【注記事項】

(継続企業の前提に関する事項)

当社グループは、令和元年11月期以降継続して営業損失、経常損失及び親会社株主に帰属する当期純損失を計上することとなった。当連結会計年度においても、下期には黒字転換を果たしたものの、通期では営業損失、経常損失及び親会社株主に帰属する当期純損失を計上している状況であること等から、当社グループには、引き続き継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在している。

当社グループは、2021年度から2023年度をターゲットとする「中期経営計画2023」を策定しているが、このような状況を解消し、健全な企業活動を継続するために、特に2023年度においては、以下の点を重点項目として取り組んだ。

 

① 繊維機械事業の受注・売上拡大

インド市場では、ITMA Milan 2023で高い評価を頂いた新型エアジェットルームの高稼働評価が広く浸透してきており、販売も順調に伸びている。客先の要望の把握に努めるべく、設計者の派遣も継続している。また現地在庫部品の拡充、電装品修理体制の整備などアフターサービスの強化も推進中である。

中国市場では、大手企業を中心にウォータジェットルームやサイジングマシンの販売を伸ばしている。一方でウォータジェットルームからエアジェットルームへの転換の動きも出てきている。その他トルコ、インドネシア等の市場での販促を継続しており、受注につなげている。また産業資材分野においても製品PRを強化し、シェア拡大を図っている。

a. 新型エアジェットルーム ZAX001neoの販売促進

主要市場および織物分野別にモデル工場が本格的に稼働する中で、それぞれの市場で客先に、高生産性・省エネ性能を実感いただいている。6月のITMA Milan 2023に引き続き、11月にはITMA ASIA+CITME2022へ出展し、客先より高い評価をいただいた。その結果、引合いが増え受注に結び付いている。また織物の仕様拡大や機能性向上のための開発も引き続き進めていく。

b. ウォータジェットルームの販売強化と中国内需向けボリュームゾーンの市場確保

中国ではフィラメント織物の主要産地である呉江地区から他地区への新たな投資や、エアジェットルームへの切り替え需要の動きは継続しており、販売員を集中させて販売促進を引き続き実施中である。

また、中国子会社 津田駒機械製造(常熟)有限公司での新型ウォータジェットルームZW8001も既に客先の工場で高稼働しており、中国内需向けのシェア拡大を図っている。

c. 準備機械の販売体制見直しによる販売促進

当社の強みであるサイジングマシン(準備機械)については、11月に中国呉江地区にてセミナーを開催し客先との交流を深めた。客先からの要望を製品に反映し、新たな提案を持って販売拡大を図っている。他国の客先においてはITMA ASIA+CITME2022への来場を機に稼働工場の見学を実施し、受注に結び付けるべく販売促進中である。

d. 産業資材分野への販促

中国において、躍進著しい自動車業界向けにエアバッグ用織機の受注を積み重ねることができ、継続して販促活動中である。その他オーニングやガラスなど、様々な産業資材への取り組みを強化している。

 

② 繊維機械事業における採算性の改善

原材料や輸送費など、全ての製造コストをタイムリーに把握し、原価管理を徹底させるよう改善を進めている。その上で、詳細な製造コスト、納期の情報を全社的に共有し、組織横断的な原価低減活動に落とし込み、利益改善及び在庫適正化を進めている。また適正な販売価格への改定も進めていく。

 

 

③ 工作機械関連事業の受注・売上の拡大、採算性向上

工作機械関連事業の取り巻く市場環境は不透明な中、今後成長が見込まれる自動車業界のEV関連や航空宇宙産業、クリーンエネルギー発電や医療業界等の顧客要望に応える製品の投入を進めている。直近ではEV部品加工関連設備向けの販売促進活動に注力し、加えて工作機械メーカ向けOEM製品の受注獲得に向けた営業を展開し、実績も上げている。

a.  自動車業界のEVシフトに対応した製品の販売促進

当社の主要な納入先の自動車業界では、エンジン車の生産は当面継続すると予想されるが、EVへの市場トレンドの移行に伴い、生産設備も両方に対応したスペックでの導入が進んでいる。今後はより汎用性を持たせたマシニングセンターでの加工が主流となるため、汎用NC円テーブルのラインアップを拡充している。また、プラットフォーム手法を活用し、迅速に製品供給ができる効率的な生産管理体制を構築している。

新型NC傾斜円テーブルは、ワンチャッキングで旋削と切削を可能にし、生産性の向上に大きく寄与する。加工物の大型化・軽量化に対応した製品も開発した。昨秋のメカトロテックジャパン MECT2023では、更に付加価値を高めたNC傾斜円テーブルを展示し、来場者の注目を集めた。いずれの機種もEV用部品に対応した機種ではあるが、他産業・他分野向けの加工でも利用ができ、今後販売促進を進めていく。

b. 新しい産業分野・加工技術・省人化に対応する新製品の迅速な開発と市場投入

航空宇宙産業やクリーンエネルギー発電などで、当社が得意とする大型NC円テーブルの需要が期待される。客先の要望に沿った大型部品の高精度加工に対応すべく、新機種の開発を行い、需要の取り込みを図る。

