第一部【企業情報】

第1【企業の概況】

1【主要な経営指標等の推移】

提出会社の状況

回次

第19期

第20期

第21期

第22期

第23期

決算年月

2018年4月

2019年4月

2020年4月

2021年4月

2022年4月

売上高

(千円)

11,082,975

11,305,120

10,230,110

7,029,981

8,246,771

経常利益又は経常損失(△)

(千円)

691,545

542,545

166,378

247,202

1,232,364

当期純利益又は当期純損失(△)

(千円)

423,405

279,245

23,005

61,102

698,952

持分法を適用した場合の投資利益

(千円)

資本金

(千円)

673,341

673,341

100,000

50,000

50,000

発行済株式総数

(株)

8,186,400

8,186,400

8,186,400

8,186,400

8,186,400

純資産額

(千円)

5,089,187

5,271,616

5,147,279

5,036,706

5,675,549

総資産額

(千円)

7,106,162

7,262,232

6,761,196

7,114,565

8,519,074

1株当たり純資産額

(円)

630.65

653.26

637.85

624.16

703.32

1株当たり配当額

(円)

15.50

12.00

9.00

6.00

10.50

(内1株当たり中間配当額)

(9.50)

(6.00)

(6.00)

(3.00)

(4.50)

1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失(△)

(円)

52.47

34.60

2.85

7.57

86.62

潜在株式調整後1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

71.6

72.6

76.1

70.8

66.6

自己資本利益率

(%)

8.3

5.3

0.4

1.2

12.3

株価収益率

(倍)

34.4

46.0

17.0

配当性向

(%)

20.5

34.7

12.1

営業活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

923,518

886,488

436,574

69,892

1,863,627

投資活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

731,896

665,817

528,445

193,319

1,474,028

財務活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

415,461

189,268

207,609

35,561

65,377

現金及び現金同等物の期末残高

(千円)

1,268,904

1,300,307

1,416,045

1,575,033

1,899,254

従業員数

(名)

260

265

255

234

215

(外、平均臨時雇用者数)

(840)

(877)

(791)

(610)

(693)

株主総利回り

(%)

168.3

149.7

115.0

132.2

141.5

(比較指標:配当込みTOPIX)

(%)

(118.5)

(110.4)

(102.6)

(135.8)

(139.1)

最高株価

(円)

3,750

(2,048)

1,900

1,742

1,532

1,600

最低株価

(円)

2,140

(1,525)

1,031

942

1,088

1,338

(注)1 当社は連結財務諸表を作成しておりませんので、「連結会計年度に係る主要な経営指標等の推移」については記載しておりません。

2 持分法を適用した場合の投資利益については、関連会社が存在しないため記載しておりません。

3 第19期、第20期、第21期、第22期及び第23期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

4 従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数はパート・アルバイトの年間の平均人員(1人当たり1日8時間換算)を記載しております。

5 当社は2017年11月1日付けで普通株式1株につき普通株式2株の割合で株式分割を行っております。第19期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額及び1株当たり当期純利益を算定しております。なお、1株当たり配当額については、株式分割前の実際の配当金の額を記載しております。

また、株主総利回りについては、第19期の期首に当該株式分割が行われたと仮定して算出しております。

6 選択した株価指数は、TOPIX(東証株価指数・配当込み)を選択しております。

7 最高株価及び最低株価は、2022年4月3日までは東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)におけるものであり、2022年4月4日以降は東京証券取引所(スタンダード市場)におけるものであります。なお、第19期の株価については株式分割前の最高株価及び最低株価を記載しており、株式分割後の最高株価及び最低株価を括弧内に記載しております。

8 「収益認識に関する会計基準」 (企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当事業年度の期首から適用しており、当事業年度に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

2【沿革】

1 当社の前身及び形式上の存続会社に係る沿革

 当社は、パチンコパーラーなどの運営を行っている東和産業株式会社よりフードサービス部門の営業を譲受け、1999年5月に東和フードサービス株式会社として営業活動を開始しております。

 東和産業株式会社のフードサービス事業は、1974年6月にカフェ事業を開始したのを皮切りに1983年3月に若者をターゲットとしたカジュアルレストラン「ダッキーダック」の第1号店を開店、1993年4月に現在の「スパゲッティ食堂ドナ」の第1号店を開店し、フードサービス事業を拡大しております。

 同社は、フードサービス事業のさらなる拡大に向け同事業を分離することとし、1998年7月に休業状態にあった形式上の受皿会社である株式会社イー・エム・シー(1981年7月10日設立)の全発行済株式を取得し、商号を東和フードサービス株式会社に変更したうえで、フードサービス事業の営業譲渡を実施し、当社は1999年5月1日に営業活動を開始しております。

 

0101010_001.png

 

2 (参考情報)当社の前身である東和産業株式会社に係る沿革

1974年5月

東和産業株式会社を設立

1974年6月

「コーヒーハウス」第1号店を銀座に開店

1976年9月

「ぱすたかん」第1号店を開店

1979年11月

東京都墨田区に「両国工場」を新設、セントラルキッチンとケーキ・ファクトリーにおける製造を開始

1983年3月

「ダッキーダック」第1号店を開店

1984年3月

駅ビルへの初出店となる「ダッキーダック」松戸店を開店

1986年3月

東京都江東区に「深川センター」を新設、セントラルキッチンとケーキ・ファクトリーの一貫生産体制を確立

1993年4月

「スパゲッティ屋ダッキーダック」第1号店を渋谷に開店

1996年4月

高級喫茶店「銀座七丁目椿屋珈琲店」を銀座に開店

 

