当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 経営成績の分析
当第1四半期連結累計期間(2024年1月1日~2024年3月31日)における我が国経済は、コロナ禍からの回復傾向は顕著なものの、急速な円安、資源高に伴う物価上昇や人手不足等により、中小企業を中心として厳しい経営環境が続きました。政府日銀はマイナス金利政策を終了させ、物価高・円安への対応、構造的な賃上げ推進に取組んでいますが、地政学的リスクや、先行き不透明な日米の政治情勢の中、我が国経済が持続可能な成長経路をたどれるか、今後も注視していく必要があります。こうした中、当社グループは「顧客第一主義」を経営理念に掲げ、「不動産・債権に関するワンストップサービスの提供」をビジネスモデルとして、サービサー事業、派遣事業、不動産ソリューション事業等を展開してまいりました。
この結果、当第1四半期連結累計期間の経営成績は、売上高が549百万円(前年同期比3.5%増)となり、営業損失は30百万円(前年同期は営業損失56百万円)、経常損失は12百万円(前年同期は経常損失29百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は25百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失21百万円)となりました。
セグメントの経営成績は次のとおりであります。
(サービサー事業)
サービサー事業においては、既存の購入済債権からの回収等は概ね順調に進みましたが、当期売却予定の自己競落物件に関する費用が先行して発生したこと等により、売上高は137百万円(前年同期比58.8%増)、セグメント利益は5百万円(前年同期はセグメント損失13百万円)となりました。
(派遣事業)
派遣事業においては、概ね計画通りに推移し、売上高は325百万円(前年同期比6.0%減)、セグメント利益は36百万円(前年同期比28.7%減)となりました。
(不動産ソリューション事業)
不動産ソリューション事業においては、若干の遅れがみられるものの概ね計画に沿って推移した結果、売上高は93百万円(前年同期比10.2%減)、セグメント利益は59百万円(前年同期比99.9%増)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末における財政状態は、総資産7,451百万円(前連結会計年度末に比べ403百万円増)、株主資本3,078百万円(同68百万円減)となりました。
(流動資産)
当第1四半期連結会計期間末の流動資産の残高は6,818百万円(前連結会計年度末に比べ372百万円増)となりました。これは主に、現金及び預金75百万円の減少、買取債権411百万円の増加、販売用不動産78百万円の増加によるものであります。
(固定資産)
当第1四半期連結会計期間末の固定資産の残高は632百万円(前連結会計年度末に比べ31百万円増)となりました。これは主に、有形固定資産8百万円の減少、投資有価証券41百万円の増加によるものであります。
(流動負債)
当第1四半期連結会計期間末の流動負債の残高は3,156百万円(前連結会計年度末に比べ467百万円増)となりました。これは主に、短期借入金400百万円の増加、1年内返済予定の長期借入金50百万円の増加によるものであります。
(固定負債)
当第1四半期連結会計期間末の固定負債の残高は1,065百万円(前連結会計年度末に比べ24百万円減)となりました。これは主に、役員退職慰労引当金14百万の減少によるものであります。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末の純資産の残高は3,229百万円(前連結会計年度末に比べ38百万円減)となりました。これは主に、配当に伴う利益剰余金42百万円の減少、親会社株主に帰属する四半期純損失25百万円の計上、その他有価証券評価差額金29百万の増加によるものであります。
(3) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動
該当事項はありません。
当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。