また新しい加工技術・省人化に対応し、工程集約、自動化対応のNC傾斜円テーブルや5軸加工用の新型マシンバイスの販売を開始している。

さらに、新しい市場への展開として開発を行った3Dプリンタ後の仕上げ用小型加工機は1号機を出荷している。手動式パレットチェンジャーは既に市場投入している。またNC円テーブルを駆動要素に使用したギアのバリ取り機の開発に着手し、市販化に向けて準備している。既に稼働中のギア加工機の拡販も継続して行っていく。今後も様々な新製品の開発・市場投入を行い、工作機械関連事業の第3の柱にすべく取り組んでいく。

 

④ キャッシュ・フロー確保に向けた対応策

資金計画については、令和6年度の通期予算を基礎に策定している。通期予算等は、最近の受注高及び受注見込額の推移、過去の売上の推移による趨勢を検討の上、収益予測を行っている。また、コスト・費用面においても通期予算を基に計算しているが、更にコストダウン計画の遂行、経費節減の徹底によって改善を図っていく。なお、資金計画には主要金融機関からの借入更新が含まれている。

取引金融機関とは、定期的に資金計画及び中期経営計画の進捗状況の説明を行うなど、緊密な関係を維持している。

また、売却の意思決定を行った政策保有株式について、相手企業との同意の内容や株式相場を勘案したうえで売却を実施している。

 

以上の対応策に取り組んでいるが、これら対応策の実現可能性は、国際情勢の動向、世界的な原材料価格、エネルギー価格の高騰、半導体等基幹部品の長納期化などの外部要因に影響を受け、業績回復による黒字転換が遅延し、当社グループの資金繰りに影響を及ぼす可能性があることから、現時点では継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる。

なお、当社グループの連結財務諸表は継続企業を前提として作成しており、継続企業の前提に関する重要な不確実性の影響は連結財務諸表に反映していない。

 

 

(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)

1 連結の範囲に関する事項

連結子会社の数   5

共和電機工業㈱

ツダコマ・ゼネラル・サービス㈱

㈱T-Tech Japan

津田駒機械設備(上海)有限公司

津田駒機械製造(常熟)有限公司

非連結子会社の名称

ツダコマテクノサポート㈱

TSUDAKOMA SERVICE INDIA PRIVATE LIMITED

ふぁみーゆツダコマ㈱

TSUDAKOMA Europe s.r.l.

連結の範囲から除外した理由

非連結子会社は小規模会社であり、総資産、売上高、当期純損益及び利益剰余金等はいずれも連結財務諸表に重要な影響を及ぼしていないため、連結の範囲から除外している。

 

2 持分法の適用に関する事項

持分法適用の関連会社の数 1

  経緯津田駒紡織機械(咸陽)有限公司

なお、経緯津田駒紡織機械(咸陽)有限公司は令和2年9月30日開催の董事会において、解散を決議し、現在同社は清算手続き中である。

持分法を適用しない非連結子会社の名称

ツダコマテクノサポート㈱

TSUDAKOMA SERVICE INDIA PRIVATE LIMITED

ふぁみーゆツダコマ㈱

TSUDAKOMA Europe s.r.l.

持分法を適用しない理由

非連結子会社は、それぞれ当期純損益及び利益剰余金等に及ぼす影響が軽微であり、かつ、全体としても重要性がないため、持分法を適用していない。

 

3 連結子会社の事業年度等に関する事項

 連結子会社のうち、津田駒機械設備(上海)有限公司及び津田駒機械製造(常熟)有限公司の決算日は12月31日である。連結財務諸表の作成に当たっては、9月30日で実施した仮決算に基づく財務諸表を使用しており、連結決算日までの期間に発生した重要な取引については連結上必要な調整を行っている。なお、その他の連結子会社の決算日は連結決算日と一致している。

 

 

4 会計方針に関する事項

(1) 重要な資産の評価基準及び評価方法

イ 有価証券

その他有価証券

市場価格のない株式等以外のもの

時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は主として移動平均法により算定)

市場価格のない株式等

主として移動平均法による原価法

ロ 棚卸資産

製品、仕掛品…主として個別法による原価法(連結貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算出)

半製品、原材料、貯蔵品…主として移動平均法による原価法(連結貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算出)

ハ デリバティブ…時価法

 

(2) 重要な減価償却資産の減価償却の方法

有形固定資産

当社及び国内連結子会社は定率法、海外連結子会社は定額法によっている。

ただし、当社及び国内連結子会社は平成10年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備を除く)、平成28年4月1日以降に取得した建物附属設備及び構築物については定額法を採用している。

なお、主な耐用年数は以下のとおりである。

建物及び構築物

3~50年

機械装置及び運搬具

4~12年

 

無形固定資産

定額法によっている。

なお、自社利用のソフトウェアについては、社内における利用可能期間(5年)に基づく定額法によっている。

(3) 重要な引当金の計上基準

イ 貸倒引当金

債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上している。

ロ 受注損失引当金

受注契約に係る損失に備えるため、当連結会計年度末において将来の損失が見込まれ、当該損失額を合理的に見積もることができるものについて、翌連結会計年度以降の損失見込額を計上している。

ハ 製品保証引当金

出荷済み製品の部品交換費用等に充てるため、今後必要と見込まれる金額を計上している。

ニ 環境対策引当金

主として環境対策に伴い発生する処理費用の支出に備えるため、期末においてその金額を合理的に見積もることができる処理費用について、翌連結会計年度以降に発生が見込まれる金額を計上している。

