【注記事項】
(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)

1.連結の範囲に関する事項

すべての子会社を連結しております。

(1) 連結子会社の数     1

(2) 連結子会社の名称

SECURE KOREA, Inc.

 

2.持分法の適用に関する事項
該当はありません。

 

3.連結子会社の事業年度等に関する事項

連結子会社の決算日は、連結決算日と一致しております。

 

4.会計方針に関する事項

(1) 重要な資産の評価基準及び評価方法

① 有価証券

その他有価証券

市場価格のない株式等以外のもの

時価法(評価差額は、全部純資産直入法により処理し、売却原価は、移動平均法により算定)

市場価格のない株式等

主として移動平均法による原価法

② 棚卸資産

イ 商品及び仕掛品

先入先出法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下による簿価切下げの方法)

ロ 貯蔵品

個別法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下による簿価切下げの方法)

③ デリバティブ

時価法

なお、ヘッジ会計の要件を満たす為替予約取引については「(6)重要なヘッジ会計の方法」に記載のとおり、ヘッジ会計を適用しております。

 

(2) 重要な減価償却資産の減価償却の方法

①  有形固定資産(リース資産を除く)

定率法を採用しております。ただし、2016年4月1日以降に取得した建物附属設備及び構築物については、定額法を採用しております。

なお、主な耐用年数は次のとおりであります。

建物及び構築物      3~15年

工具、器具及び備品    3~15年

②  無形固定資産(リース資産を除く)

定額法を採用しております。

なお、主な償却年数は次のとおりであります。

自社利用のソフトウエア    5年

③  リース資産

所有権移転ファイナンス・リース取引に係るリース資産

自己所有の固定資産に適用する減価償却方法と同一の方法を採用しております。

所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産

リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しております。

 

(3) 重要な引当金の計上基準

① 貸倒引当金

債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。

② 賞与引当金

従業員に対して支給する賞与の支出に充てるため、支給見込額に基づき当連結会計年度に見合う分を計上しております。

③ 商品保証引当金

販売した商品の保証期間に係る修理費用の発生に備えるため、過去の修理実績等に基づき、当連結会計年度末における将来の修理費用見込額を計上しております。

 

(4) 重要な収益及び費用の計上基準

当社グループの契約から生じる収益に関する主要な事業における主な履行義務の内容、および当該履行義務を充足する通常の時点(収益を認識する通常の時点)は以下のとおりであります。

当社グループでは、顧客の求めるセキュリティニーズに応じて、「SECURE AC:入退室管理システム」「SECURE VS:監視カメラシステム」「SECURE Analytics:画像解析サービス」という3つのサービスを軸に、デバイス、ソフトウェア、AI等で構成された物理セキュリティシステムを販売しております。物理セキュリティシステムの提供については、システムの稼働が確認できた時点で、履行義務が充足すると判断しております。取引の対価はシステム導入後、概ね1か月後に受領が中心となっており、重要な金融要素は含まれておりません。

一部の契約取引では、クラウドサービス、保守サービスの役務等を含むものがあり、これらは契約期間の経過に応じて履行義務が充足されると判断しており、契約期間にわたり収益を認識しております。契約条件により、履行義務充足前に前受けの方式で対価を受領する場合には、前受金を計上しております。

 

(5) 重要な外貨建の資産又は負債の本邦通貨への換算替基準

外貨建金銭債権債務は、連結決算日の直物為替相場により円貨に換算し、換算差額は損益として処理しております。なお、在外子会社等の資産及び負債は、連結決算日の直物為替相場により円貨に換算し、収益及び費用は期中平均相場により円貨に換算し、換算差額は純資産の部における為替換算調整勘定に含めて計上しております。

 

(6) 重要なヘッジ会計の方法

① ヘッジ会計の方法

繰延ヘッジ処理を採用しております。なお、振当処理の要件を満たしている為替予約については、振当処理によっております。

② ヘッジ手段とヘッジ対象

ヘッジ手段…為替予約

ヘッジ対象…外貨建仕入債務等

③ ヘッジ方針

ヘッジ対象の範囲内で対象の為替相場の変動リスクを回避する目的でのみ手段を利用する方針であります。

④ ヘッジ有効性評価の方法

ヘッジ対象のキャッシュ・フロー変動の累計とヘッジ手段のキャッシュ・フロー変動の累計を比較し、両者の変動額を基礎にしてヘッジ有効性を評価しております。なお、為替予約取引に関しては、外貨建取引個々に為替予約を付しており、ヘッジ開始時以降継続してキャッシュ・フロー変動を完全に相殺できるため、ヘッジの有効性の判断は省略しております。

