当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
なお、重要事象等は存在しておりません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間(2023年11月1日から2024年4月30日まで)におけるわが国経済は、社会経済活動の正常化に伴い、雇用情勢や所得環境が改善されたものの、物価上昇等により個人消費の持ち直しに足踏みが見られました。一方で、各国との金利差による円安が長期化しており、インバウンド需要は回復しているものの世界各地の地政学的リスクは高まっており、依然として先行き不透明な状況が続いております。
ウェディング業界におきましては、2023年の婚姻件数が48万組(厚生労働省「2023年 人口動態統計速報の年間推計」)と前年と比べ3万組減少しており、結婚適齢期人口の減少を背景に、挙式・披露宴件数は緩やかに減少傾向にあるものの、ゲストハウス・ウェディング市場は概ね底堅く推移しております。
このような状況の下、結婚式に対する価値観の多様化が広がるなかで、当社グループは「ご縁ある人々の笑顔と幸せのために行動し、挑戦する」という経営理念に基づき、パーソナルなウェディングやサービスを提供すべく、スタッフの人間力・接客力向上を目的とした社内外の研修、独自の営業支援システムを活用した情報収集力・分析力を強化し、各施策に積極的に取組んでまいりました。また、ウェディング市場のシェア拡大に向けて、潜在的な顧客ニーズを掘り起こす手段としてデジタルマーケティングを内製化し、集客力の向上、売上高の拡大に努めてまいりました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は10,996百万円(前年同四半期比10.7%増)、営業利益は960百万円(同246.2%増)、経常利益は973百万円(同220.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は625百万円(同455.1%増)となりました。
なお、セグメント別の業績は次のとおりであります。
① 婚礼事業
前連結会計年度(2023年4月)にオープンした「The迎賓館 偕楽園 別邸」(水戸支店)が稼働したことに加え、既存店の施行組数が減少したものの、施行単価が増加したことにより、売上高は10,325百万円(前年同四半期比8.6%増)、人件費等は増加したものの前年同四半期比で販管費率が低下したことにより、営業利益は844百万円(同130.9%増)となりました。
② 介護事業
前連結会計年度(2023年3月)にオープンした「アイケアライフ伊万里」(伊万里2号店)が稼働したこと等により、売上高は312百万円(前年同四半期比13.1%増)となりましたが、人件費等の増加により営業損失0百万円(前年同四半期は10百万円の営業損失)となりました。
③ 食品事業
売上高は146百万円(前年同四半期比21.4%増)となりましたが、人件費等の増加により、営業利益は24百万円(同4.9%増)となりました。
④ フォト事業
前連結会計年度(2023年3月)にオープンした「studio clori.NAGOYA」(名古屋支店)が稼働したこと等により、売上高は323百万円(前年同期比200.0%増)、営業利益は96百万円(前年同四半期は65百万円の営業損失)となりました。
⑤ 結婚仲介事業
売上高は7百万円(前年同期比64.9%増)、営業損失は3百万円(前年同四半期は32百万円の営業損失)となりました。
(2)財政状態の状況
総資産は、前連結会計年度末に比べ662百万円減少し19,349百万円となりました。これは主に、現金及び預金が63百万円、流動資産その他が212百万円、有形固定資産が187百万円、投資その他の資産その他が130百万円それぞれ減少したことによるものであります。
負債は、前連結会計年度末に比べ114百万円減少し9,847百万円となりました。これは主に、買掛金が146百万円、短期借入金が150百万円それぞれ減少し、流動負債その他が196百万円増加したことによるものであります。
純資産は、前連結会計年度末に比べ548百万円減少し9,501百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益625百万円の計上による増加と剰余金の配当703百万円による減少の他「信託型従業員持株会インセンティブ・プラン」の再導入による自己株式の取得及び処分を行い、自己株式が463百万円増加したことによるものであります。以上の結果、自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ1.1ポイント下降し48.9%となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ63百万円減少し4,853百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、1,488百万円(前年同四半期は498百万円の支出)となりました。主な収入要因は、税金等調整前四半期純利益989百万円、減価償却費553百万円、法人税等の還付額182百万円、未払金の増加額152百万円、未収消費税等の減少額104百万円であり、主な支出要因は、仕入債務の減少額149百万円、法人税等の支払額324百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、188百万円(前年同四半期比88.3%減)となりました。主な収入要因は、投資有価証券の売却による収入99百万円であり、主な支出要因は、有形固定資産の取得による支出347百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、1,363百万円(前年同四半期比279.7%増)となりました。主な収入要因は、長期借入れによる収入555百万円であり、主な支出要因は、短期借入金の純増減額150百万円、長期借入金の返済による支出600百万円、自己株式の取得による支出507百万円、配当金の支払額701百万円であります。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
(6)主要な設備
当第2四半期連結累計期間において、新たに確定した重要な設備の新設計画は、以下のとおりであります。
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会社名 |
事業所名 「店舗名」 (所在地) |
セグメントの名称 |
設備の内容 |
投資予定額 |
資金調達 方法 |
着手 年月 |
完了予定年月 |
完成後の 増加能力 |
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総額 (千円) |
既支払額 (千円) |
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提出 会社 |
東京第2支店 「未定」 (東京都江東区) |
婚礼事業 |
レストラン施設 |
1,395,600 |
― |
借入金及び自己資金 |
未定 |
未定 |
1レストラン |
(注)店舗名、着手年月、完了予定年月は、提出日現在では未定であります。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。