 

 

(4) 退職給付に係る会計処理の方法

イ 退職給付見込額の期間帰属方法

退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当連結会計年度末までの期間に帰属させる方法については、期間定額基準によっている。

ロ 数理計算上の差異の費用処理方法

数理計算上の差異は、各連結会計年度の発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(10年)による定額法により、それぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理している。

ハ 小規模企業等における簡便法の適用

一部の連結子会社は、退職給付に係る負債及び退職給付費用の計算に、退職給付に係る期末自己都合要支給額を退職給付債務とする方法を用いた簡便法を適用している。

(5) 重要な収益及び費用の計上基準

当社グループの顧客との契約から生じる収益に関する主要な事業における主な履行義務の内容及び当該履行義務を充足する通常の時点(収益を認識する通常の時点)は以下の通りである。

繊維機械事業

繊維機械事業においては、織機、準備機、繊維機械部品装置の製造および販売を主な事業とし、これらの製品の販売について国内向けは製品の据付完了時点において、海外向けは製品の船積み時点において顧客が当該製品に対する支配を獲得し、履行義務が充足されると判断していることから、国内向けは主として製品の据付完了時点で、海外向けは主として製品の船積み時点で収益を認識している。

工作機械関連事業

工作機械関連事業においては、工作機械アタッチメントの製造および販売を主な事業とし、これらの製品の販売について国内向けは製品の出荷時点において、海外向けは製品の船積み時点において顧客が当該製品に対する支配を獲得し、履行義務が充足されると判断していることから、国内向けは主として製品の出荷時点で、海外向けは主として製品の船積み時点で収益を認識している。

(6) 重要な外貨建ての資産又は負債の本邦通貨への換算基準

外貨建金銭債権債務は、連結決算日の直物為替相場により円貨に換算し、換算差額は損益として処理している。なお、在外子会社等の資産及び負債、収益及び費用は、連結決算日の直物為替相場により円貨に換算し、換算差額は純資産の部における為替換算調整勘定に含めている。

(7) 重要なヘッジ会計の方法

イ ヘッジ会計の方法

繰延ヘッジ処理を採用している。

なお、為替予約が付されている外貨建金銭債権債務等については振当処理を行っている。

ロ ヘッジ手段とヘッジ対象

ヘッジ手段:為替予約

ヘッジ対象:外貨建金銭債権債務、外貨建予定取引

ハ ヘッジ方針

外貨建取引における為替変動リスクを回避する目的で、輸出入に伴う実需の範囲内で為替予約取引を行っている。ヘッジ対象の識別は個別契約毎に行っている。

投機目的やトレーディング目的での取引は一切行わない方針である。

ニ ヘッジ有効性評価の方法

為替予約は、相場変動額をヘッジ期間全体にわたり比較し、有効性を評価している。

(8) 連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲

連結キャッシュ・フロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は、手許現金、随時引き出し可能な預金及び容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヵ月以内に満期日又は償還期限の到来する短期投資である。

 

 

(重要な会計上の見積り)

 1.棚卸資産の評価

(1) 当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

当連結会計年度

製品

5,823

4,870

仕掛品

1,472

952

原材料及び貯蔵品

2,876

2,740

 

 

(2) 識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報

棚卸資産の正味売却価額が帳簿価額を下回った場合は、帳簿価額を正味売却価額まで減額し、当該減少額を棚卸資産評価損として売上原価に計上している。なお、正味売却価額の見積りは売価から見積追加製造原価等を控除して算定している。また、営業循環過程から外れた長期滞留品については規則的に帳簿価額を切下げ、当該切下げ額を棚卸資産評価損として売上原価に計上している。これらの見積りには不確実性を伴うため、実績との間に乖離が生じた場合は、翌連結会計年度以降の連結財務諸表に重要な影響を与える可能性がある。

 

 2. 固定資産の減損

(1) 当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

当連結会計年度

有形固定資産

8,396

7,779

無形固定資産

468

302

減損損失

 

 

(2) 識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報

当社グループは管理会計上の区分により、主として工場別にグルーピングを行っている。減損の兆候を識別した資産グループについて、当該資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額がこれらの帳簿価額を下回る場合、減損損失を認識する。減損損失を認識すべきと判定された資産グループについて、帳簿価額を回収可能価額まで減額する。

回収可能価額は、正味売却価額と使用価値により算定している。正味売却価額は不動産鑑定士による不動産鑑定評価額等に基づいて算定しており、不動産鑑定評価には複数の見積手法が存在し、その選択には判断が伴っている。使用価値は、令和6年度通期予算等に基づいて算定しており、当該通期予算は直近の受注高及び受注見込額、製品ごとの変動費及び固定費の費用予測等の仮定を用いて算定している。また、資産の耐用年数等一定の仮定を用いて算定している。

繊維機械事業、当社及び一部の連結子会社(共用資産を含む会社単位)において連続して営業損失が発生しており、減損の兆候を識別したものの、当該資産グループの回収可能価額が帳簿価格を上回ったため、減損損失を認識していない。

ただし、これらの見積りには不確実性が含まれているため、上記の仮定に変更が生じた場合は、翌連結会計年度以降の連結財務諸表に重要な影響を与える可能性がある。

 

