第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間(2023年4月1日2023年12月31日)の当社グループの売上高は1,072億4千3百万円前年同期比1.4%減)、営業利益は63億2千8百万円前年同期比36.3%減)となりました。経常利益は海外における金利の上昇に伴う受取利息の増加などにより69億2千2百万円前年同期比31.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は、連結子会社であるスミトモ セイカ ポリマーズ コリア カンパニー リミテッドにおける異常操業損失4億3千2百万円を特別損失に計上したことなどにより、43億7千9百万円前年同期比44.8%減)となりました。

また、1株当たり四半期純利益は325.09円、ROEは4.9%となりました。

 

当第3四半期連結会計期間末の総資産は、現預金や売掛債権の増加などにより前期末に比べ65億5千6百万円増加し、1,332億8百万円となりました。負債は、買掛金や借入金の増加などにより前期末に比べ27億6千9百万円増加し、427億5千9百万円となりました。

純資産は、前期末に比べ37億8千7百万円増加し、904億4千8百万円となりました。また、自己資本比率は前期末に比べ0.5ポイント下落し、67.9%となりました。

 

第1四半期連結会計期間より、各セグメントの損益の実態をより適正に反映させるため、全社費用の配賦基準を変更しております。前年同期の営業利益は変更後の基準を適用した数値に組み替えております。

 

セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。

<吸水性樹脂セグメント>

当セグメントでは、売上高は793億5千4百万円前年同期比1.7%減)、営業利益は39億6千万円前年同期比32.2%減)となりました。これは原燃料価格下落に伴う販売価格の低下などによるものであります

 

<機能マテリアルセグメント>

当セグメントでは、売上高は276億2千3百万円前年同期比0.7%減)、営業利益は23億1千3百万円前年同期比42.1%減)となりました。これはエレクトロニクスガスやラテックス製品、医薬中間体の販売数量が減少したことや、固定費の増加などによるものであります

 

<その他セグメント>

当社グループは上記事業のほか、製造受託事業等を行っております。当セグメントでは、売上高は2億6千5百万円前年同期比5.5%減)、営業利益は5千3百万円となりました。

 

 

 (2) 研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間における研究開発費の総額は20億4千7百万円であります。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等はありません。