第5【経理の状況】

1 連結財務諸表及び財務諸表の作成方法について

(1)当社の連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号。以下「連結財務諸表規則」という。)に基づいて作成しております。

(2)当社の四半期連結財務諸表は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(平成19年内閣府令第64号)に基づいて作成しております。

(3)当社の財務諸表は、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令第59号。以下「財務諸表等規則」という。)に基づいて作成しております。

 また、当社は、特例財務諸表提出会社に該当し、財務諸表等規則第127条の規定により財務諸表を作成しております。

 

2 監査証明について

(1)当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、連結会計年度(2022年1月1日から2022年12月31日まで)の連結財務諸表及び事業年度(2022年1月1日から2022年12月31日まで)の財務諸表について、HLB Meisei有限責任監査法人による監査を受けております。

(2)当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、第3四半期連結会計期間(2023年7月1日から2023年9月30日まで)及び第3四半期連結累計期間(2023年1月1日から2023年9月30日まで)に係る四半期連結財務諸表について、HLB Meisei有限責任監査法人による四半期レビューを受けております。

 

3 連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組みについて

 当社は、連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組みを行っております。具体的には、会計基準等の内容を適切に把握できる体制を整備するため、公益財団法人財務会計基準機構へ加入しております。また、同機構を含む専門的情報を有する団体等が主催する研修に参加しております。

 

1【連結財務諸表等】

(1)【連結財務諸表】

①【連結貸借対照表】

 

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(2021年12月31日)

当連結会計年度

(2022年12月31日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

2,095,695

2,380,873

受取手形及び売掛金

3,763,283

受取手形

※2 65,073

売掛金

2,428,004

棚卸資産

※3 522,314

※3 365,384

仮払金

※6 437,594

※6 434,743

その他

427,004

580,650

貸倒引当金

93,637

157,596

流動資産合計

7,152,255

6,097,133

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物及び構築物

※8 3,083,772

※8 2,465,390

減価償却累計額

2,005,117

2,158,600

建物及び構築物(純額)

1,078,654

306,789

機械及び装置

29,933

29,933

減価償却累計額

10,829

14,261

機械及び装置(純額)

19,103

15,671

車両運搬具

29,976

29,976

減価償却累計額

20,998

23,400

車両運搬具(純額)

8,977

6,576

工具、器具及び備品

※8 1,437,706

※8 1,264,721

減価償却累計額

884,528

919,444

工具、器具及び備品(純額)

553,177

345,277

リース資産

198,764

190,791

減価償却累計額

133,553

158,027

リース資産(純額)

65,211

32,763

建設仮勘定

※8 32,814

1,539

有形固定資産合計

1,757,940

708,617

無形固定資産

 

 

ソフトウエア

※8 363,776

※8 241,956

のれん

207,993

その他

596,755

20,224

無形固定資産合計

1,168,525

262,181

投資その他の資産

 

 

投資有価証券

※1 183,335

※1 191,560

長期貸付金

47,044

5,000

差入保証金

233,461

236,007

繰延税金資産

73,114

3,233

その他

129,063

132,736

貸倒引当金

54,809

77,258

投資その他の資産合計

611,210

491,278

固定資産合計

3,537,676

1,462,077

繰延資産

 

 

株式交付費

9,526

5,954

繰延資産合計

9,526

5,954

資産合計

10,699,458

7,565,166

 

 

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(2021年12月31日)

当連結会計年度

(2022年12月31日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

支払手形及び買掛金

1,498,913

987,258

短期借入金

※7 1,000,000

1年内返済予定の長期借入金

※4,※7 1,072,616

※7 532,435

リース債務

41,834

25,540

未払金

428,699

393,781

未払法人税等

65,946

26,683

契約負債

81,167

仮受金

※6 502,300

※6 617,680

賞与引当金

37,006

2,532

その他

370,196

151,440

流動負債合計

4,017,513

3,818,520

固定負債

 

 

長期借入金

※4,※7 6,146,727

※7 5,728,557

リース債務

30,085

11,086

繰延税金負債

57,023

資産除去債務

392,275

396,106

その他

22,535

13,900

固定負債合計

6,591,623

6,206,674

負債合計

10,609,137

10,025,194

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

100,000

100,000

資本剰余金

511,679

511,679

利益剰余金

410,973

2,942,965

自己株式

218,219

218,219

株主資本合計

17,513

2,549,505

その他の包括利益累計額

 

 

為替換算調整勘定

2,673

45,921

その他の包括利益累計額合計

2,673

45,921

非支配株主持分

105,161

135,398

純資産合計

90,321

2,460,028

負債純資産合計

10,699,458

7,565,166

 

【四半期連結貸借対照表】

 

(単位:千円)

 

当第3四半期連結会計期間

(2023年9月30日)

資産の部

 

流動資産

 

現金及び預金

1,637,774

受取手形、売掛金及び契約資産

2,190,788

棚卸資産

367,539

その他

※1 824,980

貸倒引当金

192,120

流動資産合計

4,828,962

固定資産

 

有形固定資産

 

建物及び構築物(純額)

223,423

リース資産(純額)

17,649

その他(純額)

352,243

有形固定資産合計

593,316

無形固定資産

 

ソフトウエア

303,345

その他

25,230

無形固定資産合計

328,575

投資その他の資産

 

投資有価証券

31,576

長期貸付金

5,000

差入保証金

237,801

繰延税金資産

3,089

その他

130,580

貸倒引当金

77,258

投資その他の資産合計

330,789

固定資産合計

1,252,681

繰延資産

 

株式交付費

3,274

繰延資産合計

3,274

資産合計

6,084,919

 

 

 

(単位:千円)

 

当第3四半期連結会計期間

(2023年9月30日)

負債の部

 

流動負債

 

支払手形及び買掛金

1,146,870

短期借入金

※2 1,000,000

1年内返済予定の長期借入金

※2 761,600

リース債務

9,416

未払金

420,820

未払法人税等

6,173

賞与引当金

4,517

その他

※1 822,225

流動負債合計

4,171,623

固定負債

 

長期借入金

※2 5,353,679

リース債務

10,508

繰延税金負債

33,347

資産除去債務

302,958

固定負債合計

5,700,493

負債合計

9,872,116

純資産の部

 

株主資本

 

資本金

100,000

資本剰余金

511,679

利益剰余金

4,192,042

自己株式

218,251

株主資本合計

3,798,613

その他の包括利益累計額

 

為替換算調整勘定

107,828

その他の包括利益累計額合計

107,828

非支配株主持分

119,244

純資産合計

3,787,197

負債純資産合計

6,084,919

 

②【連結損益計算書及び連結包括利益計算書】
【連結損益計算書】

 

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(自 2021年1月1日

 至 2021年12月31日)

当連結会計年度

(自 2022年1月1日

 至 2022年12月31日)

売上高

17,534,550

14,165,720

売上原価

※1 9,845,463

※1 8,208,815

売上総利益

7,689,086

5,956,905

販売費及び一般管理費

 

 

役員報酬

133,307

126,842

給料及び手当

3,733,955

3,372,259

賞与

72,004

75,586

販売促進費

3,491

4,099

業務委託費

813,479

633,015

減価償却費

368,421

449,204

賃借料

630,651

630,541

貸倒引当金繰入額

11,649

60,112

賞与引当金繰入額

32,751

1,092

のれん償却額

58,269

39,319

その他

1,735,281

1,711,034

販売費及び一般管理費合計

7,569,963

7,103,107

営業利益又は営業損失(△)

119,123

1,146,202

営業外収益

 

 

受取利息

1,991

1,941

為替差益

70,855

41,362

還付消費税等

2,254

18

受取保険金

24,925

463

助成金収入

21,790

6,903

持分法による投資利益

5,127

6,310

その他

8,593

12,791

営業外収益合計

135,539

69,791

営業外費用

 

 

支払利息

156,178

167,393

貸倒引当金繰入額

25,734

34,136

シンジケートローン手数料

70,620

その他

62,295

34,053

営業外費用合計

314,827

235,584

経常損失(△)

60,164

1,311,994

特別利益

 

 

固定資産売却益

※2 249

※2 227

投資有価証券売却益

87,922

関係会社株式売却益

15,792

502,777

特別利益合計

103,965

503,004

特別損失

 

 

固定資産除却損

※3 7,692

※3 31,270

関係会社株式売却損

15

減損損失

※4 1,374,397

過年度決算訂正関連費用

※5 40,011

課徴金

※6 16,500

特別損失合計

7,692

1,462,194

税金等調整前当期純利益又は税金等調整前当期純損失(△)

36,107

2,271,184

 

 

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(自 2021年1月1日

 至 2021年12月31日)

当連結会計年度

(自 2022年1月1日

 至 2022年12月31日)

法人税、住民税及び事業税

92,000

68,831

法人税等調整額

78,095

124,452

法人税等合計

13,905

193,283

当期純利益又は当期純損失(△)

22,202

2,464,468

非支配株主に帰属する当期純利益

44,507

37,194

親会社株主に帰属する当期純損失(△)

22,305

2,501,662

 

【連結包括利益計算書】

 

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(自 2021年1月1日

 至 2021年12月31日)

当連結会計年度

(自 2022年1月1日

 至 2022年12月31日)

当期純利益又は当期純損失(△)

22,202

2,464,468

その他の包括利益

 

 

為替換算調整勘定

44,839

48,715

持分法適用会社に対する持分相当額

145

119

その他の包括利益合計

44,985

48,595

包括利益

22,782

2,513,064

(内訳)

 

 

親会社株主に係る包括利益

67,290

2,550,258

非支配株主に係る包括利益

44,507

37,194

 

【四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書】
【四半期連結損益計算書】
【第3四半期連結累計期間】

 

(単位:千円)

 

当第3四半期連結累計期間

(自 2023年1月1日

 至 2023年9月30日)

売上高

9,116,199

売上原価

5,299,378

売上総利益

3,816,820

販売費及び一般管理費

4,472,298

営業損失(△)

655,478

営業外収益

 

受取利息

930

為替差益

71,569

貸倒引当金戻入額

12,578

還付消費税等

689

受取保険金

5,152

助成金収入

7,466

その他

11,398

営業外収益合計

109,785

営業外費用

 

支払利息

126,974

持分法による投資損失

11,049

その他

19,527

営業外費用合計

157,551

経常損失(△)

703,243

特別利益

 

固定資産売却益

78,171

事業譲渡益

2,024

関係会社株式売却益

16,546

関係会社清算益

1,912

資産除去債務取崩益

96,003

未払費用取崩益

15,778

特別利益合計

210,437

特別損失

 

固定資産売却損

3,641

固定資産除却損

2,067

関係会社株式売却損

10

減損損失

※1 31,740

事務所移転費用

17,989

特別調査費用等

656,906

上場契約違約金

9,600

特別損失合計

721,957

税金等調整前四半期純損失(△)

1,214,763

法人税、住民税及び事業税

37,162

法人税等調整額

23,532

法人税等合計

13,630

四半期純損失(△)

1,228,393

非支配株主に帰属する四半期純利益

20,683

親会社株主に帰属する四半期純損失(△)

1,249,076

 

【四半期連結包括利益計算書】
【第3四半期連結累計期間】

 

(単位:千円)

 

当第3四半期連結累計期間

(自 2023年1月1日

 至 2023年9月30日)

四半期純損失(△)

1,228,393

その他の包括利益

 

為替換算調整勘定

63,065

持分法適用会社に対する持分相当額

1,158

その他の包括利益合計

61,906

四半期包括利益

1,290,299

(内訳)

 

親会社株主に係る四半期包括利益

1,310,983

非支配株主に係る四半期包括利益

20,683

 

③【連結株主資本等変動計算書】

前連結会計年度(自 2021年1月1日 至 2021年12月31日)

 

 

 

 

(単位:千円)

 

株主資本

 

資本金

資本剰余金

利益剰余金

自己株式

株主資本合計

当期首残高

1,097,146

1,334,988

3,297,985

304,196

1,170,047

当期変動額

 

 

 

 

 

新株の発行

549,990

549,819

 

 

1,099,809

減資

1,547,136

1,547,136

 

 

欠損填補

 

2,909,317

2,909,317

 

親会社株主に帰属する当期純損失(△)

 

 

22,305

 

22,305

自己株式の処分

 

10,947

 

85,977

75,030

株主資本以外の項目の当期変動額(純額)

 

 

 