 

(連結貸借対照表関係)

※1 受取手形、売掛金のうち、顧客との契約から生じた債権の金額は、それぞれ以下のとおりである。

 

 

前連結会計年度
(令和4年11月30日)

当連結会計年度
(令和5年11月30日)

受取手形

710

百万円

929

百万円

売掛金

6,304

 

6,954

 

 

 

※2 非連結子会社及び関連会社に係る注記

非連結子会社及び関連会社に対するものは次のとおりである。

 

 

前連結会計年度
(令和4年11月30日)

当連結会計年度
(令和5年11月30日)

投資有価証券(株式)

64百万円

64百万円

 

 

※3 担保資産及び担保付債務

担保に供している資産は次のとおりである。

 

 

前連結会計年度
(令和4年11月30日)

当連結会計年度
(令和5年11月30日)

建物及び構築物

1,863(885)百万円

1,722(817)百万円

機械装置及び運搬具

108(108)

95(95)

土地

2,049(248)

2,049(248)

4,021(1,241)

3,867(1,160)

 

 

担保付債務は次のとおりである。

 

 

前連結会計年度
(令和4年11月30日)

当連結会計年度
(令和5年11月30日)

短期借入金

1,210(730)百万円

780(780)百万円

長期借入金

2,280(2,280)

3,150(3,150)

3,490(3,010)

3,930(3,930)

 

   上記のうち( )内書は工場財団抵当並びに当該債務を示している。

 

 4 輸出手形割引高

 

 

 前連結会計年度
 (令和4年11月30日

 当連結会計年度
 (令和5年11月30日

輸出手形割引高

719

百万円

226

百万円

 

 

※5 コミットメントライン契約等

当社においては、運転資金の効率的な調達を行うため取引銀行2行とコミットメントライン契約等を締結している。

当連結会計年度末におけるコミットメントライン契約等に係る借入未実行残高等は次のとおりである。

 

 

前連結会計年度
(令和4年11月30日)

当連結会計年度
(令和5年11月30日)

コミットメントライン契約等の総額

2,000百万円

―百万円

借入実行残高

800

差引額

1,200

 

 

 

※6 財務制限条項

当社の短期借入金及び長期借入金の一部について、連結貸借対照表の純資産の部の金額及び連結損益計算書の経常損益の金額に、財務制限条項が付されており、借入金残高は次のとおりである。

 

前連結会計年度
(令和4年11月30日)

当連結会計年度
(令和5年11月30日)

短期借入金

―百万円

300百万円

長期借入金

1,350

1,650

 

 

 

(連結損益計算書関係)
※1 顧客との契約から生じる収益

売上高については、顧客との契約から生じる収益及びそれ以外の収益を区分して記載していない。顧客との契約から生じる収益の金額は、連結財務諸表「注記事項(収益認識関係)1.顧客との契約から生じる収益を分解した情報」に記載している。

 

※2 通常の販売目的で保有する棚卸資産の期末棚卸高は、収益性の低下に伴う簿価切下げ後の金額であり、次の棚卸資産評価損が売上原価に含まれている。

 

 

前連結会計年度

(自  令和3年12月1日

至  令和4年11月30日)

当連結会計年度

(自  令和4年12月1日

至  令和5年11月30日)

売上原価

18

百万円

115

百万円

 

 

※3 販売費及び一般管理費の主要な費目及び金額は次のとおりである。

 

 

前連結会計年度

(自  令和3年12月1日

至  令和4年11月30日)

当連結会計年度

(自  令和4年12月1日

至  令和5年11月30日)

販売手数料

517

百万円

807

百万円

荷造運送費

1,368

 

1,390

 

給料及び手当

1,265

 

1,184

 

賞与

113

 

144

 

退職給付費用

154

 

118

 

旅費及び交通費

427

 

507

 

 

 

4 一般管理費及び当期製造費用に含まれる研究開発費は、次のとおりである。

 

前連結会計年度

(自  令和3年12月1日

至  令和4年11月30日)

当連結会計年度

(自  令和4年12月1日

至  令和5年11月30日)

1,399

百万円

1,292

百万円

 

 

※5 固定資産売却益の内容は、次のとおりである。

 

 

前連結会計年度

(自  令和3年12月1日

至  令和4年11月30日)

当連結会計年度

(自  令和4年12月1日

至  令和5年11月30日)

機械装置及び運搬具

-百万円

2百万円

 

 

※6 固定資産処分損の内容は、次のとおりである。

 

 

前連結会計年度

(自  令和3年12月1日

至  令和4年11月30日)

当連結会計年度

(自  令和4年12月1日

至  令和5年11月30日)

建物及び構築物

0百万円

2百万円

機械装置及び運搬具

0

0

その他

0

1

0

3

 

 

※7 退職特別加算金

前連結会計年度(自 令和3年12月1日 至 令和4年11月30日

当社が実施した希望退職者の募集に伴い、当連結会計年度の末日までに発生した特別加算金を退職特別加算金として特別損失に計上している。

 

当連結会計年度(自 令和4年12月1日 至 令和5年11月30日

該当事項はない。

 

(連結包括利益計算書関係)

※ その他の包括利益に係る組替調整額及び税効果額

 

