【要約四半期連結財務諸表注記】
1.報告企業
株式会社マクロミル(以下、「当社」という。)は日本に所在する企業です。登記している本店は、東京都港区に所在しています。当社の2024年3月31日に終了する第3四半期の要約四半期連結財務諸表は、当社及びその子会社(以下、「当社グループ」という。)並びに関連会社に対する当社グループの持分により構成されています。
当社グループの主な事業内容は「3.セグメント情報」にて記載しています。
2.作成の基礎
(1) IFRSに準拠している旨
当社グループの要約四半期連結財務諸表は、四半期連結財務諸表規則第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たすことから、同第93条の規定により、IAS第34号に準拠して作成しています。
本要約四半期連結財務諸表は、年次連結財務諸表で要求されている全ての情報が含まれていないため、前連結会計年度の連結財務諸表と併せて利用されるべきものです。
なお、本要約四半期連結財務諸表は、2024年5月15日に取締役兼代表執行役社長CEO佐々木徹及び執行役CFO橋元伸太郎によって承認されています。
(2) 測定の基礎
当社グループの要約四半期連結財務諸表は、公正価値で測定されている特定の金融商品等を除き、取得原価を基礎として作成しています。
(3) 機能通貨及び表示通貨
当社グループの要約四半期連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円を表示通貨としており、百万円未満を切り捨てて表示しています。
(4) 連結の範囲の変更
第1四半期連結会計期間において、2023年7月3日付で株式の取得に伴い、株式会社モニタスが新たに連結子会社となりました。また、第2四半期連結会計期間において、2023年12月1日付で株式の取得に伴い、Mindmagnet Co.,Ltd.が新たに連結子会社となりました。
(5) 重要性のある会計方針
当社グループが本要約四半期連結財務諸表において適用する重要性のある会計方針は、前連結会計年度に係る連結財務諸表において適用した会計方針と同一です。
なお、当第3四半期連結累計期間の法人所得税費用は、見積平均年次実効税率を基に算定しています。
(6) 見積り及び判断の利用
要約四半期連結財務諸表の作成にあたり、経営者は、会計方針の適用並びに資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす判断、見積り及び仮定の設定を行う必要があります。実際の結果は、これらの見積り及び仮定とは異なる場合があります。
見積り及び仮定は、継続して見直しています。会計上の見積り及び仮定の見直しによる影響は、その見積りを変更した会計期間及びそれ以降の期間において認識しています。
要約四半期連結財務諸表に重要な影響を及ぼす見積り及び仮定は、前連結会計年度に係る連結財務諸表と同様です。
(7) 表示方法の変更
(要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書)
前第3四半期連結累計期間において財務活動によるキャッシュ・フローの「その他」に含めていた「子会社株式の追加取得による支出」は、金額的重要性が増したため、当第3四半期連結累計期間から独立掲記しています。
この表示方法の変更を反映させるため、前第3四半期連結累計期間の要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書の組替えを行っています。
この結果、前第3四半期連結累計期間の要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書において、財務活動によるキャッシュ・フローの「その他」に含めていた△89百万円を「子会社株式の追加取得による支出」として組替えています。
3.セグメント情報
(1) 報告セグメントの概要
当社グループの報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものです。当社グループは、日本及び海外でのオンライン・マーケティング・リサーチを主たる事業内容とし、企業集団を基礎とした地域別のセグメントから構成されています。日本並びに韓国以外のアジア地域で事業を営む「日本事業」及び「韓国事業」の2つを報告セグメントとしています。
「日本事業」は、当社及び広告代理店との合弁事業である株式会社電通マクロミルインサイト、株式会社H.M.マーケティングリサーチ等の子会社で構成されています。
「韓国事業」はMACROMILL EMBRAIN CO.,LTD.等の子会社で構成されています。
(2) 報告セグメントの変更等に関する事項
第1四半期連結会計期間より、当社グループにおける業績管理区分の見直し等に伴い、従来「日本及び韓国事業」「その他の海外事業」の2区分としていた報告セグメントを、「日本事業」「韓国事業」の2区分に変更しています。
