第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。

 

(1) 業績の状況

 当第1四半期累計期間における我が国経済は、経済活動の正常化やインバウンド消費の増加により、緩やかな景気の持ち直しが見られる一方で、ウクライナ情勢の長期化や中東情勢等の地政学リスクの高まり、歴史的な円安の進行などによる世界的な原材料価格、エネルギー価格の高騰、為替相場の変動等、経済の見通しは不透明な状況が依然として続いております。

 当社が属するジュエリー業界におきましても、長引く物価上昇による消費者の節約志向や買い控えの傾向が続くなど、市場環境は厳しい状況が続いております。

 この様な状況の下、当社は、経営目的である「ジュエリー創りを通じてより良き世界を創る」を実現するため、高付加価値商品、アレルギーに配慮した商品の開発と同時に、徹底した製造経費等コストの圧縮、時間当たりの生産性の向上、販路拡大、新規顧客開拓の強化、原材料やエネルギー価格の高騰等による製造原価上昇分の販売価格への転嫁など各種施策に取り組んでまいりました。また、取引先、消費者のニーズに応えられるよう当社独自技術を生かし、商品の軽量化、機能性・資産性の高い商品の開発、販売に注力してまいりました。海外売上につきましては歴史的な円安の影響などを受け、好調に推移いたしました。

以上の結果、当第1四半期累計期間の業績は、売上高991百万円(前年同期比14.4%増)となりました。

 利益面につきましては、営業利益は63百万円(前年同期比317.4%増)、経常利益は64百万円(前年同期比312.7%増)、四半期純利益は47百万円(前年同期比329.6%増)となりました。

 

(2) 財政状態の分析

当第1四半期会計期間末の総資産は、前事業年度末と比べ72百万円増の2,824百万円となりました。主な変動は、受取手形及び売掛金の増加41百万円、棚卸資産の増加31百万円等によるものです。

当第1四半期会計期間末の負債は、前事業年度末と比べ50百万円増の1,410百万円となりました。主な変動は、支払手形及び買掛金の増加78百万円、賞与引当金の増加16百万円等によるものです。

当第1四半期会計期間末の純資産は、前事業年度末と比べ22百万円増の1,413百万円となりました。主な変動は、四半期純利益47百万円の計上による増加及び配当金の支払18百万円による減少等があったことによるものです。

 

(3) 経営方針・経営戦略等

当第1四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5) 研究開発活動

該当事項はありません。

 

(6) 従業員数

当第1四半期累計期間において、当社の従業員数は前事業年度末の82名から5名増加し、87名となりました。増加要因としては、社内体制強化及び技術継承、営業体制強化のためであります。なお、当社は、ジュエリー事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第1四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。