前連結会計年度

(自  令和3年12月1日

至  令和4年11月30日)

当連結会計年度

(自  令和4年12月1日

至  令和5年11月30日)

その他有価証券評価差額金

 

 

  当期発生額

269百万円

220百万円

  組替調整額

△315

△204

    税効果調整前

△46

16

    税効果額

13

△5

    その他有価証券評価差額金

△32

10

繰延ヘッジ損益

 

 

  当期発生額

1

0

  組替調整額

    税効果調整前

1

0

    税効果額

    繰延ヘッジ損益

1

0

為替換算調整勘定

 

 

 当期発生額

110

△177

退職給付に係る調整額

 

 

  当期発生額

612

468

  組替調整額

22

△22

    税効果調整前

634

445

    税効果額

△178

△91

    退職給付に係る調整額

455

353

持分法適用会社に対する持分相当額

 

 

 当期発生額

△5

△0

その他の包括利益合計

530

187

 

 

 

(連結株主資本等変動計算書関係)

前連結会計年度(自 令和3年12月1日 至 令和4年11月30日

1 発行済株式に関する事項

株式の種類

当連結会計年度期首

増加

減少

当連結会計年度末

普通株式(株)

6,807,555

6,807,555

 

 

2 自己株式に関する事項

株式の種類

当連結会計年度期首

増加

減少

当連結会計年度末

普通株式(株)

418,960

283

419,243

 

 

(変動事由の概要)

増減数の主な内訳は、次の通りである。

 単元未満株式の買取りによる増加283株

 

3 新株予約権に関する事項

該当事項はない。

 

4 配当に関する事項

該当事項はない。

 

当連結会計年度(自 令和4年12月1日 至 令和5年11月30日

1 発行済株式に関する事項

株式の種類

当連結会計年度期首

増加

減少

当連結会計年度末

普通株式(株)

6,807,555

6,807,555

 

 

2 自己株式に関する事項

株式の種類

当連結会計年度期首

増加

減少

当連結会計年度末

普通株式(株)

419,243

287

419,530

 

 

(変動事由の概要)

増減数の主な内訳は、次の通りである。

 単元未満株式の買取りによる増加287株

 

3 新株予約権に関する事項

該当事項はない。

 

4 配当に関する事項

該当事項はない。

 

(連結キャッシュ・フロー計算書関係)

※ 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係

 

 

前連結会計年度

(自  令和3年12月1日

至  令和4年11月30日)

当連結会計年度

(自  令和4年12月1日

至  令和5年11月30日)

現金及び預金勘定

3,520百万円

2,574百万円

預入期間が3ヵ月を超える定期預金

△130

△30

現金及び現金同等物

3,390

2,544

 

 

(リース取引関係)

 該当事項はない。

 

 

(金融商品関係)

1.金融商品の状況に関する事項
(1)金融商品に対する取組方針
当社グループは、資金運用については安全性の高い預金等に限定し、資金調達については主に銀行借入によっている。デリバティブは、後述するリスクを回避するために利用しており、投機的な取引は行っていない。
(2)金融商品の内容及びそのリスク並びにリスク管理体制
営業債権である受取手形及び売掛金は、顧客の信用リスクに晒されている。当該リスクに関しては、内部管理規程に沿った与信管理によりリスク低減を図っている。投資有価証券である株式は、市場価格の変動リスクに晒されているが、主に業務上の関係を有する企業の株式であり、定期的にその時価の把握を行っている。営業債務である支払手形及び買掛金並びに未払金は1年以内の支払期日である。借入金のうち、短期借入金は運転資金に係る資金調達であり、長期借入金は長期運転資金または設備投資に係る資金調達である。デリバティブ取引は、外貨建営業債権債務に係る為替変動リスクの一部に対するヘッジを目的とした為替予約取引であり、一定の社内ルールに従って実行、管理している。

(3)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明

金融商品の時価の算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することにより、当該価額が変動することがある。

 

2.金融商品の時価等に関する事項

連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりである。

前連結会計年度(令和4年11月30日

 

連結貸借対照表計上額

時価

差額

 

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(1) 投資有価証券(※2)

1,013

1,013

資産計

1,013

1,013

(2) 長期借入金(※3)

3,310

3,303

△6

負債計

3,310

3,303

△6

 デリバティブ取引(※4)

(0)

(0)

 

(※1)「現金及び預金」「受取手形及び売掛金」「支払手形及び買掛金」「未払金」「短期借入金」については、現金であること、及び短期間で決済されるため時価が帳簿価額に近似するものであることから、記載を省略している。

(※2)市場価格のない株式等は、「(1) 投資有価証券」には含まれていない。当該金融商品の連結貸借対照表計上額は以下のとおりである。

区分

前連結会計年度(百万円)

非上場株式

24

子会社株式

64

 

(※3)長期借入金に記載された金額には1年内返済予定の長期借入金が含まれている。

(※4)デリバティブ取引によって生じた正味の債権債務は純額で表示しており、合計で正味の債務となる項目については( )で示している。

 

 

当連結会計年度(令和5年11月30日

 

連結貸借対照表計上額

時価

差額

 

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(1) 投資有価証券(※2)

828

828

資産計

828

828

(2) 長期借入金(※3)

