当第3四半期連結累計期間(自 2023年4月1日 至 2023年12月31日)
(1)連結の範囲の重要な変更
第2四半期連結会計期間より、新たに株式会社セブン・カードサービスの株式を取得したため、連結の範囲に含めております。
(2)持分法適用の範囲の重要な変更
第1四半期連結会計期間において、株式売却により株式会社メタップスペイメントを持分法適用の範囲から除外しております。
(表示方法の変更)
当第3四半期連結累計期間より、一部の海外連結子会社において従来営業経費に計上しておりました費用を、区分掲記しているATM設置支払手数料として計上しております。
これは、当該海外連結子会社の事業規模の拡大に伴い、より取引を適切に反映した連結財務諸表の開示を行うために表示方法の変更を行ったものであります。
この表示方法の変更を反映させるため、前第3四半期連結累計期間の四半期連結財務諸表の組替えを行っております。
この結果、前第3四半期連結累計期間の四半期連結損益計算書に表示しておりました役務取引等費用30,589百万円、及び区分掲記しているATM設置支払手数料23,242百万円、並びに営業経費58,321百万円は、それぞれ役務取引等費用30,898百万円、ATM設置支払手数料23,551百万円、並びに営業経費58,012百万円として組替えております。
(取締役に対する業績連動型株式報酬制度)
当社は、当社の取締役(非業務執行取締役及び海外居住者を除く。以下同じ。)に対して、中長期的に継続した業績向上への貢献意欲をより一層高めることを目的に、役員報酬BIP信託による業績連動型株式報酬制度(以下、「本制度」という。)を導入しております。
当該信託契約に係る会計処理については、「従業員等に信託を通じて自社の株式を交付する取引に関する実務上の取扱い」(実務対応報告第30号 2015年3月26日)に準じております。
本制度は、当社が拠出する金銭を原資として当社株式が信託を通じて取得され、取締役に対して、当社が定める取締役株式交付規程に従って、当社株式等が信託を通じて交付される業績連動型の株式報酬制度です。なお、取締役が当社株式等の交付を受ける時期は、原則として取締役の退任時とします。
本信託に残存する当社株式を、信託における帳簿価額(付随費用の金額を除く。)により、純資産の部に自己株式として計上しております。当該株式の帳簿価額及び株式数は、前連結会計年度末332百万円、1,071千株、当第3四半期連結会計期間末441百万円、1,462千株であります。
当社は、当社の執行役員(海外居住者を除く。以下同じ。)、一部従業員(海外居住者を除く。以下同じ。)に対して、中長期的に継続した業績向上への貢献意欲をより一層高めることを目的に、株式付与ESOP信託による業績連動型株式報酬制度(以下、「本制度」という。)を導入しております。
当該信託契約に係る会計処理については、「従業員等に信託を通じて自社の株式を交付する取引に関する実務上の取扱い」(実務対応報告第30号 2015年3月26日)を適用しております。
本制度は、当社が拠出する金銭を原資として当社株式が信託を通じて取得され、執行役員、一部従業員に対して、当社が定める執行役員株式交付規程、従業員株式交付規程に従って、当社株式等が信託を通じて交付される業績連動型の株式報酬制度です。なお、執行役員、一部従業員が当社株式等の交付を受ける時期は、原則として執行役員の退任時、一部従業員の退職時とします。
本信託に残存する当社株式を、信託における帳簿価額(付随費用の金額を除く。)により、純資産の部に自己株式として計上しております。当該株式の帳簿価額及び株式数は、前連結会計年度末567百万円、2,026千株、当第3四半期連結会計期間末1,146百万円、4,096千株であります。
連結子会社FCTI, Inc.におけるATM設置契約に関連するその他資産、有形固定資産、無形固定資産及び繰延税金資産の見積り
その他資産 411百万円
有形固定資産 573百万円
無形固定資産 1,047百万円
繰延税金資産 3,525百万円
(2)識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報
連結子会社であるFCTI, Inc.において、7-Eleven,Inc.とのATM設置契約が更新されることを主要な仮定として、その他資産、有形固定資産、無形固定資産の収益性及び繰延税金資産の回収可能性を検討しております。
当該契約の更新は交渉段階にあり一定程度の不確実性が伴います。当該契約の更新がなされなかった事により見積りが実際と異なった場合、当連結会計年度の損益に影響を与える可能性があります。
※1.銀行法及び金融機能の再生のための緊急措置に関する法律に基づく債権は次のとおりであります。
