第一部 【企業情報】

 

第1 【企業の概況】

 

1 【主要な経営指標等の推移】

 

 

回次

第41期
第3四半期
連結累計期間

第42期
第3四半期
連結累計期間

第41期

会計期間

自  2022年4月1日
至  2022年12月31日

自  2023年4月1日
至  2023年12月31日

自  2022年4月1日
至  2023年3月31日

売上高

(千円)

554,909

548,405

794,621

経常利益又は経常損失(△)

(千円)

67,637

25,790

149,503

親会社株主に帰属する四半期純利益又は親会社株主に帰属する
四半期(当期)純損失(△)

(千円)

76,430

20,588

289,731

四半期包括利益又は包括利益

(千円)

76,430

20,588

289,731

純資産額

(千円)

1,291,917

1,099,205

1,078,616

総資産額

(千円)

1,629,938

1,434,241

1,434,337

1株当たり四半期純利益又は
1株当たり四半期(当期)純損失
(△)

(円)

8.20

2.21

31.10

潜在株式調整後1株当たり
四半期(当期)純利益

(円)

自己資本比率

(%)

79.3

76.6

75.2

 

 

回次

第41期
第3四半期
連結会計期間

第42期
第3四半期
連結会計期間

会計期間

自  2022年10月1日
至  2022年12月31日

自  2023年10月1日
至  2023年12月31日

1株当たり四半期純利益又は
1株当たり四半期純損失(△)

(円)

6.41

0.67

 

(注) 1.当社は四半期連結財務諸表を作成しておりますので、提出会社の主要な経営指標等の推移については記載しておりません。

2.潜在株式調整後1株当たり四半期(当期)純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

 

2 【事業の内容】

当第3四半期連結累計期間において、当社グループ(当社及び当社の関係会社)において営まれている事業の内容について、重要な変更はありません。また、主要な関係会社についても異動はありません。

なお、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等) セグメント情報」の「2.報告セグメントの変更等に関する事項」をご参照ください。

 

 

第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。

(1) 経営成績の分析

当第3四半期連結累計期間における当社グループの経営成績は、以下のとおりとなりました。

 (抗体関連事業)
・診断試薬サービス

当サービスの主力製品であるELISAキットの販売につきましては、国内外ともに順調に推移しております。一方、前年同会計期間にまとまって売上計上された抗体製品や動物用体外診断用医薬品の牛海綿状脳症測定キット(BSEキット)等の売上高につきましては、当期第4四半期連結会計期間以降に計上する見込みとなりました。

・検査サービス

当第3四半期連結会計期間における当サービスの売上高は、血中リポタンパク質プロファイリングサービス「LipoSEARCH」に関連する検査で、中型案件の売上が計上されましたが、前年を若干下回る結果となりました。

・TGカイコサービス

当サービスの売上高は、ラミニン(iMatrix-511)の売上や大手体外診断用医薬品企業からの抗体受託サービスの売上が計上され、前年に比べ増加いたしました。

 

以上により、当事業の売上高は、545,359千円(前年同期比1.2%減)となりました。

営業利益につきましては、資本金の減少による税金コストが大幅に減少しましたが、人件費や製造コスト等が増加し、さらに、情報管理を強化するため、サーバー等の入れ替え(全額費用計上)を行った結果、前年に比べ販管費が増加しました。その結果、当事業の営業利益は、14,306千円(前年同期比52.9%減)となりました。

 

 (化粧品関連事業)

当事業における売上高は、国内通信販売が中心で、前年並みの3,045千円(前年同期比3.2%増)となりました。営業損益につきましては、販管費の抑制を図り営業損失3,546千円(前年同期は11,472千円の営業損失)となり、前年に比べ改善されました。

 

セグメントごとの経営成績は、次のとおりです。なお、第1四半期より報告セグメントの区分を変更しております(詳細は「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等) セグメント情報」の「2.報告セグメントの変更等に関する事項」をご参照ください)。

セグメント

売上高

営業損益

金額

(千円)

前年同期比

金額

(千円)

前年同期比

増減額

(千円)

増減率

(%)

増減額

(千円)

増減率

(%)

抗体関連事業

545,359

△6,597

△1.2

14,306

△16,053

△52.9

 

診断試薬サービス

455,541

△20,757

△4.4

110,378

△38,007

△25.6

TGカイコサービス

41,416

15,897

62.3

△88,868

25,901

検査サービス

48,401

△1,737

△3.5

△7,203

△3,947

化粧品関連事業

3,045

93

3.2

△3,546

7,926

 

※遺伝子組換えカイコの研究開発費は、TGカイコサービスに含めております。

 

以上の結果、当社グループの連結売上高は、前年に比べ1.2%減の548,405千円となり、営業損益については、売上高の減少やシステム関連コストの増加により、前年に比べ43.0%減の10,759千円の営業利益となりました。経常損益及び親会社株主に帰属する四半期純損益については、為替差益や前期貸倒損失の戻し益を計上したことや前期において損益に大きな影響を及ぼしていた関係会社の持分法による投資損失等の影響が軽微だったため、それぞれ、前年同期の67,637千円の経常損失から黒字化し、25,790千円の経常利益、前年同期の76,430千円の親会社株主に帰属する四半期純損失から黒字化し、20,588千円の親会社株主に帰属する四半期純利益となりました。

 

(2) 財政状態の分析

(資産)

当第3四半期連結会計期間末における資産の残高は、前連結会計年度末比0.0%減の1,434,241千円となりました。この主な要因は、現金及び預金が14,989千円、仕掛品が10,048千円、その他(投資その他の資産)が10,806千円それぞれ増加し、一方、当第3四半期連結会計年度末と前連結会計年度末での売上の増減等により受取手形及び売掛金が44,431千円減少したこと等によるものです。

(負債)

当第3四半期連結会計期間末における負債の残高は、前連結会計年度末比5.8%減少し、335,036千円となりました。この主な要因は、前連結会計年度に係る諸税金の納付により税金等の未払額が大きく減少したこと等により、その他(流動負債)が13,875千円減少したこと等によるものであります。

(純資産)

当第3四半期連結会計期間末における純資産の残高は、前連結会計年度末比1.9%増加し、1,099,205千円となりました。この主な要因は親会社株主に帰属する四半期純利益の計上によるものであります。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、96,639千円であります。

 

(5) 主要な設備

該当事項はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。