4,213

4,185

△28

負債計

4,213

4,185

△28

 

(※1)「現金及び預金」「受取手形及び売掛金」「支払手形及び買掛金」「未払金」「短期借入金」については、現金であること、及び短期間で決済されるため時価が帳簿価額に近似するものであることから、記載を省略している。

(※2)市場価格のない株式等は、「(1) 投資有価証券」には含まれていない。当該金融商品の連結貸借対照表計上額は以下のとおりである。

区分

当連結会計年度(百万円)

非上場株式

24

子会社株式

64

 

(※3)長期借入金に記載された金額には1年内返済予定の長期借入金が含まれている。

 

 

(注1)金銭債権の連結決算日後の償還予定額

前連結会計年度(令和4年11月30日

(単位:百万円)

 

1年以内

1年超5年以内

5年超10年以内

10年超

現金及び預金

3,520

受取手形及び売掛金

7,276

合計

10,796

 

 

当連結会計年度(令和5年11月30日

(単位:百万円)

 

1年以内

1年超5年以内

5年超10年以内

10年超

現金及び預金

2,574

受取手形及び売掛金

8,062

合計

10,636

 

 

(注2)長期借入金及びその他の有利子負債の連結決算日後の返済予定額

前連結会計年度(令和4年11月30日

(単位:百万円)

 

1年以内

1年超2年以内

2年超3年以内

3年超4年以内

4年超5年以内

5年超

短期借入金

9,986

長期借入金

746

579

579

563

480

360

合計

10,733

579

579

563

480

360

 

 

当連結会計年度(令和5年11月30日

(単位:百万円)

 

1年以内

1年超2年以内

2年超3年以内

3年超4年以内

4年超5年以内

5年超

短期借入金

9,210

長期借入金

879

879

863

780

660

150

合計

10,090

879

863

780

660

150

 

 

 

3.金融商品の時価のレベルごとの内訳等に関する事項

金融商品の時価を、時価の算定に係るインプットの観察可能性及び重要性に応じて、以下の3つのレベルに分類している。

レベル1の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、活発な市場において形成される当該時価の算定の対象となる資産又は負債に関する相場価格により算定した時価

レベル2の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、レベル1のインプット以外の時価の算定に係るインプットを用いて算定した時価

レベル3の時価:観察できない時価の算定に係るインプットを使用して算定した時価

 

時価の算定に重要な影響を与えるインプットを複数使用している場合には、それらのインプットがそれぞれ属するレベルのうち、時価の算定における優先順位が最も低いレベルに時価を分類している。

 

(1) 時価で連結貸借対照表に計上している金融商品

前連結会計年度(令和4年11月30日

区分

時価(百万円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

投資有価証券

 

 

 

 

その他有価証券

 

 

 

 

株式

1,013

1,013

デリバティブ取引

 

 

 

 

通貨関連

0

0

資産計

1,013

0

1,014

 

 

当連結会計年度(令和5年11月30日

区分

時価(百万円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

投資有価証券

 

 

 

 

その他有価証券

 

 

 

 

株式

828

828

資産計

828

828

 

 

(2) 時価で連結貸借対照表に計上している金融商品以外の金融商品

前連結会計年度(令和4年11月30日

区分

時価(百万円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

長期借入金

3,303

3,303

負債計

3,303

3,303

 

 

当連結会計年度(令和5年11月30日

区分

時価(百万円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

長期借入金

4,185

4,185

負債計

4,185

4,185

 

 

 

(注)時価の算定に用いた評価技法及び時価の算定に係るインプットの説明

投資有価証券

上場株式については、相場価格を用いて評価している。上場株式は活発な市場で取引されているため、その時価をレベル1の時価に分類している。

 

デリバティブ取引

為替予約については、取引金融機関から提示された価格によっており、レベル2の時価に分類している。

 

長期借入金

長期借入金については、元利金の合計額と、当該債務の残存期間及び信用リスクを加味した利率を基に、割引現在価値法により算定しており、レベル2の時価に分類している。

 

 

(有価証券関係)

1 その他有価証券

前連結会計年度(令和4年11月30日)

 

区分

連結貸借対照表計上額 (百万円)

取得原価 
(百万円)

差額
(百万円)

連結貸借対照表計上額が取得原価を
超えるもの

 

 

 

 ① 株式

952

480

471

 ② 社債

50

50

0

小計

1,002

530

471

連結貸借対照表計上額が取得原価を
超えないもの

 

 

 

 ① 株式

11

15

△4

小計

11

15

△4

合計

1,013

546

467

 

 

当連結会計年度(令和5年11月30日)

 

区分

連結貸借対照表計上額 (百万円)

取得原価 
(百万円)

差額
(百万円)

連結貸借対照表計上額が取得原価を
超えるもの

 

 

 

 ① 株式

828

343

484

小計

828

343

484

連結貸借対照表計上額が取得原価を
超えないもの

 

 

 

 ① 株式

0

0

△0

小計

0

0

△0

合計

828

344

484

 

 

2 連結会計年度中に売却したその他有価証券

前連結会計年度(令和4年11月30日)

 

区分

売却額
(百万円)

売却益の合計額
(百万円)

売却損の合計額
(百万円)

 株式

494

315

合計

494

315

 

 

当連結会計年度(令和5年11月30日)

