当第1四半期累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
当第1四半期累計期間におけるわが国経済は、コロナ禍の収束により社会経済活動の正常化が進み、個人消費やインバウンド需要の回復が見られ、緩やかな景気回復傾向が継続しております。一方、地政学リスクの長期化に起因するエネルギー・原材料価格の高騰、円安の長期化による物価上昇、運送業における2024年問題やマイナス金利政策解除の影響など、依然として先行きが不透明な状況が続いております。
このような状況の中、当社は、組織体制を一部変更し、中期経営計画「NL Build-Up!2023-2025」の基本方針に掲げた「質の向上」と「堅実経営」に継続して取り組んでまいりました。その結果、当第1四半期累計期間における新規受注高は9,320百万円(前年同四半期比15.7%減)となりました。
当第1四半期累計期間の売上高は、リース売上高の増加等により11,130百万円(前年同四半期比4.2%増)となりました。不良債権処理費用の増加等により販売費及び一般管理費が93百万円増加し、営業利益は277百万円(同5.7%増)、経常利益は362百万円(同11.9%増)、四半期純利益は251百万円(同15.8%増)となりました。
セグメント別の経営成績は以下のとおりであります。なお、各セグメントにおける売上高については「外部顧客に対する売上高」の金額、セグメント利益については報告セグメントの金額を記載しております。
[リース・割賦・営業貸付]
当セグメントの新規受注高は9,138百万円(前年同四半期比15.3%減)、営業資産残高は112,792百万円(前期末比0.2%増)となりました。売上高は、リース売上高の増加等により10,062百万円(前年同四半期比4.4%増)、セグメント利益は190百万円(同21.6%増)となりました。
[不動産賃貸]
当セグメントの新規受注高は66百万円(前年同四半期比71.2%減)、営業資産残高は17,914百万円(前期末比0.1%増)となりました。売上高は、賃貸料収入の増加等により1,045百万円(前年同四半期比2.2%増)、セグメント利益は271百万円(同0.4%増)となりました。
[その他]
当セグメントの新規受注高は115百万円(前年同四半期比208.1%増)、営業資産残高は445百万円(前期末比28.6%増)となりました。ヘルスケアサポート事業部のリース売上高の増加等により、売上高は23百万円(前年同四半期比7.6%増)、セグメント利益は10百万円(同10.0%増)となりました。
(2) 財政状態の状況
当第1四半期会計期間末の総資産は前期末比6,852百万円増加し158,299百万円となりました。これは主に現金及び預金並びにリース投資資産の増加によるものです。
負債合計は前期末比6,556百万円増加し147,253百万円となりました。これは主に債権流動化に伴う長期支払債務の増加によるものです。
純資産合計は前期末比295百万円増加し11,045百万円となりました。これは主に利益剰余金の増加によるものです。
(3) 営業取引の状況
①契約実行高
(注) ファイナンス・リース、割賦販売事業及び不動産賃貸事業については取得した資産の購入金額、オペレーティング・リースについては賃貸物件の取得価額を表示しております。なお、再リース取引の実行額は含んでおりません。
②営業資産残高
(注) リース・割賦・営業貸付事業のうち、ファイナンス・リースについてはリース債権及びリース投資資産残高を、オペレーティング・リースについては賃貸物品の帳簿価額を、割賦販売事業については割賦債権額を表示しております。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第1四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動
該当事項はありません。
該当事項はありません。