第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当中間会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当中間会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

①経営成績の状況

 当社は、消費者にとって価値のある商品づくり、人づくり、店づくりを目指し、「よりいいものをより安く」提供し、「三代目茂蔵」のブランド力を強化・確立することで、売上高及び利益の向上を図ってまいります。

 当中間会計期間において、商品につきましては、引き続き「健康」をキーワードに「茂蔵オリジナル商品」を強化し、物価高騰の今後の対策として、顧客数の確保を第一に取り組んでまいりました。

 当中間会計期間の売上高は1,523,398千円(前年同期比6.3%増)、営業利益は59,142千円(前年同期比156.2%

増)、経常利益は61,831千円(前年同期比150.0%増)、中間純利益は39,637千円(前年同期比177.0%増)となりました。

 

 セグメント別の業績は次のとおりであります。

 

(小売事業)

 当セグメントにおいては「よりいいものをより安く」をコンセプトに「三代目茂蔵」ブランドのクオリティ向上 を推し進めております。当中間会計期間におきましては、引き続き「健康」をキーワードに「茂蔵オリジナル商品」の開発強化をすすめ健康ブランド向上に努めました。具体的には買いやすい価格帯に設定した新商品開発や既存商品の規格見直し強化を行い、値上げによる顧客数減少の対策と売上高の拡大に取り組んでまいりました。

 店舗におきましては、引き続き開店時間から12時までの時間帯に「朝市」を開催し、購買意欲の高い顧客層の来店頻度の向上を図りつつ、更なる顧客数確保のため店頭商品の大幅な見直しを行ってまいりました。

 これらにより1店舗平均の顧客数は前年同期比97.9%、顧客単価は価格見直し等もあり、同111.4%となりました。

 店舗につきましては、リモート会議にて販売スタッフとの情報共有を徹底することにより1店舗あたりの生産性向上を目指しました。

 以上の結果、小売事業の売上高は1,360,319千円(前年同期比5.8%増)となりました。セグメント利益(営業利益)につきましては、顧客数の増減を慎重に判断しながら商品規格を見直した結果、売上総利益率が改善したことにより130,151千円(前年同期比46.3%増)となりました。

 

(その他事業)

 その他事業は、小売加盟店及び業務用得意先への卸売事業並びに通販事業であります。

 その他事業の売上高は163,079千円(前年同期比10.3%増)、セグメント利益(営業利益)は10,060千円(前年同期比45.4%増)となりました。

 

 なお、当中間会計期間の出店状況は、次のとおりであります。

(単位:店)

 

前事業年度末
店舗数

増加

減少

当中間期末
店舗数

小売事業

「三代目茂蔵」(直営店)

30

30

その他事業

「三代目茂蔵」(加盟店)

392

8

10

390

合計

422

8

10

420

 

②財政状態の分析

(資産)

 当中間会計期間末における資産の残高は、前事業年度末と比較して108,048千円増加し1,393,130千円となりました。主な要因は、現金及び預金の増加120,003千円、一方で水海道工場売却に係る売却代金の回収に伴う長期未収入金の減少18,804千円等によるものであります。

(負債)

 当中間会計期間末における負債の残高は、前事業年度末と比較して68,410千円増加し342,821千円となりました。主な要因は、買掛金の増加46,963千円、未払金の増加13,871千円等によるものであります。

(純資産)

 当中間会計期間末における純資産の残高は、前事業年度末と比較して39,637千円増加し1,050,308千円となりました。これは中間純利益39,637千円の計上により利益剰余金が39,637千円増加したことによるものであります。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

 当中間会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末と比較して120,003千円増加し638,527千円となりました。

 当中間会計期間における各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果得られた資金は、111,742千円(前年同期は69,577千円の収入)となりました。これは主に、増加要因として税引前中間純利益54,086千円、仕入債務の増加額46,963千円、減少要因として法人税等の支払額12,990千円等によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果得られた資金は、8,258千円(前年同期は16,354千円の収入)となりました。これは、長期未収入金の回収による収入18,804千円等、減少要因として有形固定資産の取得による10,545千円等によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 当事業年度における財務活動による資金の増減はありませんでした(前年同期は11,250千円の支出)。

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当中間会計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

 該当事項はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当中間会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。