なお、債権は、連結貸借対照表の「有価証券」中の社債(その元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が有価証券の私募(金融商品取引法第2条第3項)によるものに限る。)、貸出金、外国為替、「その他資産」中の未収利息及び仮払金並びに支払承諾見返の各勘定に計上されるもの並びに注記されている有価証券の貸付けを行っている場合のその有価証券(使用貸借又は賃貸借契約によるものに限る。)であります。
なお、上記債権額は、貸倒引当金控除前の金額であります。
※1.その他経常費用には、次のものを含んでおります。
※2.その他の特別損失
前第3四半期連結累計期間(自 2022年4月1日 至 2022年12月31日)
該当事項はありません。
当第3四半期連結累計期間(自 2023年4月1日 至 2023年12月31日)
その他の特別損失299百万円は、関連会社であるTОRANОTEC株式会社の新株予約権付社債について減損損失を計上したものであります。
当第3四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成しておりません。なお、第3四半期連結累計期間に係る減価償却費(のれんを除く無形固定資産に係る償却費を含む。)及びのれんの償却額は、次のとおりであります。
前第3四半期連結累計期間(自 2022年4月1日 至 2022年12月31日)
1.配当金支払額
(注)1.2022年5月20日取締役会決議による配当金の総額には、役員報酬BIP信託及び株式付与ESOP信託が保有する当社株式に対する配当金21百万円が含まれております。
2.2022年11月4日取締役会決議による配当金の総額には、役員報酬BIP信託及び株式付与ESOP信託が保有する当社株式に対する配当金17百万円が含まれております。
2.基準日が当第3四半期連結累計期間に属する配当のうち、配当の効力発生日が当第3四半期連結会計期間の末日後となるもの
該当事項はありません。
当第3四半期連結累計期間(自 2023年4月1日 至 2023年12月31日)
1.配当金支払額
(注)1.2023年5月19日取締役会決議による配当金の総額には、役員報酬BIP信託及び株式付与ESOP信託が保有する当社株式に対する配当金17百万円が含まれております。
2.2023年11月10日取締役会決議による配当金の総額には、役員報酬BIP信託及び株式付与ESOP信託が保有する当社株式に対する配当金30百万円が含まれております。
2.基準日が当第3四半期連結累計期間に属する配当のうち、配当の効力発生日が当第3四半期連結会計期間の末日後となるもの
該当事項はありません。
【セグメント情報】
前第3四半期連結累計期間(自 2022年4月1日 至 2022年12月31日)
(注)1.一般企業の売上高に代えて、経常収益を記載しております。
2.調整額は、主にセグメント間の取引消去であります。
3.セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の経常利益と調整を行っております。
(のれんの金額の変動)
国内事業(銀行業その他)セグメントにおいて、株式会社ビバビーダメディカルライフの株式を取得し、連結子会社としております。なお、当該事象によるのれんの増加額は、前第3四半期連結累計期間においては450百万円であります。
当第3四半期連結累計期間(自 2023年4月1日 至 2023年12月31日)
(注)1.一般企業の売上高に代えて、経常収益を記載しております。
2.調整額は、主にセグメント間の取引消去であります。
3.セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の経常利益と調整を行っております。
(固定資産に係る減損損失)
国内事業(銀行業その他)セグメントにおいて、投資額の回収が見込めなくなった事業用資産について、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、減損損失を計上しております。
なお、当該減損損失の計上額は、当第3四半期連結累計期間においては、269百万円であります。
(重要な負ののれん発生益)
クレジットカード・電子マネー事業セグメントにおいて、株式会社セブン・カードサービスの株式を取得し連結子会社としたことに伴い、負ののれん発生益を特別利益に計上しております。
なお、当該事象による負ののれん発生益の計上額は、当第3四半期連結累計期間においては、21,540百万円であります。
3.報告セグメントの変更等に関する事項
(1)報告セグメントの区分方法の変更
当第3四半期連結累計期間より、株式会社セブン・カードサービスの株式を取得し連結子会社となったことに伴い、事業セグメントの区分方法を見直し、報告セグメントを従来の「国内事業セグメント」及び「海外事業セグメント」から、「国内事業(銀行業その他)セグメント」、「クレジットカード・電子マネー事業セグメント」及び「海外事業セグメント」に変更しております。
