第5【経理の状況】

1.連結財務諸表及び財務諸表の作成方法について

(1)当社の連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(1976年大蔵省令第28号)に基づいて作成しております。

 

(2)当社の財務諸表は、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(1963年大蔵省令第59号。以下「財務諸表等規則」という。)に基づいて作成しております。

  また、当社は、特例財務諸表提出会社に該当し、財務諸表等規則第127条の規定により財務諸表を作成しております。

 

2.監査証明について

 当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、連結会計年度(2023年1月1日から2023年12月31日まで)の連結財務諸表及び事業年度(2023年1月1日から2023年12月31日まで)の財務諸表について、太陽有限責任監査法人により監査を受けております。

 

3.連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組みについて

 当社は、連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組みを行っております。具体的には、会計基準等の内容を適切に把握し、会計基準等の変更等に的確に対応するため、公益財団法人財務会計基準機構へ加入し、また当該基準機構及びその他の会計に関する専門機関が実施する研修に参加しております。

 

1【連結財務諸表等】

(1)【連結財務諸表】

①【連結貸借対照表】

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

7,424,073

6,899,667

売掛金及び契約資産

497,560

643,617

販売用不動産

※2 293,637

営業貸付金

2,333,035

2,150,734

その他

※1 1,138,173

1,036,436

貸倒引当金

122,836

96,860

流動資産合計

11,270,005

10,927,233

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物

※1,※2 3,482,600

※1,※2 3,604,998

減価償却累計額

1,827,123

1,837,688

建物(純額)

1,655,476

1,767,310

土地

※1,※2 3,476,775

※1,※2 3,722,249

その他

129,735

219,567

減価償却累計額

77,052

87,952

その他(純額)

52,682

131,614

有形固定資産合計

5,184,934

5,621,174

無形固定資産

 

 

のれん

110,574

100,335

その他

30,245

94,748

無形固定資産合計

140,819

195,083

投資その他の資産

 

 

繰延税金資産

400,239

376,375

その他

1,263,287

1,337,508

貸倒引当金

283,638

305,281

投資その他の資産合計

1,379,888

1,408,602

固定資産合計

6,705,642

7,224,861

資産合計

17,975,648

18,152,094

 

 

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

買掛金

804,324

719,262

短期借入金

※1 47,000

1年内返済予定の長期借入金

※1 670,988

※1 635,988

未払法人税等

582,471

332,120

前受金

2,211,898

2,289,097

株式給付引当金

73,522

65,362

その他

930,569

1,078,784

流動負債合計

5,320,775

5,120,616

固定負債

 

 

長期借入金

※1 2,324,388

※1 1,688,400

長期預り保証金

2,111,760

2,044,347

繰延税金負債

542,228

540,738

株式給付引当金

73,430

114,625

固定負債合計

5,051,807

4,388,111

負債合計

10,372,582

9,508,728

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

465,803

465,803

資本剰余金

365,757

365,757

利益剰余金

8,451,372

9,380,450

自己株式

1,679,867

1,568,644

株主資本合計

7,603,065

8,643,366

純資産合計

7,603,065

8,643,366

負債純資産合計

17,975,648

18,152,094

 

②【連結損益計算書及び連結包括利益計算書】
【連結損益計算書】

 

 

(単位:千円)

 

 前連結会計年度

(自 2022年1月1日

 至 2022年12月31日)

 当連結会計年度

(自 2023年1月1日

 至 2023年12月31日)

売上高

※1 56,227,936

※1 57,353,407

売上原価

49,689,658

50,287,899

売上総利益

6,538,278

7,065,507

販売費及び一般管理費

※2 4,150,940

※2 4,489,128

営業利益

2,387,338

2,576,378

営業外収益

 

 

受取利息

830

668

受取手数料

2,540

6,630

受取保険金

7,727

雇用調整助成金

6,440

3,987

その他

6,248

4,522

営業外収益合計

23,787

15,807

営業外費用

 

 

支払利息

9,113

7,026

その他

220

1,351

営業外費用合計

9,333

8,378

経常利益

2,401,791

2,583,808

特別利益

 

 

固定資産売却益

※3 3,378

※3 29

特別利益合計

3,378

29

特別損失

 

 

固定資産除却損

30,500

3,437

消費税等差額

708

特別損失合計

30,500

4,145

税金等調整前当期純利益

2,374,669

2,579,692

法人税、住民税及び事業税

908,738

740,182

法人税等調整額

124,122

22,374

法人税等合計

784,615

762,557

当期純利益

1,590,053

1,817,134

親会社株主に帰属する当期純利益

1,590,053

1,817,134

 

【連結包括利益計算書】

 

 

(単位:千円)

 

 前連結会計年度

(自 2022年1月1日

 至 2022年12月31日)

 当連結会計年度

(自 2023年1月1日

 至 2023年12月31日)

当期純利益

1,590,053

1,817,134

包括利益

1,590,053

1,817,134

(内訳)

 

 

親会社株主に係る包括利益

1,590,053

1,817,134

 

③【連結株主資本等変動計算書】

前連結会計年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

株主資本

 

資本金

資本剰余金

利益剰余金

自己株式

株主資本合計

当期首残高

465,803

367,819

7,683,507

1,758,876

6,758,253

当期変動額

 

 

 

 

 

剰余金の配当

 

 

812,954

 

812,954

親会社株主に帰属する当期純利益

 

 

1,590,053

 

1,590,053

自己株式の処分

 

11,295

 

79,008

67,713

自己株式処分差損の振替

 

9,233

9,233

 

株主資本以外の項目の当期変動額(純額)

 

 

 

 

 

当期変動額合計

2,062

767,865

79,008

844,811

当期末残高

465,803

365,757

8,451,372

1,679,867

7,603,065

 

 

 

 

 

新株予約権

純資産合計

当期首残高

3,772

6,762,025

当期変動額

 

 

剰余金の配当

 

812,954

親会社株主に帰属する当期純利益

 

1,590,053

自己株式の処分

 

67,713

自己株式処分差損の振替

 

株主資本以外の項目の当期変動額(純額)