前第3四半期連結累計期間のセグメント情報は、変更後の報告セグメント区分に基づき作成したものを開示しています。
(3) セグメント収益及び業績
韓国事業内のMACROMILL EMBRAIN CO.,LTD.の収益及び業績についてはウォン建てで管理しています。換算レートは、下記のとおりです。
|
算定期間(9ヵ月間)
|
前第3四半期連結累計期間 (自 2022年7月1日 至 2023年3月31日)
|
当第3四半期連結累計期間 (自 2023年7月1日 至 2024年3月31日)
|
増減率
|
JPY/KRW(円)
|
0.1041
|
0.1115
|
7.1%
|
前第3四半期連結累計期間(自 2022年7月1日 至 2023年3月31日)
|
|
|
報告セグメント
|
|
調整額
|
|
連結
|
|
日本事業
|
|
韓国事業
|
|
計
|
|
|
|
百万円
|
|
百万円
|
|
百万円
|
|
百万円
|
|
百万円
|
売上収益
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
外部収益
|
27,248
|
|
4,452
|
|
31,700
|
|
-
|
|
31,700
|
セグメント間収益
|
-
|
|
10
|
|
10
|
|
△10
|
|
-
|
合計
|
27,248
|
|
4,463
|
|
31,711
|
|
△10
|
|
31,700
|
セグメント利益 (営業利益)
|
4,362
|
|
496
|
|
4,859
|
|
-
|
|
4,859
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
金融収益
|
|
|
|
|
|
|
|
|
96
|
金融費用
|
|
|
|
|
|
|
|
|
△271
|
税引前四半期利益
|
|
|
|
|
|
|
|
|
4,684
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
(その他の損益項目)
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
減価償却費及び償却費
|
1,466
|
|
159
|
|
1,625
|
|
-
|
|
1,625
|
当第3四半期連結累計期間(自 2023年7月1日 至 2024年3月31日)
|
|
|
報告セグメント
|
|
調整額
|
|
連結
|
|
日本事業
|
|
韓国事業
|
|
計
|
|
|
|
百万円
|
|
百万円
|
|
百万円
|
|
百万円
|
|
百万円
|
売上収益
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
外部収益
|
29,656
|
|
4,606
|
|
34,262
|
|
-
|
|
34,262
|
セグメント間収益
|
7
|
|
8
|
|
16
|
|
△16
|
|
-
|
合計
|
29,663
|
|
4,614
|
|
34,278
|
|
△16
|
|
34,262
|
セグメント利益 (営業利益)
|
4,459
|
|
206
|
|
4,666
|
|
-
|
|
4,666
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
金融収益
|
|
|
|
|
|
|
|
|
534
|
金融費用
|
|
|
|
|
|
|
|
|
△404
|
税引前四半期利益
|
|
|
|
|
|
|
|
|
4,796
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
(その他の損益項目)
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
減価償却費及び償却費
|
1,327
|
|
186
|
|
1,513
|
|
-
|
|
1,513
|
前第3四半期連結会計期間(自 2023年1月1日 至 2023年3月31日)
|
|
|
報告セグメント
|
|
調整額
|
|
連結
|
|
日本事業
|
|
韓国事業
|
|
計
|
|
|
|
百万円
|
|
百万円
|
|
百万円
|
|
百万円
|
|
百万円
|
売上収益
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
外部収益
|
10,206
|
|
1,013
|
|
11,219
|
|
-
|
|
11,219
|
セグメント間収益
|
-
|
|
3
|
|
3
|
|
△3
|
|
-
|
合計
|
10,206
|
|
1,016
|
|
11,222
|
|
△3
|
|
11,219
|
セグメント利益 (営業利益)
|
2,190
|
|
△100
|
|
2,089
|
|
-
|
|
2,089