(2)報告セグメントの名称の変更
報告セグメントの区分方法の変更に伴い、事業内容をより適切に表示するため、「国内事業セグメント」を「国内事業(銀行業その他)セグメント」に名称変更しております。当該変更は名称変更のみでありセグメント情報の数値に与える影響はありません。
なお、前第3四半期連結累計期間のセグメント情報については、変更後の区分方法により作成したものを記載しております。
(共通支配下の取引)
当社は、2023年4月6日開催の取締役会の決議に基づき、株式会社セブン・フィナンシャルサービス(以下、「7FI」)が所有する株式会社セブン・カードサービス(以下、「7CE」)の発行済株式870,000株(総株主等の議決権に対する割合:98.86%。小数点以下第三位を四捨五入しており、以下同様といたします。)を取得し、2023年7月1日付で7CEを連結子会社といたしました。
1.企業結合の概要
(1)結合当事企業の名称及びその事業の内容
結合企業の名称 : 株式会社セブン・カードサービス
事業の内容 : クレジットカード事業、電子マネー事業
(2)企業結合日
2023年7月1日
(3)企業結合の法的形式
現金を対価とする株式取得
(4)結合後企業の名称
変更はありません。
(5)取引の目的を含む取引の概要
・取引の目的
セブン&アイ・ホールディングスの子会社である当社と7CEは、セブン&アイグループの各店舗に来店されるお客様に、利便性の高い金融サービスを提供することを目的に、いずれも2001年に設立されました。設立以来約20年にわたり、両社とも、その目的達成に向けてサービスの拡充に努め、当社は主にATM事業と口座事業で、また7CEはクレジットカード事業と電子マネー事業(nanaco)にて、多くのお客様にご利用いただけるようになりました。
今後は、両社がこれまで培ってきたノウハウ・専門性等を統合、拡充させつつ、各種金融サービスをお客様視点で再整理し、さらに「7iD」で得られた知見等も活かしながら流通小売グループらしい金融サービスの開発やユニークな体験を提供してまいります。
・取引の概要
取得した株式の数 : 870,000株
取得価額 : 32,000百万円
取得後の持分比率 : 98.86%
2.実施する会計処理の概要
「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 2019年1月16日)及び「企業結合会計基準及び事業分離等会計基準に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第10号 2019年1月16日)に基づき、共通支配下の取引として処理しております。
(収益認識関係)
顧客との契約から生じる収益を分解した情報は、「注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。
(金銭の信託関係)
企業集団の事業の運営において重要なものであり、前連結会計年度の末日に比して著しい変動が認められるものは、次のとおりであります。
1.満期保有目的の金銭の信託
前連結会計年度(2023年3月31日)
該当事項はありません。
当第3四半期連結会計期間(2023年12月31日)
該当事項はありません。
2.その他の金銭の信託(運用目的及び満期保有目的以外)
前連結会計年度(2023年3月31日)
該当事項はありません。
当第3四半期連結会計期間(2023年12月31日)
(注)「その他の金銭の信託」の当第3四半期連結会計期間末における信託財産構成物は預け金であります。
1株当たり四半期純利益及び算定上の基礎は、次のとおりであります。
(注)1.当社は役員報酬BIP信託及び株式付与ESOP信託を導入しており、当該信託が保有する当社株式を1株当たり四半期純利益の算定上、期中平均株式数の計算において控除する自己株式数に含めております。控除した当該自己株式の期中平均株式数は前第3四半期連結累計期間3,436千株、当第3四半期連結累計期間5,006千株であります。
2.前第3四半期連結累計期間の潜在株式調整後1株当たり四半期純利益は、潜在株式が存在しないため記載しておりません。また、当第3四半期連結累計期間の潜在株式調整後1株当たり四半期純利益は、潜在株式は存在するものの希薄化効果を有しないため、記載しておりません。
該当事項はありません。
中間配当
2023年11月10日開催の取締役会において、2023年9月30日を基準日とする剰余金の配当(第23期の中間配当)につき、次のとおり決議いたしました。
中間配当金額 6,486百万円
1株当たりの中間配当金 5円50銭
(注)中間配当金額には、役員報酬BIP信託及び株式付与ESOP信託が保有する当社株式に対する配当金 30百万円が含まれております。