3,772

3,772

当期変動額合計

3,772

841,039

当期末残高

7,603,065

 

当連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

株主資本

 

資本金

資本剰余金

利益剰余金

自己株式

株主資本合計

当期首残高

465,803

365,757

8,451,372

1,679,867

7,603,065

当期変動額

 

 

 

 

 

剰余金の配当

 

 

878,673

 

878,673

親会社株主に帰属する当期純利益

 

 

1,817,134

 

1,817,134

自己株式の処分

 

9,383

 

111,222

101,839

自己株式処分差損の振替

 

9,383

9,383

 

株主資本以外の項目の当期変動額(純額)

 

 

 

 

 

当期変動額合計

929,077

111,222

1,040,300

当期末残高

465,803

365,757

9,380,450

1,568,644

8,643,366

 

 

 

 

純資産合計

当期首残高

7,603,065

当期変動額

 

剰余金の配当

878,673

親会社株主に帰属する当期純利益

1,817,134

自己株式の処分

101,839

自己株式処分差損の振替

株主資本以外の項目の当期変動額(純額)

当期変動額合計

1,040,300

当期末残高

8,643,366

 

④【連結キャッシュ・フロー計算書】

 

 

(単位:千円)

 

 前連結会計年度

(自 2022年1月1日

 至 2022年12月31日)

 当連結会計年度

(自 2023年1月1日

 至 2023年12月31日)

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

 

税金等調整前当期純利益

2,374,669

2,579,692

減価償却費

119,177

134,786

のれん償却額

10,238

10,238

貸倒引当金の増減額(△は減少)

21,879

4,333

株式給付引当金の増減額(△は減少)

53,102

33,035

受取利息及び受取配当金

830

668

支払利息

9,113

7,026

固定資産売却益

3,378

29

固定資産除却損

30,500

3,437

売上債権及び契約資産の増減額(△は増加)

22,380

146,057

営業貸付金の増減額(△は増加)

174,662

182,300

仕入債務の増減額(△は減少)

174,945

85,062

前受金の増減額(△は減少)

59,856

77,199

預り保証金の増減額(△は減少)

93,501

67,412

その他

47,797

272,457

小計

2,955,853

2,996,610

利息の受取額

845

651

利息の支払額

8,993

6,920

法人税等の支払額

582,202

985,710

営業活動によるキャッシュ・フロー

2,365,504

2,004,630

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

 

有形固定資産の取得による支出

410,050

857,527

無形固定資産の取得による支出

10,541

66,839

投資有価証券の取得による支出

19,999

29,995

その他

27,183

21,904

投資活動によるキャッシュ・フロー

467,774

932,457

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

 

短期借入金の純増減額(△は減少)

78,000

47,000

長期借入金の返済による支出

857,332

670,988

配当金の支払額

813,104

878,590

自己新株予約権の取得による支出

3,772

財務活動によるキャッシュ・フロー

1,752,208

1,596,578

現金及び現金同等物の増減額(△は減少)

145,520

524,405

現金及び現金同等物の期首残高

7,228,552

7,374,073

現金及び現金同等物の期末残高

7,374,073

6,849,667

 

【注記事項】
(継続企業の前提に関する事項)

   該当事項はありません。

 

(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)

1.連結の範囲に関する事項

連結子会社の数  7

連結子会社の名称 株式会社JPMCファイナンス

みらい少額短期保険株式会社

株式会社JPMCエージェンシー

株式会社JPMCシンエイ

株式会社JPMCワークス&サプライ

株式会社JPMCアセットマネジメント

大阪琺瑯株式会社

 

2.持分法の適用に関する事項

 該当事項はありません。

 

3.連結子会社の事業年度等に関する事項

 連結子会社のうち、みらい少額短期保険株式会社の決算日は3月31日であります。連結財務諸表の作成にあたっては、連結決算日現在で実施した仮決算に基づく財務諸表を基礎としております。その他の連結子会社の決算日は、連結会計年度の末日と一致しております。

 

4.会計方針に関する事項

(1) 重要な資産の評価基準及び評価方法

① 有価証券

その他有価証券

市場価格のない株式等以外のもの

 決算日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)を採用しております。

市場価格のない株式等

 移動平均法による原価法を採用しております。

 

② 棚卸資産

販売用不動産

 個別法による原価法(収益性の低下に基づく簿価切り下げの方法)を採用しております。

貯蔵品

 最終仕入原価法による原価法(収益性の低下に基づく簿価切り下げの方法)を採用しております。

 

(2) 重要な固定資産の減価償却の方法

① 有形固定資産

 定率法を採用しております。ただし、1998年4月1日以後に取得した建物(建物附属設備は除く)並びに2016年4月1日以後に取得した建物附属設備及び構築物については、定額法を採用しております。

 なお、主な耐用年数は次のとおりであります。

建物        2~47年

工具、器具及び備品 2~20年

 

② 無形固定資産

 定額法を採用しております。

 なお、自社利用のソフトウエアについては、社内における利用可能期間(5年)に基づいております。

 

(3) 重要な引当金の計上基準

① 貸倒引当金

 売上債権等の貸倒損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しております。

 

② 株式給付引当金

 譲渡制限付株式給付規程及び在職時株式給付規程に基づく従業員への当社株式の給付等に備えるため、当連結会計年度末における株式給付債務の見込額に基づき計上しております。

 

(4) 重要な収益及び費用の計上基準

 当社及び連結子会社の顧客との契約から生じる収益に関する主要な事業における主な履行義務の内容及び当該履行義務を充足する通常の時点(収益を認識する通常の時点)は以下のとおりであります。

(プロパティマネジメント収入)

① 顧客との契約から生じる収益

a.賃貸マンション・アパートの運用・管理から得られる収入

 主にオーナーから受領する事務手数料やビルメンテナンス収入となります。事務手数料については一定の期間にわたり収益を認識しております。ビルメンテナンス収入については契約上の条件が履行された時点をもって履行義務が充足されると判断し、当該時点で収益を認識しております。

b.パートナーから受領する収入

 主に月会費・加入金・初期手数料(当社一括借上事業を営業ツールとして、物件建築を受注した対価として受領する手数料)となります。月会費については一定の期間にわたり収益を認識しております。パートナーから受領する加入金・初期手数料は契約上の条件が履行された時点をもって履行義務が充足されると判断し、当該時点で収益を認識しております。

