第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

当社は、前第3四半期累計期間より四半期財務諸表を作成しているため、前年四半期累計期間との比較分析は行っておりません。

(1) 業績の状況

当第2四半期累計期間の国内経済は、新型コロナ禍前の状態を取り戻しつつあるも、円安、ウクライナ・中東情勢に起因する物価高により、厳しい状況にあり、さらに中国経済の減速の影響も看過できない状況で推移しました。

前四半期累計期間でも堅調な動きが確認された小売業の販売額は、2023年12月の経済産業省「商業動態統計速報」でも、引き続き増加基調が継続しております。
  また、物流業界においては、コスト負担を伴いながら2024年問題への対応を進めております。
 このような環境下、当社は、①BtoBに広がるWMSニーズ、②人手不足を補う自働化トレンド、③店舗のスマート化とオンラインとの融合等に基づき取り組みを行ってまいりました。

  この結果、当第2四半期累計期間の業績は、売上高は990,250千円、営業利益172,257千円、経常利益172,338千円、四半期純利益123,790千円となりました。

 なお、当社は、在庫管理システム事業を単一セグメントにしているため、セグメント別の記載を行っておりませんが、サービス別の業績は、以下のとおりであります。

 

(クラウドサービス) 

当サービスにおいては、新規取引先の増加などにより順調に推移し、当第2四半期累計期間における売上高は776,516千円となりました。

(開発・導入サービス)

当サービスにおいては、既存取引先からの継続開発案件の受注などがあったことにより、当第2四半期累計期間における売上高は167,699千円となりました。

 (機器販売サービス)

当サービスにおいては、専用プリンター及び帳票などのサプライ品販売を行い、当第2四半期累計期間における売上高は46,034千円となりました。

 

 

 (2) 財政状態の分析

 (資産の部)

当第2四半期会計期間末における総資産の残高は、前事業年度末に比べて73,191千円増加し、2,038,488千円となりました。

当第2四半期会計期間末における流動資産の残高は、前事業年度末に比べて28,254千円減少し、1,692,111千円となりました。この主な要因は、固定資産の取得及び賞与の支払により現金及び預金が減少したことによるものであります。

 当第2四半期会計期間末における固定資産の残高は、前事業年度末に比べて101,446千円増加し、346,377千円となりました。この主な要因は、増員によるオフィスの拡張を行ったため有形固定資産が増加、及び「ロジザード ZERO」の基本機能のバージョンアップを行ったためソフトウエアが増加したことによるものであります。

 (負債の部)

当第2四半期会計期間末における負債の残高は、前事業年度末に比べて28,904千円減少し、242,394千円となりました。この主な要因は、未払賞与を支払ったことによるものであります。

 (純資産の部)

当第2四半期会計期間末における純資産の残高は、前事業年度末に比べて102,096千円増加し、1,796,094千円となりました。この主な要因は、四半期純利益の計上により利益剰余金が増加したことによるものであります。

 

 

 (3) キャッシュ・フローの状況

当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前事業年度末に比べ68,897千円減少し、1,384,802千円となりました。当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの増減要因は、以下のとおりであります。

 

  (営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果獲得した資金は、107,242千円となりました。これは主に、税引前四半期純利益165,689千円の計上があったことによるものであります。

  (投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果使用した資金は、140,825千円となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出48,441千円及び無形固定資産の取得による支出78,333千円があったことによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー) 

財務活動の結果使用した資金は、35,314千円となりました。これは主に、配当金の支払38,194千円があったことによるものであります。

 

 (4) 経営方針・経営戦略等

  当第2四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

 

 

 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

  当第2四半期累計期間において、当社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

  (6) 研究開発費

 当第2四半期累計期間における研究開発費の総額は、23,677千円であります。これは主に新コンセプトのWMSの研究開発に要した費用です。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。