 

(7) 連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲

手許現金、随時引き出し可能な預金及び容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する短期的な投資からなっております。

 

(重要な会計上の見積り)

1.棚卸資産の評価

(1) 当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額

 

前連結会計年度

2022年12月31日

当連結会計年度

2023年12月31日

商品

621,042千円

725,608千円

仕掛品

16,434千円

18,472千円

 

 

(2) 識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報

当社グループは、棚卸資産について収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により評価しており、期末における正味売却価額が取得原価よりも下落している場合には、当該正味売却価額まで帳簿価額を切り下げていますが、営業循環過程から外れた陳腐化品や滞留品については、収益性の低下の事実を反映するために社内評価ルールに基づき、規則的に帳簿価額を切り下げております。

棚卸資産の滞留状況および商品のライフサイクル等を総合的に勘案して、営業循環過程から外れた陳腐化品や滞留品を識別しております。

そのため、市場動向の変化などを要因として、保有する棚卸資産が増加した場合には、営業循環過程から外れた陳腐化品や滞留品として識別すべき棚卸資産が増加する可能性があり、棚卸資産の評価に影響する可能性があります。

 

2.繰延税金資産の回収可能性

(1) 当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額

 

前連結会計年度

2022年12月31日

当連結会計年度

2023年12月31日

繰延税金資産

22,632千円

47,582千円

 

なお、上記繰延税金資産は繰延税金負債と相殺後の金額を表示しております。

 

(2) 識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報

将来の事業計画に基づいた課税所得を合理的に見積り、回収可能性があると判断した将来減算一時差異等について繰延税金資産を計上しております。繰延税金資産は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じた場合、繰延税金資産が減少または増加し、この結果、税金費用が増減する可能性があります。

 

(会計方針の変更)

該当事項はありません。

 

(表示方法の変更)

(連結貸借対照表)

 前連結会計年度において、「固定負債」の「その他」に含めていた「長期前受金」につきましては、当連結会計年度において金額的重要性が高まったため、固定負債に独立掲記することといたしました。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結財務諸表の組替えを行なっております。

 この結果、前連結会計年度の連結貸借対照表において、固定負債の「その他」に表示していた12,521千円は、「長期前受金」12,521千円として組替えております。

 

(連結損益計算書)

 前連結会計年度において、「営業外収益」の「その他」に含めていた「受取補填金」につきましては、当連結会計年度において金額的重要性が高まったため、営業外収益に独立掲記することといたしました。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結財務諸表の組替えを行なっております。

 この結果、前連結会計年度の連結損益計算書において、営業外収益の「その他」に表示していた454千円は、「受取補填金」267千円、「その他」186千円として組替えております。

 前連結会計年度において、「営業外費用」の「その他」に含めていた「固定資産除却損」につきましては、当連結会計年度において金額的重要性が高まったため、営業外費用に独立掲記することといたしました。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結財務諸表の組替えを行なっております。

 この結果、前連結会計年度の連結損益計算書において、営業外費用の「その他」に表示していた1,068千円は、「固定資産除却損」759千円、「その他」309千円として組替えております。

 

(連結キャッシュ・フロー計算書)

 前連結会計年度において、営業活動によるキャッシュ・フローの「その他」に含めていた「有形固定資産除却損」および「前払費用の増減額(△は増加)」につきましては、当連結会計年度において金額的重要性が高まったため、独立掲記することといたしました。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結財務諸表を組替えております。

 この結果、前連結会計年度の連結キャッシュ・フロー計算書において、営業活動によるキャッシュ・フローの「その他」に表示していた1,025千円は、「有形固定資産除却損」759千円、「前払費用の増減額(△は増加)」△2,057千円、「その他」2,323千円として組替えております。

 

 

(連結貸借対照表関係)

※1 受取手形及び売掛金のうち、顧客との契約から生じた債権の金額は、それぞれ以下のとおりであります。

 