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
金融収益
|
|
|
|
|
|
|
|
|
31
|
金融費用
|
|
|
|
|
|
|
|
|
△114
|
税引前四半期利益
|
|
|
|
|
|
|
|
|
2,007
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
(その他の損益項目)
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
減価償却費及び償却費
|
531
|
|
58
|
|
589
|
|
-
|
|
589
|
当第3四半期連結会計期間(自 2024年1月1日 至 2024年3月31日)
|
|
|
報告セグメント
|
|
調整額
|
|
連結
|
|
日本事業
|
|
韓国事業
|
|
計
|
|
|
|
百万円
|
|
百万円
|
|
百万円
|
|
百万円
|
|
百万円
|
売上収益
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
外部収益
|
11,028
|
|
1,138
|
|
12,166
|
|
-
|
|
12,166
|
セグメント間収益
|
2
|
|
3
|
|
6
|
|
△6
|
|
-
|
合計
|
11,031
|
|
1,141
|
|
12,172
|
|
△6
|
|
12,166
|
セグメント利益 (営業利益)
|
2,454
|
|
△165
|
|
2,288
|
|
-
|
|
2,288
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
金融収益
|
|
|
|
|
|
|
|
|
189
|
金融費用
|
|
|
|
|
|
|
|
|
△68
|
税引前四半期利益
|
|
|
|
|
|
|
|
|
2,409
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
(その他の損益項目)
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
減価償却費及び償却費
|
453
|
|
64
|
|
518
|
|
-
|
|
518
|
4.非継続事業
当社は、2023年6月1日付で、当社が当社子会社を通じて保有するMetrixLabグループの全株式をToluna Holdings Limited社(以下、「Toluna」という)に譲渡いたしました。その対価としてToluna株式の17.4%(5,369百万円)及び同社に対する54.8百万英ポンド(9,494百万円)の同社株式への転換権付き貸付債権(ベンダー・ローン)を取得し、同社は持分法適用会社となりました。なお、移転した対価であるMetrixLabグループの全株式の公正価値が、受取対価であるToluna株式17.4%及び同社に対する54.8百万英ポンドの同社株式への転換権付き貸付債権の合計と等価であることについて、外部の専門家による算定結果により確かめています。
本取引により、MetrixLabグループは当社グループの連結範囲から除外されたため、前連結会計年度より、当社グループの連結財務諸表上、MetrixLabグループの事業を非継続事業に分類しています。
(1)非継続事業の損益
非継続事業の損益は以下の通りです。
|
|
|
(単位:百万円)
|
|
前第3四半期連結累計期間 (自 2022年7月1日 至 2023年3月31日)
|
|
当第3四半期連結累計期間 (自 2023年7月1日 至 2024年3月31日)
|
非継続事業
|
|
|
|
売上収益
|
11,756
|
|
-
|
営業費用
|
△11,499
|
|
-
|
その他の収益
|
120
|
|
-
|
その他の費用
|
△9
|
|
-
|
営業利益
|
367
|
|
-
|
金融収益
|
1
|
|
-
|
金融費用
|
△102
|
|
-
|
税引前四半期利益
|
266
|
|
-
|
法人所得税費用
|
△128
|
|
-
|
非継続事業からの四半期利益
|
138
|
|
-
|
(2)非継続事業からのキャッシュ・フロー
非継続事業からのキャッシュ・フローは以下のとおりです。
|
|
|
(単位:百万円)
|
|
前第3四半期連結累計期間 (自 2022年7月1日 至 2023年3月31日)
|
|
当第3四半期連結累計期間 (自 2023年7月1日 至 2024年3月31日)
|
営業活動によるキャッシュ・フロー
|
953
|
|
-
|
投資活動によるキャッシュ・フロー
|
△278
|
|
-
|
財務活動によるキャッシュ・フロー
|
△241
|
|
-
|
5.のれん
のれんの帳簿価額の増減は以下のとおりです。
|
のれん
|
|
百万円
|
2023年7月1日
|
40,033
|
企業結合による増加
|
620
|
