浜市西区)

サービス・開発等

(研究開発)

インフラ、機能製品及び電装エレクトロニクス等の研究開発施設・設備

0

(7)

1,195

165

240

1,600

236

 

 

 

(2) 国内子会社

2024年3月31日現在

会社名

(所在地)

セグメントの

名称

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業員数

(人)

土地

(面積

千㎡)

建物及び構築物

機械

装置

及び

運搬具

工具他

(含む建

設仮勘

定)

リース

資産

合計

古河電池㈱

(福島県いわき市)

電装エレクトロニクス

蓄電池・電源製造設備

1,161

(104)

2,157

1,364

269

283

5,236

438

古河AS㈱

(滋賀県犬上郡)

電装エレクトロニクス

自動車部品の製造設備

647

(72)

2,058

159

230

5

3,101

741

古河日光発電㈱

(栃木県日光市)

サービス・開発等

電力の発電・送電設備

650

(267)

3,376

3,370

111

7,508

38

 

 

(3) 在外子会社

2024年3月31日現在

会社名

(所在地)

セグメント

の名称

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業員数

(人)

土地

(面積

千㎡)

建物及び構築物

機械

装置

及び

運搬具

工具他

(含む建

設仮勘

定)

使用権

資産

合計

OFS Fitel,LLC

(アメリカ・

 ノークロス)

インフラ

光ファイバの製造設備

1,051

(270)

8,739

4,763

632

274

15,461

256

台日古河銅箔股份有限公司

(台湾・雲林県)

機能製品

電解銅箔の製造設備

1,301

(40)

2,270

6,700

576

159

11,009

257

Furukawa Automotive Systems Lima Philippines,Inc.

(フィリピン・リパ)

電装エレクトロニクス

ワイヤハーネスの製造設備

(-)

3,972

3,045

221

995

8,234

5,972

Furukawa Electric LatAm S.A.

(ブラジル・クリチバ)

インフラ

通信ケーブルの製造設備

645

(282)

1,238

3,271

3,824

32

9,013

1,233

Furukawa Automotive Parts (Vietnam)Inc.

(ベトナム・

 ホーチミン)

電装エレクトロニクス

ハーネス・電線の成形設備

(-)

1,858

4,440

240

928

7,468

6,705

 

(注) 子会社については、主要な事業所のみ記載しております。

 

 

3 【設備の新設、除却等の計画】

当連結会計年度後1年間の設備投資計画は、48,000百万円であり、セグメント毎の内訳は次のとおりであります。

セグメントの名称

2024年3月末計画金額
( 百万円 )

設備等の主な内容・目的

インフラ

15,200

光通信デバイスの生産能力増強

電力ケーブル製造設備増強

電装エレクトロニクス

18,100

自動車用電装部品の生産能力増強

機能製品

6,600

ヒートシンクの生産能力増強

サービス・開発等

8,100

電気インフラの更新

先端半導体製造技術の開発環境整備

合計

48,000

 

 

(注)経常的な設備の更新のための除売却を除き、重要な設備の除売却の計画はありません。