当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間における我が国経済は、中東における新たな紛争の勃発などの影響によるエネルギー価格や海運コストの上昇等、景気の下振れ要因はあったものの、株高と円安が同時進行し、インバウンド需要の回復にも下支えされて、個人消費はサービス分野を中心に、まずまずの水準で推移しました。
このような状況のもと、ファッション事業につきましては、「コナカ・フタタ」での新しい取組として、自然で美しい服をテーマとしたレディースブランド『NATURAL BEAUTY』を発売し、ご好評をいただいております。また「SUIT SELECT」では、人流の回復につれて客数が増加したほか、猿田彦珈琲とのサスティナブルなコラボ企画や、高級素材を用いた既製スーツと『AI SPEED ORDER』が好調で、一品単価の向上と粗利益率の改善を実現しました。さらに「DIFFERENCE」では、オーダー需要が増加し続ける中、生産背景を再整備してキャパシティを拡大したことにより、機会損失を減少させました。この結果、スーツの売上高に占めるオーダーの比率は安定的に30%を超え、前期に引き続き客単価が前年同月を上回って推移した半面、売上高は、例年よりも期中の平均気温が高かったことで秋冬商品の需要が伸び悩んだ時期もあり、株式会社サマンサタバサジャパンリミテッドの第3四半期(2023年9月1日~11月30日)と合わせ、158億35百万円(前年同期比3.8%減)となりました。
フードサービス事業につきましては、「かつや」の期間限定フェア商品やキャンペーンが好調で、売上高は5億円(前年同期比8.7%増)となりました。
教育事業につきましては、「Kids Duo」の生徒数が増加し、売上高は2億38百万円(前年同期比11.5%増)となりました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間におきましては、売上高は165億74百万円(前年同期比3.3%減)、営業損失13百万円(前年同期は営業損失15百万円)、経常利益は2億81百万円(前年同期比64.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益80百万円(前年同期比85.5%減)となりました。
なお、当社グループは事業の性質上、売上高に季節的変動があり、第1四半期、第2四半期及び第3四半期に比し第4四半期の売上高の割合が低くなります。
(2)財政状態の状況
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における流動資産は257億47百万円となり、前連結会計年度末に比べ9億83百万増加いたしました。これは主に現金及び預金が13億52百万円減少したものの、売掛金が6億48百万円、商品及び製品が15億8百万円増加したことによるものであります。固定資産は265億26百万円となり、前連結会計年度末に比べ6億78百万円増加いたしました。
この結果、総資産は522億74百万円となり、前連結会計年度末と比べ16億61百万円増加いたしました。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における流動負債は301億94百万円となり、前連結会計年度末と比べ15億53百万円増加いたしました。これは主に支払手形及び買掛金が10億49百万円、電子記録債務が8億93百万円増加したことによるものであります。固定負債は26億75百万円となり、前連結会計年度末と比べ1億41百万円増加しました。
この結果、負債合計は328億70百万円となり、前連結会計年度末と比べ16億95百万円増加いたしました。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は194億3百万円となり、前連結会計年度末に比べ33百万円減少いたしました。
この結果、自己資本比率は36.2%(前連結会計年度末は37.5%)となりました。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
特記事項はありません。
(7)主要な設備
主要な設備の新設について、当第1四半期連結累計期間に完成したものは次のとおりであります。
|
セグメント |
業態(ブランド) |
設備の内容 |
店舗数 |
|
ファッション事業 |
