当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中における将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
当第1四半期連結累計期間(2024年1月1日から2024年3月31日)におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善等により緩やかな回復基調である一方、円安の進行、海外経済の減速懸念、令和6年能登半島地震等の要因により依然として先行き不透明な状況が続いております。
当社の主要なターゲット市場であるケーブルテレビ業界は、日本ケーブルテレビ連盟「ケーブルテレビの現状と課題」によると、日本の総世帯数のうち88.4%をカバーし、3,139万世帯(普及率52.5%)に対してテレビ、インターネット等のサービスを提供し、重要な情報通信基盤として定着しています。また、動画配信やソーシャルメディアの急速な普及などが追い風となり、近年、インターネット加入世帯数が堅調に増加しています。
それに加え、ケーブルテレビはその特長である「地域密着型メディア」並びに「情報インフラを支えるICT事業者」である点を活かし、「地域DXの担い手」として付加価値を高めるべく、放送受信環境の維持、整備、ネットワーク基盤の安定運用、コンテンツとインフラを活用した地域活性化等の課題に取り組んでいます。
この結果、当第1四半期連結累計期間の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における流動資産は7,452百万円となり、前連結会計年度末に比べ465百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金が180百万円、受取手形及び売掛金が193百万円、商品及び製品が171百万円増加したことによるものであります。固定資産は3,738百万円となり、前連結会計年度末に比べ38百万円増加いたしました。
この結果、総資産は11,190百万円となり、前連結会計年度末に比べ504百万円増加いたしました。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における流動負債は4,504百万円となり、前連結会計年度末に比べ420百万円増加いたしました。これは主に短期借入金が1,500百万円増加、未払金が370百万円、工事未払金が276百万円、半成工事受入金が266百万円減少したことによるものであります。固定負債は933百万円となり、前連結会計年度末に比べ15百万円増加いたしました。これは主に長期借入金が38百万円増加したことによるものであります。
この結果、負債合計は5,437百万円となり、前連結会計年度末に比べ435百万円増加いたしました。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は5,752百万円となり、前連結会計年度末に比べ68百万円増加いたしました。これは主に利益剰余金が47百万円増加したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は51.4%(前連結会計年度末は53.2%)となりました。
当第1四半期連結累計期間の経営成績につきまして、売上面では機器販売数は減少したものの、大型FTTH工事が増加し、前年同四半期に比してほぼ横ばいとなりました。利益面では、工事原価率の上昇、販売費及び一般管理費の増加により営業利益は減益となりましたが、為替差益により経常利益並びに親会社株主に帰属する四半期純利益は増益となりました。
以上により、連結売上高は2,761百万円(前年同四半期比0.9%減)、営業利益は179百万円(同19.6%減)、経常利益は188百万円(同79.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は135百万円(同141.0%増)となりました。
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
当第1四半期連結累計期間において、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の総額は38百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第1四半期連結累計期間において、当社の経営成績に重要な影響を与える要因に重要な変更はありません。
当第1四半期連結累計期間において、受注高は3,354百万円(前年同期は2,462百万円)となっており、受注残高は5,900百万円(同4,923百万円)となっております。
また、販売実績は2,761百万円(同2,785百万円)となっております。
当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。