1【提出理由】

当社は、2024年4月30日開催の取締役会において、株式会社クレイリッシュの発行済株式の全てを取得し、子会社化することを決議いたしました。当該株式取得は特定子会社の異動を伴う子会社取得に該当し、金融商品取引法第24条の5第4項及び企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第3号、第8号の2の規定に基づき、臨時報告書の提出をするものであります。

 

2【報告内容】

1.子会社取得の決定(企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第8号の2に基づく報告内容)

(1) 取得対象子会社の概要

(1)名     称

株式会社クレイリッシュ

(2)所  在  地

埼玉県さいたま市見沼区東大宮五丁目4番2号

(3)代表者の役職・氏名

代表取締役 髙木 秀男

(4)事 業 内 容

事業者向けの金融事業、動産のリース事業、売掛債権の売買事業

(5)資  本  金

99百万円

(6)設 立 年 月 日

2001年7月5日

(7)大  株  主

髙木 秀男  1,980株(100%)

(8)上場会社と当該会社との間の関係

資本関係

該当事項はございません。

人的関係

該当事項はございません。

取引関係

該当事項はございません。

(9)当該会社の最近3年間の経営成績及び財政状態

決  算  期

2021年4月期

2022年4月期

2023年4月期

純  資  産

351百万円

384百万円

433百万円

総  資  産

2,951百万円

3,589百万円

3,784百万円

1株当たり純資産

177,624.45円

194,328.79円

218,849.66円

売  上  高

305百万円

342百万円

414百万円

営 業 利 益

79百万円

89百万円

122百万円

経 常 利 益

94百万円

134百万円

125百万円

当 期 純 利 益

22百万円

33百万円

48百万円

1株当たり当期純利益

11,464.45円

16,704.34円

24,520.87円

1株当たり配当金

-円

-円

-円

 

 

(2) 取得対象子会社に関する子会社取得の目的

当社グループは、人材派遣紹介事業を主力とするヒューマンリソースサービス、採用・事務代行や製造請負等のアウトソーシングサービス、業務のデジタル化・自動化をサポートするITソリューションサービス等を展開する総合人材サービス企業です。近年では、これまで以上に期待されているシニア、女性、グローバル人材といった潜在労働力の活用促進や、障がいをお持ちの方の雇用機会の創出や処遇の確保・改善にも注力しております。また、専門的なサービス領域の拡充として通訳・翻訳サービスに加え、グローバル展開を検討されている企業のサポートも新規事業として開始しております。

当社グループでは、関わる全てのステークホルダーと共に幸せな未来を目指すことをミッションとして掲げ、「成長を愉しもう。」という企業理念のもと、少子高齢化に伴う構造的な人手不足に起因する様々な課題解決のため、多様化する雇用の在り方・働き方に順応することが可能となる様々な新規サービスを提供し続けております。また、更なる社会貢献度の向上を図るため、日々、サービス品質の改善に取り組み、高品質なサービスの提供に努めております。

 対象会社である株式会社クレイリッシュは、主として事業者向けの貸金業を営んでおり、資金繰りを支える手形割引や無担保融資、不動産担保融資等の様々なニーズに対応したサービスを展開しております。専用のアプリによる手形割引の手続きの効率化や、AIを活用した不動産の時価評価の査定などDX化に関する取り組みも推進することで、迅速な事業運営体制を整えております。2001年の設立以来、商圏は全国に展開しており、安定的な収益体制と長年の実績により、顧客や取引先から高い評価を得ております。

当社グループが持つ強固なネットワークを有効活用することで、対象会社の与信力強化及び調達余力の拡大に繋げ、全国の資金を必要としている事業者に対しての資金提供が可能になります。資金調達手段が限定的である中小零細企業もしくは成長過程にある事業者への適切な資金供給は、今後の日本経済発展の為に肝要であると考えており、社会的にも意義の強い事業であると確信しております。また、当社グループと株式会社クレイリッシュの顧客基盤の共有による相互送客により、人材関連サービス・BPO・ITソリューション・M&A仲介・資金提供といった事業者へのきめ細かいサービスの提供が可能になると考えております。将来的には、対個人向け融資・新興企業向け融資・海外企業向け融資など、両社の知見を活かした新規事業の構築も視野に入れることができ、これらの相乗効果により「働きがいも経済成長も」というSDGsにも寄与しながら両社の企業価値向上が可能であると判断し、両社にて協議を行ってきた結果、連結子会社化を行うことといたしました。

 

(3) 取得対象子会社に関する子会社取得の対価の額

株式取得価額               900百万円

アドバイザリー費用等(概算額)       61百万円

合計(概算額)              961百万円

 

2.特定子会社の異動(企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第3号に基づく報告内容)

(1) 当該異動に係る特定子会社の名称、住所、代表者の氏名、資本金及び事業の内容

上記「1.子会社取得の決定(企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第8号の2に基づく報告内容)(1)取得対象子会社の概要」に記載のとおりであります。

 

(2) 当該異動の前後における当社の所有に係る特定子会社の議決権の数及び特定子会社の総株主等の議決権に対する割合

① 当社の所有に係る特定子会社の議決権の数

異動前:    0個 

異動後:  1,980個

 

② 総株主等の議決権に対する割合 

異動前:    0% 

異動後:    100%

 

(3) 当該異動の理由及びその年月日 

① 異動の理由 

当社は2024年4月30日開催の取締役会において、株式会社クレイリッシュの株式を取得し、子会社とすることを決議しました。当該子会社の資本金の額が当社の資本金の額の100分の10以上に相当するため、特定子会社に該当します。 

 

② 異動の年月日 

2024年4月30日