 

 

当期変動額合計

997,146

823,308

2,887,012

85,977

1,152,534

当期末残高

100,000

511,679

410,973

218,219

17,513

 

 

 

 

 

 

 

その他の包括利益累計額

非支配株主持分

純資産合計

 

為替換算調整勘定

その他の包括利益

累計額合計

当期首残高

47,658

47,658

138,782

983,606

当期変動額

 

 

 

 

新株の発行

 

 

 

1,099,809

減資

 

 

 

欠損填補

 

 

 

親会社株主に帰属する当期純損失(△)

 

 

 

22,305

自己株式の処分

 

 

 

75,030

株主資本以外の項目の当期変動額(純額)

44,985

44,985

33,621

78,606

当期変動額合計

44,985

44,985

33,621

1,073,927

当期末残高

2,673

2,673

105,161

90,321

 

当連結会計年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

 

 

 

 

(単位:千円)

 

株主資本

 

資本金

資本剰余金

利益剰余金

自己株式

株主資本合計

当期首残高

100,000

511,679

410,973

218,219

17,513

当期変動額

 

 

 

 

 

剰余金の配当

 

 

30,328

 

30,328

親会社株主に帰属する当期純損失(△)

 

 

2,501,662

 

2,501,662

株主資本以外の項目の当期変動額(純額)

 

 

 

 

 

当期変動額合計

2,531,991

2,531,991

当期末残高

100,000

511,679

2,942,965

218,219

2,549,505

 

 

 

 

 

 

 

その他の包括利益累計額

非支配株主持分

純資産合計

 

為替換算調整勘定

その他の包括利益

累計額合計

当期首残高

2,673

2,673

105,161

90,321

当期変動額

 

 

 

 

剰余金の配当

 

 

 

30,328

親会社株主に帰属する当期純損失(△)

 

 

 

2,501,662

株主資本以外の項目の当期変動額(純額)

48,595

48,595

30,236

18,358

当期変動額合計

48,595

48,595

30,236

2,550,350

当期末残高

45,921

45,921

135,398

2,460,028

 

④【連結キャッシュ・フロー計算書】

 

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(自 2021年1月1日

 至 2021年12月31日)

当連結会計年度

(自 2022年1月1日

 至 2022年12月31日)

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

 

税金等調整前当期純利益又は税金等調整前当期純損失(△)

36,107

2,271,184

減価償却費

501,121

556,858

減損損失

1,374,397

のれん償却額

58,269

39,319

貸倒引当金の増減額(△は減少)

14,084

94,512

賞与引当金の増減額(△は減少)

34,732

33,354

受取利息及び受取配当金

1,991

1,941

支払利息

156,178

167,393

為替差損益(△は益)

57,762

57,094

持分法による投資損益(△は益)

5,127

6,310

助成金収入

21,790

6,903

シンジケートローン手数料

70,620

固定資産除売却損益(△は益)

7,442

31,042

投資有価証券売却損益(△は益)

87,922

関係会社株式売却損益(△は益)

15,792

502,762

過年度決算訂正関連費用

40,011

課徴金

16,500

売上債権の増減額(△は増加)

33,930

1,318,288

棚卸資産の増減額(△は増加)

147,117

147,330

その他の資産の増減額(△は増加)

130,355

186,260

仕入債務の増減額(△は減少)

1,161

448,573

その他の負債の増減額(△は減少)

164,288

172,700

小計

836,448

98,568

利息及び配当金の受取額

3,549

2,150

利息の支払額

145,990

162,818

法人税等の支払額

101,420

105,588

法人税等の還付額

24,977

72,663

特別調査費用等の支払額

129,752

過年度決算訂正関連費用の支払額

40,011

課徴金の支払額

16,500

助成金の受取額

32,515

6,903

営業活動によるキャッシュ・フロー

520,326

144,632

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

 

有形固定資産の取得による支出

155,880

85,045

有形固定資産の売却による収入

1,747

341

無形固定資産の取得による支出

479,250

200,383

投資有価証券の売却による収入

89,463

連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による収入

※2 800

※2 617,744

資産除去債務の履行による支出

114,567

貸付けによる支出

30,000

貸付金の回収による収入

76,769

60,420

差入保証金の差入による支出

72,871

1,093

差入保証金の回収による収入

123,028

326

補助金の受取額

15,553

74,537

その他

98

241

投資活動によるキャッシュ・フロー

545,110

467,087

 

 

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(自 2021年1月1日

 至 2021年12月31日)

当連結会計年度

(自 2022年1月1日

 至 2022年12月31日)

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

 

短期借入れによる収入

15,215,000

1,000,000

短期借入金の返済による支出

20,345,000

長期借入れによる収入

6,062,000

200,000

長期借入金の返済による支出

1,820,313

1,173,231

株式の発行による収入

1,089,091

シンジケートローン手数料の支払額

70,620

リース債務の返済による支出

44,836

43,875

配当金の支払額

30,328

非支配株主への配当金の支払額

3,129

6,957

財務活動によるキャッシュ・フロー

82,193

54,393

現金及び現金同等物に係る換算差額

47,845

17,116

現金及び現金同等物の増減額(△は減少)

105,255

285,177

現金及び現金同等物の期首残高

1,990,440

2,095,695

現金及び現金同等物の期末残高

※1 2,095,695

※1 2,380,873

 

【注記事項】
(継続企業の前提に関する事項)

 当社グループは当連結会計年度において新型コロナウイルス感染症の断続的な再拡大に伴う影響等の外部要因さらに営業及び制作進行を担う人材の減少に伴うリソース不足やワークフロー(組織・ルール・システム等)の大幅な変更の過渡期におけるリソース配分不備等の内部要因が重なり売上高が前年同期に比べて大きく減少し重要な営業損失1,146,202千円経常損失1,311,994千円親会社株主に帰属する当期純損失2,501,662千円を計上し2,460,028千円の債務超過となっておりますまた当該経営成績及び財政状態により当連結会計年度末において当社が株式会社りそな銀行をアレンジャーとする取引金融機関8行と締結しているシンジケート方式によるコミットメントライン契約及びタームローン契約における財務制限条項に抵触しており同時にRKDエンカレッジファンド投資事業有限責任組合(以下RKDファンドといいます)と締結している株式投資契約における財務制限条項に抵触していることから短期的な資金繰りへの懸念が生じておりますこれらの状況により継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在していると認識しております

 このような事象又は状況の解消を図るべく当社グループは以下の諸施策を推進することにより収益構造の改善及び財務基盤の安定化にむけて取り組んでおります

 

① 財務基盤の安定化

 当社グループは、資金調達や資金繰りの安定化を図るため、従来から取引金融機関及びRKDファンドなどのステークホルダーに対し、適時に当社グループの経営成績及び財政状態、経営課題や経営改革に向けての取組などを報告するとともに、理解を得ることによって良好な関係を築けるよう取り組んでまいりました。

 当連結会計年度末において各種の財務制限条項に抵触しておりますが、当社グループとしては、トップラインの維持・再成長と自助努力による収益構造の改善策を踏まえた事業計画の提示や追加的な資本政策の検討状況の説明などを通じ、メインバンクをはじめとした取引金融機関及びRKDファンドなどステークホルダーに対して支援の継続を要請するとともに、理解を得られるよう真摯に取り組んでまいります。

 

② 収益構造の改善

・売上高の維持・再成長について、受注獲得にむけた商談活動の増加を推進するために、あらためて“制販一体”の方針に立ち返り、やや画一的な営業・制作体制が敷かれクライアント企業との接点や接触頻度が減少している状況から脱却し、営業と制作がオーバーラップするなかでマーケットに接していくモデルへのシフトを推し進めております。また、2022年12月期から社内カンパニー制を採用したVisual領域のファンクションを中核に、あらためて撮影・CG制作等に代表される“Visual solution領域の強化”を掲げ、Communication領域とVisual領域の双方向からのアプローチでの案件受注の強化を推し進めております。

これらの方針・戦略を実現するための体制構築として、商流・クライアント企業マーケット(直接商流/協業商流)と、商材・サービス領域(Communication領域/Visual領域)を掛け合わせた緩やかなマトリクス視点で、主に担う戦略・ターゲット別に大きく3つに区分した営業体制を再編成し、同時に、営業と制作が有機的に連携していくための機能の整備を進めております。さらに、受託案件における責任体制の明確化を図ることで、営業のリソースを案件を進行するフェーズから案件を創出するフェーズへとさらに集中・再配分していくことを可能とする、全社視点での最適化を図るモデルへのリデザインを推し進めております。

・事業付加価値額(売上高-外注原価)について、(上述の)売上高の維持・再成長にむけた施策と並行し、原価削減にむけた外注費コントロール施策の枠組みとして、モニタリングを担う機能を設置し、受託案件の全案件を対象に、各案件の利益設計フェーズを中心にワークフロー全体にわたり、各案件の担当者にフォーカスする個人を特定したモニタリングをおこない、成果につながるフィードバックを含めたPDCAのサイクルを構築のうえ施策を推し進めております。また、この枠組みを発展させ、外注原価の抑制に限らず、適切な外注差益の獲得や当社グループ内における制作リソースの活用促進等、利益設計強化に関する体系的なモニタリングに基づく課題発見と改善指導を実施していくことで、各案件の特性に応じた事業付加価値額の最大化の実現を支援しております。

さらに、案件の稼働に係る“内部コスト(人件費を中心とした当社グループ内のコスト)”の可視化を図り、案件の見積り段階における内部コストを踏まえた利益設計に注力することで、案件に係る内部コストの売上高への適切な価格転嫁や、案件予算に適さない過剰な人員アサインの抑制等を推進し、生産性の観点から重視している指標である、当社グループ稼働人員1人あたり事業付加価値額の改善につなげてまいります

・販売費及び一般管理費について、稼働人員数の減少に伴う報酬・給与等の減少、業績進捗を勘案した賞与の抑制など人件費のコントロールが既に一定程度に図られておりますが、売上高の維持・再成長を阻害することのないように、新規採用及び既存人員の配置転換を含めて事業系人員の拡充を進めながら、グループ全体における人員構成の最適化を図ることで、人件費のコントロールを継続してまいります。さらに、非中核部門の見直しなど事業及び組織のスクラップアンドビルドによる人件費及び活動経費の抑制、業務委託費を中心とした活動経費の徹底的な見直しによる抑制を図るとともに、オフィス等の一部のファシリティの解約あるいは転貸等による地代家賃等の設備費の抑制を検討しており、固定的な費用の大幅な削減施策を推し進めております

 

③ 債務超過解消のための対応策(追加的な新規資本政策の検討)

 継続企業の前提に関する重要な疑義の存在を早期に解消できるよう、外部コンサルタントを起用し、蓋然性の高い事業計画の作成及びさらなる資本政策を検討しております。

 

 以上の施策を実施するとともに今後も引き続き有効と考えられる施策につきましては積極的に実施してまいりますしかしながら収益構造の改善施策には新たな取り組みが含まれていることから不確実性が認められるとともに当社グループにおける追加的な資金調達の状況等によっては当社グループの資金繰りに重要な影響を及ぼす可能性がありますこのため継続企業の前提に関する重要な不確実性が存在するものと認識しております

 なお、連結財務諸表は継続企業を前提として作成しており、継続企業の前提に関する重要な不確実性の影響を連結財務諸表に反映しておりません。

 

(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)

1.連結の範囲に関する事項

 連結子会社の数  8

 全ての子会社を連結しております。

連結子会社の名称

㈱アマナフォトグラフィ

㈱料理通信社

㈱イエローコーナージャパン

amanacliq Asia Limited

㈱ニーズ

amanacliq Shanghai Limited

㈱ニーズプラス

amanacliq Singapore Pte. Ltd.

