第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期累計期間における、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は当四半期報告書提出日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

① 経営成績の状況

 当第2四半期累計期間の業績は、売上高60億20百万円(前年同期比18.0%増)、営業利益は4億27百万円(前年同期比144.0%増)、経常利益は4億49百万円(前年同期比131.1%増)、四半期純利益につきましては2億74百万円(前年同期比138.9%増)となりました。

 個人消費及びインバウンド消費の回復等による需要の増加に加え、原材料及び各種コストの上昇に伴い実施した価格改定の影響により、売上高・経常利益ともにコロナ禍以前の2019年同期間を上回りました。

 

 新規創店では、10月4日(水)茶寮SiKi 椿屋珈琲 クイーンズ伊勢丹仙川店、10月6日(金)こてがえし千葉そごう店、10月20日(金)TSUBAKIYA Jiyugaokaの計3店舗を出店いたしました。

 

 中期経営計画につきましては折り返し地点を通過しました。引き続き厳しい事業環境の中、より高付加価値の提供に繋げるべく、DX投資を継続しております。キッチンディスプレイ及びテーブルオーダーシステムの導入により効果が高められた実績を踏まえ、ダイニング業態を中心に投資を進めてまいります。また戸塚カミサリーでは業務効率化に向け冷凍設備の新設と年間消費電力量を削減するため吸排機器の入れ替えを実施いたします。

 人手不足を背景に業務効率化に向けて始めた本部研修カリキュラムは椿屋珈琲グループから着手してまいりましたが、現在は他業態でも導入を進めており、店舗社員の負担軽減と長時間労働の圧縮にもつながっております。来期に向けては、研修センターとしての機能を充実させるための設備投資も行う予定でおります。

 

② 財政状態の状況

(資産)

 流動資産は、前事業年度末に比べて2億30百万円増加し、49億31百万円となりました。これは、現金及び預金が2億87百万円増加したことなどによります。固定資産は、前事業年度末に比べて89百万円増加し、38億32百万円となりました。これは、建物が59百万円増加、工具、器具及び備品が47百万円増加したことなどによります。

この結果、総資産は前事業年度末に比べて3億20百万円増加し、87億63百万円となりました。

(負債)

 流動負債は、前事業年度末に比べて65百万円増加し、17億95百万円となりました。これは、未払消費税等が1億30百万円減少した一方で、未払法人税等が1億67百万円増加、賞与引当金が1億8百万円増加したことなどによります。固定負債は、前事業年度末に比べて10百万円増加し、7億7百万円となりました。この結果、負債合計は前事業年度末に比べて75百万円増加し、25億2百万円となりました。

(純資産)

 純資産合計は、前事業年度末に比べて2億44百万円増加し、62億60百万円となりました。これは、四半期純利益の計上2億74百万円があったことなどによります。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、14億8百万円で前事業年度末に比較して2億12百万円減少いたしました。

 各キャッシュ・フローの状況と主な内容は以下のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果得られた資金は、5億70百万円(前年同期は1億16百万円の収入)となりました。これは主に、税引前四半期純利益が4億41百万円あったことなどによるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果使用した資金は、7億33百万円(前年同期は2億27百万円の支出)となりました。これは主に、定期預金の払戻による収入22億円、定期預金の預入による支出27億円、有形固定資産の取得による支出2億7百万円があったことなどによるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果使用した資金は、49百万円(前年同期は49百万円の支出)となりました。これは主に、配当金の支払額が48百万円あったことなどによるものであります。株主還元は経営上の重要な課題と認識しており、業績や事業拡大に向けた資金需要に対応した内部留保の確保を総合的に勘案したうえで、安定的かつ継続的な配当を実施する方針としております。

 

(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(4)経営方針・経営戦略等

 当第2四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第2四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

 該当事項はありません。

 

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。