該当事項はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の5類感染症への移行後、緩やかに回復してきております。一方で引き続き各種原材料・エネルギー価格の高騰、円安の進行等により物価高が止まらず、個人消費を中心に経済活動に制限がかかり、先行きが不透明な状況が続いております。
美容サロン業界におきましては、店舗間競争の激化と慢性的な人手不足という課題に直面しているものの、コロナ禍後の景気回復基調に合わせて、緩やかではありますが来店客数・客単価の回復が続いております。
そのような状況下、当社グループでは利便性の向上や提供サービスの強化といった施策による需要掘り起こしと共に、コストコントロールや海外事業の見直しなど、収益改善にも努めてまいりました。
この結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は14,341,920千円(前年同期比13.4%増)、売上総利益は3,628,485千円(前年同期比12.8%増)、営業利益は766,072千円(前年同期比50.3%増)、経常利益は780,741千円(前年同期比52.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は527,314千円(前年同期比51.2%増)となりました。
セグメント別の業績は次のとおりであります。
①物販事業
物販事業におきましては、インターネット通販サイト「BEAUTYGARAGE Online Shop」、全国主要都市のショールーム&ストア+法人営業チーム、および各グループ会社を通して、理美容機器や化粧品・消耗品等のプロ向け美容商材を、国内外の理美容室、エステサロン、リラクゼーションサロン、ネイルサロン、アイラッシュサロン等向けに提供しております。
当第2四半期連結累計期間におきましては、引き続き商品ラインナップの拡充とECサイトUI/UXの着実な改善と進化を継続することを通じて、美容商材流通のプラットフォーマーとしての役割強化に注力してまいりました。KPIとしては、美容サロンによる当社ECサイト継続利用が増えており、アクティブユーザー数、ロイヤルユーザー数(70,000口座を突破)、注文件数が大きく増加致しました。一方で、前期から続く円安および原材料・輸送費高騰による原価率の上昇という厳しい外部環境にも直面しておりますが、販売価格見直しの適宜実施と、スケールメリット創出による仕入れ価格の低減や各種コスト削減による販管費の圧縮によって、利益率の確保に努めてまいりました。
この結果、物販事業全体としての売上高は11,889,907千円(前年同期比14.3%増)、セグメント利益は688,149千円(前年同期比49.5%増)となりました。
②店舗設計事業
店舗設計事業におきましては、連結子会社である株式会社タフデザインプロダクトにより東京・金沢・名古屋・大阪・福岡の五拠点において店舗設計・工事施工管理を提供しております。トレンドを捉えたデザイン性の高い店舗設計の提案を行うことで独立開業を目指す顧客から高い支持を得ており、新規開業顧客に加えて、大手チェーン店本部からの受注も獲得してまいりました。当第2四半期連結累計期間では、平均案件単価が落ち込んだ一方で、美容サロン、クリニックを中心に受託案件数を伸ばすことが出来ました。
しかしながら、いくつかの大型案件の売上計上月が第3四半期にずれ込んだ影響もあり、当事業の売上高は1,541,306千円(前年同期比2.0%増)、セグメント利益は63,194千円(前年同期比2.1%減)となりました。
③その他周辺ソリューション事業
その他周辺ソリューション事業におきましては、ビューティサロンの開業と経営に必要なサポートとして、開業プロデュース、居抜き物件仲介、決済支援、集客支援、講習・アカデミー、損害保険、システム導入支援、店舗リース、M&A仲介、提携ビジネスカード、低コスト電力の供給等の各種ソリューションサービスを、各専門WEBサイトと全国主要都市のショールームと法人営業部隊、各グループ会社を通して提供しております。また、当社取引先であるメーカー・ベンダー向けに販売促進サポートを行う、マーケティング支援サービスも新たに提供を始めております。
当第2四半期連結累計期間におきましては、各種サービスのうち、店舗リース、提携ビジネスカード、損害保険、マーケティング支援を大きく伸ばすことが出来ました。この結果、当事業の売上高は910,707千円(前年同期比24.7%増)、セグメント利益は112,513千円(前年同期比48.2%増)となっております。
(2) 財政状態の分析
(流動資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産は、前連結会計年度末に比べて3.7%増加し、10,102,852千円となりました。これは、売上債権の減少があったものの、棚卸資産の増加があったことによるものであります。
(固定資産)
当第2四半期連結会計期間末における固定資産は、前連結会計年度末に比べて12.2%増加し、2,606,578千円となりました。有形固定資産と無形固定資産の減少があったものの、投資その他の資産の増加があったことによるものであります。
(流動負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債は、前連結会計年度末に比べて2.5%増加し、4,576,600千円となりました。主に賞与引当金の増加によるものであります。
(固定負債)
当第2四半期連結会計期間末における固定負債は、前連結会計年度末に比べて9.7%増加し、1,487,695千円となりました。これは、主に長期借入金の増加によるものであります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べて6.4%増加し、6,645,136千円となりました。これは、主に配当金の支払に伴い利益剰余金の減少126,320千円があったものの、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が527,314千円増加したことによるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ27,579千円増加し、3,390,211千円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果増加した資金は、351,756千円(前年同期は22,951千円の資金減少)となりました。これは、主に棚卸資産の増加があったものの、税金等調整前四半期純利益の計上、仕入債務の増加があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、336,393千円(前年同期は61,667千円の資金増加)となりました。これは、主に無形固定資産の取得及び敷金・保証金の差入れによる支出があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、1,302千円(前年同期は426,495千円の資金減少)となりました。これは主に、長期借入による収入があったものの、借入債務の返済による支出及び配当金の支払による支出があったことによるものであります。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 生産、受注及び販売の実績
当第2四半期連結累計期間における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。
2.金額は製造原価によっております。
当第2四半期連結累計期間における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。
2.金額は仕入価格によっております。
当第2四半期連結累計期間における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) セグメント間取引については、相殺消去しております。
当第2四半期連結累計期間における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) セグメント間取引については、相殺消去しております。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。