在外営業活動体の換算差額
|
4
|
2024年3月31日
|
40,658
|
|
|
6.その他の無形資産
無形資産の帳簿価額の増減は以下のとおりです。
|
|
|
ソフトウェア
|
|
顧客関連資産
|
|
パネル資産
|
|
その他
|
|
合計
|
|
百万円
|
|
百万円
|
|
百万円
|
|
百万円
|
|
百万円
|
2023年7月1日
|
1,925
|
|
127
|
|
-
|
|
509
|
|
2,561
|
取得
|
62
|
|
-
|
|
-
|
|
629
|
|
692
|
企業結合による増加
|
148
|
|
-
|
|
182
|
|
5
|
|
336
|
償却費
|
△663
|
|
△18
|
|
△9
|
|
△0
|
|
△691
|
在外営業活動体の換算差額
|
7
|
|
-
|
|
-
|
|
0
|
|
7
|
その他
|
211
|
|
-
|
|
-
|
|
△228
|
|
△16
|
2024年3月31日
|
1,693
|
|
108
|
|
172
|
|
916
|
|
2,890
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
(注) 無形資産の償却費は、要約四半期連結損益計算書の「営業費用」に含まれています。
7.社債及び借入金
社債及び借入金の内訳は以下のとおりです。
|
前連結会計年度 (2023年6月30日)
|
|
当第3四半期 連結会計期間 (2024年3月31日)
|
|
平均利率 (注1)
|
|
返済期限
|
|
百万円
|
|
百万円
|
|
%
|
|
|
1年内返済予定の 社債
|
9,990
|
|
4,997
|
|
(注2)
|
|
|
(注2)
|
1年内返済予定の 長期借入金
|
642
|
|
698
|
|
0.64
|
|
|
2024年4月~ 2025年3月
|
長期借入金
|
10,366
|
|
10,030
|
|
0.57
|
|
|
2025年4月~ 2031年1月
|
社債
|
19,921
|
|
19,938
|
|
(注2)
|
|
(注2)
|
合計
|
40,920
|
|
35,664
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
流動負債合計
|
10,632
|
|
5,695
|
|
|
|
|
非流動負債合計
|
30,288
|
|
29,968
|
|
|
|
|
合計
|
40,920
|
|
35,664
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
(注1) 平均利率については、借入金の当第3四半期連結会計期間末残高に対する契約上の加重平均利率を記載しています。
(注2) 社債の内訳は次のとおりです。
会社名
|
銘柄
|
発行年月日
|
前連結会計年度 (2023年6月30日) (百万円)
|
当第3四半期 連結会計期間 (2024年3月31日) (百万円)
|
利率 (%)
|
担保
|
償還期限
|
株式会社 マクロミル
|
第2回 無担保社債
|
2018年 7月27日
|
4,999
|
-
|
0.45
|
無担保
|
2023年 7月27日
|
株式会社 マクロミル
|
第3回 無担保社債
|
2021年 6月23日
|
4,990
|
4,997
|
0.38
|
無担保
|
2024年 6月21日
|
株式会社 マクロミル
|
第4回 無担保社債
|
2021年 6月23日
|
9,972
|
9,979
|
0.56
|
無担保
|
2026年 6月23日
|
株式会社 マクロミル
|
第5回 無担保社債
|
2023年 6月7日
|
8,081
|
8,085
|
0.70
|
無担保
|
2026年 6月5日
|
株式会社 マクロミル
|
第6回 無担保社債
|
2023年 6月7日
|
1,868
|
1,873
|
0.99
|
無担保
|
2028年 6月7日
|
合計
|
―
|
―
|
29,911
|
24,935
|
―
|
―
|
―
|
当社は、2022年3月29日に株式会社みずほ銀行と金銭消費貸借契約を締結しています。
なお、当該契約には財務制限条項がついており、当該条項は以下のとおりです。
① 純資産維持
2022年6月期決算以降、各年度の決算期の末日及び第2四半期の末日における連結財政状態計算書上の資本合計の金額を2021年12月第2四半期の末日における連結財政状態計算書上の資本合計の金額の75%及び直前の決算期末日又は第2四半期の末日における連結財政状態計算書上の資本合計の金額の75%のいずれか高い方の金額以上に維持すること。
2022年6月期決算以降、各年度の決算期の末日及び第2四半期の末日における単体の貸借対照表上の純資産の部の金額を2021年12月第2四半期の末日における単体の貸借対照表上の資本合計の金額の75%及び直前の決算期末日又は第2四半期の末日における単体の貸借対照表上の資本合計の金額の75%のいずれか高い方の金額以上に維持すること。
