第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当中間連結会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績の状況

 当社グループは、『情報をもっと簡単、便利、快適に』をコンセプトに、情報活用の利便性を追求し、すべての人により快適なユーザーエクスペリエンス(UX)を提供すると同時に、住生活関連ビジネスのパフォーマンス向上を支えるための事業を展開しております。

 当中間連結会計期間における当社グループを取り巻く情報サービス産業においては、引き続き人手不足が深刻化している一方で、デジタルトランスフォーメーション(DX)や生成AI(Generative AI)を活用した業務効率化や新規事業創出の動きが活発化しており、企業の競争力強化に向けた投資が増加傾向にあります。

 このような状況の下、当社グループは、2025年9月期において、「第1の主力事業『リビンマッチ』の成長加速」、「第2の主力事業候補の拡大」、「第3の主力事業となり得る新マッチングサービスの市場投入」を重点施策に掲げ、企業価値の向上に取り組んでおります。

 当中間連結会計期間において、第1の主力事業である『リビンマッチ』においては、広告効率が改善し、営業利益の増加に寄与しました。また、第2の主力事業候補として位置付けている外壁塗装DX事業『ぬりマッチ』および建築DX事業『メタ住宅展示場』に対して積極的な投資を行い、将来の主力事業としての地位確立を目指すとともに、高度な専門性を持つ人材を含む採用活動や教育を通じて、人的資本への投資を強化し、事業基盤のさらなる拡充を図りました。

 以上の結果、当中間連結会計期間の経営成績は、営業収益1,806,533千円(前年同期比0.3%増)、営業利益256,242千円(前年同期比104.3%増)、経常利益244,251千円(前年同期比91.0%増)、親会社株主に帰属する中間純利益131,428千円(前年同期比76.3%増)となりました。

 なお、当社グループは、DXプラットフォーム事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。

 

(2)財政状態の状況

(資産)

 当中間連結会計期間末における総資産は3,421,175千円となり、前連結会計年度末と比較して20,541千円増加いたしました。これは主に、現金及び預金が46,496千円、投資有価証券が21,283千円減少した一方で、その他流動資産が70,800千円、売掛金が26,052千円増加したことによるものであります。

 

(負債)

 当中間連結会計期間末における負債は1,739,873千円となり、前連結会計年度末と比較して110,832千円減少いたしました。これは主に、未払法人税等が78,576千円増加した一方で、長期借入金が140,724千円、1年以内返済長期借入金が43,020千円減少したことによるものであります。

 

(純資産)

 当中間連結会計期間末における純資産は1,681,301千円となり、前連結会計年度末と比較して131,374千円増加いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する中間純利益131,428千円の計上によるものであります。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

 当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ47,296千円減少し、1,823,704千円となりました。

 なお、当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 当中間連結会計期間において営業活動の結果得られた資金は192,298千円(前年同期は45,950千円の収入)となりました。これは主に税金等調整前中間純利益243,047千円の計上があった一方で、未払金の減少額41,065千円があったことによるものです。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 当中間連結会計期間において投資活動の結果使用した資金は55,797千円(前年同期は97,035千円の支出)となりました。これは主に投資有価証券の取得による支出49,455千円、定期預金の預入による支出3,300千円があったことによるものです。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 当中間連結会計期間において財務活動の結果使用した資金は183,798千円(前年同期は60,737千円の支出)となりました。これは長期借入金の返済による支出183,744千円があったことによるものです。

 

(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定について重要な変更はありません。

 

(5)経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標

 当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題についての重要な変更、または、新たに生じた優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題はありません。

 

(7)研究開発活動

 該当事項はありません。

 

 

3【経営上の重要な契約等】

 当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。