第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。なお、当社は、2021年9月期第2四半期末をみなし取得日として株式会社チャンピオンを連結子会社化し、当第2四半期連結会計期間より四半期連結財務諸表作成会社に移行いたしました。従いまして、前年同四半期の連結財務諸表及び前連結会計年度の連結財務諸表を作成しておりませんので、これらとの比較分析は行っておりません。また、株式会社チャンピオンのみなし取得日は2021年9月期第2四半期末であるため、当第2四半期は貸借対照表のみを連結しており、損益計算書については連結しておりません。

 

(1)財政状態の状況

(流動資産)

 当第2四半期連結会計期間末における流動資産の残高は12,050百万円となりました。主な内訳は、商品が8,342百万円、売掛金が1,866百万円であります。

(固定資産)

 当第2四半期連結会計期間末における固定資産の残高は8,088百万円となりました。主な内訳は、建物が3,330百万円、土地が1,438百万円であります。

(流動負債)

 当第2四半期連結会計期間末における流動負債の残高は14,369百万円となりました。主な内訳は、短期借入金が9,314百万円、買掛金が1,442百万円、前受金が1,826百万円であります。

(固定負債)

 当第2四半期連結会計期間末における固定負債の残高は4,355百万円となりました。主な内訳は、長期借入金が3,587百万円、リース債務が360百万円であります。

(純資産)

 当第2四半期連結会計期間末における純資産の残高は1,414百万円となりました。主な内訳は、資本金が441百万円、資本剰余金が411百万円、利益剰余金が622百万円であります。

 

(2)経営成績の状況

当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、厳しい状況でありますが、各種政策の効果や海外経済の改善もあり、国内経済は持ち直しの動きが見られております。しかしながら、今後の新型コロナウイルス感染症の拡大による国内外経済を下振れさせるリスクや金融資本市場の変動等の影響により、景気の先行きは不透明な状態が続くと見込まれております。

このような環境のなか、中古車業界におきましては、2020年10月から2021年3月までの国内中古車登録台数は、前年の消費税増税による需要落ち込みの反動増から2,008,308台(前年同期比4.8%増)と前年同期間を上回る結果となりました。(出典:一般社団法人日本自動車販売協会連合会統計データ)

このような状況の下、当社におきましては、東海地方のドミナント方式による専門店の出店を積極的に進め、2021年3月1日付で、輸入バイクのハーレーダビッドソンおよびベスパの正規ディーラーを運営する株式会社チャンピオン(4店舗)を株式取得により子会社化し、車、バイクにおける新車・中古車販売の拡大及び買取や整備・鈑金・ガソリンスタンド、レンタカーサービス、保険代理店サービスを強化し、顧客の車に関する需要に対し、ワンストップでサービスを提供できる体制作りを積極的に進めてまいりました。

その結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は、20,202百万円、営業利益は125百万円、経常利益は28百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は110百万円と中古車需要が高まるニーズを的確に捉え、第2四半期も好調な結果となりました。

なお、当社は、自動車販売及びその附帯事業の単一セグメントのため、サービスごとの業績の内容を記載しており、セグメントごとの記載はしておりません。

 

(自動車販売関連)

 当第2四半期連結累計期間は、前第2四半期以降に出店したMEGA専門店1店舗が寄与し、小売販売台数は、5,911台となりました。加えて前第2四半期以降に出店した買取専門店とバイク販売店が寄与し、当第2四半期連結累計期間における売上高は18,868百万円となりました。なお、新車・中古車販売、買取を自動車販売関連としております。

 

(附帯サービス関連)

 販売台数の増加とM&Aや整備工場新設により、当第2四半期連結累計期間における売上高は1,334百万円と好調に推移しました。なお、整備・鈑金・ガソリンスタンド、保険代理店、レンタカーを附帯サービス関連としております。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ181百万円減少し、924百万円となりました。

 各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果、使用した資金は156百万円となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益145百万円、減価償却費226百万円、仕入債務の増加額753百万円、売上債権の減少額208百万円、前受金及び長期前受金の増加額182百万円があった一方、棚卸資産の増加額1,328百万円、前払金および長期前払金の増加額306百万円があったことなどによるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果、使用した資金は2,251百万円となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出1,090百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出581百万円、貸付による支出500百万円があったことなどによるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果、獲得した資金は2,227百万円となりました。これは主に、短期借入金の純増加額1,245百万円、長期借入れによる収入1,604百万円があった一方で、長期借入金の返済による支出580百万円があったことなどによるものであります。

 

(4)経営方針・経営戦略等

当第2四半期連結累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第2四半期連結累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

該当事項はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当社は、2021年3月1日付にて、株式会社チャンピオンの全株式を取得し、同社を連結子会社化いたしました。当社は当該株式取得に必要な資金を手当てするため、株式会社三菱UFJ銀行と借入契約を締結し、2021年2月26日に、計1,350百万円の借入を実行しております。

 なお、上記の株式取得取引の詳細については、「第4 経理の状況1 四半期連結財務諸表 注記事項 企業結合等関係 取得による企業結合」に記載のとおりであります。