 

② その他の収益

 主に入居者から受領する賃料などがあります。一定の期間にわたり収益を認識しております。

 

(PM付帯事業収入)

① 顧客との契約から生じる収益

a.滞納保証事業から得られる収入

 主に入居者から受領する家賃保証にかかる保証料となります。契約期間を履行義務の充足期間として、履行義務を充足するにつれて一定の期間にわたり均等に収益を認識しております。

b.ブロードバンド事業(JPMCヒカリ)から得られる収入

 オーナーから受領するインターネット回線利用料となります。契約上の条件が履行された時点をもって履行義務が充足されると判断し、当該時点で収益を認識しております。

 

② その他の収益

 保険料等の保険契約に関する会計処理については、保険業法等の法令等の定めによっております。

 

(その他の収入)

① 顧客との契約から生じる収益

 リフォーム事業、建築部材等の販売事業、イーベスト事業(収益不動産売買仲介業)等から構成されております。リフォーム事業はついては、短期の工事の除き、履行義務の充足に係る進捗度を見積り、当該進捗度に基づき一定の期間にわたって認識しております。それ以外の事業は、契約上の条件が履行された時点をもって履行義務が充足されると判断し、当該時点で収益を認識しております。

 

② その他の収益

 ローン事業に関する収入です。一定の期間にわたり収益を認識しております。

 

(5) のれんの償却方法及び償却期間

 のれんの償却については、効果の発現する期間を合理的に見積もり、当該期間にわたり均等償却しております。

 

(6) 連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲

 手許現金、随時引き出し可能な預金及び容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する短期投資からなっております。

 

(7) その他連結財務諸表作成のための重要な事項

控除対象外消費税等の会計処理

 控除対象外消費税等については、当連結会計年度の期間費用として処理しております。ただし、固定資産に係る控除対象外消費税等は投資その他の資産の「その他」に計上し定額法(5年)により償却を行っております。

 

(重要な会計上の見積り)

 繰延税金資産

(1) 当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額

(単位:千円)

 

前連結会計年度

当連結会計年度

繰延税金資産

400,239

376,375

 

(2) 識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報

① 算出方法

 当社グループの連結財務諸表に計上されている資産及び負債の金額と課税所得計算上の資産及び負債の金額との間に生じる一時差異に係る税効果については、当該差異の解消時に適用される法定実効税率を使用して、繰延税金資産を計上しております。

 

② 主要な仮定

 将来の繰延税金資産の回収可能性の判断にあたり、将来の課税所得の見込額を考慮しております。将来の課税所得の見込額は、当社グループの事業計画を基礎としており、事業計画には運用戸数の実績及び売上高の見込みを主要な仮定として織り込んでおります。

 

③ 翌連結会計年度の連結財務諸表に与える影響

 実際の市場状況及びそれに伴う契約数等が当社グループの見込みよりも悪化した場合、繰延税金資産の取り崩しが発生し、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(表示方法の変更)

(連結キャッシュ・フロー計算書)

 前連結会計年度において、「投資活動によるキャッシュ・フロー」の「その他」に含めていた「無形固定資産の取得による支出」は金額的重要性が増したため、当連結会計年度より独立掲記することとしました。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結財務諸表の組替えを行っております。

 この結果、前連結会計年度の連結キャッシュ・フロー計算書において、「投資活動によるキャッシュ・フロー」の「その他」に表示していた△37,724千円は「無形固定資産の取得による支出」△10,541千円、「その他」△27,183千円として組み替えております。

 

(追加情報)

(従業員等に信託を通じて自社の株式を交付する取引)

 当社は、2017年3月1日より、株価及び業績向上への従業員の意欲や士気を高めるため、従業員に対して自社の株式を給付するインセンティブプラン「株式給付信託(J-ESOP)」を導入しております。

 当該信託契約に係る会計処理については、「従業員等に信託を通じて自社の株式を交付する取引に関する実務上の取扱い」(実務対応報告第30号 2015年3月26日)を適用しております。

 

① 取引の概要

 本制度は、予め当社が定めた株式給付規程に基づき、一定の要件を満たした当社の従業員に対し当社株式を給付する仕組みです。

 

 当社は従業員に対して一定の条件によりポイント及び受給権を付与し、当該ポイント付与日から3年経過した日を権利確定日として当該付与ポイントに相当する当社株式を給付します。従業員に対し給付する株式については、予め信託設定した金銭により将来分も含め取得し、信託財産として分別管理するものとします。

② 信託に残存する自社の株式

 信託に残存する当社株式を、信託における帳簿価額(付随費用の金額を除く。)により純資産の部に自己株式として計上しております。当該自己株式の帳簿価額は前連結会計年度90,504千円、当連結会計年度60,830千円であります。

 また、当該株式の期末株式数は、前連結会計年度69,888株、当連結会計年度46,973株、期中平均株式数は、前連結会計年度69,888株、当連結会計年度62,192株であり、1株当たり情報の算出上、控除する自己株式に含めております。

 

(連結貸借対照表関係)

※1 担保資産及び担保付債務

  担保に供している資産及び担保付債務は次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

建物

925,638千円

805,646千円

土地

1,486,030

1,486,030

その他(流動資産)

47,000

2,458,668

2,291,676

 

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

短期借入金

47,000千円

-千円

1年内返済予定の長期借入金

115,992

115,992

長期借入金

981,045

865,053

1,144,037

981,045

 

※2 保有目的の変更

前連結会計年度(2022年12月31日)

 「販売用不動産」に計上していた31,098千円を保有目的の変更により、「建物」及び「土地」に振替えております。

 

当連結会計年度(2023年12月31日)

 賃貸用不動産から販売用不動産へ保有目的を変更したことに伴い、「建物」243,757千円と「土地」51,091千円を「販売用不動産」294,848千円に振替えております。

 

(連結損益計算書関係)