② 利益維持
2022年6月期決算以降の決算期を初回の決算期とする連続する2期について、各年度の決算期における連結の損益計算書に示される営業損益が2期連続して損失とならないようにすること。
2022年6月期決算以降の決算期を初回の決算期とする連続する2期について、各年度の決算期における単体の損益計算書に示される営業損益が2期連続して損失とならないようにすること。
8.資本及びその他の資本項目
(1) 授権株式数、発行済株式数
授権株式数、発行済株式数の残高の増減は以下のとおりです。
|
授権株式数
|
|
発行済株式数
|
|
株
|
|
株
|
2023年7月1日
|
151,435,200
|
|
40,480,500
|
期中増減
|
-
|
|
-
|
2024年3月31日
|
151,435,200
|
|
40,480,500
|
|
|
|
(2) 自己株式
自己株式数及び残高の増減は以下のとおりです。
|
株式数
|
|
金額
|
|
株
|
|
百万円
|
2023年7月1日
|
2,285,835
|
|
1,969
|
期中増減(注)
|
390,400
|
|
294
|
2024年3月31日
|
2,676,235
|
|
2,263
|
|
|
|
(注)2023年10月25日開催の取締役会決議に基づき、自己株式46,300株を処分しています。
他方で、2024年2月28日開催の取締役会決議に基づき、株式給付信託(BBT)に係る信託口において当社株式
436,700株を取得しています。
9.配当金
配当金の支払額は以下のとおりです。なお、当第3四半期連結累計期間における、要約四半期連結持分変
動計算書に記載の「非支配持分に対する配当金」は、当社の連結子会社である株式会社電通マクロミルイ
ンサイト、MACROMILL EMBRAIN CO.,LTD.、株式会社 H.M.マーケティングリサーチ、株式会社エムキューブ
及び株式会社マクロミルケアネットから同社の非支配株主に対して支払われたものです。
前第3四半期連結累計期間(自 2022年7月1日 至 2023年3月31日)
決議日
|
|
配当金の総額
|
|
1株当たり配当額
|
|
基準日
|
|
効力発生日
|
|
|
百万円
|
|
円
|
|
|
|
|
2022年8月9日 取締役会決議
|
|
356
|
|
9
|
|
2022年6月30日
|
|
2022年9月29日
|
2023年2月14日 取締役会決議
|
|
395
|
|
10
|
|
2022年12月31日
|
|
2023年3月6日
|
当第3四半期連結累計期間(自 2023年7月1日 至 2024年3月31日)
決議日
|
|
配当金の総額
|
|
1株当たり配当額
|
|
基準日
|
|
効力発生日
|
|
|
百万円
|
|
円
|
|
|
|
|
2023年8月23日 取締役会決議
|
|
420
|
|
11
|
|
2023年6月30日
|
|
2023年9月28日
|
2024年2月14日 取締役会決議
|
|
458
|
|
12
|
|
2023年12月31日
|
|
2024年3月4日
|
10.売上収益
当社グループは、マーケティング・リサーチ事業から計上される収益を売上収益として表示し、顧客との契約から生じる収益を報告セグメントの区分に基づき、以下のとおり分解しています。
|
前第3四半期連結累計期間 (自 2022年7月1日 至 2023年3月31日)
|
|
当第3四半期連結累計期間 (自 2023年7月1日 至 2024年3月31日)
|
|
百万円
|
|
百万円
|
日本事業
|
|
|
|
注力領域
|
11,072
|
|
11,715
|
戦略投資領域
|
4,726
|
|
5,307
|
基盤強化領域
|
11,449
|
|
12,633
|
小計
|
27,248
|
|
29,656
|
韓国事業
|
4,452
|
|
4,606
|
合計
|
31,700
|
|
34,262
|
|
|
|
日本事業の3領域、及び韓国事業は、それぞれ以下のサービスから構成されています。
日本事業
|
|
|
注力領域
|
オンラインリサーチ、デジタルリサーチ等
|
戦略投資領域
|
コンサルティング、グローバル、その他の新規事業等
|
基盤強化領域
|
オフラインリサーチ、データ提供サービス、合弁会社を含むその他の子会社群等
|
韓国事業
|
オンラインリサーチ、デジタルリサーチ、オフラインリサーチ、 データ提供サービス等
|
11.営業費用
営業費用の内訳は以下のとおりです。
|
前第3四半期連結累計期間 (自 2022年7月1日 至 2023年3月31日)
|
|
当第3四半期連結累計期間 (自 2023年7月1日 至 2024年3月31日)
|
|
百万円
|
|
百万円
|
人件費
|
11,444
|
|
12,596
|
パネル費
|
3,884
