当中間連結会計期間において、当半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
当中間連結会計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が進む一方で、物価上昇の影響により個人消費の伸びが鈍化し、一部では足踏み感が残る状況でしたが、持ち直しの兆しも見られました。ただし、米国の政策動向の先行きや海外経済の下振れがわが国の景気を下押しするリスクとなっているほか、中東地域を取り巻く情勢や金融資本市場の変動等の影響にも十分注意する必要があると考えられます。
当社グループの事業を取り巻く環境においては、2023年における世界のモバイルゲーム市場は8兆7,916億円、そのうち日本国内では1兆1,886億円と高い水準で推移しております (参考:株式会社角川アスキー総合研究所「ファミ通モバイルゲーム白書2024」)。
このような事業環境のもと、当社グループは中長期的な成長の要となる複数の新規アプリの企画・開発及び既存アプリの運営に取り組んでまいりました。主力タイトルである『メメントモリ』は、年末年始キャンペーンを実施したほか、同作のキャラクタービジュアルを用いたキャンバスアートなどを受注販売するアートショップイベントを開催するなど、ファン醸成を目的とした施策も実施いたしました。
以上の結果、当中間連結会計期間の売上高は6,584百万円 (前中間連結会計期間比15.7%減)、営業利益は1,016百万円 (同17.8%減)、経常利益は1,033百万円 (同17.6%減)、親会社株主に帰属する中間純利益は475百万円 (同42.0%減) となりました。
なお、当社グループはスマートフォンアプリ関連事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。
(資産)
当中間連結会計期間末における総資産は6,763百万円となり、前連結会計年度末に比べ960百万円増加いたしました。これは主に、現金及び預金が580百万円増加、有価証券が600百万円増加したことによるものであります。
(負債)
当中間連結会計期間末における負債合計は1,821百万円となり、前連結会計年度末に比べ485百万円増加いたしました。これは主に、未払法人税等が545百万円増加、長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む。)が110百万円減少したことによるものであります。
(純資産)
当中間連結会計期間末における純資産は4,941百万円となり、前連結会計年度末に比べ475百万円増加いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する中間純利益を475百万円計上したことによるものであります。
当中間連結会計期間における現金及び現金同等物 (以下、「資金」という。) は、3,907百万円となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間において営業活動の結果得られた資金は1,380百万円となりました。主な要因は、税金等調整前中間純利益の計上1,033百万円、法人税等の還付額325百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間において投資活動の結果得られた資金は227百万円となりました。主な要因は、定期預金の払戻による収入316百万円、敷金及び保証金の差入による支出88百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間において財務活動の結果使用した資金は110百万円となりました。主な要因は、長期借入金の返済による支出110百万円によるものであります。
当中間連結会計期間において、前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略について重要な変更はありません。
当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
当中間連結会計期間の研究開発費の総額は、532百万円であります。
なお、当中間連結会計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。