 

区分

売却額
(百万円)

売却益の合計額
(百万円)

売却損の合計額
(百万円)

 株式

406

204

合計

406

204

 

 

 

(デリバティブ取引関係)

重要性が乏しいため、注記を省略している。

 

(退職給付関係)

1 採用している退職給付制度の概要

当社及び連結子会社は、確定給付型の制度として、退職一時金制度及び確定給付企業年金基金制度、確定給付企業年金制度を設けている。また、当社では従業員の退職に際し、割増退職金を支払う場合がある。

  なお、一部の連結子会社は、簡便法により退職給付に係る負債及び退職給付費用を計算している。

 

2 確定給付制度

(1) 退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表(簡便法を適用した制度を除く)       (単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  令和3年12月1日

至  令和4年11月30日)

当連結会計年度

(自  令和4年12月1日

至  令和5年11月30日)

退職給付債務の期首残高

10,951

9,244

勤務費用

449

366

利息費用

17

53

数理計算上の差異の発生額

△842

△205

退職給付の支払額

△1,331

△739

退職給付債務の期末残高

9,244

8,718

 

  

 (2) 年金資産の期首残高と期末残高の調整表(簡便法を適用した制度を除く)         (単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  令和3年12月1日

至  令和4年11月30日)

当連結会計年度

(自  令和4年12月1日

至  令和5年11月30日)

年金資産の期首残高

7,143

7,013

期待運用収益

142

140

数理計算上の差異の発生額

△230

262

事業主からの拠出額

368

328

退職給付の支払額

△410

△328

年金資産の期末残高

7,013

7,416

 

 

 (3) 簡便法を適用した制度の、退職給付に係る負債の期首残高と期末残高の調整表       (単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  令和3年12月1日

至  令和4年11月30日)

当連結会計年度

(自  令和4年12月1日

至  令和5年11月30日)

退職給付に係る負債と資産の純額の期首残高

277

294

退職給付費用

64

50

退職給付の支払額

△21

△19

制度への拠出額

△25

△24

退職給付に係る負債と資産の純額の期末残高

294

300

 

 

 (4) 退職給付債務及び年金資産の期末残高と連結貸借対照表に計上された退職給付に係る負債及び資産の調整表

   (簡便法を適用した制度を含む)                            (単位:百万円)

 

前連結会計年度
(令和4年11月30日)

当連結会計年度
(令和5年11月30日)

積立型制度の退職給付債務

5,780

5,541

年金資産

△7,343

△7,765

 

△1,562

△2,224

非積立型制度の退職給付債務

4,088

3,826

連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額

2,525

1,602

 

 

 

退職給付に係る負債

4,088

3,826

退職給付に係る資産

△1,562

△2,224

連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額

2,525

1,602

 

 

 

 (5) 退職給付費用及びその内訳項目の金額                         (単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  令和3年12月1日

至  令和4年11月30日)

当連結会計年度

(自  令和4年12月1日

至  令和5年11月30日)

勤務費用

449

366

利息費用

17

53

期待運用収益

△142

△140

数理計算上の差異の費用処理額

22

△22

簡便法で計算した退職給付費用

64

50

その他

68

57

確定給付制度に係る退職給付費用

479

364

 

 

 (6) 退職給付に係る調整額

   退職給付に係る調整額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は以下のとおりである。   (単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  令和3年12月1日

至  令和4年11月30日)

当連結会計年度

(自  令和4年12月1日

至  令和5年11月30日)

数理計算上の差異

634

445

 

 

 (7) 退職給付に係る調整累計額

   退職給付に係る調整累計額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は以下のとおりである。 (単位:百万円)

 

前連結会計年度
(令和4年11月30日)

当連結会計年度
(令和5年11月30日)

未認識数理計算上の差異

456

902

 

 

 (8) 年金資産に関する事項

  ① 年金資産の主な内訳

   主な分類ごとの比率は、以下のとおりである。

 

前連結会計年度
(令和4年11月30日)

当連結会計年度
(令和5年11月30日)

一般勘定

28%

26%

国内債券

11%

7%

国内株式

11%

14%

外国債券

18%

19%

外国株式

16%

15%

その他

16%

19%

合計

100%

100%

 

 

  ② 長期期待運用収益率の設定方法

年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在及び予想される年金資産の配分と、年金資産を構成する多様な資産からの現在及び将来期待される長期の収益率を考慮している。  

 

 (9) 数理計算上の計算基礎に関する事項

   主要な数理計算上の計算基礎

 

前連結会計年度

(自  令和3年12月1日

至  令和4年11月30日)

当連結会計年度

(自  令和4年12月1日

至  令和5年11月30日)

割引率

0.4~0.7%

0.7~1.0%

長期期待運用収益率

2.0%

2.0%

 

 

 

(ストック・オプション等関係)

該当事項はない。

 

(税効果会計関係)

1 繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳

 

 

前連結会計年度
(令和4年11月30日)

当連結会計年度
(令和5年11月30日)

繰延税金資産

 

 