※1 顧客との契約から生じる収益

売上高については、顧客との契約から生じる収益及びそれ以外の収益を区分して記載しておりません。顧客との契約から生じる収益の金額は、連結財務諸表「注記事項(収益認識関係) 1.顧客との契約から生じる収益を分解した情報」に記載しております。

 

※2 販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額は、次のとおりであります。

 

 前連結会計年度

(自 2022年1月1日

  至 2022年12月31日)

 当連結会計年度

(自 2023年1月1日

  至 2023年12月31日)

給料及び手当

1,143,024千円

1,374,119千円

租税公課

473,689

472,300

貸倒引当金繰入額

76,522

69,121

 

 

※3 固定資産売却益

  固定資産売却益の内容は次のとおりであります。

 

 前連結会計年度

(自 2022年1月1日

  至 2022年12月31日)

 当連結会計年度

(自 2023年1月1日

  至 2023年12月31日)

車両運搬具

3,378千円

29千円

 

(連結包括利益計算書関係)

該当事項はありません。

 

(連結株主資本等変動計算書関係)

前連結会計年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

1.発行済株式に関する事項

株式の種類

当連結会計年度期首

増加

減少

当連結会計年度末

普通株式(株)

19,025,600

19,025,600

 

2.自己株式に関する事項

株式の種類

当連結会計年度期首

増加

減少

当連結会計年度末

普通株式(株)

1,438,591

3,410

64,921

1,377,080

(注)1.普通株式の自己株式の株式数の増加3,410株は、譲渡制限付株式報酬として割り当てた普通株式の一部を無償取得したことによる増加であります。

2.普通株式の自己株式の株式数の減少64,921株は、譲渡制限付株式付与のための自己株式の処分による減少であります。

3.普通株式の自己株式には、株式会社日本カストディ銀行(信託E口)が所有する株式(当連結会計年度期首69,888株、当連結会計年度末69,888株)が含まれております。

 

 

 

3.新株予約権等に関する事項

区分

新株予約権の内訳

新株予約権の目的となる株式の種類

新株予約権の目的となる株式の数(株)

当連結会計年度末残高(千円)

当連結会計年度期首

当連結会計年度増加

当連結会計年度減少

当連結会計年度末

提出会社

(親会社)

第7回新株予約権

普通株式

800,000

-

800,000

-

-

第8回新株予約権

普通株式

200,000

-

200,000

-

-

合計

1,000,000

-

1,000,000

-

-

(変動事由の概要)

 第7回新株予約権の行使期間満了による失効 800,000株

 第8回新株予約権の行使期間満了による失効 200,000株

 

4.配当に関する事項

(1)配当金支払額

決議

株式の種類

配当金の総額

(千円)

1株当たり

配当額(円)

基準日

効力発生日

2022年2月24日

取締役会

普通株式

388,451

22.00

2021年12月31日

2022年3月28日

2022年8月15日

取締役会

普通株式

424,503

24.00

2022年6月30日

2022年9月9日

(注)1.2022年2月24日取締役会決議による配当金の総額には、「株式給付信託(J-ESOP)」の信託財産として、株式会社日本カストディ銀行(信託E口)が所有する当社株式に対する配当金1,537千円が含まれております。

   2.2022年8月15日取締役会決議による1株当たり配当額には記念配当(創立20周年記念配当)1円50銭が含まれております。

 

3.2022年8月15日取締役会決議による配当金の総額には、「株式給付信託(J-ESOP)」の信託財産として、株式会社日本カストディ銀行(信託E口)が所有する当社株式に対する配当金1,677千円が含まれております。

 

(2)基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

決議

株式の種類

配当の原資

配当金の総額

(千円)

1株当たり

配当額(円)

基準日

効力発生日

2023年2月24日

取締役会

普通株式

利益剰余金

425,241

24.00

2022年12月31日

2023年3月9日

(注)1.2023年2月24日取締役会決議による1株当たり配当額には記念配当(創立20周年記念配当)1円50銭が含まれております。

   2.2023年2月24日取締役会決議による配当金の総額には、「株式給付信託(J-ESOP)」の信託財産として、株式会社日本カストディ銀行(信託E口)が所有する当社株式に対する配当金1,677千円が含まれております。

 

当連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

1.発行済株式に関する事項

株式の種類

当連結会計年度期首

増加

減少

当連結会計年度末

普通株式(株)

19,025,600

19,025,600

 

2.自己株式に関する事項

株式の種類

当連結会計年度期首

増加

減少

当連結会計年度末

普通株式(株)

1,377,080

6,634

90,002

1,293,712

(注)1.普通株式の自己株式の株式数の増加6,634株は、譲渡制限付株式報酬として割り当てた普通株式の一部を無償取得したことによる増加であります。

2.普通株式の自己株式の株式数の減少90,002株は、譲渡制限付株式付与のための自己株式の処分による減少67,087株及び株式給付信託(J-ESOP)の給付による減少22,915株であります。

3.普通株式の自己株式には、株式会社日本カストディ銀行(信託E口)が所有する株式(当連結会計年度期首69,888株、当連結会計年度末46,973株)が含まれております。

 

 

 

3.新株予約権等に関する事項

該当事項はありません。

 

4.配当に関する事項

(1)配当金支払額

決議

株式の種類

配当金の総額

(千円)

1株当たり

配当額(円)

基準日

効力発生日

2023年2月24日

取締役会

普通株式

425,241

24.00

2022年12月31日

2023年3月9日

2023年8月7日

取締役会

普通株式

453,431

25.50

2023年6月30日

2023年9月8日

(注)1.2023年2月24日取締役会決議による配当金の総額には、「株式給付信託(J-ESOP)」の信託財産として、株式会社日本カストディ銀行(信託E口)が所有する当社株式に対する配当金1,677千円が含まれております。

   2.2023年2月24日取締役会決議による1株当たり配当額には記念配当(創立20周年記念配当)1円50銭が含まれております。

3.2023年8月7日取締役会決議による配当金の総額には、「株式給付信託(J-ESOP)」の信託財産として、株式会社日本カストディ銀行(信託E口)が所有する当社株式に対する配当金1,782千円が含まれております。

