当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
当第1四半期連結累計期間(2023年8月1日~2023年10月31日)の連結業績は、売上高は797,497千円(前年同期比5.8%増)と増収、営業損失は9,685千円(前年同期は営業損失49,378千円)と増益により赤字幅が減少しました。これは主に、海外大手得意先からの受注が戻りつつあること、海外の新規顧客の開拓が着実に前進していること、国内外の得意先から品質の支持を受けてテニスチェーンの販売が拡大していることによります。売上高総利益率は、セールスミックスの改善及び適正販売価格の維持に注力した結果、前年同期比で3.7ポイント改善し、34.8%となりました。売上高販管費比率は、売上高の増加及び冗費の削減を進めた結果、同1.7ポイント低下し、36.0%となりました。また、営業外収益は、前年同期に比べ為替差益が10,055千円減少したこと等から合計で24,145千円となりました。営業外費用は、支払利息が前年同期程度であったこと等から合計で6,356千円となりました。この結果、経常利益は8,104千円(前年同期は経常損失22,639千円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は10,160千円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失28,730千円)となりました。
当第1四半期連結累計期間の業績は、誠に遺憾ながら全ての段階利益において黒字化を達成することができませんでしたが、当社グループがグローバルで唯一無二のジュエリー・アクセサリーブランドであり続け、未来に向けて着実に成長していくため、以下の施策を継続して実施していきます。
1)世界中のブランドと共生できるオリジナル製品の開発・セラミックアートシリーズの開発
2)グローバル拡販の加速・北米市場の深耕
3)デジタルトランスフォーメーションの推進
4)事業の拡大とサステナビリティへの取組み
なお、当社グループの事業セグメントは、「ジュエリー事業」の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載を省略しております。
(資産の部)
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末と比べ99,449千円増加し、5,359,104千円となりました。これは主に、商品及び製品が30,983千円増加、仕掛品が26,611千円増加、原材料及び貯蔵品が30,923千円増加、貸倒引当金が31,456千円減少、現金及び預金が33,936千円減少したこと等によるものであります。
(負債の部)
当第1四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ103,422千円増加し、3,555,392千円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金が75,444千円増加、長期借入金(1年内返済予定を含む)が17,371千円増加、賞与引当金が11,889千円増加したこと等によるものであります。
(純資産の部)
当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ3,973千円減少し、1,803,711千円となりました。これは主に、利益剰余金の配当額12,710千円、親会社株主に帰属する四半期純利益10,160千円を計上したこと等によるものであります。
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は8,150千円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。