税務上の繰越欠損金(注)2

4,209百万円

4,512百万円

退職給付に係る負債

1,258

1,179

賞与引当金

89

108

減損損失

255

238

貸倒引当金

224

224

その他

413

316

繰延税金資産小計

6,450

6,579

 税務上の繰越欠損金に係る評価性引当額(注)2

△4,209

△4,512

 将来減算一時差異等の合計に係る評価性引当額

△2,227

△2,050

評価性引当額小計(注)1

△6,436

△6,562

繰延税金資産合計

14

17

 

 

 

繰延税金負債

 

 

 その他有価証券評価差額金

△143

△148

 前払年金費用

△476

△678

繰延税金負債合計

△620

△827

繰延税金資産(負債)の純額

△605

△810

 

(注)1 評価性引当額が126百万円増加している。この増加の主な内容は、当社の税務上の繰越欠損金が増加したこと等に伴うものである。

 2 税務上の繰越欠損金及びその繰延税金資産の繰越期限別の金額

前連結会計年度(令和4年11月30日

(単位:百万円)

 

1年以内

1年超

2年以内

2年超

3年以内

3年超

4年以内

4年超

5年以内

5年超

合計

税務上の繰越欠損金(a)

256

91

49

41

16

3,753

4,209

評価性引当額

△256

△91

△49

△41

△16

△3,753

△4,209

繰延税金資産

 

(a) 税務上の繰越欠損金は、法定実効税率を乗じた額である。

 

当連結会計年度(令和5年11月30日

(単位:百万円)

 

1年以内

1年超

2年以内

2年超

3年以内

3年超

4年以内

4年超

5年以内

5年超

合計

税務上の繰越欠損金(a)

91

50

41

16

45

4,265

4,512

評価性引当額

△91

△50

△41

△16

△45

△4,265

△4,512

繰延税金資産

 

(a) 税務上の繰越欠損金は、法定実効税率を乗じた額である。

 

2 法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との差異の原因となった主な項目別の内訳

 前連結会計年度及び当連結会計年度は、税金等調整前当期純損失を計上しているため記載していない。

 

 

(企業結合等関係)

    該当事項はない

 

(資産除去債務関係)

   該当事項はない。

 

(賃貸等不動産関係)

賃貸等不動産の総額に重要性が乏しいため、注記を省略している。

 

(収益認識関係)

1.顧客との契約から生じる収益を分解した情報

前連結会計年度(自 令和3年12月1日 至 令和4年11月30日

                                       (単位:百万円)

 

報告セグメント

合計

繊維機械事業

工作機械関連事業

 日本

4,310

3,852

8,162

 アジア

19,369

1,840

21,210

 南北アメリカ

193

933

1,127

 ヨーロッパ

494

164

659

 その他

27

1

28

顧客との契約から生じる収益

24,395

6,793

31,189

その他の収益

外部顧客への売上高

24,395

6,793

31,189

 

 

当連結会計年度(自 令和4年12月1日 至 令和5年11月30日

                                       (単位:百万円)

 

報告セグメント

合計

繊維機械事業

工作機械関連事業

 日本

5,092

3,198

8,290

 アジア

27,173

1,504

28,677

 南北アメリカ

200

848

1,048

 ヨーロッパ

867

156

1,024

 その他

210

25

236

顧客との契約から生じる収益

33,544

5,734

39,278

その他の収益

外部顧客への売上高

33,544

5,734

39,278

 

 

2.顧客との契約から生じる収益を理解するための基礎となる情報

「注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)4.会計方針に関する事項 (5)重要な収益及び

用の計上基準」に記載のとおりである。

 

 

3.顧客との契約に基づく履行義務の充足と当該契約から生じるキャッシュ・フローとの関係並びに当連結会計年

度末において存在する顧客との契約から翌連結会計年度以降に認識すると見込まれる収益の金額及び時期に関する

情報

前連結会計年度(自 令和3年12月1日 至 令和4年11月30日

(1)顧客との契約から生じた債権および契約負債の残高等

                             (単位:百万円)

 

期首残高

期末残高

顧客との契約から生じた債権

8,005

7,015

契約負債

768

1,560

 

 

・契約負債は、履行義務を充足する前に顧客から受け取った対価(前受金)であり、収益の認識に伴い取り崩される。

・当連結会計年度に認識した収益の額のうち、期首現在の契約負債残高に含まれていた額は、714百万円である。

・当連結会計年度において、契約負債が792百万円増加した理由は、主に繊維機械事業における受注に伴う前受金の増加によるものである。

 

(2)残存履行義務に配分した取引価格

当社グループの契約負債残高のうち、履行義務期間が1年超の重要な取引が無いため、記載を省略している。

 

当連結会計年度(自 令和4年12月1日 至 令和5年11月30日

(1)顧客との契約から生じた債権および契約負債の残高等

                             (単位:百万円)

 

期首残高

期末残高

顧客との契約から生じた債権

7,015

7,884

契約負債

1,560

1,001

 

 

・契約負債は、履行義務を充足する前に顧客から受け取った対価(前受金)であり、収益の認識に伴い取り崩される。

・当連結会計年度に認識した収益の額のうち、期首現在の契約負債残高に含まれていた額は、1,465百万円である。

・当連結会計年度において、契約負債が559百万円減少した理由は、主に繊維機械事業における受注に伴う前受金の減少によるものである。

 

(2)残存履行義務に配分した取引価格

当社グループの契約負債残高のうち、履行義務期間が1年超の重要な取引が無いため、記載を省略している。