(セグメント情報等)

【セグメント情報】

1  報告セグメントの概要

当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

当社は、主に化粧品の研究開発、製造、販売等を行っており、多様化するお客さまの価値観に対応するため、複数ブランドを保有し、各ブランドに相応しい市場においてシェアを獲得していくマルチブランド戦略を推進し、各ブランドごとに国内及び海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を行っております。また、化粧品以外においてもグループの利益貢献を果たすべく様々な事業を展開しております。

従って、当社のセグメントは「ビューティケア事業」を中心として、これを間接的に支援する「不動産事業」を報告セグメントとしております。

「ビューティケア事業」は、化粧品・健康食品の製造・販売とファッション品(婦人用下着・婦人服・宝飾品)の販売を行い、POLA・ORBIS・Jurlique・H2O PLUS・THREE・DECENCIA・Amplitude・ITRIM・FIVEISM×THREE・FUJIMIといったブランドが含まれております。また、「不動産事業」は不動産(オフィスビル・マンション)の賃貸事業を行っております。

 

2  報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法

報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載と概ね同一であります。

報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。なお、セグメント間の内部利益及び振替高は市場実勢価格に基づいております。

 

3  報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額に関する情報

前連結会計年度(自  2022年1月1日  至  2022年12月31日

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

(注)1

合計

調整額

(注)2

連結財務諸表計上額

(注)3

ビューティケア事業

不動産事業

売上高

 

 

 

 

 

 

 

  外部顧客への売上高

161,654

2,083

163,737

2,569

166,307

166,307

  セグメント間の内部

  売上高又は振替高

72

484

556

1,789

2,346

2,346

161,726

2,568

164,294

4,358

168,653

2,346

166,307

セグメント利益

13,793

491

14,284

96

14,381

1,800

12,581

セグメント資産

168,558

25,490

194,049

2,798

196,848

9,086

205,935

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

  減価償却費

7,364

452

7,816

12

7,829

653

8,482

  のれんの償却額

378

378

378

378

  有形固定資産及び

  無形固定資産の増加額

8,909

2,624

11,534

2

11,537

995

12,532

 

(注) 1 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、ビルメンテナンス事業であります。

2 調整額は、以下の通りであります。

(1) セグメント利益の調整額△1,800百万円には、セグメント間取引消去6,086百万円、各報告セグメントに配分していない全社費用△7,886百万円が含まれております。全社費用は、報告セグメントに帰属しない当社本社の管理部門に係る費用等であります。

(2) セグメント資産の調整額9,086百万円には、セグメント間消去△85,274百万円、各報告セグメントに配分していない全社資産94,361百万円が含まれております。全社資産は、報告セグメントに帰属しない当社本社の金融資産及び管理部門に係る資産であります。

(3) 減価償却費、有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額は、全社資産及びセグメント間消去に係る減価償却費、有形固定資産及び無形固定資産の増加であります。

3 セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。

4  減価償却費、有形固定資産及び無形固定資産の増加額には、長期前払費用の減価償却費及び増加額が含まれております。

 

 

当連結会計年度(自  2023年1月1日  至  2023年12月31日

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

(注)1

合計

調整額

(注)2

連結財務諸表計上額

(注)3

ビューティケア事業

不動産事業

売上高

 

 

 

 

 

 

 

  外部顧客への売上高

168,477

2,078

170,555

2,748

173,304

173,304

  セグメント間の内部

  売上高又は振替高

109

444

553

2,301

2,855

2,855

168,586

2,522

171,109

5,050

176,159

2,855

173,304

セグメント利益

16,354

440

16,794

149

16,944

863

16,080

セグメント資産

160,573

28,071

188,645

3,083

191,728

9,479

201,207

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

  減価償却費

6,686

424

7,110

12

7,123

589

7,712

  のれんの償却額

  有形固定資産及び

  無形固定資産の増加額

14,042

3,347

17,389

3

17,393

85

17,478

 

(注) 1 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、ビルメンテナンス事業であります。

2 調整額は、以下の通りであります。

(1) セグメント利益の調整額△863百万円には、セグメント間取引消去8,796百万円、各報告セグメントに配分していない全社費用△9,659百万円が含まれております。全社費用は、報告セグメントに帰属しない当社本社の管理部門に係る費用等であります。

(2) セグメント資産の調整額9,479百万円には、セグメント間消去△64,754百万円、各報告セグメントに配分していない全社資産74,234百万円が含まれております。全社資産は、報告セグメントに帰属しない当社本社の金融資産及び管理部門に係る資産であります。

(3) 減価償却費、有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額は、全社資産及びセグメント間消去に係る減価償却費、有形固定資産及び無形固定資産の増加であります。

3 セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。

4  減価償却費、有形固定資産及び無形固定資産の増加額には、長期前払費用の減価償却費及び増加額が含まれております。

 

 

【関連情報】

前連結会計年度(自  2022年1月1日  至  2022年12月31日

1  製品及びサービスごとの情報

 単一の製品・サービスの区分の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

2  地域ごとの情報

(1) 売上高

(単位:百万円)

