当社及び当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュフローの状況に著しい影響を与える事象が発生しましたので、金融商品取引法第24条の5第4項及び企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第12号及び第19号の規定に基づき、本臨時報告書を提出するものです。
(1) 当該事象の発生年月日
2023年12月15日(取締役会決議日)
(2) 当該事象の内容及び損益に与える影響
① のれんの減損損失の計上(連結決算)
当社の米国子会社であるCOACH U, INC.(以下、「COACH U」)は、米国においてコーチ人材育成ビジネスを行っています。当社による買収後、COACH Uは現地経営陣の主導のもと人員を増強し、マーケティング費用を投下して収益向上を目指していましたが、売上高が想定を下回り、収益性が悪化いたしました。これを受けて、当社は中期的な観点でCOACH Uの業績改善に向けて、経営体制や経営戦略の見直しを行いました。具体的には、経営陣を刷新し、COACH Uの有する経営資源を生かしつつ、当社がシステミック・コーチングTMによる組織開発ビジネスやコーチ人材育成ビジネスを通じて培ったノウハウを積極的に活用することにより、商品力や営業力を向上させ、収益改善を目指すことといたしました。
このような直近の業績動向及び経営体制と経営戦略の見直しに伴い、買収時に前提としていた業績計画から大幅な変更が生じたため、この度COACH Uの株式取得時に発生したのれんの減損を行い、これらの減損損失約165百万円を2023年12月期第4四半期に計上する見込みとなりました。
② 子会社株式評価損の計上(個別決算)
上記①ののれんの減損損失に伴い、当社が保有する、COACH Uの親会社であるCOACH A INTERNATIONAL INC.の株式について、実質価額が著しく低下しており、子会社株式評価損約220百万円を2023年12月期第4四半期に計上する見込みとなりました。なお、個別決算における子会社株式評価損は連結決算上消去されるため、連結業績に与える影響はありません。
(3) 当該事象の連結及び個別損益に与える影響額
当該事象の発生により、2023年12月期第4四半期において、以下の通り減損損失及び子会社株式評価損を特別損失にて計上いたしました。
(連結決算)
減損損失 約165百万円
(個別決算)
子会社株式評価損 約220百万円
以 上