当第2四半期累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)業績の状況
当社は「すべての人に、人生を豊かにする教育を」をミッションとしたメディアサービスを展開しております。具体的には「塾ナビ」「みんなの学校情報」「コドモブースター」等、学習塾予備校領域、学校教育領域及び民間教育領域における領域ごとにポータルサイトの運営を行っており、継続的なコンテンツ拡充とユーザビリティの向上を実施し、認知度の向上及び顧客基盤の拡大を目指すことで、企業価値の向上に取り組んでおります。
当社が事業展開する主要マーケットである教育業界では、企業のグローバル化に合わせた語学学習ニーズの増加に加え、個人向けeラーニングサービスや映像配信講座と個別指導を組み合わせた学習サービス、難関校の進学に特化したサービスを提供する個別指導塾の増加が継続しております。こうした市場環境において、オンライン集客の重要性や効果的且つ効率的なマーケティング手法へのニーズの高まりにあわせ、チラシやイベントにおける広告予算のWEBへの移行が継続し、インターネット広告への出稿比率が増加しております。
このような中、学習塾ポータルサイト領域における競合他社が広告出稿を強化したことに伴い、当社においても広告出稿を強化したことで、売上高は概ね計画通りに進捗したものの、前年同期と比べて広告宣伝費が大きく増加いたしました。
以上の結果、当第2四半期累計期間の売上高は2,100,983千円(前年同期比1.2%増)、営業利益は△164,505千円(前年同期は352,987千円の営業利益)、経常利益は△145,448千円(前年同期は354,933千円の経常利益)、四半期純利益は△115,838千円(前年同期は280,212千円の四半期純利益)となりました。
なお、当社はインターネット・メディア事業の単一セグメントであるため、セグメント情報に関連付けた記載を行っておりません。
(2)財政状態の分析
当第2四半期会計期間末における総資産は9,430,945千円となり、前事業年度末に比べ183,557千円減少いたしました。主な内訳は、売掛金が284,695千円増加、投資その他の資産に含まれる投資有価証券が249,656千円増加した一方、現金及び預金が735,440千円減少したことによるものであります。
負債は568,321千円となり、前事業年度末に比べ138,235千円減少いたしました。主な内訳は、流動負債のその他に含まれる契約負債が97,737千円増加、買掛金が74,285千円増加した一方、未払法人税等が182,916千円減少、流動負債のその他に含まれる未払消費税等が73,583千円、未払金が50,377千円減少したことによるものであります。
純資産は8,862,623千円となり、前事業年度末に比べ45,322千円減少いたしました。内訳は、その他有価証券評価差額金が38,693千円増加、新株予約権が31,822千円増加した一方、利益剰余金が115,838千円減少したことによるものであります。なお、自己資本比率は92.4%となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期累計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前事業年度末より718,966千円減少し、3,342,225千円となりました。当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間における営業活動による資金の減少は522,510千円(前第2四半期累計期間は705,562千円の収入)となりました。主な資金増加要因としては、契約負債の増加97,737千円によるものであります。これに対して主な資金減少要因としては、税引前四半期純損失の計上143,798千円、売上債権の増加284,695千円、法人税等の支払額185,806千円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間における投資活動による資金の減少は195,985千円(前第2四半期累計期間は43,731千円の収入)となりました。主な資金減少要因としては、投資有価証券の取得による支出196,308千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間における財務活動による資金の減少は1,423千円(前第2四半期累計期間は59千円の収入)となりました。資金減少要因としては、リース債務の返済による支出1,423千円によるものであります。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
(7)経営成績に重要な影響を与える要因について
当第2四半期累計期間において、経営成績に重要な影響を与える要因について、重要な変更はありません。
(8)資本の財源及び資金の流動性について
当第2四半期累計期間において、資本の財源及び資金の流動性に関する事項について重要な変更はありません。
当第2四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。