・2022年5月、連結子会社であった㈱アマナイメージズの保有株式の全部を売却したことに伴い、連結の範囲から除いております。

 

2.持分法の適用に関する事項

(1)持分法適用の関連会社の数 7

㈱アマナエーエヌジー

㈱Ca Design

㈱アマナティーアイジー

㈱XICO

㈱アートリエゾン

AMANA JKG

㈱アン

 

・2022年12月、㈱プレミアムジャパンの保有株式の全部を売却したことに伴い、持分法適用の範囲から除いております。

 

 

(2)持分法適用関連会社のうち㈱Ca Designの決算日は9月30日のため、連結決算日現在で実施した仮決算による財務諸表を使用しております。

なお、その他の持分法適用関連会社の事業年度の末日は、連結決算日と一致しております。

 

3.連結子会社の事業年度等に関する事項

全ての連結子会社の事業年度の末日は、連結決算日と一致しております。

 

4.会計方針に関する事項

(1)重要な資産の評価基準及び評価方法

① 有価証券

その他有価証券

市場価格のない株式等以外のもの

 時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)

市場価格のない株式等

 移動平均法による原価法

② 棚卸資産

商品及び製品………… 総平均法または個別法による原価法

(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定)

仕掛品………………… 個別法による原価法

(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定)

原材料及び貯蔵品…… 最終仕入原価法による原価法

(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定)

(2)重要な減価償却資産の減価償却の方法

① 有形固定資産(リース資産を除く)

 定額法を採用しております。

 なお、主な耐用年数は以下のとおりです。

建物及び構築物   5~50年

工具、器具及び備品 2~15年

② 無形固定資産(リース資産を除く)

ソフトウエア

当社及び国内連結子会社のソフトウエア(自社利用目的)については、社内における利用可能期間(5年)に基づく定額法によっております。

③ リース資産

 リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しております。

④ 長期前払費用

 均等償却によっております。

(3)重要な引当金の計上基準

① 貸倒引当金

 債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しております。

 

② 賞与引当金

 従業員に対する賞与の支払いに充てるため、支給見込額のうち当連結会計年度負担額を計上しております。

(4)重要な収益及び費用の計上基準

 当社グループは、ビジュアルコミュニケーション事業を行っており、顧客との契約から生じる収益に関する主な履行義務の内容及び当該履行義務を充足する通常の時点は以下のとおりであります。

① 受託制作案件

 受託制作案件は、静止画・CG・動画など、クライアント企業のコミュニケーション活動において用いられるビジュアル素材を提供する、ビジュアル・コンテンツの企画制作、及び、クライアント企業のコミュニケーション活動における課題発見から寄り添い、課題解決にむけた最適なコンテンツの実制作までをワンストップで提供する、コミュニケーション・コンテンツの企画制作を行っており、主に制作物の納品により当該財またはサービスに対する支配が顧客に移転し、履行義務が充足されることから、当該履行義務の充足に応じて収益を認識する方法を適用しております。

② 継続的役務提供サービス

 継続的役務提供サービスは、主にビジュアル・コンテンツ管理サービス、コンテンツマーケティング・プラットフォーム関連サービスなどの継続的な役務提供サービスを行っており、主に利用規約、申込書または契約書において、期間契約にわたって継続的に役務を提供することが明確になっている場合、当該期間にわたり時の経過に基づき履行義務が充足されることから、当該履行義務の充足に応じて収益を認識する方法を適用しております。

(5)重要な外貨建の資産または負債の本邦通貨への換算の基準

 外貨建金銭債権債務は、連結決算日の直物為替相場により円貨に換算し、換算差額は損益として処理しております。なお、在外子会社等の資産及び負債並びに収益及び費用は、連結決算日の直物為替相場により円貨に換算し、換算差額は純資産の部における為替換算調整勘定及び非支配株主持分に含めております。

(6)のれんの償却に関する事項

 のれんの償却は、5年~20年の合理的な年数で均等償却しております。ただし、金額が僅少なものについては、発生年度に一括償却しております。

(7)連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲

 手許現金、随時引き出し可能な預金及び容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ケ月以内に償還期限の到来する短期投資からなっております。

(8)その他連結財務諸表作成のための重要な事項

① 繰延資産の処理方法

株式交付費…………… 3年で均等償却しております。

② 消費税等の会計処理… 消費税等の会計処理は税抜方式によっております。

 

(重要な会計上の見積り)

1 繰延税金資産の回収可能性

(1) 当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額

(単位:千円)

 

前連結会計年度

当連結会計年度

繰延税金資産

73,114

3,233

繰延税金負債

57,023

 

(2) 識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報

イ 金額の算出方法

将来減算一時差異等に係る繰延税金資産は、年次事業計画から見積もられた課税所得に基づき回収可能性を判断し、将来の税金負担額を軽減することができると認められる範囲内で計上しております。

ロ 会計上の見積りに用いた主要な仮定

課税所得の見積りは、取締役会で承認された年次事業計画を基礎としております。当該年次事業計画は、課税所得の見積りに影響を及ぼす売上高及び営業費用について、直近の実績を踏まえ、将来の売上予測や経済状況等を予測した仮定に基づき作成しております。

ハ 翌連結会計年度の連結財務諸表に与える影響

上記ロの主要な仮定については、将来の不確実な経済条件の変動などによって影響を受ける可能性があり、実際に発生した課税所得の金額が見積りと異なった場合、翌連結会計年度の連結財務諸表において、繰延税金資産の金額に重要な影響を与える可能性があります。

 

2 固定資産の減損

(1) 当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額

(単位:千円)

 

前連結会計年度

当連結会計年度

有形固定資産

1,757,940

708,617

無形固定資産

1,168,525

262,181

 

(2) 識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報

イ 金額の算出方法

資産グループが属する事業について、営業活動から生ずる損益が継続してマイナスとなっている等により減損の兆候があると認められる場合には、当該事業から得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額と帳簿価額とを比較することによって、減損損失の認識の要否を判定しております。判定の結果、割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回り減損損失の認識が必要とされた場合、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、帳簿価額の減少額は減損損失として認識されます。

ロ 会計上の見積りに用いた主要な仮定

減損損失の認識の要否の判定及び減損損失の測定における将来キャッシュ・フローの見積りは、取締役会で承認された年次事業計画を基礎としております。当該年次事業計画は、将来キャッシュ・フローの見積りに影響を及ぼす売上高及び営業費用について、直近の実績を踏まえ、将来の売上予測や経済状況等を予測した仮定に基づき作成しております。

ハ 翌連結会計年度の連結財務諸表に与える影響

上記ロの主要な仮定については、将来の不確実な経済条件の変動などによって影響を受ける可能性があり、将来キャッシュ・フローの金額が見積りと異なった場合、翌連結会計年度の連結財務諸表において、固定資産の減損に重要な影響を与える可能性があります。

 

3 新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う会計上の見積り

新型コロナウイルス感染症による影響で、当社の事業活動にも大きな影響を受けておりました。翌連結会計期間以降においても当社の業績に影響が残ることが想定されますが、再拡大や収束時期の見通しあるいは影響の程度を予測するのは困難な状況にあります。

当社では、繰延税金資産の回収可能性の判断や減損損失の判定において、当該仮定のもとで会計上の見積りを行っております。

なお、新型コロナウイルスについてはその流行拡大は落ち着きを見せつつありますが、再拡大や新型感染症の発生時など状況が変化した場合には、当社グループの業績について影響を受ける可能性があります。

 

(会計方針の変更)

(収益認識に関する会計基準等の適用)

 「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)等を当連結会計年度の期首から適用し、約束した財又はサービスの支配が顧客に移転した時点で、当該財又はサービスと交換に受け取ると見込まれる金額で収益を認識することといたしました。

 これにより、受託制作案件については、主に制作物の納品により当該財又はサービスに対する支配が顧客に移転し、履行義務が充足されることから、当該履行義務の充足に応じて収益を認識する方法を適用することといたしました。

 収益認識会計基準等の適用については、収益認識会計基準第84項ただし書きに定める経過的な取扱いに従っており、当連結会計年度の期首より前に新たな会計方針を遡及適用した場合の累積的影響額を、当連結会計年度の期首の利益剰余金に加減し、当該期首残高から新たな会計方針を適用しております。ただし、収益認識会計基準第86項に定める方法を適用し、当連結会計年度の期首より前までに従前の取扱いに従ってほとんどすべての収益の額を認識した契約に、新たな会計方針を遡及適用しておりません。また、収益認識会計基準第86項また書き(1)に定める方法を適用し、当連結会計年度の期首より前までに行われた契約変更について、すべての契約変更を反映した後の契約条件に基づき、会計処理を行い、その累積的影響額を当連結会計年度の期首の利益剰余金に加減することといたしました。

 この結果、当連結会計年度の損益及び利益剰余金の当期首残高への影響はありません。

 収益認識会計基準等を適用したため、前連結会計年度の連結貸借対照表において、「流動資産」に表示していた「受取手形及び売掛金」は、当連結会計年度より「受取手形」及び「売掛金」に含めて表示し、「流動負債」に表示していた「その他」は、当連結会計年度より「契約負債」及び「その他」に含めて表示することといたしました。なお、収益認識会計基準第89-2項に定める経過的な取扱いに従って、前連結会計年度について新たな表示方法により組替えを行っておりません。さらに、収益認識会計基準第89-3項に定める経過的な取扱いに従って、前連結会計年度に係る「収益認識関係」注記については記載しておりません。

 

(時価の算定に関する会計基準等の適用)

 「時価の算定に関する会計基準」(企業会計基準第30号 2019年7月4日。以下「時価算定会計基準」という。)等を当連結会計年度の期首から適用し、時価算定会計基準第19項及び「金融商品に関する会計基準」(企業会計基準第10号 2019年7月4日)第44-2項に定める経過的な取扱いに従って、時価算定会計基準等が定める新たな会計方針を、将来にわたって適用することといたしました。なお、連結財務諸表への影響はありません。

 また、「金融商品関係」注記において、金融商品の時価のレベルごとの内訳等に関する事項等の注記を行うことといたしました。ただし、「金融商品の時価等の開示に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第19号 2019年7月4日)第7-4項に定める経過的な取扱いに従って、当該注記のうち前連結会計年度に係るものについては記載しておりません。

 

(未適用の会計基準等)

 該当事項はありません。

 

(表示方法の変更)

(連結貸借対照表)

 前連結会計年度において、「流動資産」の「その他」に含めていた「仮払金」は、金額的重要性が増したため、当連結会計年度より独立掲記することとしております。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結財務諸表の組替えを行っております。

 この結果、前連結会計年度の連結貸借対照表において、「流動資産」の「その他」に表示していた864,599千円は、「仮払金」437,594千円、「その他」427,004千円として組み替えております。

 

 前連結会計年度において独立掲記していた無形固定資産ソフトウエア仮勘定金額的重要性が乏しいため当連結会計年度よりその他に含めることといたしましたこの表示方法の変更を反映させるため前連結会計年度の連結財務諸表の組替えを行っております

 この結果前連結会計年度の連結貸借対照表において、「無形固定資産ソフトウエア仮勘定に表示していた580,209千円は、「その他として組み替えております

 

 前連結会計年度において、「流動負債」の「その他」に含めていた「仮受金」は、金額的重要性が増したため、当連結会計年度より独立掲記することとしております。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結財務諸表の組替えを行っております。

 この結果、前連結会計年度の貸借対照表において、「流動負債」の「その他」に表示していた872,496千円は、「仮受金」502,300千円、「その他」370,196千円として組み替えております。

 

(連結貸借対照表関係)

※1 関連会社に対するものは次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(2021年12月31日)

当連結会計年度

(2022年12月31日)

投資有価証券(株式)

181,355千円

189,580千円

 

※2 期末日満期手形の会計処理については、手形交換日をもって決済処理しております。なお当連結会計年度末日が金融機関の休日であったため、次の期末日満期手形が期末残高に含まれております。

 

前連結会計年度

(2021年12月31日)

当連結会計年度

(2022年12月31日)

受取手形

-千円

3,138千円

 

※3 棚卸資産の内訳は次のとおりであります。

 

 

前連結会計年度

(2021年12月31日)

当連結会計年度

(2022年12月31日)

商品及び製品

73,398千円

60,382千円

仕掛品

418,856

279,918

原材料及び貯蔵品

30,059

25,083

 

※4 担保提供資産及び対応する債務

前連結会計年度(2021年12月31日)

(担保に供している資産)

ドメイン名「amanaimages.com」の付与・登録等に関する㈱アマナイメージズの契約上の地位及び同ドメインに表示されるウェブサイト上の同社に帰属する著作権

(担保権設定に対応する債務)

 長期借入金

646,000千円

 

(内1年内返済予定の長期借入金

544,000千円)

 

当連結会計年度(2022年12月31日)

 該当事項はありません。

 

5 偶発債務

差入保証金の流動化に伴う買戻し義務

 

前連結会計年度

(2021年12月31日)

当連結会計年度

(2022年12月31日)

 