前連結会計年度

2022年12月31日

当連結会計年度

2023年12月31日

受取手形

12,365

千円

10,820

千円

売掛金

447,357

776,016

 

 

※2 当社グループは、運転資金の効率的な調達を行うため取引銀行4行と当座貸越契約を締結しております。これらの契約に基づく連結会計年度末における当座貸越契約に係る借入未実行残高は次のとおりであります。

 

前連結会計年度

2022年12月31日

当連結会計年度

2023年12月31日

当座貸越極度額

1,050,000

千円

1,050,000

千円

借入実行残高

200,000

200,000

 差引額

850,000

千円

850,000

千円

 

 

※3 流動負債の「前受金」および固定負債の「長期前受金」のうち、契約負債の金額は以下のとおりであります。

 

前連結会計年度

2022年12月31日

当連結会計年度

2023年12月31日

前受金

47,000

千円

95,049

千円

長期前受金

12,521

36,578

 

 

(連結損益計算書関係)

※1 顧客との契約から生じる収益

売上高については、顧客との契約から生じる収益及びそれ以外の収益を区分して記載しておりません。

顧客との契約から生じる収益の金額は、連結財務諸表「注記事項(収益認識関係)」に記載しております。

 

※2 通常の販売目的で保有する棚卸資産の収益性の低下による簿価切下額は次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

当連結会計年度

(自 2023年1月1日

至 2023年12月31日)

 

19,033

千円

18,543

千円

 

 

※3 販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額は次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

当連結会計年度

(自 2023年1月1日

至 2023年12月31日)

給料手当

592,741

千円

665,919

千円

賞与引当金繰入額

26,870

 〃

42,041

 〃

減価償却費

38,869

 〃

42,930

 〃

 

 

※4 一般管理費に含まれる研究開発費は次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

当連結会計年度

(自 2023年1月1日

至 2023年12月31日)

 

80,593

千円

38,707

千円

 

 

※5 固定資産除却損の内容は次のとおりでありす。

 

前連結会計年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

当連結会計年度

(自 2023年1月1日

至 2023年12月31日)

工具、器具及び備品

759

千円

1,078

千円

ソフトウエア

 〃

3,631

 〃

759

千円

4,709

千円

 

 

※6 減損損失の内容は次のとおりであります。

前連結会計年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日

該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日

当連結会計年度において、当社グループは以下の資産について減損損失を計上しました。

用途

種類

場所

金額

遊休資産

ソフトウエア

本社

3,920千円

 

当社グループは、遊休資産については個別にグルーピングを行なっております。

当連結会計年度において、遊休となった本社のソフトウエアについて、今後の利用が見込めなくなったことから帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少を減損損失として特別損失に計上しております。

なお、回収可能価額は使用価値により測定しており、将来キャッシュ・フローが見込めないことから使用価値は零として評価しております。

 

(連結包括利益計算書関係)

※ その他の包括利益に係る組替調整額及び税効果額

 

前連結会計年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

当連結会計年度

(自 2023年1月1日

至 2023年12月31日)

繰延ヘッジ損益

 

 

 

 

当期発生額

△5,690

千円

△1,824

千円

組替調整額

△3,435

3,948

税効果調整前

△9,126

千円

2,124

千円

税効果額

1,742

558

繰延ヘッジ損益

△7,384

千円

2,682

千円

為替換算調整勘定

 

 

 

 

当期発生額

875

千円

622

千円

その他の包括利益合計

△6,508

千円

3,304

千円

 

 

(連結株主資本等変動計算書関係)

前連結会計年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日

1.発行済株式に関する事項

株式の種類

当連結会計年度期首

増加

減少

当連結会計年度末

普通株式(株)

4,590,620

126,400

4,717,020

 

(変動事由の概要)

普通株式の増加の内訳は、次のとおりであります。

第三者割当増資による新株の発行による増加   100,300株

新株予約権の行使による新株の発行による増加  26,100株

 

2.自己株式に関する事項

該当事項はありません。

 

 

3.新株予約権等に関する事項

会社名

内訳

目的となる

株式の種類

目的となる株式の数(株)

当連結会計年度末残高

(千円)

当連結会計年度期首

増加

減少

当連結会計年度末

提出会社

ストック・オプションとしての第3回新株予約権

提出会社

ストック・オプションとしての第4回新株予約権

合計

 