|
|
4,202
|
外注費
|
6,252
|
|
6,119
|
減価償却費及び償却費
|
1,625
|
|
1,513
|
その他
|
3,696
|
|
4,257
|
合計
|
26,903
|
|
28,689
|
|
|
|
|
前第3四半期連結会計期間 (自 2023年1月1日 至 2023年3月31日)
|
|
当第3四半期連結会計期間 (自 2024年1月1日 至 2024年3月31日)
|
|
百万円
|
|
百万円
|
人件費
|
3,755
|
|
4,096
|
パネル費
|
1,346
|
|
1,440
|
外注費
|
2,242
|
|
2,104
|
減価償却費及び償却費
|
589
|
|
518
|
その他
|
1,209
|
|
1,419
|
合計
|
9,143
|
|
9,578
|
|
|
|
12.金融収益及び費用
金融収益の内訳は以下のとおりです。
|
前第3四半期連結累計期間 (自 2022年7月1日 至 2023年3月31日)
|
|
当第3四半期連結累計期間 (自 2023年7月1日 至 2024年3月31日)
|
|
百万円
|
|
百万円
|
受取利息
|
|
|
|
償却原価で測定する金融資産
|
6
|
|
9
|
純損益を通じて公正価値で測定する金融資産
|
87
|
|
511
|
受取配当金
|
|
|
|
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産
|
0
|
|
1
|
為替差益(注)
|
-
|
|
-
|
その他
|
1
|
|
11
|
合計
|
96
|
|
534
|
|
|
|
|
前第3四半期連結会計期間 (自 2023年1月1日 至 2023年3月31日)
|
|
当第3四半期連結会計期間 (自 2024年1月1日 至 2024年3月31日)
|
|
百万円
|
|
百万円
|
受取利息
|
|
|
|
償却原価で測定する金融資産
|
2
|
|
3
|
純損益を通じて公正価値で測定する金融資産
|
29
|
|
171
|
受取配当金
|
|
|
|
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産
|
-
|
|
0
|
為替差益(注)
|
-
|
|
8
|
その他
|
0
|
|
5
|
合計
|
31
|
|
189
|
|
|
|
金融費用の内訳は以下のとおりです。
|
前第3四半期連結累計期間 (自 2022年7月1日 至 2023年3月31日)
|
|
当第3四半期連結累計期間 (自 2023年7月1日 至 2024年3月31日)
|
|
百万円
|
|
百万円
|
支払利息
|
|
|
|
償却原価で測定する金融負債
|
145
|
|
193
|
リース負債
|
11
|
|
9
|
為替差損(注)
|
109
|
|
195
|
その他
|
5
|
|
4
|
合計
|
271
|
|
404
|
|
|
|
|
前第3四半期連結会計期間 (自 2023年1月1日 至 2023年3月31日)
|
|
当第3四半期連結会計期間 (自 2024年1月1日 至 2024年3月31日)
|
|
百万円
|
|
百万円
|
支払利息
|
|
|
|
償却原価で測定する金融負債
|
47
|
|
64
|
リース負債
|
4
|
|
3
|
為替差損(注)
|
61
|
|
-
|
その他
|
1
|
|
1
|
合計
|
114
|
|
68
|
|
|
|
(注) 為替差益及び為替差損は、外貨建貸付金に係るもの及びヘッジ指定されていない為替予約の評価損益です。
13.1株当たり利益
基本的1株当たり四半期利益及び希薄化後1株当たり四半期利益は以下のとおりです。
|
|
|
|
|
前第3四半期連結累計期間 (自 2022年7月1日 至 2023年3月31日)
|
|
当第3四半期連結累計期間 (自 2023年7月1日 至 2024年3月31日)
|
親会社の普通株主に帰属する四半期利益(百万円)
|
2,654
|
|
2,449
|
四半期利益調整額
|
-
|
|
-
|
希薄化後1株当たり四半期利益の計算に使用する 四半期利益(百万円)
|
2,654
|
|
2,449
|
|
|
|
|
|
|
|
|
期中平均普通株式数(株)
|
39,575,365
|
|
38,202,312
|
普通株式増加数
|
|
|
|
新株予約権(株)
|
341,551
|
|
193,880
|
希薄化後の期中平均普通株式数(株)
|
39,916,916
|
|
38,396,192
|
|
|
|
|
|
|
|
|
基本的1株当たり四半期利益(円)
|
|
|
|
継続事業
|
63.69
|
|
64.11
|
非継続事業
|
3.38
|
|
-
|
基本的1株当たり四半期利益
|
67.08
|
|
64.11
|
希薄化後1株当たり四半期利益(円)
|
|
|
|
継続事業
|
63.15