199,113千円

199,113千円

 

※6 偶発債務

 当社グループは、取引先において当社グループを通じた不適切な取引が行われている疑義について、2023年5月8日に受領した特別調査委員会の調査報告書における調査結果を踏まえ、実体のない可能性が極めて高い業務についての売上高及び売上原価の取り消しを行っております。これに伴って当該業務に関連して当社グループが当該取引先から受領した代金を仮受金に計上するとともに当該業務に関連して当該取引先から指定された外注先に支払った代金を仮払金として計上しております。

 当該業務に関連する流動資産の「その他」に含まれる仮払金残高及び流動負債の「その他」に含まれる仮受金残高はそれぞれ次のとおりであります。

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(2021年12月31日)

当連結会計年度

(2022年12月31日)

仮払金

350,963

428,826

仮受金

500,071

605,450

 

 当社グループは、当該業務に関して当該取引先から当社グループが受領した代金相当額の金員支払請求(これに付帯する利息等の請求を含む)を受けております。これについて特別調査委員会の調査報告書における調査結果も踏まえた協議を、今後、当該取引先等と行なっていく予定です。

 今後の協議結果によって、上記の仮受金と仮払金との差額を超える負担が生じることにより当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性がありますが、現時点でその影響額を合理的に見積もることは困難であります。

 なお、当社グループは、現時点では当該取引先から訴訟提起は受けておりません。

 

※7 財務制限条項

(1) 当社は、㈱りそな銀行をアレンジャーとする取引銀行計8行とシンジケート方式によるコミットメントライン契約及びタームローン契約を締結しております。これらの契約に基づく借入実行残高等は次のとおりです。

コミットメントライン契約

 

前連結会計年度

(2021年12月31日)

当連結会計年度

(2022年12月31日)

コミットメントラインの総額

1,000,000千円

1,000,000千円

借入実行残高

1,000,000

差引額

1,000,000

 

タームローン契約

 

前連結会計年度

(2021年12月31日)

当連結会計年度

(2022年12月31日)

借入実行残高

5,866,800千円

5,476,400千円

 

 上記の契約には、以下の財務制限条項が付されています。

・各年度の決算期の末日における連結の貸借対照表における純資産の部の金額を正の値かつ前年同期比75%以上に維持する。ただし、初回の2021年12月期については連結の貸借対照表における純資産の部の金額を正の値とする。

・各年度の決算期における単体及び連結の損益計算書に示される営業損益、経常損益又は当期純損益のいずれかが2期連続して損失とならないようにする。なお、初回は2021年12月期及び2022年12月期の単体及び連結の損益計算書にて判定する。

・2022年12月期以降、各年度の決算期における連結の損益計算書に示されるキャッシュフローの金額を、当該年度における長期借入金の元本弁済額以上に維持する。なお、ここでいうキャッシュフローとは、経常損益と各種償却費の合計金額から法人税等充当額を控除した金額をいう。

・各年度の決算期における設備等投資実施額が、2021年12月期から2023年12月期までは620百万円、2024年12月期以降は600百万円を上回らないようにする。

 

 なお、当事業年度末において財務制限条項に抵触しておりますが、当社グループとしては、トップラインの維持・再成長と自助努力による収益構造の改善策を踏まえた事業計画の提示や追加的な資本政策の検討状況の説明などを通じ、メインバンクをはじめとした取引金融機関に対して支援の継続を要請するとともに、理解を得られるよう真摯に取り組んでまいります。

 

(2) 当社がRKDエンカレッジファンド投資事業有限責任組合(以下「RKDファンド」といいます。)と締結している株式投資契約には財務制限条項が付されており、当事業年度末において財務制限条項に抵触しておりますが、当社グループとしては、トップラインの維持・再成長と自助努力による収益構造の改善策を踏まえた事業計画の提示や追加的な資本政策の検討状況の説明などを通じ、RKDファンドに対して支援の継続を要請するとともに、理解を得られるよう真摯に取り組んでまいります。

 

※8 圧縮記帳額

補助金により固定資産の取得価額から控除している圧縮記帳額は、次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(2021年12月31日)

当連結会計年度

(2022年12月31日)

建物及び構築物

23,486千円

94,329千円

工具、器具及び備品

1,105

6,476

建設仮勘定

318

ソフトウエア

6,650

20,975

31,560

121,781

 

(連結損益計算書関係)

※1 期末棚卸高は収益性の低下に伴う簿価切下後の金額であり、次の棚卸資産評価損が売上原価に含まれております。

 前連結会計年度

(自 2021年1月1日

  至 2021年12月31日)

 当連結会計年度

(自 2022年1月1日

  至 2022年12月31日)

9,721千円

3,761千円

 

※2 固定資産売却益の内訳は次のとおりであります。

前連結会計年度

(自 2021年1月1日

至 2021年12月31日)

当連結会計年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

工具、器具及び備品

249千円

 

227千円

249

 

227

 

※3 固定資産除却損の内訳は次のとおりであります。

前連結会計年度

(自 2021年1月1日

至 2021年12月31日)

当連結会計年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

建物及び構築物

1,272千円

 

126千円

工具、器具及び備品

1,640

 

859

ソフトウエア

4,685

 

30,284

その他

94

 

7,692

 

31,270

 

※4 減損損失

当連結会計年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

 当社グループは以下の資産グループについて減損損失を計上しております。

場所

用途

種類

減損損失

東京都品川区

本社機能及びCG制作オフィス

建物及び構築物

工具、器具及び備品等

409,326千円

東京都品川区他

 

販売管理システム

ソフトウエア

546,418千円

東京都港区

撮影用スタジオ

オフィス等

建物及び構築物

工具、器具及び備品等

296,945千円

その他

撮影スタジオ

店舗設備等

建物及び構築物

工具、器具及び備品等

69,439千円

その他

 

その他

のれん

52,266千円

 当社グループでは、原則として管理会計上の区分を考慮し資産のグルーピングを行っております。

 直近の事業推移及び今後の事業計画等を勘案し、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として特別損失に計上しております。その主な内訳は、建物及び構築物622,866千円、工具、器具及び備品136,306千円、ソフトウエア546,418千円、のれん52,266千円であります。

 なお、回収可能価額は正味売却価額と使用価値のいずれか高いほうの金額により測定しております。正味売却価額は、実質的に売却等が困難なため零として評価しております。使用価値は将来キャッシュ・フローを4.5%で割り引いて算定しております。

 

※5 過年度決算訂正関連費用

当連結会計年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

 過年度決算訂正に伴って発生した監査法人の監査費用、外部業務委託費用等を計上しております。

 

※6 課徴金

当連結会計年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

 2022年12月12日付にて金融庁による課徴金納付命令の決定が行われたことに伴い、納付した課徴金の額を計上しております。

 

(連結包括利益計算書関係)

※  その他の包括利益に係る組替調整額及び税効果額

 

前連結会計年度

(自 2021年1月1日

至 2021年12月31日)

当連結会計年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

為替換算調整勘定:

 

 

当期発生額

△44,839千円

△48,715千円

持分法適用会社に対する持分相当額:

 

 

当期発生額

△145

119

その他の包括利益合計

△44,985

△48,595

 

(連結株主資本等変動計算書関係)

前連結会計年度(自 2021年1月1日 至 2021年12月31日)

1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項

 

当連結会計年度

期首株式数(株)

当連結会計年度

増加株式数(株)

当連結会計年度

減少株式数(株)

当連結会計年度末株式数(株)

発行済株式

 

 

 

 

普通株式(注)1

5,408,000

171,200

5,579,200

A種優先株式(注)2

1,000

1,000

合計

5,408,000

172,200

5,580,200

自己株式

 

 

 

 

普通株式(注)3

435,267

123,000

312,267

合計

435,267

123,000

312,267

(注)1 普通株式の発行済株式の株式数の増加171,200株は、第三者割当増資による増加であります。

2 A種優先株式の発行済株式の株式数の増加1,000株は、第三者割当増資による増加であります。

3 普通株式の自己株式の株式数の減少123,000株は株式交換による減少であります。

 

2.配当に関する事項

(1)配当金支払額

該当事項はありません。

 

(2)基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

(決 議)

株式の種類

配当金の総額
(千円)

配当の原資

1株当たり
配当額
(円)

基準日

効力発生日

2022年3月29日
定時株主総会

A種優先株式

30,328

利益剰余金

30,328.77

2021年12月31日

2022年3月30日

 

当連結会計年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項

 

当連結会計年度

期首株式数(株)

当連結会計年度

増加株式数(株)

当連結会計年度

減少株式数(株)

当連結会計年度末株式数(株)

発行済株式

 

 

 

 

普通株式

5,579,200

5,579,200

A種優先株式

1,000

1,000

合計

5,580,200

5,580,200

自己株式

 

 

 

 

普通株式

312,267

312,267

合計

312,267

312,267

 

2.配当に関する事項

(1)配当金支払額

(決 議)

株式の種類

配当金の総額
(千円)

配当の原資

1株当たり
配当額
(円)

基準日

効力発生日

2022年3月29日
定時株主総会

A種優先株式

30,328

利益剰余金

30,328.77

2021年12月31日

2022年3月30日

 

(2)基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

該当事項はありません。

 

(連結キャッシュ・フロー計算書関係)

※1 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係

 

前連結会計年度

(自 2021年1月1日

至 2021年12月31日)

当連結会計年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

現金及び預金

2,095,695千円

2,380,873千円

現金及び現金同等物

2,095,695

2,380,873

 

※2 株式の売却により連結子会社でなくなった会社の資産及び負債の主な内訳

前連結会計年度(自 2021年1月1日 至 2021年12月31日)

 重要性が乏しいため、記載を省略しております。

 

当連結会計年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

 株式の売却により㈱アマナイメージズが連結子会社でなくなったことに伴う売却時の資産及び負債の内訳並びに株式の売却価額と売却による収入は次のとおりであります。

流動資産

1,526,021

千円

固定資産

58,592

 

流動負債

△181,799

 

固定負債

△3,000

 

のれん

116,407

 

関係会社株式売却益

502,777

 

株式の売却価額

2,019,000

 

現金及び現金同等物

△121,167

 

借入金の返済

△1,280,088

 

差引:売却による収入

617,744

 

 

3 重要な非資金取引の内容

 

前連結会計年度

(自 2021年1月1日

至 2021年12月31日)

当連結会計年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

重要な資産除去債務の計上額

2,615千円

-千円

 

(リース取引関係)

(借主側)

1.ファイナンス・リース取引

所有権移転外ファイナンス・リース取引

(1)リース資産の内容

有形固定資産

主として、ビジュアルコミュニケーション事業における工具、器具及び備品であります。

(2)リース資産の減価償却の方法

連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項「4.会計方針に関する事項 (2)重要な減価償却資産の減価償却の方法」に記載のとおりであります。

 

 

2.オペレーティング・リース取引

オペレーティング・リース取引のうち解約不能のものに係る未経過リース料

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(2021年12月31日)

当連結会計年度

(2022年12月31日)

1年内

465,669

365,948

1年超

1,638,274

1,276,475

合計

2,103,943

1,642,424

 

(金融商品関係)

1.金融商品の状況に関する事項

(1)金融商品に対する取組方針

当社グループは、事業を行うための必要な資金を銀行等金融機関からの借入により調達しております。

 

(2)金融商品の内容及びそのリスク

営業債権である受取手形及び売掛金は、顧客の信用リスクに晒されておりますが、新規取引に関する定めを販売管理規程に設け、取引の重要度に応じて適宜対応しております。また、外貨建営業債権は、為替変動リスクに晒されております。

投資有価証券は、主として業務上関係を有する非上場企業の株式であり、信用リスクに晒されておりますが、四半期毎に発行体の財務状況等を把握し管理しております。

営業債務である支払手形及び買掛金は、概ね1年以内の支払期日であります。また、その一部には外貨建営業債務が含まれており、為替変動リスクに晒されております。

借入金のうち、短期借入金は主に営業取引に係る資金調達であり、長期借入金は主に設備投資に係る資金調達であります。変動金利の借入金は、金利変動リスクに晒されております。

 

(3)金融商品に係るリスク管理体制

①信用リスク(取引先の債務不履行等に係るリスク)の管理

当社グループでは、取引の重要度に応じて適宜信用調査を行うことを、社内規程に定め対応しております。営業債権については、社内規程に基づき、営業部門と経理部門の協働により、取引先毎に期日及び残高の管理をするとともに、主要な取引先の状況を定期的にモニタリングを行うことで財務状況の悪化等による回収懸念の早期把握や軽減を図っております。

