当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における日本経済は、経済活動の正常化やインバウンド需要の増加、株価上昇に伴う消費者マインドの改善などにより、緩やかな回復が続いております。
一方、エネルギー価格や原材料価格の高止まり、更なる人件費の上昇による景気への影響も注視していく必要があります。
当建設業界では、公共投資は底堅く推移し、民間設備投資も持ち直しの動きがみられるものの、資材価格の高止まり、労働者賃金の上昇及び労働者不足の問題などにより、厳しい経営環境が続いております。
このようななか、当社グループは、中期経営計画「Challenges for the future」(2020年度~2024年度)の目標達成を目指して営業活動を展開した結果、当社グループの当第3四半期連結累計期間の財政状態及び経営成績は、以下の通りとなりました。
①財政状態
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、「受取手形、完成工事未収入金及び契約資産」が増加したことなどにより、前連結会計年度末比10,463百万円増の56,089百万円となりました。
負債合計は、「電子記録債務」が増加したことなどにより、前連結会計年度末比10,621百万円増の34,710百万円となりました。
純資産合計は、親会社株主に帰属する四半期純利益475百万円の計上及び配当金の支払などにより、前連結会計年度末比157百万円減の21,378百万円となりました。
②経営成績
当社グループの当第3四半期連結累計期間の経営成績は、受注高は71,522百万円(前年同期比1.8%減)、売上高は56,755百万円(前年同期比2.9%増)、繰越工事高は101,789百万円(前年度末比18.6%増)となりました。利益面につきましては、営業利益は496百万円(前年同期比64.7%減)、経常利益は563百万円(前年同期比61.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は475百万円(前年同期比52.6%減)となりました。
なお、当社グループは単一の報告セグメントのためセグメント情報の記載は行っておりません。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における研究開発費は54百万円でありました。また、研究開発活動の状況について重要な変更はありません。
当社は2023年10月26日開催の取締役会において、株式会社神島組の全株式を取得し、子会社化することについて決議し、2023年10月29日付で株式譲渡契約を締結しました。株式譲渡実行日は2023年11月7日であります。
詳細については、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(企業結合等関係)」をご参照ください。