 

4.配当に関する事項

該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日

1.発行済株式に関する事項

株式の種類

当連結会計年度期首

増加

減少

当連結会計年度末

普通株式(株)

4,717,020

27,900

4,744,920

 

(変動事由の概要)

普通株式の増加の内訳は、次のとおりであります。

新株予約権の行使による新株の発行による増加  27,900株

 

2.自己株式に関する事項

株式の種類

当連結会計年度期首

増加

減少

当連結会計年度末

普通株式(株)

42

42

 

(変動事由の概要)

自己株式の増加の内訳は、次のとおりであります。

単元未満株式の買取りによる増加          42株

 

3.新株予約権等に関する事項

会社名

内訳

目的となる

株式の種類

目的となる株式の数(株)

当連結会計年度末残高

(千円)

当連結会計年度期首

増加

減少

当連結会計年度末

提出会社

ストック・オプションとしての第3回新株予約権

提出会社

ストック・オプションとしての第4回新株予約権

提出会社

ストック・オプションとしての第5回新株予約権(注)

160

合計

160

 

(注)第5回新株予約権は、権利行使期間の初日が到来しておりません。

 

4.配当に関する事項

該当事項はありません。

 

 

(連結キャッシュ・フロー計算書関係)

※ 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係は、次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(自  2022年1月1日

至 2022年12月31日)

当連結会計年度

(自  2023年1月1日

至 2023年12月31日)

現金及び預金

474,194

千円

808,950

千円

預入期間が3か月を超える定期預金

現金及び現金同等物

474,194

千円

808,950

千円

 

 

(リース取引関係)

1.ファイナンス・リース取引

 (借主側)

所有権移転ファイナンス・リース取引

① リース資産の内容

無形固定資産

ソフトウエアであります。

② リース資産の減価償却の方法

連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項「4.会計方針に関する事項 (2) 重要な減価償却資産の減価償却の方法」に記載のとおりであります。

 

所有権移転外ファイナンス・リース取引

① リース資産の内容

有形固定資産

事務用機器(工具、器具及び備品)であります。

② リース資産の減価償却の方法

連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項「4.会計方針に関する事項 (2) 重要な減価償却資産の減価償却の方法」に記載のとおりであります。

 

2.オペレーティング・リース取引

 (借主側)

オペレーティング・リース取引のうち解約不能のものに係る未経過リース料

 

前連結会計年度

2022年12月31日

当連結会計年度

2023年12月31日

1年内

11,087

千円

12,293

千円

1年超

6,662

11,383

合計

17,749

千円

23,677

千円

 

 

 

(金融商品関係)

1.金融商品の状況に関する事項

(1) 金融商品に対する取組方針

当社グループは、事業運営や設備投資計画に照らして、必要な資金(主に銀行借入)を調達しております。

一時的な余資は安全性の高い金融資産で運用し、また、短期的な運転資金を銀行借入等により調達しております。デリバティブ取引は仕入取引の為替リスクに備えるために行っております。

 

(2) 金融商品の内容及びそのリスク

営業債権である受取手形及び売掛金は、顧客の信用リスクに晒されております。

賃貸物件において預託している敷金は、差入先の信用リスクに晒されております。

投資有価証券は、業務上の関係を有する非上場企業の株式であり、企業価値の変動リスクに晒されております。

営業債務である買掛金は、そのほとんどが1年以内の支払期日であります。

借入金は、主に事業運営及び設備投資に係る資金調達を目的としたものであります。

 

(3) 金融商品に係るリスク管理体制
① 信用リスク(取引先の契約不履行等に係るリスク)の管理

営業債権については、与信管理規程に基づき新規取引先等の信用調査等を行っており、また、与信限度額水準の見直しを年1回以上実施し、取引相手ごとに期日及び残高を管理することにより、財務状況等の悪化等による回収懸念の早期把握や軽減を図っております。

敷金については、賃貸借契約に際し差入先の信用状況を把握するとともに、適宜差入先の信用状況を把握することにより、財務状況等の悪化等による回収懸念の早期把握や軽減を図っております。

② 市場リスクの管理

投資有価証券については、定期的に発行体(取引先企業)の財務状況等を把握し、また、取引先企業との関係を勘案して保有状況を継続的に見直しております。

また、外貨建輸入取引に係る為替の変動リスクに対して、為替予約取引を利用してヘッジしております。当該デリバティブ取引は定められた社内規程に基づいて実施しております。