②市場リスク(為替等の変動リスク)の管理

当社グループは、外貨建の営業債権債務について為替変動リスクに晒されていますが、資産負債から生じる損益により、リスクは原則として減殺されております。

投資有価証券については、四半期毎に発行体(取引先企業)の財務状況等を把握し、取引先企業との関係を勘案して保有状況を継続的に見直しております。

③資金調達に係る流動性リスク(支払期日に支払を実行できなくなるリスク)の管理

当社グループは、財務部が適時に資金収支実績を作成・検討し、手元流動性を適切に維持することなどにより流動性リスクを管理しております。

 

(4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明

金融商品の時価の算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することにより、当該価額が変動することがあります。

 

2.金融商品の時価等に関する事項

連結貸借対照表計上額、時価およびこれらの差額については、次のとおりであります。

前連結会計年度(2021年12月31日)

 

連結貸借対照表計上額

(千円)

時価(千円)

差額(千円)

差入保証金

233,461

230,615

△2,846

資産計

233,461

230,615

△2,846

長期借入金(1年内返済予定を含む)

7,219,343

7,072,066

△147,276

負債計

7,219,343

7,072,066

△147,276

(※1)現金は注記を省略しており、預金、受取手形及び売掛金、支払手形及び買掛金、未払金は短期間で決済されるため時価が帳簿価額に近似することから、記載を省略しております。

(※2)時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品

区分

連結貸借対照表計上額(千円)

非上場株式

183,335

非上場株式については、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められることから時価開示の対象としておりません。

 

当連結会計年度(2022年12月31日)

 

連結貸借対照表計上額

(千円)

時価(千円)

差額(千円)

差入保証金

236,007

224,305

△11,701

資産計

236,007

224,305

△11,701

長期借入金(1年内返済予定を含む)

6,260,993

6,284,553

23,560

負債計

6,260,993

6,284,553

23,560

(※1)現金は注記を省略しており、預金、受取手形、売掛金、支払手形及び買掛金、短期借入金、未払金は短期間で決済されるため時価が帳簿価額に近似することから、記載を省略しております。

(※2)市場価格のない株式は、上記表中には含めておりません。当該金融商品の連結貸借対照表計上額は以下のとおりであります。

区分

連結貸借対照表計上額(千円)

非上場株式

191,560

 

(注)1.金銭債権の連結決算日後の償還予定額

前連結会計年度(2021年12月31日)

 

1年以内

(千円)

1年超

5年以内

(千円)

5年超

10年以内

(千円)

10年超(千円)

現金及び預金

2,091,940

受取手形及び売掛金

3,763,283

差入保証金

870

38,901

31,755

161,934

合計

5,856,093

38,901

31,755

161,934

 

当連結会計年度(2022年12月31日)

 

1年以内

(千円)

1年超

5年以内

(千円)

5年超

10年以内

(千円)

10年超(千円)

現金及び預金

2,378,793

受取手形

65,073

売掛金

2,428,004

差入保証金

19,856

22,787

31,755

161,608

合計

4,891,727

22,787

31,755

161,608

 

2.長期借入金の連結決算日後の返済予定額

前連結会計年度(2021年12月31日)

 

1年以内

(千円)

1年超

2年以内

(千円)

2年超

3年以内

(千円)

3年超

4年以内

(千円)

4年超

5年以内

(千円)

5年超

(千円)

長期借入金

1,072,616

572,616

527,616

482,616

4,383,416

180,462

合計

1,072,616

572,616

527,616

482,616

4,383,416

180,462

 

当連結会計年度(2022年12月31日)

 

1年以内

(千円)

1年超

2年以内

(千円)

2年超

3年以内

(千円)

3年超

4年以内

(千円)

4年超

5年以内

(千円)

5年超

(千円)

長期借入金

532,435

491,275

487,795

4,402,595

76,163

270,729

合計

532,435

491,275

487,795

4,402,595

76,163

270,729

 

3.金融商品の時価のレベルごとの内訳等に関する事項

金融商品の時価を、時価の算定に用いたインプットの観察可能性及び重要性に応じて、以下の3つのレベルに分類しております。

レベル1の時価:同一の資産または負債の活発な市場における(無調整の)相場価格により算定した時価

レベル2の時価:レベル1のインプット以外の直接または間接的に観察可能なインプットを用いて算定した時価

レベル3の時価:重要な観察できないインプットを使用して算定した時価

時価の算定に重要な影響を与えるインプットを複数使用している場合には、それらのインプットがそれぞれ属するレベルのうち、時価の算定における優先順位が最も低いレベルに時価を分類しております。

 

(1)時価で連結貸借対照表に計上している金融商品以外の金融商品

区分

時価(千円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

差入保証金

224,305

224,305

資産計

224,305

224,305

長期借入金(1年内返済予定を含む)

6,284,553

6,284,553

負債計

6,284,553

6,284,553

(注) 時価の算定に用いた評価技法及び時価の算定に係るインプットの説明

差入保証金

回収見込額を国債の利回りで割り引いた現在価値により算定しており、レベル2の時価に分類しております。

長期借入金

元利金の合計額を、同様の新規借入を行った場合に想定される利率で割り引いた現在価値により算定しており、レベル2の時価に分類しております。

 

 

(有価証券関係)

1.その他有価証券

前連結会計年度(2021年12月31日)

該当事項はありません。

(注)非上場株式(連結貸借対照表計上額 1,980千円)は、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められることから、上記の「その他有価証券」には含めておりません。

 

当連結会計年度(2022年12月31日)

該当事項はありません。

(注)非上場株式(連結貸借対照表計上額 1,980千円)は、市場価格のない株式等であることから、上記の「その他有価証券」には含めておりません。

 

2.売却したその他有価証券

前連結会計年度(自 2021年1月1日 至 2021年12月31日)

区分

売却額(千円)

売却益の合計(千円)

売却損の合計(千円)

 株式

89,463

87,922

合計

89,463

87,922

 

当連結会計年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

該当事項はありません。

 

3.減損処理を行った有価証券

前連結会計年度(自 2021年1月1日 至 2021年12月31日)

該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

該当事項はありません。

 

(税効果会計関係)

1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳

 

前連結会計年度

(2021年12月31日)

 

当連結会計年度

(2022年12月31日)

繰延税金資産

 

 

 

貸倒引当金

38,316千円

 

42,642千円

未払事業税

6,059

 

2,320

未払事業所税

6,850

 

6,418

売掛金貸倒損失

1,300

 

賞与引当金

11,267

 

875

未払費用

7,934

 

6,377

棚卸資産評価減

24,647

 

21,732

資産除去債務

135,688

 

137,013

投資有価証券評価損

15,229

 

15,229

税務上の繰越欠損金(注)

2,244,389

 

2,555,931

減損損失

 

707,592

その他

60,066

 

67,091

繰延税金資産小計

2,551,749

 

3,563,226

税務上の繰越欠損金に係る評価性引当額(注)

△2,125,478

 

△2,555,931

将来減算一時差異等の合計に係る評価性引当額

△277,030

 

△998,212

評価性引当額小計

△2,402,508

 

△3,554,143

繰延税金資産合計

149,240

 

9,082

 

 

 

 

繰延税金負債

 

 

 

資産除去債務に対応する除去費用

△69,017

 

△62,872

未収還付事業税

△7,108

 

繰延税金負債合計

△76,126

 

△62,872

繰延税金資産(負債)の純額

73,114

 

△53,790

 

(注)1.評価性引当額が1,151,634千円増加しております。この増加の主な内容は、当社において税務上の繰越欠損金に係る評価性引当額473,538千円を、及び、将来減算一時差異等の合計に係る評価性引当額613,351千円を追加的に認識したことに伴うものであります。

2.税務上の繰越欠損金及びその繰延税金資産の繰越期限別の金額

前連結会計年度(2021年12月31日)

 

1年以内

(千円)

1年超

2年以内

(千円)

2年超

3年以内

(千円)

3年超

4年以内

(千円)

4年超

5年以内

(千円)

5年超

(千円)

合計

(千円)

税務上の繰越欠損金(※1)

31,094

125,951

389,980

147,044

65,740

1,484,578

2,244,389

評価性引当額

△14,582

△65,829

△347,703

△147,044

△65,740

△1,484,578

△2,125,478

繰延税金資産

16,511

60,121

42,277

(※2)

118,911

(※1)  税務上の繰越欠損金は、法定実効税率を乗じた額であります。

(※2)  税務上の繰越欠損金2,244,389千円(法定実効税率を乗じた額)について、繰延税金資産118,911千円を計上しております。当該繰延税金資産を計上した税務上の繰越欠損金は、将来の課税所得見込みにより回収可能と判断しております。

 

当連結会計年度(2022年12月31日)

 

1年以内

(千円)

1年超

2年以内

(千円)

2年超

3年以内

(千円)

3年超

4年以内

(千円)

4年超

5年以内

(千円)

5年超

(千円)

合計

(千円)

税務上の繰越欠損金(※3)

97,062

388,248

147,944

65,740

88,716

1,768,219

2,555,931

評価性引当額

△97,062

△388,248

△147,944

△65,740

△88,716

△1,768,219

△2,555,931

繰延税金資産

(※3)  税務上の繰越欠損金は、法定実効税率を乗じた額であります。

 

2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因となった主要な項目別の内訳

 

前連結会計年度

(2021年12月31日)

 

当連結会計年度

(2022年12月31日)

法定実効税率

34.59%

 

 税金等調整前当期純損

(調整)

 

 

失を計上しているため

受取配当金等永久に益金に算入されない項目

△21.49

 

記載しておりません

評価性引当額の増減額

△66.91

 

 

住民税均等割

7.30

 

 

のれん償却費

31.12

 

 

持分法投資利益

△4.91

 

 

在外子会社税率差異

△15.63

 

 

国内子会社税率差異

△4.69

 

 

繰越欠損金の期限切れ

98.69

 

 

関係会社株式売却益

△15.13

 

 

その他

△4.42

 

 

税効果会計適用後の法人税等の負担率

38.51

 

 

 

(企業結合等関係)

(子会社株式の譲渡)

 当社は、2022年4月28日に開催された取締役会において、当社の連結子会社である株式会社アマナイメージズ(以下、「アマナイメージズ」)について、当社保有の全株式を譲渡することを決議し、2022年5月31日に株式を譲渡いたしました。本株式譲渡に伴い、アマナイメージズを連結の範囲から除外しております。

 

1.株式譲渡の概要

(1)株式譲渡の相手先の名称

株式会社Numazawa, Iizuka, and Nagai for Kimberley

(2)譲渡した子会社の名称及びその事業の内容

子会社の名称 株式会社アマナイメージズ

事業の内容  ストックコンテンツの企画・販売

(3)株式譲渡日

2022年5月31日

(4)株式譲渡を行った主な理由

 当社は、2021年を初年度とする中期経営計画において、「One amana !」を掲げる経営方針のもと、お客様の「Co-Creation Partner」を標榜するビジネスモデルを支える経営基盤の再構築を推し進めております。モデルの実現に向けて、新たなワークフローの確立をテーマに、中期経営計画の基本戦略に据えた”トップライン再成長””原価削減””DX推進”に基づく諸施策等を遂行していくことで、収益構造の改善に努めるとともに、当社グループを構成するクリエイティブリソースの最適化を推し進め、固定費の一部変動費化を図るなど、より効率的なグループ運営管理体制の実現に努めております。

 このような戦略のもと、オンライン販売を中心にストック写真等のストックコンテンツの販売事業を営むアマナイメージズとは、今後はクリエイティブ領域におけるパートナーの1社として協業し、当社がストックコンテンツの販売及び仕入を継続できる関係を維持しながら、当社が保有するアマナイメージズの全株式につきましては株式会社Numazawa, Iizuka and Nagai for Kimberleyへ譲渡することといたしました。

(5)法的形式を含むその他取引の概要に関する事項

受取対価を現金とする株式譲渡

 

2.実施した会計処理の概要

(1)譲渡損益の金額

関係会社株式売却益

502,777千円

(2)譲渡した子会社にかかる資産及び負債の適正な帳簿価額並びにその主な内訳

流動資産

1,526,021千円

固定資産

58,592千円

資産合計

1,584,614千円

流動負債

181,799千円

固定負債

3,000千円

負債合計

184,799千円

(3)会計処理

 当該譲渡株式の連結上の帳簿価額と売却価額との差額を関係会社株式売却益として、特別利益に計上しております。

 