3 当社が営業を開始した以降の沿革

1999年5月

東和産業株式会社のフードサービス部門の営業譲受により、当社が営業を開始

2000年11月

「スパゲッティ屋ダッキーダック」から「スパゲッティ屋ドナ」に屋号を変更・統一

2002年2月

横浜市戸塚区にセントラルキッチン「戸塚カミサリー」を新設し、ソース及びドレッシングの自社生産力強化とスパゲッティ生麺の本格的自社生産体制を確立

2002年6月

業容拡大につき、本社事務所を東京都中央区銀座二丁目に移転

2004年7月

日本証券業協会に店頭登録銘柄として登録

2004年8月

東京都千代田区に自社ビルを建設し、「ダッキーダック日比谷店」および「椿屋珈琲店日比谷離れ」を開設

2004年12月

株式会社ジャスダック証券取引所に株式を上場

2009年7月

本社事務所を東京都港区新橋三丁目に移転

2010年4月

ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に株式を上場

2010年10月

大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場

2013年7月

東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場

2015年7月

ISO22000(食品安全マネジメントシステム)認証を取得(本社・生産工場・店舗の一部)

2017年1月

「スパゲッティ食堂ドナ」から「イタリアンダイニングDONA」に屋号を変更・統一

2019年4月

新業態1号店「Cheese Egg Garden」アトレ松戸店をオープン

2019年9月

資本金1億円へ減資を実施

2019年11月

新業態2号店「Cheese Egg Garden」調布パルコ店をオープン

2020年6月

「ダッキーダック」コースカベイサイドストアーズ店をオープン

2020年9月

資本金5千万円へ減資を実施

2021年4月

椿屋珈琲1号店(銀座本館)が創業25周年

 

椿屋珈琲特製ビーフカレー(レトルト)の販売開始

2022年4月

東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場へ移行

 

椿屋珈琲 新宿茶寮を2フロア・224席へ増床オープン

 

3【事業の内容】

 当社は、「味覚とサービスを通して都会生活に安全で楽しい食の場を提供する」という経営理念のもと、「あったら楽しい」、「手の届く贅沢」をコンセプトとして、「東京圏ベストロケーション」「女性ターゲット」「ライトフード」という方針に基づいた営業活動を行っております。

 そして、「カフェカンパニー」(「椿屋珈琲」と「ダッキーダック」)、及び「ダイニングカンパニー」(「イタリアンダイニングドナ」と「鉄板ステーキ・お好み焼き ぱすたかん・こてがえし」)を1都3県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)において展開しております。

 当社の展開する店舗は全て直営店であり、フランチャイズ展開は行っておりません。各業態の特徴は下記のとおりであります。

 また、外食事業としてのソース・焙煎珈琲豆・ドレッシング・ケーキ・焼き菓子など自社製品の店舗外販売等も行っております。

 なお、当社は、フードサービス事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

部門

特徴

店舗数

 

椿屋珈琲

椿屋珈琲

最高立地、最高級家具、食器を取り揃え「古き良き時代、大正ロマン」を感じさせる内装・雰囲気の中で、その時代にマッチしたユニフォーム、ブラウス、サロン、カチューシャを身につけ、ホスピタリティ溢れる落ち着いた上品な接客のもと、自社焙煎のスペシャルティ珈琲、手作りケーキ、特製カレーをゆっくり嗜んでいただく、脱日常・時空間を提供しております。

椿屋カフェ・椿屋茶房

ターミナルショッピングセンターのファッションフロア等、幅広い客層(ファミリー等)に対応する良質のフードメニュー(ソース・生麺、全て自社生産)で親切な接客でおもてなししております。

50店

 

ダッキーダック

幅広い年代の女性をターゲットとし、自社ケーキ工房や店内ケーキスタジオで作られるフレッシュなケーキ、トレンドを押さえた野菜豊富なフードメニューを提供しております。

20店

 

カフェカンパニー計

70店

 

イタリアンダイニング ドナ

お酒を楽しめるイタリアンダイニングとして、開放感あふれる内外装、リーズナブルな価格でお楽しみ頂けるワインと一品料理に美味しい自社製の生パスタとピッツァ。1人でも、カップル・グループでもお楽しみいただけるカジュアルダイニングです。

22店

 

ぱすたかん・こてがえし

鉄板ステーキ・お好み焼きを中心に、厳選された旬の食材を使用したメニューを豊富にご用意し、元気な接客でおもてなししております。ハレの日にファミリーの方々を中心に、お酒やソフトドリンクで心ゆくまでお楽しみいただいております。

13店

 

プロント

「プロント」をフランチャイジーとして5店舗運営しております。朝から昼はカフェとしてコーヒー・トースト・マフィンやランチパスタを、夜はバーとしてシンプルかつ美味しいフードと共にビールやハイボールをはじめとしたお酒を気軽にお楽しみ頂けます。

5店

 

ダイニングカンパニー計

40店

合計店舗数

110店

(注) 店舗数は2022年4月30日現在で記載しております。

 

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4【関係会社の状況】

 該当事項はありません。

 

5【従業員の状況】

(1)提出会社の状況

 当社は、フードサービス事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

 

 

 

2022年4月30日現在

従業員数(名)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(円)

215

(693)

37.16

11.20

4,476,010

(注)1 従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数は最近1年間の平均雇用人数(1日8時間換算)を( )内に外数で記載しております。

2 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

 

(2)労働組合の状況

 現在、労働組合は結成されておりませんが、労使関係は良好であります。