第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 業績の状況

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が9月30日をもって解除され、徐々に経済活動が回復しつつあり、個人消費につきましても10月より回復基調に入り、コロナショック前と同等程度の水準まで戻りつつありましたが、12月下旬から新型コロナウイルスのオミクロン株拡大を受け、第6波の懸念が払拭できず、原材料、エネルギー価格の高騰もあり、先行き不透明な状況が続いております。

小売業界におきましては、消費者の行動変容に伴い業態や立地で業績が分かれており、外出自粛等による消費マインドの冷え込み、感染症対策での営業体制、ネットショッピングに拡大傾向がみられるなど、今後の推移に最新の注意を払う必要があると考えております。

このような環境の中、当社グループは、従業員の健康・安全を最優先に配慮した上で、感染対策を徹底して事業の継続に注力するとともに、成長を持続するため各事業において、人材育成、商品力の強化、構造改革に取り組みました。

この結果、当グループの当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高は、一部商業施設の臨時休業や外出自粛などの影響もありましたが、221億35百万円(前年同期比9.7%増)となりました。営業利益は1億27百万円(前年同期比73.7%増)となり、経常利益は、2億77百万円(前年同期比392.2%増)となりました。親会社株主に帰属する四半期純損益は、2億56百万円(前年同期は2億70百万円の損失)となりました。

なお、収益認識に関する会計基準等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しておりますが、当社の場合、前年四半期及び前事業年度の数値につきましては、前期に公表した数値のままとなっております。詳しくは「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更等)」をご参照ください。

 

セグメントの業績は次のとおりです。

① 宝飾品

外部顧客への売上高は、新型コロナウイルス感染症の再拡大による消費マインドの冷え込みや一部商業施設の時短営業やそれに伴う外出自粛などの影響もありましたが、188億7百万円(前年同期比9.2%増)となり、セグメント利益は2億55百万円(前年同期比50.5%増)となりました。

② 眼鏡

外部顧客への売上高は、新型コロナウイルス感染症の再拡大による消費マインドの冷え込みやそれに伴う外出自粛などの影響もありましたが、18億55百万円(前年同期比8.3%増)となり、セグメント利益は、新規出店に伴なう販売管理費等の増加もあり、28百万円(前年同期比79.3%減)となりました。

③ 食品販売・飲食店

外部顧客への売上高は、新型コロナウイルス感染症の再拡大による商業施設の営業時間の短縮などもありましたが、14億72百万円(前年同期比18.2%増)となり、セグメント損益は1億60百万円の損失(前年同期は2億39百万円の損失)となりました。

 

 

当四半期における当社グループの主な店舗展開は以下のとおりです。

 

セグメント

宝飾品

眼鏡

食品販売・飲食店

会社名

As-meエステール㈱

キンバレー㈱

エステールホールディングス㈱

前期末店舗数

368

64

30

新規出店

8

4

1

閉店

△6

当四半期末店舗数

370

68

31

 

 

(2) 財政状態

当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末の337億75百万円より21億23百万円増加し、358億99百万円となりました。主な増減は、商品及び製品などの棚卸資産の増加11億68百万円、現金及び預金の増加6億1百万円及び受取手形及び売掛金の増加5億40百万円と、敷金保証金の減少1億45百万円などであります。

負債合計は、前連結会計年度末の196億67百万円より20億73百万円増加し、217億40百万円となりました。主な増減は、長期借入金の増加11億76百万円及び1年内返済予定の長期借入金の増加4億94百万円と、支払手形及び買掛金の増加5億42百万円及び賞与引当金の減少2億16百万円などであります。

純資産合計は、前連結会計年度末の141億8百万円より50百万円増加し、141億58百万円となりました。主な増減は、親会社株主に帰属する四半期純利益2億56百万円の計上による利益剰余金の増加と、剰余金の配当2億86百万円による利益剰余金の減少などであります。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4) 研究開発活動

該当事項はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。