 

 

(2)基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

決議

株式の種類

配当の原資

配当金の総額

(千円)

1株当たり

配当額(円)

基準日

効力発生日

2024年2月21日

取締役会

普通株式

利益剰余金

453,360

25.50

2023年12月31日

2024年3月12日

(注)2024年2月21日取締役会決議による配当金の総額には、「株式給付信託(J-ESOP)」の信託財産として、株式会社日本カストディ銀行(信託E口)が所有する当社株式に対する配当金1,197千円が含まれております。

 

(連結キャッシュ・フロー計算書関係)

※ 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係は、次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

当連結会計年度

(自 2023年1月1日

至 2023年12月31日)

現金及び預金勘定

7,424,073千円

6,899,667千円

預入期間が3か月を超える定期預金

△50,000

△50,000

現金及び現金同等物

7,374,073

6,849,667

 

(リース取引関係)

 該当事項はありません。

 

(金融商品関係)

1.金融商品の状況に関する事項

(1) 金融商品に対する取組方針

 当社グループは、資金運用については安全性の高い預金及び債券等に限定しております。

 また、資金調達については銀行等金融機関からの借入による方針であります。

 

(2) 金融商品の内容及びそのリスク

 営業債権である売掛金及び営業貸付金は、顧客の信用リスクに晒されております。

 投資有価証券は、取引先企業との業務に関連する株式であり、上場株式については市場価格等の変動リスク、非上場株式については発行体(取引先企業)の信用リスクに晒されております。

 営業債務である買掛金及び未払法人税等は、1年以内の支払期日であります。

 長期預り保証金は、入居者からお預りした敷金であり、入居者ごとに残高を管理しております。

 変動金利による長期借入金は、金利変動のリスクに晒されておりますが、主として営業取引に係るものであり、金利動向を随時把握し、適切に管理しております。

 

(3) 金融商品に係るリスク管理体制

① 信用リスク(取引先の契約不履行等に係るリスク)の管理

 当社グループは、財務部で新規取引先等の与信審査を行っており、営業債権については担当部署が取引先ごとに期日及び残高を管理するとともに、財政状況の悪化等による回収懸念の早期把握や軽減を図っております。営業貸付金については、顧客ごとの返済状況のモニタリングを定期的に実施することで信用状況を把握しリスク低減を図っております。

 

② 市場価格の変動リスクの管理

 投資有価証券は、定期的に時価や発行体の財務状況等を把握しリスクを管理しております。

 

③ 資金調達に係る流動性リスクの管理

 当社グループは、財務部が適時に資金繰り見通しを策定し、当社グループ全体の資金管理を行うほか、安定した調達先の確保等により流動性リスクを管理しております。

 

(4) 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明

 金融商品の時価の算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することにより、当該価額が変動することもあります。

 

2.金融商品の時価等に関する事項

 連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。

前連結会計年度(2022年12月31日)

(単位:千円)

 

 

連結貸借対照表計上額

時価

差額

営業貸付金

2,333,035

2,333,035

長期借入金(※1)

2,995,376

2,996,107

731

長期預り保証金

2,111,760

2,107,774

△3,986

※1 1年内返済予定の長期借入金を含んでおります。

※2 現金及び預金、売掛金、買掛金、短期借入金、未払法人税等、前受金については、現金であること、及び短期間で決済されるため時価が帳簿価額に近似するものであることから、記載を省略しております。

 

当連結会計年度(2023年12月31日)

(単位:千円)

 

 

連結貸借対照表計上額

時価

差額

営業貸付金

2,150,734

2,150,734

長期借入金(※1)

2,324,388

2,324,821

433

長期預り保証金

2,044,347

2,040,916

△3,430

※1 1年内返済予定の長期借入金を含んでおります。

※2 現金及び預金、売掛金、買掛金、未払法人税等、前受金については、現金であること、及び短期間で決済されるため時価が帳簿価額に近似するものであることから、記載を省略しております。

※3 市場価格のない株式等は上表に含まれておりません。当該金融商品の連結貸借対照表計上額については、以下のとおりであります。

(単位:千円)

区分

前連結会計年度

当連結会計年度

非上場株式

21,099

51,095

 

(注)1.金銭債権の連結決算日後の償還予定額

前連結会計年度(2022年12月31日)

(単位:千円)

 

 

1年以内

1年超5年以内

5年超

現金及び預金

7,424,073

売掛金

497,560

営業貸付金

216,400

163,964

1,952,670

合計

8,138,033

163,964

1,952,670

 

当連結会計年度(2023年12月31日)

(単位:千円)

 

 

1年以内

1年超5年以内

5年超

現金及び預金

6,899,667

売掛金

643,617

営業貸付金

73,302

168,540

1,908,891

合計

7,616,587

168,540

1,908,891

 

(注)2.長期借入金の連結決算日後の返済予定額

前連結会計年度(2022年12月31日)

(単位:千円)

 

 

1年以内

1年超

2年以内

2年超

3年以内

3年超

4年以内

4年超

5年以内

5年超

長期借入金

670,988

635,988

939,339

115,992

115,992

517,077

 

当連結会計年度(2023年12月31日)

(単位:千円)

 

 

1年以内

1年超

2年以内

2年超

3年以内

3年超

4年以内

4年超

5年以内

5年超

長期借入金

635,988

939,339

115,992

115,992

115,992

401,085

 

3.金融商品の時価のレベルごとの内訳等に関する事項

 金融商品の時価を、時価の算定に係るインプットの観察可能性及び重要性に応じて、以下の3つのレベルに分類しております。

 レベル1の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、活発な市場において形成される当該時価の算定の対象となる資産又は負債に関する相場価格により算定した時価

 レベル2の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、レベル1のインプット以外の時価の算定に係るインプットを用いて算定した時価

 レベル3の時価:観察できない時価の算定に係るインプットを使用して算定した時価

 

 時価の算定に重要な影響を与えるインプットを複数使用している場合には、それらのインプットがそれぞれ属するレベルのうち、時価の算定における優先順位が最も低いレベルに時価を分類しております。