|
|
63.79
|
非継続事業
|
3.36
|
|
-
|
希薄化後1株当たり四半期利益
|
66.50
|
|
63.79
|
|
|
|
|
希薄化効果を有しないために希薄化後1株当たり四半期利益の算定に含めなかった潜在株式はありません。
|
|
|
|
|
|
前第3四半期連結会計期間 (自 2023年1月1日 至 2023年3月31日)
|
|
当第3四半期連結会計期間 (自 2024年1月1日 至 2024年3月31日)
|
親会社の普通株主に帰属する四半期利益(百万円)
|
1,435
|
|
1,560
|
四半期利益調整額
|
-
|
|
-
|
希薄化後1株当たり四半期利益の計算に使用する 四半期利益(百万円)
|
1,435
|
|
1,560
|
|
|
|
|
|
|
|
|
期中平均普通株式数(株)
|
39,588,065
|
|
38,193,860
|
普通株式増加数
|
|
|
|
新株予約権(株)
|
332,549
|
|
204,271
|
希薄化後の期中平均普通株式数(株)
|
39,920,614
|
|
38,398,131
|
|
|
|
|
|
|
|
|
基本的1株当たり四半期利益(円)
|
|
|
|
継続事業
|
32.89
|
|
40.85
|
非継続事業
|
3.37
|
|
-
|
基本的1株当たり四半期利益
|
36.26
|
|
40.85
|
希薄化後1株当たり四半期利益(円)
|
|
|
|
継続事業
|
32.62
|
|
40.64
|
非継続事業
|
3.34
|
|
-
|
希薄化後1株当たり四半期利益
|
35.95
|
|
40.64
|
|
|
|
|
希薄化効果を有しないために希薄化後1株当たり四半期利益の算定に含めなかった潜在株式はありません。
|
14.金融商品の公正価値
① 公正価値の測定方法
現金及び現金同等物、営業債権及びその他の債権、営業債務及びその他の債務については、短期間で決済されるものであるため、帳簿価額が公正価値に近似しています。
以下を除く、その他の金融資産、その他の金融負債の公正価値は残存期間及び信用リスクを加味した利率で割り引いた現在価値により算定しており、帳簿価額は公正価値に近似しています。
(a) 株式
上場株式は、取引所の価格を公正価値としています。非上場株式は、時価純資産法を用いて評価しています。
(b) 社債及び借入金
社債及び借入金のうち、固定金利によるものは、元利金の合計額を同様の新規発行及び借入を行った場合に想定される利率で割り引いた現在価値により算出しています。
変動金利によるものは、短期間で市場金利を反映し、また、当社の信用状態は借入実行後大きな変動はないことから、契約上の金額は公正価値に近似しています。
(c) デリバティブ資産
デリバティブ資産は、その他の金融資産に含まれ、純損益を通じて公正価値で測定される金融資産に分類しています。これは為替予約であり、主に外国為替相場などの観察可能なインプットを用いたモデルに基づき測定しています。
(d) 長期貸付金
長期貸付金は、純損益を通じて公正価値で測定する金融資産に分類しています。これは持分法適用会社であるToluna Holdings Limitedに対する転換権付き貸付債権となっており、転換権の行使までの期間、類似企業の株価のボラティリティを主要な仮定とする、モンテカルロ・シミュレーション法を用いて見積っています。
(e) 非支配株主と締結した先渡契約に係る負債
非支配株主と締結した先渡契約に係る負債は、連結子会社である株式会社エイトハンドレッドの非支配株主と締結した先渡契約の公正価値を計上しています。当初認識時については金融負債を計上し、同額を資本剰余金から減額しています。当該公正価値は、契約相手への支払いが要求される金額を見積り、その見積金額に譲渡時点までの期間及び信用リスクを加味した利率を用いて現在価値により算定しています。結果として、当第3四半期連結会計期間末における金額は771百万円です。
当該金融負債の公正価値は、将来キャッシュ・フローを現在価値に割り引いて算出し、公正価値の変動は資本剰余金の増減額として認識します。なお、当該金融負債の公正価値のヒエラルキーのレベルはレベル3ですが、下記表には含めていません。
② 公正価値のヒエラルキー
当社グループにおける公正価値の測定レベルは、市場における観察可能性に応じて次の3つに区分しています。
レベル1:活発に取引される市場で公表価格により測定された公正価値
レベル2:レベル1以外の、観察可能な価格を直接、又は間接的に使用して算定された公正価値
レベル3:観察不能なインプットを含む評価技法から算定された公正価値
各連結会計年度における金融商品の公正価値ヒエラルキーのレベル別の内訳は、以下のとおりです。
前連結会計年度(2023年6月30日)
|
|
レベル1
|
|
レベル2
|
|
レベル3
|
|
合計
|
百万円
|
百万円
|
|
百万円
|
|
百万円
|
資産:
|
|
|
|
|