3.譲渡した子会社の事業が含まれていた報告セグメント

ビジュアルコミュニケーション事業

 

4.当連結会計年度の連結損益計算書に計上されている譲渡した子会社に係る損益の概算額

売上高

312,483千円

営業利益

17,083千円

 

(資産除去債務関係)

資産除去債務のうち連結貸借対照表に計上しているもの

1.当該資産除去債務の概要

 当社グループは、オフィス及び撮影スタジオ等について不動産賃借契約を締結しておりますが、主として本社機能地域(天王洲、海岸エリア)における原状回復義務について、資産除去債務を計上しております。

2.当該資産除去債務の金額の算定方法

 使用見込期間を当該建物等の耐用年数とし、割引率は0.015%~2.143%を使用して資産除去債務の金額を計算しております。

3.当該資産除去債務の総額の増減

 

前連結会計年度

(自 2021年1月1日

至 2021年12月31日)

当連結会計年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

期首残高

523,510千円

392,275千円

有形固定資産の取得に伴う増加額

2,615

資産除去債務の履行による減少額

△114,567

時の経過による調整額

3,770

3,830

連結除外による減少額

△23,053

期末残高

392,275

396,106

 

(収益認識関係)

1.顧客との契約から生じる収益を分解した情報

 当連結会計年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

(単位:千円)

 

 

報告セグメント

ビジュアルコミュニケーション事業

大型案件

4,517,182

中型案件

7,176,456

小型案件

2,472,081

外部顧客への売上高

14,165,720

 

2.顧客との契約から生じる収益を理解するための基礎となる情報

 顧客との契約から生じる収益を理解するための基礎となる情報は、連結財務諸表「注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)4.会計方針に関する事項 (4) 重要な収益及び費用の計上基準」に記載のとおりであります。

 

3.顧客との契約に基づく履行義務の充足と当該契約から生じるキャッシュ・フローとの関係並びに当連結会計年度末において存在する顧客との契約から翌連結会計年度以降に認識すると見込まれる収益の金額及び時期に関する情報

(1)契約資産及び契約負債の残高等

(単位:千円)

 

 

当連結会計年度

期首残高

期末残高

顧客との契約から生じた債権

 

 

受取手形

116,175

65,073

売掛金

3,647,108

2,428,004

契約資産

契約負債

65,823

81,167

 契約資産は、主に受託制作案件において、各報告期間の期末日時点で履行義務の充足に応じて認識した収益にかかる未請求債権であります。契約資産は、対価に対する当社及び連結子会社の権利が無条件になった時点で顧客との契約から生じた債権に振り替えられます。当該対価は、顧客との契約における支払条件に従って請求、受領しております。

 契約負債は、主に受託制作案件において、制作物の納品前に顧客から受け取った前受金であります。契約負債は収益の認識に伴い取崩されます。

 当連結会計年度に認識された収益の額のうち期首現在の契約負債残高に含まれていた額は65,047千円であります。

 

(2)残存履行義務に配分した取引価格

(単位:千円)

 

 

当連結会計年度

1年以内

84,252

1年超

52,826

合計

137,079

 当社及び連結子会社では、残存履行義務に配分した取引価格の注記にあたって実務上の便法を適用し、当初に予想される契約期間が1年以内の契約について注記の対象に含めておりません。当該履行義務は、主に長期の受託制作案件に関するものであります。

 

(セグメント情報等)

【セグメント情報】

当社グループは、ビジュアルコミュニケーション事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。

 

【関連情報】

前連結会計年度(自  2021年1月1日  至  2021年12月31日)

1.製品及びサービスごとの情報

 当社グループは、ビジュアルコミュニケーション事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。

 

2.地域ごとの情報

(1)売上高

 本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えているため、記載を省略しております。

 

(2)有形固定資産

 本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

3.主要な顧客ごとの情報

 外部顧客への売上高のうち、特定の顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の10%に満たないため、主要な顧客ごとの情報の記載を省略しております。

 

当連結会計年度(自  2022年1月1日  至  2022年12月31日)

1.製品及びサービスごとの情報

 当社グループは、ビジュアルコミュニケーション事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。

 

2.地域ごとの情報

(1)売上高

 本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えているため、記載を省略しております。

 

(2)有形固定資産

 本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

3.主要な顧客ごとの情報

 外部顧客への売上高のうち、特定の顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の10%に満たないため、主要な顧客ごとの情報の記載を省略しております。

 

【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】

 当社グループは、ビジュアルコミュニケーション事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。

 

【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】

 当社グループは、ビジュアルコミュニケーション事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。

 

【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】

 当社グループは、ビジュアルコミュニケーション事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。

 

【関連当事者情報】

前連結会計年度(自 2021年1月1日 至 2021年12月31日)

1.関連当事者との取引

該当事項はありません。

 

2.親会社又は重要な関連会社に関する注記

(1)親会社情報

該当事項はありません。

 

(2)重要な関連会社の要約財務情報

 

(単位:千円)

 

株式会社Ca Design

前連結会計年度(注)

当連結会計年度

流動資産合計

334,011

固定資産合計

8,066

 

 

 

流動負債合計

51,968

固定負債合計

7,970

 

 

 

純資産合計

282,138

 

 

 

売上高

415,577

税引前当期純利益

94,933

当期純利益

59,969

(注) 株式会社Ca Designは、重要性が増したため、当連結会計年度から重要な関連会社としております。

 

当連結会計年度(自 2022年1月1日 至 2022年12月31日)

1.関連当事者との取引

該当事項はありません。

 

2.親会社又は重要な関連会社に関する注記

(1)親会社情報

該当事項はありません。

 

(2)重要な関連会社の要約財務情報

 

(単位:千円)

 

株式会社Ca Design

前連結会計年度

当連結会計年度

流動資産合計

334,011

固定資産合計

8,066

 

 

 

流動負債合計

51,968

固定負債合計

7,970

 

 

 

純資産合計

282,138

 

 

 

売上高

415,577

税引前当期純利益

94,933

当期純利益

59,969

(注) 株式会社Ca Designは、重要性が乏しくなったため、記載を省略しております。

 

(1株当たり情報)

 

前連結会計年度

(自 2021年1月1日

至 2021年12月31日)

当連結会計年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

1株当たり純資産額

△198.44円

△699.73円

1株当たり当期純損失(△)

△10.34円

△492.06円

(注)1 潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在するものの1株当たり当期純損失であるため記載しておりません。

2 1株当たり純資産額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。

項目

前連結会計年度

(2021年12月31日)

当連結会計年度

(2022年12月31日)

純資産の部の合計額(千円)

90,321

△2,460,028

純資産の部の合計額から控除する金額(千円)

1,135,490

1,225,398

(うち優先株式払込金額(千円))

(1,000,000)

(1,000,000)

(うち優先配当額(千円))

(30,328)

(90,000)

(うち非支配株主持分(千円))

(105,161)

(135,398)

普通株式に係る期末の純資産額(千円)

△1,045,168

△3,685,427

1株当たり純資産額の算定に用いられた期末の普通株式の数(株)

5,266,933

5,266,933

 

3 1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失の算定上の基礎は、以下のとおりであります。

項目

前連結会計年度

(自 2021年1月1日

至 2021年12月31日)

当連結会計年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

親会社株主に帰属する当期純損失(△)(千円)

△22,305

△2,501,662

普通株主に帰属しない金額(千円)

30,328

90,000

(うち優先配当額(千円))

(30,328)

(90,000)

普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純損失(△)(千円)

△52,633

△2,591,662

普通株式の期中平均株式数(株)

5,092,767

5,266,933

希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定に含めなかった潜在株式の概要

 

 

(重要な後発事象)

該当事項はありません。

 

【注記事項】
(継続企業の前提に関する事項)

 当社グループは、前連結会計年度において、新型コロナウイルス感染症の断続的な再拡大に伴う影響等の外部要因、さらに、営業及び制作進行を担う人材の減少に伴うリソース不足やワークフロー(組織・ルール・システム等)の大幅な変更の過渡期におけるリソース配分不備等の内部要因が重なり、売上高が大きく減少し、重要な営業損失1,146,202千円、経常損失1,311,994千円、親会社株主に帰属する当期純損失2,501,662千円を計上し、2,460,028千円の債務超過となりました。また、当該経営成績及び財政状態により、前連結会計年度末において、当社が株式会社りそな銀行をアレンジャーとする取引金融機関8行と締結しているシンジケート方式によるコミットメントライン契約及びタームローン契約における財務制限条項に抵触しており、同時に、RKDエンカレッジファンド投資事業有限責任組合(以下「RKDファンド」といいます。)と締結している株式投資契約における財務制限条項に抵触していることから、短期的な資金繰りへの懸念が生じております。なお、当第3四半期連結累計期間においては親会社株主に帰属する四半期純損失1,249,076千円を計上しており、引き続き、債務超過は解消されない状態となっております。これらの状況により、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在していると認識しております。

 このような事象又は状況の解消を図るべく、当社グループは、以下の諸施策を推進することにより、収益構造の改善及び財務基盤の安定化にむけて取り組んでおります。

 

①財務基盤の安定化

 当社グループは、資金調達や資金繰りの安定化を図るため、従来から取引金融機関及びRKDファンドなどのステークホルダーに対し、適時に当社グループの経営成績及び財政状態、経営課題や経営改革に向けての取組などを報告するとともに、理解を得ることによって良好な関係を築けるよう取り組んでまいりました。

 前連結会計年度末以降、各種の財務制限条項への抵触状態が継続しておりますが、全取引金融機関を対象として2023年9月29日に開催された産業競争力強化法に基づく特定認証紛争解決手続(以下「事業再生ADR手続」といいます。)における第1回債権者会議において、金融債務弁済の一時停止について同意を得るとともに、一時停止の期間を事業再生計画案の決議のための債権者会議(同会議は2023年12月18日に開催することが決議されています。)の終了時までとさせていただくこと、及び主要取引金融機関から極度額5億円のプレDIPファイナンスによる資金支援をいただくこと等について、全取引金融機関から承認を得ております。RKDファンドを含む取引金融機関に対しては引き続き当社取組に対し理解を得られるよう真摯に取り組んでまいります。

 

②収益構造の改善

・売上高の維持・再成長について、受注獲得にむけた商談活動の増加を推進するために、あらためて“制販一体”の方針に立ち返り、やや画一的な営業・制作体制が敷かれクライアント企業との接点や接触頻度が減少している状況から脱却し、営業と制作がオーバーラップするなかでマーケットに接していくモデルへのシフトを推し進めております。また、2022年12月期から社内カンパニー制を採用したVisual領域のファンクションを中核に、あらためて撮影・CG制作等に代表される“Visual solution領域の強化”を掲げ、Communication領域とVisual領域の双方向からのアプローチでの案件受注の強化を推し進めております。

これらの方針・戦略を実現するための体制構築として、商流・クライアント企業マーケット(直接商流/協業商流)と、商材・サービス領域(Communication領域/Visual領域)を掛け合わせた緩やかなマトリクス視点で、主に担う戦略・ターゲット別に大きく区分した営業体制を再編成し、同時に、営業と制作が有機的に連携していくための機能の整備を進めております。さらに、受託案件における責任体制の明確化を図ることで、営業のリソースを案件を進行するフェーズから案件を創出するフェーズへとさらに集中・再配分していくことを可能とする、全社視点での最適化を図るモデルへのリデザインを推し進めております。

・事業付加価値額(売上高-外注原価)について、売上高の維持・再成長にむけた施策と並行し、原価削減にむけた外注費コントロール施策の枠組みとして、モニタリングを担う機能を設置し、受託案件の全案件を対象に、各案件の利益設計フェーズを中心にワークフロー全体にわたり、各案件の担当者にフォーカスする個人を特定したモニタリングをおこない、成果につながるフィードバックを含めたPDCAのサイクルを構築のうえ施策を推し進めております。また、この枠組みを発展させ、外注原価の抑制に限らず、適切な外注差益の獲得や当社グループ内における制作リソースの活用促進等、利益設計強化に関する体系的なモニタリングに基づく課題発見と改善指導を実施していくことで、各案件の特性に応じた事業付加価値額の最大化の実現を支援しております。