 

 (時価で連結貸借対照表に計上している金融商品以外の金融商品)

前連結会計年度(2022年12月31日)

(単位:千円)

区分

時価

レベル1

レベル2

レベル3

合計

営業貸付金

2,333,035

2,333,035

資産計

2,333,035

2,333,035

長期借入金

2,996,107

2,996,107

長期預り保証金

2,107,774

2,107,774

負債計

5,103,881

5,103,881

 

当連結会計年度(2023年12月31日)

(単位:千円)

区分

時価

レベル1

レベル2

レベル3

合計

営業貸付金

2,150,734

2,150,734

資産計

2,150,734

2,150,734

長期借入金

2,324,821

2,324,821

長期預り保証金

2,040,916

2,040,916

負債計

4,365,737

4,365,737

 

(注)時価の算定に用いた評価技法およびインプットの説明

資 産

営業貸付金

営業貸付金は変動金利によるものであり、短期間で市場金利に基づいて利率を見直しております。貸付先の信用状態が大きく異なっていない限り、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから当該帳簿価額によっており、レベル2の時価に分類しております。

負 債

長期借入金

長期借入金の時価については、固定金利によるものは、元利金の合計額を、新規に同様の借入を行った場合に想定される利率で割り引いた現在価値により算定しております。変動金利によるものは、短期間で市場金利に基づいて利率を見直しており、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから当該帳簿価額によっており、レベル2の時価に分類しております。

長期預り保証金

将来キャッシュ・フローを、返還すると見込まれる預り期間及び当該期間に対応した国債の利回り等適切な指標に基づく利率で割り引いた現在価値により算定しており、レベル2の時価に分類しております。

 

(有価証券関係)

重要性が乏しいため、注記を省略しております。

 

(デリバティブ取引関係)

 該当事項はありません。

 

(退職給付関係)

 該当事項はありません。

 

(ストック・オプション等関係)

該当事項はありません。

 

(税効果会計関係)

1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

 

当連結会計年度

(2023年12月31日)

(繰延税金資産)

 

 

 

未払事業税等

39,332千円

 

28,727千円

未払賞与

49,521

 

56,079

未払法定福利費

7,508

 

7,761

貸倒引当金

124,252

 

121,787

株式給付引当金

65,867

 

86,643

税務上の繰越欠損金(注)

30,274

 

35,688

減価償却超過額

24,492

 

22,555

資産除去債務費用否認

8,459

 

8,861

前受金

48,575

 

40,774

投資有価証券評価損

20,264

 

20,264

その他

72,400

 

31,051

繰延税金資産小計

490,951

 

460,195

税務上の繰越欠損金に係る評価性引当額(注)

△30,274

 

△35,688

将来減算一時差異等の合計に係る評価性引当額

△34,108

 

△23,510

評価性引当額小計

△64,383

 

△59,198

繰延税金資産合計

426,568

 

400,997

 

 

 

 

(繰延税金負債)

 

 

 

固定資産評価差額

△567,444

 

△563,400

その他

△1,112

 

△1,960

繰延税金負債合計

△568,556

 

△565,360

 

 

 

 

繰延税金資産(負債)純額

△141,988

 

△164,363

 

(注)税務上の繰越欠損金及びその繰延税金資産の繰越期限別の金額

前連結会計年度(2022年12月31日)

 

1年以内

(千円)

1年超

2年以内

(千円)

2年超

3年以内

(千円)

3年超

4年以内

(千円)

4年超

5年以内

(千円)

5年超

(千円)

合計

(千円)

税務上の繰越欠損金(※)

4,414

25,859

30,274

評価性引当額

△4,414

△25,859

△30,274

繰延税金資産

 

当連結会計年度(2023年12月31日)

 

1年以内

(千円)

1年超

2年以内

(千円)

2年超

3年以内

(千円)

3年超

4年以内

(千円)

4年超

5年以内

(千円)

5年超

(千円)

合計

(千円)

税務上の繰越欠損金(※)

35,688

35,688

評価性引当額

△35,688

△35,688

繰延税金資産

(※)  税務上の繰越欠損金は、法定実効税率を乗じた額であります。

 

2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因となった主要な項目別の内訳

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

法定実効税率

30.6%

 法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間の差異が法定実効税率の100分の5以下であるため注記を省略しております。

(調整)

 

交際費等永久に損金に算入されない項目

0.3

受取配当金等永久に益金に算入されない項目

0.0

のれん償却額

0.1

住民税均等割

0.2

 

評価性引当額の増減

0.1

 

その他

1.7

 

税効果会計適用後の法人税等の負担率

33.0

 

 

(企業結合等関係)

 該当事項はありません。

 

(資産除去債務関係)

 当社グループは、事務所の不動産賃貸借契約に基づく退去時における原状回復義務を資産除去債務として認識しております。

 なお、当連結会計年度末における資産除去債務は、負債計上に代えて不動産賃貸借契約に関連する敷金及び保証金の回収が最終的に見込めないと認められる金額を合理的に見積り、当連結会計年度の負担に属する金額を費用に計上する方法によっております。

 

(賃貸等不動産関係)

 当社グループでは、関東地区及びその他の地域において、賃貸用の建物(土地を含む)を有しております。

 2022年12月期における当該賃貸等不動産に関する賃貸損益は280,656千円(賃貸収益は売上高に、主な賃貸費用は売上原価に計上)であります。

 2023年12月期における当該賃貸等不動産に関する賃貸損益は275,749千円(賃貸収益は売上高に、主な賃貸費用は売上原価に計上)であります。

 また、当該賃貸等不動産の連結貸借対照表計上額、当連結会計年度増減額及び時価は、次のとおりであります。

(単位:千円)

 

 

前連結会計年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

当連結会計年度

(自 2023年1月1日

至 2023年12月31日)