③ 資金調達に係る流動性リスク(支払期日に支払いを実行できなくなるリスク)の管理

月次に資金繰計画を作成・更新するとともに、取引銀行と当座貸越契約を締結するなどにより流動性リスクを管理しております。

 

(4) 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明

金融商品の時価の算定においては、変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することにより、当該価額が変動することもあります。

 

 

2.金融商品の時価等に関する事項

連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。

 

前連結会計年度(2022年12月31日)

 

連結貸借対照表計上額
(千円)

時価
(千円)

差額
(千円)

敷金及び保証金

119,401

117,610

△1,791

資産計

119,401

117,610

△1,791

長期借入金(※3)

403,056

402,611

△444

負債計

403,056

402,611

△444

 

(※1)現金及び預金、受取手形及び売掛金、買掛金、短期借入金は短期決済されるため時価が帳簿価額に近似することから、注記を省略しております。

(※2)市場価格のない株式等

区分

前連結会計年度

(千円)

非上場株式

8,823

 

(※3)1年内返済予定の長期借入金を含めております。

 

当連結会計年度(2023年12月31日)

 

連結貸借対照表計上額
(千円)

時価
(千円)

差額
(千円)

敷金及び保証金

120,422

120,418

△3

資産計

120,422

120,418

△3

長期借入金(※3)

674,675

675,874

1,199

負債計

674,675

675,874

1,199

 

(※1)現金及び預金、受取手形及び売掛金、買掛金、短期借入金は短期決済されるため時価が帳簿価額に近似することから、注記を省略しております。

(※2)市場価格のない株式等

区分

当連結会計年度

(千円)

非上場株式

18,836

 

(※3)1年内返済予定の長期借入金を含めております。

 

(注)1.金銭債権の連結決算日後の償還予定額

前連結会計年度(2022年12月31日)

 

1年以内
(千円)

1年超
5年以内
(千円)

5年超
10年以内
(千円)

10年超
(千円)

現金及び預金

474,194

受取手形及び売掛金

459,722

合計

933,917

 

 

当連結会計年度(2023年12月31日)

 

1年以内
(千円)

1年超
5年以内
(千円)

5年超
10年以内
(千円)

10年超
(千円)

現金及び預金

808,950

受取手形及び売掛金

786,836

合計

1,595,787

 

 

(注)2.長期借入金の連結決算日後の返済予定額

前連結会計年度(2022年12月31日)

 

1年以内
(千円)

1年超
2年以内
(千円)

2年超
3年以内
(千円)

3年超
4年以内
(千円)

4年超
5年以内
(千円)

5年超
(千円)

長期借入金

130,304

98,144

82,504

62,920

29,184

合計

130,304

98,144

82,504

62,920

29,184

 

 

当連結会計年度(2023年12月31日)

 

1年以内
(千円)

1年超
2年以内
(千円)

2年超
3年以内
(千円)

3年超
4年以内
(千円)

4年超
5年以内
(千円)

5年超
(千円)

長期借入金

199,916

184,276

153,620

91,914

44,949

合計

199,916

184,276

153,620

91,914

44,949

 

 

3.金融商品の時価のレベルごとの内訳等に関する事項

金融商品の時価を、時価の算定に係るインプットの観察可能性及び重要性に応じて、以下の3つのレベルに分類しております。

レベル1の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、活発な市場において形成される当該時価の算定の対象となる資産または負債に関する相場価格により算定した時価

レベル2の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、レベル1のインプット以外の時価の算定に係るインプットを用いて算定した時価

レベル3の時価:観察できない時価の算定に係るインプットを使用して算定した時価

 

時価の算定に重要な影響を与えるインプットを複数使用している場合には、それらのインプットがそれぞれ属するレベルのうち、時価の算定における優先順位が最も低いレベルに時価を分類しております。

 

(1) 時価で連結貸借対照表に計上している金融商品

該当事項はありません。

 

(2) 時価で連結貸借対照表に計上している金融商品以外の金融商品

前連結会計年度(2022年12月31日)

区分

時価(千円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

敷金及び保証金

117,610

117,610

資産計

117,610

117,610

長期借入金

402,611

402,611

負債計

402,611

402,611

 

