当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
なお、第1四半期連結会計期間より、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用しております。
詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更)」に記載のとおりであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間における当社を取り巻く環境は、昨年から続く新型コロナウイルス感染症拡大の影響による世界経済の悪化が、ワクチンの普及により、米国をはじめ各国回復傾向となってはいるものの、新たな変異株発生による感染再拡大等の懸念材料により、先行き不透明な状況が続いております。その影響から、取引先である自動車業界は、景気回復傾向により全世界において販売台数は増加したものの、半導体不足等による顧客における生産調整等も重なり、新型コロナウイルス感染拡大以前までの回復には至りませんでした。
このような環境の中、売上高につきましては、半導体不足等による顧客における生産調整等はありましたものの、景気回復等による受注増加により、13,492百万円(前年同四半期比24.1%増)となりました。損益につきましては、増収効果及び総費用削減により、営業利益550百万円(前年同四半期は営業損失1,045百万円)、経常利益639百万円(前年同四半期は経常損失992百万円)となりました。また、構造改革費用を特別損失に計上したことにより親会社株主に帰属する四半期純利益13百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失801百万円)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
① 日本
売上高につきましては、景気回復による受注増加及び新規V6車種のエンジン部品や車載発電用エンジン部品の新規立上げにより7,101百万円(前年同四半期比29.1%増)となり、損益につきましては、増収効果及び総費用削減により520百万円のセグメント利益(前年同四半期はセグメント損失768百万円)となりました。
② 米国
売上高につきましては、半導体不足等による顧客における生産調整等がありましたものの、為替換算影響により3,741百万円(前年同四半期比3.3%増)となり、損益につきましては、引き続き総費用削減に努めましたものの、先述の生産調整による減産により195百万円のセグメント損失(前年同四半期はセグメント損失188百万円)となりました。
③ タイ
売上高につきましては、景気回復による受注増加により2,207百万円(前年同四半期比63.3%増)となり、損益につきましては、増収効果及び総費用削減により105百万円のセグメント利益(前年同四半期はセグメント損失163百万円)となりました。
④ ベトナム
売上高につきましては、景気回復による受注増加により441百万円(前年同四半期比11.4%増)となり、損益につきましては、増収効果及び総費用削減により82百万円のセグメント利益(前年同四半期比21.3%増)となりました。
総資産につきましては、退職給付に係る資産の減少等により、前連結会計年度末に比べ2,009百万円減少し、34,888百万円となりました。負債の部では、退職給付に係る負債の減少等により、1,557百万円減少し、14,185百万円となりました。なお、純資産の部では、非支配株主持分の減少等により、452百万円減少し、20,702百万円となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前連結会計年度と比較して1,309百万円減少し、5,149百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、1,220百万円(前年同四半期は81百万円の収入)となりました。主な内訳は、減価償却費1,325百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、673百万円(前年同四半期は1,565百万円の支出)となりました。主な内訳は、有形固定資産の取得による支出634百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、1,766百万円(前年同四半期は940百万円の収入)となりました。主な内訳は、短期借入れの返済1,140百万円、長期借入金の返済による支出623百万円であります。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの会計上の見積り及び見積りに用いた仮定について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更は
ありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、179百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。