連結貸借対照表計上額

期首残高

4,745,150

5,084,353

期中増減額

339,203

350,495

期末残高

5,084,353

5,434,849

期末時価

5,572,445

5,778,270

(注)1.連結貸借対照表計上額は、取得原価から減価償却累計額を控除した金額であります。

2.期中増減額のうち、前連結会計年度の主な増加額は賃貸用不動産の建物と土地の取得(420,755千円)、主な減少額は減価償却費(81,552千円)であります。当連結会計年度の主な増加額は賃貸用不動産の建物と土地の取得(739,898千円)、主な減少額は保有目的の変更に伴う振替(294,848千円)及び減価償却費(94,553千円)であります。

3.当連結会計年度末の時価は、主として社外の不動産鑑定士による不動産評価額を基準としております。

 

(収益認識関係)

1.顧客との契約から生じる収益を分解した情報

当社グループは、プロパティマネジメント事業及びその付随業務の単一セグメントであるため、顧客との契約から生じる収益を分解した情報を売上区分別に以下のとおり記載しております。

                                        (単位:千円)

売上区分

前連結会計年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

当連結会計年度

(自 2023年1月1日

至 2023年12月31日)

 プロパティマネジメント収入(リース取引除く)

3,676,488

3,975,288

 PM付帯事業収入(保険事業除く)

1,035,442

1,044,534

 その他の収入(ローン事業除く)

1,292,704

1,718,181

顧客との契約から生じる収益

6,004,635

6,738,004

 プロパティマネジメント収入(リース取引)

 PM付帯事業収入(保険事業)

 その他の収入(ローン事業)

48,762,819

1,392,268

68,213

49,056,295

1,496,912

62,194

その他の収益

50,223,301

50,615,402

外部顧客への売上高

56,227,936

57,353,407

(注)1.当連結会計年度より、経営実態をより適切に表すために、顧客との契約から生じる収益を分解した情報の集計方法を一部変更しております。この変更により従来、「プロパティマネジメント収入」として開示しておりましたが、当連結会計年度から「プロパティマネジメント収入(リース取引を除く)」及び「プロパティマネジメント収入(リース取引)」に区分して開示する方法に変更しております。これに伴い、他の売上区分についても同様に変更しております。なお、前連結会計年度の顧客との契約から生じる収益を分解した情報は、変更後の売上区分に基づき作成したものを記載しております。

   2.その他の収益は、プロパティマネジメント収入においては「リース取引に関する会計基準」(企業会計基準第13号)に基づく賃料収入等、PM付帯事業収入においては保険法の定義を満たす保険収入、その他の収入においては金融商品の組成又は取得に際して受け取る手数料であります。

 

2.収益を理解するための基礎となる情報

 収益を理解するための基礎となる情報は、「注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)4.会計方針に関する事項(4)重要な収益及び費用の計上基準」に記載のとおりであります。

 

3.顧客との契約に基づく履行義務の充足と当該契約から生じるキャッシュ・フローとの関係並びに当連結会計年度末において存在する顧客との契約から翌連結会計年度以降に認識すると見込まれる収益の金額及び時期に関する情報

(1) 契約資産及び契約負債の残高等

                                      (単位:千円)

区分

前連結会計年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

当連結会計年度

(自 2023年1月1日

至 2023年12月31日)

顧客との契約から生じた債権(期首残高)

475,179

497,560

顧客との契約から生じた債権(期末残高)

497,560

634,922

契約資産(期首残高)

契約資産(期末残高)

8,695

契約負債(期首残高)

2,152,041

2,211,898

契約負債(期首残高)

2,211,898

2,289,097

契約資産は、主として工事契約において、期末日時点での進捗度の測定に基づき収益を認識しておりますが、未請求の作業に係る対価に対する権利に関するものであります。対価に対する当社の権利が無条件になった時点で顧客との契約から生じた債権に振り替えられます。

契約負債は、主として賃貸借契約について顧客から受け取った前受対価であり、収益の認識に伴い取り崩されます。

 

 

(2) 残存履行義務に配分した取引価格

予想契約期間が1年を超える重要な取引がないため、実務上の便法を使用し、残存履行義務に関する情報の記載を省略しております。また、顧客との契約から生じる対価の中に、取引価格に含まれていない重要な金額はありません。

 

(セグメント情報等)

【セグメント情報】

 当社グループは、プロパティマネジメント事業及びその付随業務の単一セグメントであるため、記載を省略しております。

 

【関連情報】

前連結会計年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

1.製品及びサービスごとの情報

 当社グループは、プロパティマネジメント事業及びその付随業務の単一セグメントであり、当該事業の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

2.地域ごとの情報

(1)売上高

 本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。

(2)有形固定資産

 本邦以外に所在している有形固定資産がないため、記載を省略しております。

 

3.主要な顧客ごとの情報

 外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がいないため、記載を省略しております。

 

当連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

1.製品及びサービスごとの情報

 当社グループは、プロパティマネジメント事業及びその付随業務の単一セグメントであり、当該事業の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

2.地域ごとの情報

(1)売上高

 本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。

(2)有形固定資産

 本邦以外に所在している有形固定資産がないため、記載を省略しております。

 

3.主要な顧客ごとの情報

 外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がいないため、記載を省略しております。

 

【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】

 当社グループは、プロパティマネジメント事業及びその付随業務の単一セグメントであるため、記載を省略しております。

 

【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】

 当社グループは、プロパティマネジメント事業及びその付随業務の単一セグメントであるため、記載を省略しております。

 

【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】

 当社グループは、プロパティマネジメント事業及びその付随業務の単一セグメントであるため、記載を省略しております。

 

【関連当事者情報】

1.関連当事者との取引

(1) 連結財務諸表提出会社と関連当事者との取引

 連結財務諸表提出会社の役員及び主要株主(個人の場合に限る。)等

 

 前連結会計年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

種類

会社等の名称又は氏名

所在地

資本金又は出資金

(千円)

事業の内容又は職業

議決権等の所有(被所有)割合(%)

関連当事者との関係

取引の内容

取引金額

(千円)

科目

期末残高

(千円)

役員及びその近親者が議決権の過半数を所有している会社等

㈱ムトウエンタープライズ

(注)1

神奈川県

横浜市

1,000

不動産

賃貸業

直接

(24.15)