|
|
|
その他の包括利益を通じて 公正価値で測定する金融資産
|
|
|
|
|
|
|
|
株式
|
43
|
|
-
|
|
0
|
|
43
|
純損益を通じて公正価値で 測定する金融資産
|
|
|
|
|
|
|
|
デリバティブ資産
|
-
|
|
25
|
|
-
|
|
25
|
長期貸付金
|
-
|
|
-
|
|
10,043
|
|
10,043
|
合計
|
43
|
|
25
|
|
10,043
|
|
10,112
|
|
|
|
|
|
|
|
|
当第3四半期連結会計期間(2024年3月31日)
|
|
レベル1
|
|
レベル2
|
|
レベル3
|
|
合計
|
百万円
|
百万円
|
|
百万円
|
|
百万円
|
資産:
|
|
|
|
|
|
|
|
その他の包括利益を通じて 公正価値で測定する金融資産
|
|
|
|
|
|
|
|
株式
|
67
|
|
-
|
|
32
|
|
100
|
|
|
|
|
|
|
|
|
純損益を通じて公正価値で 測定する金融資産
|
|
|
|
|
|
|
|
長期貸付金
|
-
|
|
-
|
|
10,553
|
|
10,553
|
合計
|
67
|
|
-
|
|
10,586
|
|
10,653
|
|
|
|
|
|
|
|
|
前連結会計年度及び当第3四半期連結会計期間において、レベル1、2及び3の間の振替はありません。
③ 償却原価で測定する金融商品
当社グループが保有する償却原価で測定する金融商品の帳簿価額及び公正価値は、以下のとおりです。
|
|
前連結会計年度 (2023年6月30日)
|
|
当第3四半期連結会計期間 (2024年3月31日)
|
|
帳簿価額
|
|
公正価値
|
|
帳簿価額
|
|
公正価値
|
百万円
|
百万円
|
|
百万円
|
|
百万円
|
社債及び借入金
|
40,920
|
|
40,938
|
|
35,664
|
|
35,490
|
重要なインプットが直接又は間接に観察可能である償却原価で測定する金融商品は、レベル2に分類しています。
④ 評価技法とインプット
レベル2に分類される社債及び借入金の公正価値測定に用いられる評価技法は主に割引キャッシュ・フロー法であり、重要なインプットは割引率となっています。
レベル3に分類される長期貸付金の公正価値は、観察不能なインプット等に基づいたモンテカルロ・シミュレーション法で算定した金額で評価しているため、レベル3に分類しています。
割引率が上昇した場合は、レベル2及びレベル3に分類される公正価値は減少する関係にあります。一方、割引率が低下した場合は、公正価値は増加する関係にあります。
なお、レベル3に分類される非上場株式は、当該投資先の将来の収益性の見通し及び対象銘柄における純資産価額、当該投資先が保有する主要資産の定量的情報等の外部より観察不能なインプット情報を総合的に考慮し、公正価値を測定しています。
また、レベル3に分類した金融商品について、観察可能でないインプットを合理的に考え得る代替的な仮定に変更した場合に重要な公正価値の増減は見込まれていません。
各四半期連結累計期間におけるレベル3に分類された金融商品の増減は以下のとおりです。
|
前第3四半期連結累計期間 (自 2022年7月1日 至 2023年3月31日)
|
|
当第3四半期連結累計期間 (自 2023年7月1日 至 2024年3月31日)
|
|
百万円
|
|
百万円
|
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産
|
|
|
|
期首残高
|
24
|
|
0
|
利得及び損失
|
|
|
|
その他の包括利益(注)
|
14
|
|
-
|
企業結合による取得
|
-
|
|
32
|
持分法で会計処理されている投資への振替
|
△38
|
|
-
|
期末残高
|
0
|
|
32
|
|
|
|
(注) その他の包括利益に含まれている利得及び損失は、決算日時点のその他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産に関するものです。これらの利得及び損失は、要約四半期連結包括利益計算書の「その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産」に含まれています。
|
前第3四半期連結累計期間 (自 2022年7月1日 至 2023年3月31日)
|
|
当第3四半期連結累計期間 (自 2023年7月1日 至 2024年3月31日)
|
|
百万円
|
|
百万円
|
純損益を通じて公正価値で測定する金融資産
|
|
|
|
期首残高
|
-
|
|
10,043
|
利得及び損失
|
|
|
|
純損益
|
-
|
|
-
|
長期貸付金の計上
|
-
|
|
56
|
在外営業活動体の換算差額
|
-
|
|
453
|
期末残高
|
-
|
|
10,553
|
|
|
|