当中間連結会計期間において、当半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営成績
当中間連結会計期間(2024年10月1日~2025年3月31日)における景気の動向は、緩やかに回復の動きがみられたものの、依然として不透明な状況で推移しました。
このような環境の中、中長期的な戦略のテーマ「グループ各事業の持続可能な経営による節度ある成長の実現」に取り組んでおります。
その結果、当中間連結会計期間の業績は、売上高32,037百万円(前年同期比1.3%増)、営業利益5,712百万円(同7.3%減)、経常利益6,025百万円(同3.5%減)、親会社株主に帰属する中間純利益2,641百万円(同1.7%増)となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
① 化粧品事業
化粧品事業は、売上高25,442百万円(前年同期比1.4%増)、セグメント利益6,413百万円(同1.4%減)となりました。
② 医薬・食品事業
医薬・食品事業は、売上高5,596百万円(前年同期比1.8%増)、セグメント利益425百万円(同37.8%減)となりました。
③ その他の事業
その他の事業は、売上高998百万円(前年同期比2.5%減)、セグメント利益101百万円(同32.3%減)となりました。
(2)財政状態
当中間連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ3,769百万円減少し、72,702百万円となりました。主に、現金及び預金が5,423百万円減少したことと、土地が1,417百万円増加したことによるものです。
負債は、前連結会計年度末に比べ1,277百万円増加し、23,842百万円となりました。主に、未払法人税等が1,678百万円増加したことと、退職給付に係る負債が548百万円減少したことによるものです。
純資産は、前連結会計年度末に比べ5,047百万円減少し、48,859百万円となりました。主に、前期末配当7,685百万円による減少と、親会社株主に帰属する中間純利益2,641百万円により、利益剰余金が5,043百万円減少したことによるものです。
この結果、自己資本比率は66.5%となりました。
(3)キャッシュ・フロー
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ5,413百万円減少し、23,592百万円となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの増減要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金の増加は3,986百万円(前年同期は6,202百万円の増加)となりました。主に、増加要因として、税金等調整前中間純利益6,112百万円、減少要因として、法人税等の支払額又は還付額1,582百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金の減少は1,769百万円(前年同期は2,156百万円の増加)となりました。主に、有形固定資産の取得による支出1,559百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金の減少は7,722百万円(前年同期は7,560百万円の減少)となりました。主に、配当金の支払額7,679百万円によるものであります。
(4)優先的に対処すべき課題
当中間連結会計期間において、優先的に対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動
当中間連結会計期間の研究開発費の総額は、516百万円であります。
なお、当中間連結会計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。