 

 

当連結会計年度(2023年12月31日)

区分

時価(千円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

敷金及び保証金

120,418

120,418

資産計

120,418

120,418

長期借入金

675,874

675,874

負債計

675,874

675,874

 

(注)時価の算定に用いた評価技法及び時価の算定に係るインプットの説明

敷金及び保証金

これらの時価は、契約等から返還までの期間を合理的に見積り、当該期間の将来キャッシュ・フローを国債等の利回りで割り引いて算定しており、レベル2の時価に分類しております。

 

長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)

これらの時価は、元利金の合計額と、当該債務の残存期間及び信用リスクを加味した利率を基に割引現在価値法により算定しており、レベル2の時価に分類しております。

 

(有価証券関係)

1.その他有価証券

前連結会計年度(2022年12月31日)

非上場株式(連結貸借対照表計上額8,823千円)は、市場価格のない株式等であることから記載しておりません。

 

当連結会計年度(2023年12月31日)

非上場株式(連結貸借対照表計上額18,836千円)は、市場価格のない株式等であることから記載しておりません。

 

2.連結会計年度中に売却したその他有価証券

前連結会計年度(2022年12月31日)

該当事項はありません。

 

当連結会計年度(2023年12月31日)

該当事項はありません。

 

3.減損処理を行なった有価証券

前連結会計年度(2022年12月31日)

市場価格のない株式等について、実質価格が取得時価格に比べ50%以上低下し、回復可能性を考慮した上で必要と認められた額13,477千円減損処理を行っております。

 

当連結会計年度(2023年12月31日)

該当事項はありません。

 

 

(ストック・オプション等関係)

1.ストック・オプションにかかる費用計上額及び科目名

該当事項はありません。

 

2.ストック・オプションの内容、規模及びその変動状況

(1) ストック・オプションの内容

 

第3回新株予約権

第4回新株予約権

第5回新株予約権

会社名

提出会社

提出会社

提出会社

決議年月日

2018年3月12日

2019年12月18日

2022年12月19日

付与対象者の区分及び人数(名)(注)1

当社従業員24

外部協力者2

当社取締役3

当社従業員23

外部協力者2

当社取締役3

当社従業員9

株式の種類及び付与数(株)

(注)2

普通株式 123,000

普通株式 148,500

普通株式 160,000

付与日

2018年4月1日

2019年12月30日

2023年1月10日

権利確定条件

権利確定条件は定めておりません。なお、細則については、当社と付与対象者の間で締結する「新株予約権割当契約書」で定めております。

権利確定条件は定めておりません。なお、細則については、当社と付与対象者の間で締結する「新株予約権割当契約書」で定めております。

(注)3

対象勤務期間

期間の定めはありません。

期間の定めはありません。

期間の定めはありません。

権利行使期間

自 2021年1月1日

至 2025年12月31日

自 2022年1月1日

至 2029年12月18日

自 2026年4月1日

至 2033年1月9日

 

(注)1.付与対象者の区分は付与日における区分であります。

2.株式数に換算して記載しております。なお2021年6月10日付で普通株式1株につき30株の株式分割を行っており、分割後の株式数に換算して記載しております。

3.「第4 提出会社の状況 1 株式等の状況 (2)新株予約権等の状況」に記載しております。

 

(2) ストック・オプションの規模及びその変動状況

当連結会計年度(2023年12月期)において存在したストック・オプションを対象とし、ストック・オプションの数については、株式数に換算して記載しております。

① ストック・オプションの数

 

第3回新株予約権

第4回新株予約権

第5回新株予約権

決議年月日

2018年3月12日

2019年12月18日

2022年12月19日

権利確定前(株)

 

 

 

前連結会計年度末

付与

160,000

失効

権利確定

未確定残

160,000

権利確定後(株)

 

 

 

前連結会計年度末

95,400

135,000

権利確定

権利行使

21,900

6,000

失効

未行使残

73,500

129,000

 

 

 

② 単価情報

 

第3回新株予約権

第4回新株予約権

第5回新株予約権

権利行使価格(円)

184

667

792

行使時平均株価(円)

2,226

2,248

付与日における

公正な評価単価(株)

 

