第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の内容、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 業績の状況

当第2四半期累計期間(2023年11月1日~2024年4月30日)における我が国の経済は、政治経済活動の正常化が進み、インバウンド消費の回復、株価上昇の流れのなかで景気の持ち直しが期待されますが、世界的な金融引締めに伴う影響や長期化するウクライナ情勢等国際情勢が一段と不安定となっており、さらに歴史的な円安進行に伴う、原材料価格やエネルギー価格の高騰、物価の上昇等、依然先行き不透明な状況が続いております。

このような状況のもと、当社におきましては、暖冬により冬季商材の販売数量は減少しましたが、商品単価が上昇したため、売上高は前年を上回ることができました。しかし、急激な円安により仕入コストが上昇し、当第2四半期会計期間は若干の増収減益となりました。

この結果、当第2四半期累計期間の売上高は27,260百万円(前年同期比2.5%増)、営業利益は3,715百万円(前年同期比8.3%減)、経常利益は3,822百万円(前年同期比8.5%減)、四半期純利益は2,800百万円(前年同期比3.3%減)となりました。

品種別売上高の状況は、タイヤ・ホイールは23,723百万円(前年同期比2.6%増)、用品は1,810百万円(前年同期比8.6%増)、作業料は1,726百万円(前年同期比4.2%減)となりました。また、販路別売上高の状況は、店舗売上高は16,442百万円(前年同期比1.6%増)、本部売上高は10,817百万円(前年同期比4.0%増)となっております。

 

 

(2) 財政状態の分析

①資産、負債及び純資産の状況

当第2四半期会計期間末における資産は36,762百万円(前事業年度末比3,077百万円の増加)となりました。主な変動要因は、現金及び預金6,779百万円の増加、売掛金916百万円の減少、商品2,434百万円の減少、前払費用165百万円の増加、未収入金245百万円の減少及び固定資産256百万円の減少などによるものであります。

また、負債は9,739百万円(前事業年度末比557百万円の増加)となりました。主な変動要因は、買掛金403百万円の増加、未払法人税等293百万円の増加及び前受金183百万円の減少などによるものであります。

なお、純資産は27,022百万円(前事業年度末比2,519百万円の増加)となりました。主な変動要因は、利益剰余金2,470百万円の増加などによるものであります。

 

②キャッシュ・フローの状況

当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」)という。)は8,750百万円(前事業年度末比6,775百万円増加)となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果獲得した資金は7,250百万円となりました。(前年同期は7,144百万円の獲得)

これは主に、税引前四半期純利益4,024百万円、減価償却費561百万円、売上債権の減少額733百万円、棚卸資産の減少額2,434百万円、仕入債務の増加額403百万円及び法人税等の支払額951百万円などによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果使用した資金は123百万円となりました。(前年同期は602百万円の使用)

これは主に、有形固定資産の取得による支出631百万円及び有形固定資産の売却による収入519百万円などによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果使用した資金は351百万円となりました。(前年同期は504百万円の使用)

これは主に、配当金の支払額331百万円などによるものであります。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。