SUIT SELECT |
店舗設備他 |
2店舗 |
|
DIFFERENCE |
店舗設備他 |
3店舗 |
|
|
Samantha Thavasa |
店舗設備他 |
5店舗 |
|
|
DonDonDown On Wednesday |
店舗設備他 |
1店舗 |
|
|
教育事業 |
コペルプラス |
店舗設備他 |
1店舗 |
(注)上記「Samantha Thavasa」の店舗数には、㈱サマンサタバサジャパンリミテッドのグループ内における新設店舗数を記載しております。
(1)連結子会社である株式会社サマンサタバサジャパンリミテッドは、2023年10月13日開催の取締役会において、同日付で同社所有の固定資産(土地及び建物)を譲渡することを決議いたしました。
① 譲渡の理由
経営資源の有効活用のため、株式会社サマンサタバサジャパンリミテッド所有の固定資産を譲渡するものであります。
② 譲渡資産の内容
|
所在地 |
静岡市清水区長崎南町 |
|
資産の概要 |
土地(宅地)、建物(鉄骨造合金メッキ鋼板葺3階建て) |
|
譲渡前の使途 |
店舗及び駐車場 |
|
譲渡価額 |
(譲渡先の意向により開示を控えさせていただきます) |
|
帳簿価額 |
(譲渡先の意向により開示を控えさせていただきます) |
|
譲渡益 |
391百万円 |
③ 相手先の概要
譲渡先は、国内法人ではありますが、譲渡先の意向により開示を控えさせていただきます。
その他、当社及び連結子会社と譲渡先の間には資本関係、人的関係、取引関係及び関連当事者として特記すべき事項はありません。
④ 譲渡日程
|
取締役会決議日 |
2023年10月13日 |
|
契約締結日 |
2023年10月13日 |
|
物件引渡期日(予定) |
2024年2月29日 |
(2)連結子会社である株式会社サマンサタバサジャパンリミテッドは、2023年12月12日開催の取締役会において、同日付で同社所有の固定資産(土地及び建物)を譲渡することを決議いたしました。
① 譲渡の理由
経営資源の有効活用のため、株式会社サマンサタバサジャパンリミテッド所有の固定資産を譲渡するものであります。
② 譲渡資産の内容
|
所在地 |
静岡市沼津市西沢田 |
|
資産の概要 |
土地(宅地)、建物(鉄骨造合金メッキ鋼板葺3階建て) |
|
譲渡前の使途 |
店舗及び駐車場 |
|
譲渡価額 |
(譲渡先の意向により開示を控えさせていただきます) |
|
帳簿価額 |
(譲渡先の意向により開示を控えさせていただきます) |
|
譲渡益 |
82百万円 |
③ 相手先の概要
譲渡先は、国内法人ではありますが、譲渡先の意向により開示を控えさせていただきます。
その他、当社及び連結子会社と譲渡先の間には資本関係、人的関係、取引関係及び関連当事者として特記すべき事項はありません。
④ 譲渡日程
|
取締役会決議日 |
2023年12月12日 |
|
契約締結日 |
2023年12月15日 |
|
物件引渡期日(予定) |
2024年2月21日 |
(3)連結子会社である株式会社サマンサタバサジャパンリミテッドは、2020年10月27日付の株式会社三井住友銀行をアレンジャーとするシンジケートローン契約において、変更契約を締結しております。
① シンジケートローン変更契約の内容
トランシェA
|
借入金総額 |
5,014百万円 |
|
返済期限 |
返済期限を2024年1月31日に変更 |
トランシェB
|
借入金総額 |
2,509百万円 |
|
返済期限 |
返済期限を2024年1月31日に変更 |
トランシェC
|
借入金総額 |
1,585百万円 |
|
返済期限 |
返済期限を2024年1月31日に変更 |
② 財務制限条項の追加
(a)2023年12月25日以降、月次の連結貸借対照表に記載される2023年11月末日時点及びそれ以降の毎月末日時点における現金及び預金の合計金額を、3億円以上に維持すること。
(b)2023年12月25日以降、単月の連結損益計算書に記載される営業損益の金額が、損益計画に記載される2023年11月及びそれ以降の毎月末日における単月の営業損益の金額を下回らないこと。
なお、2024年1月26日付で変更契約を締結し、返済期限を変更しております。詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(重要な後発事象)」をご覧ください。