日本

アジア

その他海外

合計

137,382

24,635

4,289

166,307

 

(注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。

 

(2) 有形固定資産

 本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

3  主要な顧客ごとの情報

 外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載はありません。

 

当連結会計年度(自  2023年1月1日  至  2023年12月31日

1  製品及びサービスごとの情報

 単一の製品・サービスの区分の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

2  地域ごとの情報

(1) 売上高

(単位:百万円)

日本

アジア

その他海外

合計

144,871

24,638

3,793

173,304

 

(注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。

 

(2) 有形固定資産

 本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

3  主要な顧客ごとの情報

 外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載はありません。

 

 

【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】

前連結会計年度(自  2022年1月1日  至  2022年12月31日

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

全社・消去

合計

ビューティケア事業

不動産事業

減損損失

2,539

2,539

2,539

 

 

当連結会計年度(自  2023年1月1日  至  2023年12月31日

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

全社・消去

合計

ビューティケア事業

不動産事業

減損損失

1,736

76

1,813

1,813

 

 

【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】

前連結会計年度(自  2022年1月1日  至  2022年12月31日

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他

全社・消去

合計

ビューティケア事業

不動産事業

当期償却額

378

378

378

当期末残高

 

(注)ビューティケア事業において、のれんの減損損失を1,987百万円計上しています。

 

当連結会計年度(自  2023年1月1日  至  2023年12月31日

該当事項はありません。

 

【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】

 該当事項はありません。

 

【関連当事者情報】

1 関連当事者との取引

   該当事項はありません。

 

2 親会社又は重要な関連会社に関する注記

該当事項はありません。

 

 

(1株当たり情報)

 

項目

前連結会計年度

(自  2022年1月1日

  至  2022年12月31日)

当連結会計年度

(自  2023年1月1日

  至  2023年12月31日)

1株当たり純資産額

772.60円

758.49円

1株当たり当期純利益

51.74円

43.69円

潜在株式調整後
1株当たり当期純利益

51.69円

43.64円

 

(注) 1  役員報酬BIP信託が所有する当社株式を、1株当たり純資産額の算定上、期末発行済株式数から控除

        する自己株式に含めております。また、1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純

          利益の算定上、期中平均株式数の計算において控除する自己株式に含めております。なお、控除した当

           該自己株式の期末株式数は、前連結会計年度において242,460株、当連結会計年度において235,910株

           であり、期中平均株式数は、前連結会計年度において243,582株、当連結会計年度において237,129株

           であります。

 

     2  1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下の通りであります。

 

項目

前連結会計年度

(自  2022年1月1日

  至  2022年12月31日)

当連結会計年度

(自  2023年1月1日

  至  2023年12月31日)

1株当たり当期純利益

親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)

11,446

9,665

普通株主に帰属しない金額(百万円)

普通株式に係る親会社株主に帰属する
当期純利益(百万円)

11,446

9,665

普通株式の期中平均株式数(株)

221,230,520

221,236,973

潜在株式調整後1株当たり当期純利益

親会社株主に帰属する当期純利益調整額(百万円)

普通株式増加数(株)

235,617

235,630

(うち新株予約権)(株)

(235,617)

(235,630)

希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額の算定に含まれなかった潜在株式の概要

 

 

3  1株当たり純資産額の算定上の基礎は、以下の通りであります。

 

項目

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

純資産の部の合計額(百万円)

171,459

168,398

純資産の部の合計額から控除する金額(百万円)

534

591

(うち新株予約権)(百万円)

(243)

(243)

(うち非支配株主持分)(百万円)

(291)

(348)

普通株式に係る期末の純資産額(百万円)

170,924

167,806

1株当たり純資産額の算定に用いられた期末の普通株式の数(株)

221,231,643

221,238,193

 

 

 

(重要な後発事象)

(子会社の設立)
 当社は、2023年11月20日開催の取締役会において、下記の通り子会社の設立を決議し、2024年1月2日に設立いたしました。

 

(1) 子会社設立の目的
 当社グループは、今後の更なるグローバル展開を一層加速度的に進めていくにあたり、2024年以降、展開地域の市場変化をダイレクトに捉える現地リーダーシップのもと、マルチブランドの強みを生かし、グループとしてその地域に最適な戦略を市場や顧客の変化に対応しながら迅速に遂行することにより、各地域での業績最大化を実現できる組織体制として、「現地主導のグループ横断体制」への移行を進めてまいります。
 その一環として、既存の中国現地法人における共通業務については、業務の高度化と、効率化を目的とした集約を行うため、中国に地域統括会社を設立しております。

 

(2)子会社の概要
  ① 名称:宝麗奥蜜思(上海)企業管理有限公司
   (英文名称:POLA ORBIS (Shanghai) Enterprise Management CO., LTD.)
  ② 所在地:中華人民共和国上海市
  ③ 代表者の氏名:髙谷 誠一
  ④ 事業の内容:中国現地法人の経営管理、事業戦略策定の統括及び支援等
  ⑤ 資本金:7,000千米ドル
  ⑥ 設立の時期:2024年1月2日
  ⑦ 出資比率:当社100%