(注)提出会社において、2021年6月10日付で普通株式1株につき30株の割合で株式分割を行っています。これに伴い、権利行使価額および付与日における公正な評価単価は調整後の1株当たりの価格を記載しています。

 

3.ストック・オプションの公正な評価単価の見積方法

第3回ストック・オプション及び第4回ストック・オプションを付与した日時点において、当社は未公開企業であったため、ストック・オプションの公正な評価単価の見積り方法を単位当たりの本源的価値の見積りによっております。

また、単位当たりの本源的価値の算定基礎となる自社の株式の評価方法は、株価倍率法により算出した価格を総合的に勘案して決定しております。なお、算定の結果、付与時点における株式の評価額が新株予約権の行使時の払込価額以下のため、単位当たりの本源的価値は零となり、ストック・オプションの公正な評価単価も零として算定しております。

 

4.ストック・オプションの権利確定数の見積方法

基本的には、将来の失効数の合理的な見積りは困難であるため、実績の失効数のみ反映させる方法を採用しております。

 

5.ストック・オプションの単位当たりの本源的価値により算定を行う場合の当連結会計年度末における本源的価値の合計額及び当連結会計年度において権利行使されたストック・オプションの権利行使日における本源的価値の合計額

(1) 当連結会計年度末における本源的価値の合計額       336,313千円

(2) 当連結会計年度において権利行使されたストック・オプションの権利行使日における
本源的価値の合計                     54,216千円

 

 

(税効果会計関係)

1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳

 

 

前連結会計年度
(2022年12月31日)

 

当連結会計年度
(2023年12月31日)

繰延税金資産

 

 

 

 

 

賞与引当金

9,425

千円

 

14,729

千円

商品保証引当金

4,905

 

3,820

貸倒引当金

14

 

13

繰延ヘッジ損益

1,742

 

558

未払事業税

596

 

4,423

未払事業所税

743

 

740

税務上の繰越欠損金(注)

142,100

 

110,461

その他

20,714

 

21,965

繰延税金資産小計

180,243

千円

 

156,713

千円

税務上の繰越欠損金に係る評価性引当額(注)

△135,313

 

△85,582

将来減算一時差異等の合計に係る評価性引当額

△20,714

 

△21,965

評価性引当額小計

△156,028

千円

 

△107,547

千円

繰延税金資産合計

24,215

千円

 

49,165

千円

 

 

 

 

 

 

繰延税金負債

 

 

 

 

 

資産除去債務に対応する除去費用

△1,583

千円

 

△1,583

千円

繰延税金負債合計

△1,583

千円

 

△1,583

千円

繰延税金資産の純額

22,632

千円

 

47,582

千円

 

 

(注)税務上の繰越欠損金及びその繰延税金資産の繰越期限別の金額

前連結会計年度(2022年12月31日)

(単位:千円)

 

1年以内

1年超
2年以内

2年超
3年以内

3年超
4年以内

4年超
5年以内

5年超

合計

税務上の
繰越欠損金(※)

31,202

39,540

71,357

142,100

評価性引当額

△24,415

△39,540

△71,357

△135,313

繰延税金資産

6,786

6,786

 

(※) 税務上の繰越欠損金は、法定実効税率を乗じた額であります。

 

当連結会計年度(2023年12月31日)

(単位:千円)

 

1年以内

1年超
2年以内

2年超
3年以内

3年超
4年以内

4年超
5年以内

5年超

合計

税務上の
繰越欠損金(※)

39,106

12,115

59,238

110,461

評価性引当額

△14,227

△12,115

△59,238

△85,582

繰延税金資産

24,878

24,878

 

(※) 税務上の繰越欠損金は、法定実効税率を乗じた額であります。

 

2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因となった主要な項目別の内訳

 

 

前連結会計年度
(2022年12月31日)

 

当連結会計年度
(2023年12月31日)

法定実効税率

 

 

30.6

(調整)

 

 

 

 

 

交際費等永久に損金に算入されない項目

 

 

2.0

住民税均等割等

 

 

1.6

評価性引当額の増減

 

 

△28.3

未実現損益の税効果未認識額

 

 

△0.7

特別税額控除

 

 

△3.1

その他

 

 

△0.6

税効果会計適用後の法人税等の負担率

 

 

1.6

 