さらに、案件の稼働に係る内部コスト(人件費を中心とした当社グループ内のコスト)の可視化を図り、案件の見積り段階における内部コストを踏まえた利益設計に注力することで、案件に係る内部コストの売上高への適切な価格転嫁や、案件予算に適さない過剰な人員アサインの抑制等を推進し、生産性の観点から重視している指標である、当社グループ稼働人員1人あたり事業付加価値額の改善につなげてまいります。

・販売費及び一般管理費について、稼働人員数の減少に伴う報酬・給与等の減少、業績進捗を勘案した賞与の抑制など人件費のコントロールが既に一定程度に図られておりますが、売上高の維持・再成長を阻害することのないように、新規採用及び既存人員の配置転換を含めて事業系人員の拡充を進めながら、グループ全体における人員構成の最適化を図ることで、人件費のコントロールを継続してまいります。加えて、非中核部門の見直しなど事業及び組織のスクラップアンドビルドによる人件費及び活動経費の抑制、業務委託費を中心とした活動経費の徹底的な見直しによる抑制を図るとともに、オフィス等の一部のファシリティの解約あるいは転貸等による地代家賃等の設備費の抑制をさらに検討しており、固定的な費用の大幅な削減施策を推し進めております。

 

③債務超過解消のための対応策(追加的な新規資本政策の検討)

 継続企業の前提に関する重要な疑義の存在を早期に解消できるよう、外部コンサルタントを起用し、蓋然性の高い事業計画の作成及び資本政策の検討をおこなっておりますが、2023年9月20日付開示「事業再生ADR手続の正式申込及び受理に関するお知らせ」に記載のとおり、今後の再成長に向けた強固な収益体質の確立と財務体質の抜本的な改善を図るため、事業再生ADR手続のもとで事業再生に取り組んでおります。

 今後は、事業再生ADR手続の中で、全てのお取引金融機関様と協議を進めながら、公平中立な立場から事業再生実務家協会より調査・指導・助言をいただき、資本政策を含めた事業再生計画案を策定いたします。

 また、10月26日付開示「第三者割当による新株式発行及び定款の一部変更、親会社、主要株主及び主要株主である筆頭株主の異動、資本金及び資本準備金の額の減少並びに株式併合及び単元株式数の定めの廃止についてのお知らせ」に記載のとおり、割当予定先との間で、第三者割当の方法により割当予定先に対して総額594,000千円の当社普通株式を発行すること等を内容とするスポンサー契約を締結いたしました。

 

 以上の施策を実施するとともに、今後も引き続き有効と考えられる施策につきましては、積極的に実施してまいります。しかしながら、収益構造の改善施策には新たな取り組みが含まれていることから不確実性が認められるとともに、当社グループにおける追加的な資金調達の状況等によっては、当社グループの資金繰りに重要な影響を及ぼす可能性があります。このため、継続企業の前提に関する重要な不確実性が存在するものと認識しております。

 なお、四半期連結財務諸表は継続企業を前提として作成しており、継続企業の前提に関する重要な不確実性の影響を四半期連結財務諸表に反映しておりません。

 

(連結の範囲又は持分法適用の範囲の変更)

(連結の範囲の重要な変更)

 第2四半期連結会計期間において、株式会社イエローコーナージャパンの保有株式の全てを売却したことに伴い、連結の範囲から除いております。

 

(持分法適用の範囲の重要な変更)

 第2四半期連結会計期間において、株式会社Ca Designについて清算結了したことに伴い、持分法適用の範囲から除いております。

 また、第2四半期連結会計期間において、株式会社XICOの保有株式の全てを売却したことに伴い、持分法適用の範囲から除いております。

 さらに、当第3四半期連結会計期間において、株式会社アマナティーアイジーの保有株式の全てを売却したことに伴い、持分法適用の範囲から除いております。

 

(会計方針の変更)

(時価の算定に関する会計基準の適用指針の適用)

 時価の算定に関する会計基準の適用指針(企業会計基準適用指針第31号 2021年6月17日以下時価算定会計基準適用指針という)を第1四半期連結会計期間の期首から適用し時価算定会計基準適用指針第27-2項に定める経過的な取扱いに従って、時価算定会計基準適用指針が定める新たな会計方針を将来にわたって適用することといたしました。なお、四半期連結財務諸表への影響はありません。

 

(追加情報)

 前連結会計年度の有価証券報告書の(重要な会計上の見積り)に記載した新型コロナウイルス感染拡大に伴う会計上の見積りについて重要な変更はありません。

 

(四半期連結貸借対照表関係)

※1 偶発債務

 当社グループは、取引先において当社グループを通じた不適切な取引が行われている疑義について、2023年5月8日に受領した特別調査委員会の調査報告書における調査結果を踏まえ、実体のない可能性が極めて高い業務についての売上高及び売上原価の取り消しを行っております。これに伴って当該業務に関連して当社グループが当該取引先から受領した代金を仮受金に計上するとともに当該業務に関連して当該取引先から指定された外注先に支払った代金を仮払金として計上しております。

 当該業務に関連する流動資産の「その他」に含まれる仮払金残高及び流動負債の「その他」に含まれる仮受金残高はそれぞれ次のとおりであります。

 

 

当第3四半期

連結会計期間

(2023年9月30日)

仮払金

428,826

仮受金

605,450

 

 当社グループは、当該業務に関して当該取引先から当社グループが受領した代金相当額の金員支払請求(これに付帯する利息等の請求を含む)を受けております。これについて特別調査委員会の調査報告書における調査結果も踏まえた協議を、今後、当該取引先等と行なっていく予定です。

 今後の協議結果によって、上記の仮受金と仮払金との差額を超える負担が生じることにより当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性がありますが、現時点でその影響額を合理的に見積もることは困難であります。

 なお、当社グループは、現時点では当該取引先から訴訟提起は受けておりません。

 

※2 財務制限条項

(1)当社は、㈱りそな銀行をアレンジャーとする取引銀行計8行とシンジケート方式によるコミットメントライン契約及びタームローン契約を締結しております。これらの契約に基づく借入実行残高等は次のとおりです。

コミットメントライン契約

 

当第3四半期連結会計期間

(2023年9月30日)

コミットメントラインの総額

1,000,000千円

借入実行残高

1,000,000

差引額

 

タームローン契約

 

当第3四半期連結会計期間

(2023年9月30日)

借入実行残高

5,378,800千円

 

 上記の契約には、以下の財務制限条項が付されています。

・各年度の決算期の末日における連結の貸借対照表における純資産の部の金額を正の値かつ前年同期比75%以上に維持する。ただし、初回の2021年12月期については連結の貸借対照表における純資産の部の金額を正の値とする。

・各年度の決算期における単体及び連結の損益計算書に示される営業損益、経常損益又は当期純損益のいずれかが2期連続して損失とならないようにする。なお、初回は2021年12月期及び2022年12月期の単体及び連結の損益計算書にて判定する。

・2022年12月期以降、各年度の決算期における連結の損益計算書に示されるキャッシュフローの金額を、当該年度における長期借入金の元本弁済額以上に維持する。なお、ここでいうキャッシュフローとは、経常損益と各種償却費の合計金額から法人税等充当額を控除した金額をいう。

・各年度の決算期における設備等投資実施額が、2021年12月期から2023年12月期までは620百万円、2024年12月期以降は600百万円を上回らないようにする。

 

 なお、前連結会計年度末以降、各種の財務制限条項への抵触状態が継続しておりますが、全取引金融機関を対象として2023年9月29日に開催された事業再生ADR手続における第1回債権者会議において、金融債務弁済の一時停止について同意を得るとともに、一時停止の期間を事業再生計画案の決議のための債権者会議(同会議は2023年12月18日に開催することが決議されています。)の終了時までとさせていただくことにつき、全取引金融機関から承認を得ております。取引金融機関に対しては引き続き当社取組に対し理解を得られるよう真摯に取り組んでまいります。

 

(2)当社がRKDエンカレッジファンド投資事業有限責任組合(以下「RKDファンド」といいます。)と締結している株式投資契約には財務制限条項が付されており、前連結会計年度末以降、各種の財務制限条項への抵触状態が継続しておりますが、当社グループとしては、トップラインの維持・再成長と自助努力による収益構造の改善策を踏まえた事業計画の提示や追加的な資本政策の検討状況の説明などを通じ、RKDファンドに対して支援の継続を要請しており、財務制限条項への抵触に伴う権利行使につきましては当面猶予いただくことのご同意を得ております。RKDファンドに対しては引き続き当社取組に対し理解を得られるよう真摯に取り組んでまいります。

 

(四半期連結損益計算書関係)

※1 減損損失

当第3四半期連結累計期間(自 2023年1月1日 至 2023年9月30日)

 当社グループは以下の資産グループについて減損損失を計上しております。

場所

用途

種類

減損損失

東京都港区

撮影用スタジオ

オフィス等

建物及び構築物

工具、器具及び備品

31,740千円

 当社グループでは、原則として管理会計上の区分を考慮し資産のグルーピングを行っております。

 当社は、オフィスの閉鎖について意思決定を行ったことにより、これに伴い廃棄した固定資産について廃棄に先立ち帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として特別損失に計上しております。その主な内訳は、建物及び構築物29,238千円、工具、器具及び備品2,501千円であります。

 なお、回収可能価額は正味売却価額の金額により測定しておりますが、廃棄を予定していることから零として評価しております。

 

(四半期連結キャッシュ・フロー計算書関係)

 当第3四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成しておりません。なお、第3四半期連結累計期間に係る減価償却費(のれんを除く無形固定資産に係る償却費を含む。)及びのれんの償却額は、次のとおりであります。

 

当第3四半期連結累計期間

(自 2023年1月1日

至 2023年9月30日)

減価償却費

142,586千円

 

(セグメント情報等)

【セグメント情報】

当社グループは、ビジュアルコミュニケーション事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。

 

(収益認識関係)

顧客との契約から生じる収益を分解した情報

当第3四半期連結累計期間(自 2023年1月1日 至 2023年9月30日)

(単位:千円)

 

報告セグメント

ビジュアルコミュニケーション

事業

大型案件

3,062,712

中型案件

4,453,164

小型案件

1,600,322

外部顧客への売上高

9,116,199

 

(1株当たり情報)

 1株当たり四半期純損失及び算定上の基礎は、以下のとおりであります。

 

当第3四半期連結累計期間

(自 2023年1月1日

至 2023年9月30日)

1株当たり四半期純損失(△)

△249円94銭

(算定上の基礎)

 

親会社株主に帰属する四半期純損失(△)

(千円)

△1,249,076

普通株主に帰属しない金額(千円)

67,315

(うち優先配当額(千円))

(67,315)

普通株式に係る親会社株主に帰属する四半期純損失(△)(千円)

△1,316,391

普通株式の期中平均株式数(株)

5,266,899

希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株当たり四半期純利益の算定に含めなかった潜在株式で、前連結会計年度末から重要な変動があったものの概要

 (注) 潜在株式調整後1株当たり四半期純利益については、潜在株式が存在するものの1株当たり四半期純損失であるため記載しておりません。

 

(重要な後発事象)

(第三者割当による新株式発行)

 当社は、2023年10月26日開催の取締役会において、株式会社Infinity brand capital(以下「割当予定先」といいます。)を割当先とする第三者割当による当社普通株式(以下「本新株式」といいます。)の発行(以下「本第三者割当」といいます。)を実施することを決議いたしました。なお、本第三者割当については、2023年12月下旬開催予定の臨時株主総会(以下「本臨時株主総会」といいます。)に付議される予定であります。

 本第三者割当の概要は以下のとおりであります。

(1)目的

 当社は、当第3四半期連結累計期間において親会社株主に帰属する四半期純損失1,249,076千円を計上し、3,787,197千円の債務超過となっております。また、当社は、厳しい外部環境のもとでさらに追加の損失が計上されることも予想されており、借入金合計7,115,279千円については取引金融機関から返済猶予を受けております。そのため、財務体質を抜本的に改善するための資本増強施策がなければ法的整理に至る可能性が極めて高い状況に陥っております。

