第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当中間連結会計期間において、当半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1) 財政状態及び経営成績の状況

 ① 経営成績の分析

当社が属する電子書籍市場規模は、インプレス総合研究所「電子書籍ビジネス調査報告書2025」によると、2024年度の電子書籍市場規模は6,703億円と推計され、2023年度の6,449億円から254億円(3.9%)増加し、2029年度には8,000億円弱に成長すると予測されており、電子書籍ユーザーは、引き続き増加傾向にあります。

一方で、電子書籍市場の競争環境は厳しく、アクティブユーザー数が減少傾向にあることに加え、1人当たりの課金売上も低調に推移しているため、課金収益は減少しています。

このような市場環境の中で、当社グループはエンターテイメント事業において、主力サービスである「マンガBANG!」の収益性の改善及びオリジナル作品の制作を強化するとともに、ITソリューション事業及び越境EC事業の拡大に向けた先行投資に注力しました。

以上の結果、当中間連結会計期間における売上高は1,542,379千円(前年同中間期比9.3%増)、営業損失は100,972千円(前年同中間期は営業損失227,449千円)、経常損失は97,451千円(前年同中間期は経常損失224,791千円)、親会社株主に帰属する中間純損失は89,426千円(前年同中間期は親会社株主に帰属する中間純損失229,409千円)となりました。

セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

 

(エンターテイメント事業)

「マンガBANG!」において、広告枠の増加及び周年イベントや様々なキャンペーン施策を行ったことで、広告ARPUは改善しましたが、費用対効果を考慮して広告宣伝費を抑制した影響でMAUが減少し、結果として課金収益が減少しました。

一方で、将来の利益の源泉となるオリジナル作品(WEBTOON含む)の制作に引き続き注力した結果、既存巻の売上も増加するなど、マンガBANGコミックスの売上は好調に推移しました。

また、2025年2月に開始した越境ECサイト「Fandom Tokyo」は、当中間連結会計期間の売上高が220百万円を超えるなど、好調に推移しました。

この結果、売上高は1,492,961千円(前年同中間期比6.8%増)、セグメント利益は71,958千円(前年同中間期はセグメント損失39,456千円)となりました。

 

(ITソリューション事業)

SES(システムエンジニアリングサービス)事業では、積極的なIT人材の採用により、稼働エンジニア社員数の月平均が前年同中間期比で10名程増加となりました。採用費や人件費等も増加しましたが、売上高は着実に拡大しております。

また、インターネット広告を商材としたSEOメディアでは、エンタメ系情報サービス「マンガBANGマガジン」をリリースし、収益性の改善に努めて参りました。

この結果、売上高は49,417千円(前年同中間期比269.3%増)、セグメント損失は14,109千円(前年同中間期はセグメント損失24,932千円)となりました。

 

 

  ② 財政状態の状況

(資産)

当中間連結会計期間末における総資産は1,833,922千円となり、前連結会計年度末に比べ372,367千円増加いたしました。これは主に、投資有価証券が228,801千円、のれんが74,796千円、現金及び預金が70,880千円増加したことによるものであります。

 

(負債)

当中間連結会計期間末における負債合計は1,016,246千円となり、前連結会計年度末に比べ461,793千円増加いたしました。これは主に、短期借入金が350,000千円、未払金が95,059千円増加したことによるものであります。

 

(純資産)

当中間連結会計期間末における純資産は817,676千円となり、前連結会計年度末に比べ89,426千円減少いたしました。これは、親会社株主に帰属する中間純損失の計上により利益剰余金が89,426千円減少したことによるものであります。

 

(2) キャッシュ・フローの状況

当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ70,880千円増加し、531,469千円となりました。当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果使用した資金は、62,009千円(前中間連結会計期間は191,261千円の支出)となりました。その主な要因は、売上債権の減少80,722千円により資金が増加した一方で、税金等調整前中間純損失の計上88,951千円、仕入債務の減少17,770千円、未払金の減少10,967千円により資金が減少したことによるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果使用した資金は、217,110千円(前中間連結会計期間は12,626千円の支出)となりました。 その主な要因は、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出215,005千円によるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果得られた資金は、350,000千円(前中間連結会計期間は発生なし)となりました。 その要因は、短期借入金の純増額350,000千円があったことによるものであります。

 

(3) 経営方針・経営戦略等

当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略について重要な変更はありません。

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当中間連結会計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5) 研究開発活動

該当事項はありません。

 

 

(6) 従業員数

① 連結会社の状況

当中間連結会計期間において、当社グループの従業員数は51名増加しております。これは主に、ITソリューション事業において株式会社リーデックスを連結子会社化したことによるものであります。

なお、従業員数は就業人員(休職者を除く)であります。

② 提出会社の状況

当中間会計期間において、従業員数の著しい増減はありません。

 

3 【重要な契約等】

当中間連結会計期間において、新たに締結した重要な契約等は次のとおりであります。

 

(1) 株式譲渡契約

当社は、2026年2月12日開催の取締役会において、株式会社リーデックスの全株式を取得し連結子会社化することを決議し、同日付で株式譲渡契約を締結しました。

なお、詳細につきましては、「第4 経理の状況 1 中間連結財務諸表 注記事項(企業結合等関係)」に記載のとおりであります。

 

(2) 特殊当座貸越契約

当社は、2026年3月24日開催の取締役会において、株式会社リーデックスの株式取得に係る資金の借入れについて決議し、以下の特殊当座貸越契約を締結し実行しております。

借入先

株式会社三井住友銀行

借入金額

350,000千円

借入金利

基準金利+スプレッド

借入実行日

2026年3月31日

借入期間

2026年3月31日~2026年4月2日

担保有無