(注)前連結会計年度は、税金等調整前当期純損失であるため注記を省略しています。

 

(資産除去債務関係)

当該資産除去債務の概要及び金額の算定方法

当社グループは本社及び営業所等の不動産賃借契約に伴う原状回復義務を有しており、当該契約における賃借期間終了時の原状回復義務に係る債務を資産除去債務として認識しております。

なお、敷金の額が賃借期間終了時の原状回復義務に係る債務の見込み額を上回る場合には、当該資産除去債務の負債計上に代えて、不動産賃貸契約に関する敷金の回収が最終的に見込めないと認められる金額を合理的に見積り、そのうち当連結会計年度の負担に属する金額を費用に計上する方法によっております。

 

(収益認識関係)

1.顧客との契約から生じる収益を分解した情報

当社グループは、セキュリティソリューション事業の単一セグメントであり、主要な顧客との契約から生じる収益をサービス区分に分解した情報は、以下のとおりであります。

 

前連結会計年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

(単位:千円)

サービス区分

報告セグメント

セキュリティソリューション事業

SECURE AC

入退室管理システム

984,267

SECURE VS

監視カメラシステム

2,268,704

SECURE Analytics

画像解析サービス/その他

131,535

顧客との契約から生じる収益

3,384,508

その他の収益

外部顧客への売上高

3,384,508

 

 

 

当連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

(単位:千円)

サービス区分

報告セグメント

セキュリティソリューション事業

SECURE AC

入退室管理システム

1,471,880

SECURE VS

監視カメラシステム

3,547,505

SECURE Analytics

画像解析サービス/その他

171,689

顧客との契約から生じる収益

5,191,074

その他の収益

外部顧客への売上高

5,191,074

 

 

2.顧客との契約から生じる収益を理解するための基礎となる情報

顧客との契約から生じる収益を理解するための基礎となる情報は、連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項「4.会計方針に関する事項 (4) 重要な収益及び費用の計上基準」に記載のとおりであります。

 

3.顧客との契約に基づく履行義務の充足と当該契約から生じるキャッシュ・フローとの関係並びに当連結会計年度末において存在する顧客との契約から翌連結会計年度以降に認識すると見込まれる収益の金額及び時期に関する情報

前連結会計年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

(1) 契約負債の残高等

顧客との取引から生じた債権、契約負債の残高は以下のとおりであります。

(単位:千円)

 

前連結会計年度

顧客との契約から生じた債権(期首残高)

497,875

顧客との契約から生じた債権(期末残高)

459,722

契約負債(期首残高)

32,495

契約負債(期末残高)

59,521

 

連結貸借対照表において、顧客との契約から生じた債権は「受取手形及び売掛金」に含まれており、契約負債は流動負債の「前受金」及び固定負債の「長期前受金」に含まれております。また、当連結会計年度に認識された収益の額のうち期首現在の契約負債残高に含まれていた額は、24,647千円であります。

 

 

(2) 残存履行義務に配分した取引価格

残存履行義務に配分した取引価格の総額及び収益の認識が見込まれる期間は、以下のとおりであります。

(単位:千円)

 

前連結会計年度

1年以内

47,000

1年超2年以内

5,067

2年超3年以内

3,607

3年超4年以内

2,497

4年超

1,347

合計

59,521

 

 

当連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

(1) 契約負債の残高等

顧客との取引から生じた債権、契約負債の残高は以下のとおりであります。

(単位:千円)

 

当連結会計年度

顧客との契約から生じた債権(期首残高)

459,722

顧客との契約から生じた債権(期末残高)

786,836

契約負債(期首残高)

59,521

契約負債(期末残高)

131,627

 

連結貸借対照表において、顧客との契約から生じた債権は「受取手形及び売掛金」に含まれており、契約負債は流動負債の「前受金」及び固定負債の「長期前受金」に含まれております。また、当連結会計年度に認識された収益の額のうち期首現在の契約負債残高に含まれていた額は、47,000千円であります。

 

(2) 残存履行義務に配分した取引価格

残存履行義務に配分した取引価格の総額及び収益の認識が見込まれる期間は、以下のとおりであります。

(単位:千円)

 

当連結会計年度

1年以内

95,049

1年超2年以内

13,109

2年超3年以内

10,388

3年超4年以内

8,483

4年超

4,596

合計

131,627