 他方、最終意向表明書を提出するに至ったスポンサー候補者である合同会社YMCapitalは、第三者割当増資による当社普通株式の発行を実施し同社が当社に対して約6億円出資することなど、当社の支援を表明いただく一方で、仮に上場維持を続けた場合でも、スポンサーとして当社の事業構造を抜本的に改革する必要性を感じており、構造改革の実施は中長期的な収益の改善が図られるものの、短期的には一定のリストラクチャリングにかかる費用の負担が生じるなどのリスクがあると認識しているとのことです。これに加えて、当社が上場を維持した場合には内部統制システムをはじめとしたコーポレート・ガバナンス体制の維持・構築に多額の費用が掛かることなどから、上場維持したまま少数株主をリスクにさらすことは不適当であるため、当社の少数株主にとっても、合理的な対価を支払ったうえで、当社を非公開化することが当社の少数株主の利益にも資すると考えたとのことです。

 当社は、当社の資金面及び事業面の双方の支援の観点から、本第三者割当及び本株式併合(下記「(株式併合)」に記載しております。)を内容とする合同会社YMCapitalによるスポンサー支援に係る提案が、当社の企業価値の向上のためには最善の選択肢であり、かつ、当社の現状に鑑みると、当社の少数株主の皆様にとっても最善の選択肢である、と判断し、同社を最終的なスポンサーとして選定いたしました。

※ 最終意向表明書は合同会社YMCapitalの名義で提出されておりますが、同社は松島陽介氏の資産管理会社であり、割当予定先は同氏が本新株式の引受けを主たる目的として設立した株式会社Infinity brand capitalとなります。

(2)払込期日

2023年12月19日から2024年4月30日まで

(3)発行新株式数

普通株式33,000,000株

(4)発行価額

1株につき18円

(5)発行価額のうち資本へ組み入れる額

1株につき9円

(6)発行総額

594,000千円

(7)募集又は割当方法

 第三者割当の方法によります。

(8)資金の使途

運転資金及び借入金の弁済

(9)その他

 本第三者割当の実行は、金融商品取引法に基づく届出の効力発生、2023年12月18日に開催予定の産業競争力強化法に基づく特定認証紛争解決手続(以下「本事業再生ADR手続」といいます。)の事業再生計画案の決議のための債権者会議において当社が策定する事業再生計画案が本事業再生ADR手続の全対象債権者の同意により成立すること、本臨時株主総会付議議案が本臨時株主総会において承認可決されること、本第三者割当に係る本新株式の払込日に当社の代表取締役進藤博信(以下「進藤氏」といいます。)から進藤氏が保有する当社の普通株式997,700株及び株式会社アマナ役員持株会から株式振替えを受ける予定の800株を当社が無償で取得する(当該取得を以下「本自己株式取得」といいます。)ために必要な振替申請を完了すること、割当予定先が本臨時株主総会の終了後、本第三者割当に係る本新株式の払込日までにRKDエンカレッジファンド投資事業有限責任組合との間で本株式併合後に同ファンドが保有する当社A種優先株式全て(1,000株)を譲り受ける旨の契約を締結すること、進藤氏から本新株式の払込みをもって当社の代表取締役及び取締役を辞任する旨の辞任届が提出されていること、2023年5月11日付で公表した当社取引先において当社を通じた不適切な取引が行われている疑義に関して当社グループの財政状態又はキャッシュ・フローに重大な悪影響を与えないと合理的に見込まれること等の充足を条件としております。なお、本臨時株主総会による決議は、会社法第206条の2第4項に規定する特定引受人への募集株式の割当てに関する株主総会決議の特別決議による承認を兼ねるものであります。

 

(株式併合)

 当社は、2023年10月26日開催の取締役会において、当社の株主を割当予定先のみとするために、本第三者割当の実行後において、当社普通株式3,300,000株を1株に併合し、割当予定先以外の当社の少数株主の皆様に対し、その保有する当社普通株式1株当たり22円の金銭を交付すること(以下「本株式併合」といいます。)を決議いたしました。なお、本株式併合については、2023年12月下旬開催予定の臨時株主総会(本臨時株主総会)に付議される予定であります。

 本株式併合の概要は以下のとおりであります。

(1)目的

 上記「(第三者割当による新株式発行) (1) 目的」に記載のとおりであります。

(2)効力発生日

 本株式併合は、本第三者割当に係る本新株式が全て発行されることを条件に実施されるものであるため、本株式併合に関して、以下のとおり、本第三者割当に係る本新株式が全て発行される時点に応じて、複数の効力発生日(以下「本株式併合効力発生日」といいます。)を定めております。

① 2023年12月31日までに本第三者割当に係る本新株式が全て発行されることを条件として、本株式併合効力発生日を2024年1月31日とする。

② 2024年1月1日以降、2024年1月31日までに本第三者割当に係る本新株式が全て発行されることを条件として、本株式併合効力発生日を2024年2月29日とする。

③ 2024年2月1日以降、2024年2月29日までに本第三者割当に係る本新株式が全て発行されることを条件として、本株式併合効力発生日を2024年3月31日とする。

④ 2024年3月1日以降、2024年3月31日までに本第三者割当に係る本新株式が全て発行されることを条件として、本株式併合効力発生日を2024年4月30日とする。

⑤ 2024年4月1日以降、2024年4月30日までに本第三者割当に係る本新株式が全て発行されることを条件として、本株式併合効力発生日を2024年5月31日とする。

(3)併合する株式の種類

普通株式

(4)株式併合の割合

 本株式併合効力発生日をもって、その前日の最終の株主名簿に記載又は記録された株主の所有する当社普通株式について、3,300,000株を1株に併合いたします。

(5)効力発生前における発行済株式総数

普通株式     37,268,383株

(注) 効力発生前における発行済株式総数は、2023年6月30日現在の発行済株式総数5,579,200株に本第三者割当により新たに発行される普通株式数33,000,000株を加算した株式数から、2023年6月30日現在の当社が保有し、本株式併合前に消却予定の普通株式数312,317株、及び本自己株式取得により当社が取得し、本株式併合前に消却予定の普通株式数998,500株を控除した株式数です。

A種優先株式     1,000株

(6)減少する発行済株式総数

普通株式    37,268,373株

(7)効力発生後における発行済株式総数

普通株式        10株

A種優先株式     1,000株

(8)1株未満の端数が生じる場合の処理の方法及び当該処理により株主に交付されることが見込まれる金額の額

 本株式併合により、割当予定先以外の当社の少数株主の皆様が所有する当社普通株式の数は、1株に満たない端数となる予定です。

 本株式併合の結果生じる1株に満たない端数の処理の方法については、その合計数(会社法第235条第1項の規定により、その合計数に1株に満たない端数がある場合には、当該端数は切り捨てられます。)に相当する数の株式を、同法第235条その他の関係法令の規定に従って売却し、その端数に応じて、その売却によって得られた代金を少数株主の皆様に交付いたします。当該売却について、当社は、会社法第235条第2項の準用する同法第234条第2項の規定に基づき、裁判所の許可を得て、当該端数の合計数に相当する当社普通株式を割当予定先に売却することを予定しております。

 この場合の売却価格につきましては、上記裁判所の許可が予定どおり得られた場合は、本株式併合前に少数株主の皆様が所有する当社普通株式の数に、22円を乗じた金額に相当する金銭が交付されるような価格に設定することを予定しております。

 

(資本金及び資本準備金の額の減少)

 当社は、2023年10月26日開催の取締役会において、資本金及び資本準備金の額の減少(以下「本資本金等の額の減少」といいます。)を行うことを決議いたしました。なお、本資本金等の額の減少については、2023年12月下旬開催予定の臨時株主総会(本臨時株主総会)に付議される予定であります。

 本資本金等の額の減少の概要は以下のとおりであります。

(1)目的

 早期に財務体質の改善を図り、今後の機動的かつ柔軟な資本政策に備えるため、本資本金等の額の減少を行い、分配可能額を構成するその他資本剰余金へ振り替えることといたしました。

(2)資本金及び資本準備金の額の減少の方法

 払い戻しを行わない無償減資として、発行済株式総数の変更は行わず、資本金及び資本準備金の額を減少させ、その他資本剰余金に振り替えるものであります。

(3)資本金及び資本準備金の額の減少の内容

① 資本金の額の減少の内容

減少する資本金の額

 本第三者割当後の資本金の額397,000,000円を297,000,000円減少して、100,000,000円とし、減少する資本金の額の全額を、その他資本剰余金に振り替えます。

② 資本準備金の額の減少の内容

減少する資本準備金の額

 本第三者割当後の資本準備金の額297,000,000円を297,000,000円減少して、0円とし、減少する資本準備金の額の全額を、その他資本剰余金に振り替えます。

(4)日程

① 債権者異議申述公告         2023年11月  (予定)

② 債権者異議申述最終期日       2023年12月  (予定)

③ 本臨時株主総会開催日        2023年12月下旬(予定)

④ 本第三者割当に係る払込日      2023年12月下旬(予定)

⑤ 本資本金等の額の減少の効力発生日  2023年12月下旬(予定)(④と同日)

 本資本金等の額の減少は、本第三者割当に係る本新株式の払込みを条件として、当該払込みと同日に効力が発生する予定です。なお、本第三者割当は2023年12月19日から2024年4月30日までを会社法上の払込期間としております。

(5)その他

 本資本金等の額の減少は、貸借対照表の純資産の部における勘定科目間の振替処理であり、当社の純資産額に変動はありません。

 

(自己株式の取得)

 当社は、2023年10月26日開催の取締役会において、当社の代表取締役進藤博信(進藤氏)から、進藤氏が保有する当社の普通株式を、会社法第155条第13号及び会社法施行規則第27条第1号に基づき、無償で取得する(本自己株式取得)ことを決議いたしました。

 本自己株式取得の概要は以下のとおりであります。

(1)目的

 上記「(第三者割当による新株式発行) (9) その他」に記載のとおり、本第三者割当の実行にあたり、前提条件の一つとされていることによるものであります。

(2)取得の方法

相対取引

(3)取得する株式の種類及び数

普通株式 998,500株

(4)取得価額

 無償取得のため0円となります。

(5)取得の時期

 本第三者割当に係る本新株式の払込みと同日であります。なお、本第三者割当は2023年12月19日から2024年4月30日までを会社法上の払込期間としております。

 

⑤【連結附属明細表】
【社債明細表】

該当事項はありません。

 

【借入金等明細表】

区分

当期首残高

(千円)

当期末残高

(千円)

平均利率

(%)

返済期限

短期借入金

1,000,000

1年以内に返済予定の長期借入金

1,072,616

532,435

2.320

1年以内に返済予定のリース債務

41,834

25,540

1.766

長期借入金(1年以内に返済予定のものを除く)

6,146,727

5,728,557

2.350

2024年~2037年

リース債務(1年以内に返済予定のものを除く)

30,085

11,086

3.435

2024年~2026年

その他有利子負債

合計

7,291,263

7,297,619

 (注)1 平均利率については、期末借入金残高に対する加重平均利率を記載しております。

    2 リース債務の平均利率については、一部の連結子会社でリース料総額に含まれる利息相当額を控除する前の金額でリース債務を連結貸借対照表に計上しているため、当該リース債務については平均利率の計算に含めておりません。

3 長期借入金(1年以内に返済予定のものを除く)、リース債務(1年以内に返済予定のものを除く)の連結決算日後5年間の返済予定額は以下のとおりであります。

 

1年超2年以内

(千円)

2年超3年以内

(千円)

3年超4年以内

(千円)

4年超5年以内

(千円)

長期借入金

491,275

487,795

4,402,595

76,163

リース債務

7,376

2,825

884

 

【資産除去債務明細表】

 本明細表に記載すべき事項が連結財務諸表規則第15条の23に規定する注記事項として記載されているため、資産除去債務明細表の記載を省略しております。

 

(2)【その他】

① 当連結会計年度における四半期情報等

(累計期間)

第1四半期

第2四半期

第3四半期

当連結会計年度

売上高(千円)

3,786,475

7,036,365

10,798,662

14,165,720

税金等調整前四半期(当期)純損失(△)(千円)

△184,283

△151,638

△391,323

△2,271,184

親会社株主に帰属する四半期(当期)純損失(△)(千円)

△213,573

△208,754

△591,818

△2,501,662

1株当たり四半期(当期)純損失(△)(円)

△44.76

△48.11

△125.15

△492.06

 

(会計期間)

第1四半期

第2四半期

第3四半期

第4四半期

1株当たり四半期純利益又は1株当たり四半期純損失(△)(円)

△44.76

△3.35

△77.04

△366.92