役員の兼任

賃貸用不動産の管理

賃貸用不動産の管理

(注)3

16,166

売掛金

1,020

役員及びその近親者が議決権の過半数を所有している会社等

㈱ダイヤコーポレーション

(注)2

神奈川県

横浜市

1,000

不動産

賃貸業

役員の兼任

賃貸用不動産の管理

賃貸用不動産の管理

(注)3

11,684

売掛金

(注)1.㈱ムトウエンタープライズは、当社代表取締役武藤英明及びその近親者が議決権の過半数を保有しております。

2.㈱ダイヤコーポレーションは、当社代表取締役武藤英明の近親者が議決権の過半数を保有しております。

3.取引条件及び取引条件の決定方針等

賃貸用不動産の管理については、一般の取引条件と同様に決定しております。

 

 当連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

種類

会社等の名称又は氏名

所在地

資本金又は出資金

(千円)

事業の内容又は職業

議決権等の所有(被所有)割合(%)

関連当事者との関係

取引の内容

取引金額

(千円)

科目

期末残高

(千円)

役員及びその近親者が議決権の過半数を所有している会社等

㈱ムトウエンタープライズ

(注)1

神奈川県

横浜市

1,000

不動産

賃貸業

役員の兼任

賃貸用不動産の管理

賃貸用不動産の管理

(注)3

21,765

売掛金

役員及びその近親者が議決権の過半数を所有している会社等

㈱ダイヤコーポレーション

(注)2

神奈川県

横浜市

1,000

不動産

賃貸業

役員の兼任

賃貸用不動産の管理

賃貸用不動産の管理

(注)3

13,173

売掛金

873

(注)1.㈱ムトウエンタープライズは、当社代表取締役武藤英明及びその近親者が議決権の過半数を保有しております。

2.㈱ダイヤコーポレーションは、当社代表取締役武藤英明の近親者が議決権の過半数を保有しております。

3.取引条件及び取引条件の決定方針等

賃貸用不動産の管理については、一般の取引条件と同様に決定しております。

 

(2) 連結財務諸表提出会社の連結子会社と関連当事者との取引

 連結財務諸表提出会社の役員及び主要株主(個人の場合に限る。)等

 

前連結会計年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自 2023年1月1日 至 2023年12月31日)

該当事項はありません。

 

2.親会社又は重要な関連会社に関する注記

 該当事項はありません。

 

(1株当たり情報)

 

前連結会計年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

当連結会計年度

(自 2023年1月1日

至 2023年12月31日)

1株当たり純資産額

430円80銭

487円45銭

1株当たり当期純利益

90円23銭

102円70銭

(注)1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため、記載しておりません。

2.株主資本において自己株式として計上されている信託に残存する自社の株式は、1株当たり純資産額の算定上、期末発行済株式総数から控除する自己株式に含めており、また、1株当たり当期純利益の算定上、期中平均株式数の計算において控除する自己株式に含めております。

1株当たり純資産額の算定上、控除した当該自己株式の期末株式数は前連結会計年度69,888株、当連結会計年度46,973株であり、1株当たり当期純利益の算定上、控除した当該自己株式の期中平均株式数は前連結会計年度69,888株、当連結会計年度62,192株であります。

3.1株当たり純資産額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。

 

前連結会計年度

(2022年12月31日)

当連結会計年度

(2023年12月31日)

連結貸借対照表の純資産の部の合計額(千円)

7,603,065

8,643,366

普通株式に係る純資産額(千円)

7,603,065

8,643,366

普通株式の発行済株式数(株)

19,025,600

19,025,600

普通株式の自己株式数(株)

1,377,080

1,293,712

1株当たり純資産額の算定に用いられた普通株式の数(株)

17,648,520

17,731,888

4.1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりであります。

 

前連結会計年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

当連結会計年度

(自 2023年1月1日

至 2023年12月31日)

1株当たり当期純利益

 

 

親会社株主に帰属する当期純利益(千円)

1,590,053

1,817,134

普通株主に帰属しない金額(千円)

普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純利益(千円)

1,590,053

1,817,134

普通株式の期中平均株式数(株)

17,622,370

17,693,020

 

(重要な後発事象)

  該当事項はありません。

⑤【連結附属明細表】
【社債明細表】

 該当事項はありません。

 

【借入金等明細表】

区分

当期首残高

(千円)

当期末残高

(千円)

平均利率

(%)

返済期限

短期借入金

47,000

1年以内に返済予定の長期借入金

670,988

635,988

0.21

長期借入金(1年以内に返済予定の長期借入金を除く)

2,324,388

1,688,400

0.22

2025年~2036年

合計

3,042,376

2,324,388

(注)1.「平均利率」については、期末借入金残高に対する加重平均利率を記載しております。

2.長期借入金の連結決算日後の返済予定額は次のとおりであります。

区分

1年超2年以内

(千円)

2年超3年以内

(千円)

3年超4年以内

(千円)

4年超5年以内

(千円)

5年超

(千円)

長期借入金

939,339

115,992

115,992

115,992

401,085

 

【資産除去債務明細表】

 当連結会計年度の期首及び当連結会計年度末における資産除去債務の金額が、当連結会計年度期首及び当連結会計年度末における負債及び純資産の合計額の100分の1以下であるため、記載を省略しております。

 

(2)【その他】

当連結会計年度における四半期情報等

(累計期間)

第1四半期

第2四半期

第3四半期

当連結会計年度

売上高(千円)

14,213,788

28,508,149

42,940,159

57,353,407

税金等調整前四半期(当期)純利益(千円)

761,395

1,318,023

1,961,337

2,579,692

親会社株主に帰属する四半期(当期)純利益(千円)

512,272

900,378

1,328,632

1,817,134

1株当たり四半期(当期)純利益(円)

29.03

50.98

75.15

102.70

 

 

(会計期間)

第1四半期

第2四半期

第3四半期

第4四半期

1株当たり四半期純利益(円)

29.03

21.96

24.17

27.55

(注)1株当たり四半期(当期)純利益の算定上、株式会社日本カストディ銀行(信託E口)が所有する当社株式を期中平均株式数の計算において控除する自己株式に含めております。