第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生または前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。

 

(1) 経営成績の状況

当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症対策緩和による経済正常化に向けた動きや、雇用や所得環境の改善、更には個人消費やインバウンド需要の回復の動きが見られる等、景気回復への期待が高まりました。
 一方で、長期化する原材料費やエネルギーコストの高騰、記録的な円安水準、これらによる国内での急激な物価上昇などが続いております。

また、世界経済では、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化、主要各国での金利上昇など、国内景気に影響を与える不確定要素が多数存在しており、今後の国内景気の見通しはまだ先行き不透明となっております。

当社が属します食品製造業におきましても同様に、主原料の大豆や油脂、包材などの原材料価格の高騰に加え、都市ガス、電気などのエネルギーコストの上昇もあり厳しい経営環境が続いております。
  このような状況のもと、当社は価格改定をお願いするとともに、国内産大豆による高付加価値商品への切り替えを進めてまいりました。また、省エネ効果の高い設備への更新に積極的に取組み経費削減に努めております。

以上の結果、当第3四半期累計期間における業績は、全工場で前年同四半期増加となり、売上高は14,381百万円と前年同四半期と比べ2,387百万円(19.9%)の増加となりました。

利益につきましては、営業利益は1,774百万円と前年同四半期と比べ1,006百万円(131.1%)の増益、経常利益は1,772百万円と前年同四半期と比べ981百万円(124.0%)の増益、四半期純利益は1,269百万円と前年同四半期と比べ640百万円(101.8%)の増益となりました。

なお、当社は単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。

 

(2) 財政状態の分析

① 資産の部

当第3四半期会計期間末における総資産は、前事業年度末と比較して1,164百万円増加し、14,979百万円となりました。

流動資産は、前事業年度末と比較して761百万円増加し、3,569百万円となりました。これは主に現金及び預金が161百万円、売掛金が680百万円増加したこと等によるものです。

固定資産は、前事業年度末と比較して403百万円増加し、11,409百万円となりました。これは機械装置及び運搬具が147百万円、建設仮勘定が353百万円増加したこと等によるものです。

 

② 負債の部

当第3四半期会計期間末における総負債は、前事業年度末と比較して152百万円増加し、5,677百万円となりました。

流動負債は、前事業年度末と比較して518百万円増加し、3,669百万円となりました。これは主に買掛金が178百万円、未払金が182百万円増加したこと等によるものです。

固定負債は、前事業年度末と比較して365百万円減少し、2,008百万円となりました。これは主に長期借入金が344百万円減少したこと等によるものです。

 

③ 純資産の部

当第3四半期会計期間末における純資産は、前事業年度末と比較して1,012百万円増加し、9,301百万円となりました。これは主に、利益剰余金が1,012百万円増加したこと等によるものです。

 

(3) 経営方針・経営戦略等

当第3四半期累計期間において、経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5) 研究開発活動

該当事項はありません。

 

(6) 主要な設備

   当第3四半期累計期間において、主要な設備について重要な変更はありません。

 

 

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。