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回次 |
第15期 |
第16期 |
第17期 |
第18期 |
第19期 |
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決算年月 |
2020年12月 |
2021年12月 |
2022年12月 |
2023年12月 |
2024年12月 |
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売上高 |
(百万円) |
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経常利益 |
(百万円) |
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親会社株主に帰属する当期純利益 |
(百万円) |
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包括利益 |
(百万円) |
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純資産額 |
(百万円) |
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総資産額 |
(百万円) |
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1株当たり純資産額 |
(円) |
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1株当たり当期純利益金額 |
(円) |
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潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額 |
(円) |
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自己資本比率 |
(%) |
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自己資本利益率 |
(%) |
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株価収益率 |
(倍) |
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営業活動によるキャッシュ・フロー |
(百万円) |
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|
△ |
△ |
△ |
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投資活動によるキャッシュ・フロー |
(百万円) |
△ |
△ |
△ |
|
|
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財務活動によるキャッシュ・フロー |
(百万円) |
△ |
△ |
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現金及び現金同等物の期末残高 |
(百万円) |
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従業員数 |
(人) |
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|
|
(外、平均臨時雇用人員) |
( |
( |
( |
( |
( |
|
(注)1.従業員数は、就業人員数を表示しております。
2.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準29号 2020年3月31日)等を第17期の期首から適用しており、第17期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。
3.第17期、第18期及び第19期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、希薄化効果を有している潜在株式が存在しないため記載しておりません。
4.当社は2024年1月17日付で一部コミットメント型ライツ・オファリングに基づく新株予約権の株主割当てを行い、当該新株予約権の行使に伴い新株式を発行しております。第15期事業年度の期首に当該ライツ・オファリングに基づく払込が行われたと仮定した株式数で、1株当たり純資産額、1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益を算定しております。
|
回次 |
第15期 |
第16期 |
第17期 |
第18期 |
第19期 |
|
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決算年月 |
2020年12月 |
2021年12月 |
2022年12月 |
2023年12月 |
2024年12月 |
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売上高 |
(百万円) |
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経常利益 |
(百万円) |
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当期純利益 |
(百万円) |
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資本金 |
(百万円) |
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発行済株式総数 |
(株) |
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純資産額 |
(百万円) |
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総資産額 |
(百万円) |
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1株当たり純資産額 |
(円) |
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1株当たり配当額 |
(円) |
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(うち1株当たり中間配当額) |
( |
( |
( |
( |
( |
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1株当たり当期純利益金額 |
(円) |
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潜在株式調整後1株当たり当期純利益 |
(円) |
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自己資本比率 |
(%) |
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|
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|
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自己資本利益率 |
(%) |
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株価収益率 |
(倍) |
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配当性向 |
(%) |
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従業員数 |
(人) |
|
|
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(外、平均臨時雇用人員) |
( |
( |
( |
( |
( |
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株主総利回り |
(%) |
|
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|
|
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|
(比較指標:配当込みTOPIX) |
(%) |
( |
( |
( |
( |
( |
|
最高株価 |
(円) |
2,243 |
1,730 |
1,499 |
1,919 |
1,775 |
|
最低株価 |
(円) |
466 |
1,084 |
1,000 |
1,007 |
793 |
(注)1.従業員数は、就業人員数を表示しております。
2.当社は、2020年10月8日をもって東京証券取引所マザーズから東京証券取引所市場第一部へ市場変更いたしました。従いまして、株主総利回りの算定に使用した当社株価並びに最高株価及び最低株価は、市場変更以前は同取引所マザーズにおけるものであり、市場変更以降は東京証券取引所市場第一部におけるものであります。また、2022年4月4日以降は東京証券取引所の市場区分見直しに伴い東京証券取引所プライム市場におけるものであります。なお、株主総利回りの算定に使用した比較指標につきましても、配当込み東証マザーズ指標から配当込みTOPIX(東証株価指数)に変更しております。
3.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準29号 2020年3月31日)等を第17期の期首から適用しおり、第17期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。
4.第17期、第18期及び第19期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、希薄化効果を有している潜在株式が存在しないため記載しておりません。
5.当社は2024年1月17日付で一部コミットメント型ライツ・オファリングに基づく新株予約権の株主割当てを行い、当該新株予約権の行使に伴い新株式を発行しております。第15期事業年度の期首に当該ライツ・オファリングに基づく払込が行われたと仮定した株式数で、1株当たり純資産額、1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益を算定しております。
2003年8月に東京都千代田区神田須田町において、投資事業を目的として有限会社ジャパン・インベストメント・アドバイザー(現株式会社こうどうホールディングス)を設立。当社は同社から会社分割の手法により設立された。
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年月 |
事項 |
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2006年9月 |
有限会社ジャパン・インベストメント・アドバイザーから会社分割により株式会社ジャパン・インベストメント・アドバイザーを設立し、分割時に承継した海運コンテナオペレーティング・リース事業を開始。 |
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2007年1月 |
米国CAI International,Inc.と合弁でCAIJ株式会社(現フィンスパイア株式会社)を設立し、CAIJによる米国CAI International,Inc.が保有するポートフォリオを活用した海運コンテナオペレーティング・リース事業を開始。 |
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2007年2月 |
株式会社ジャパン・インベストメント・アドバイザーから、CAIJ株式会社(現フィンスパイア株式会社)に海運コンテナオペレーティング・リース事業を移管。 M&Aアドバイザリー事業を開始。 |
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2011年8月 |
JPリースプロダクツ&サービシイズ株式会社を設立し、航空機オペレーティング・リース事業を開始。 |
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2012年8月 |
有料職業紹介事業許可を得て、人材紹介事業を開始。 |
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2013年11月 |
和歌山県日高郡みなべ町においてメガソーラー発電所の施工を発注し、太陽光発電事業を開始。 |
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2013年12月 |
2億円の第三者割当増資を実施。 JPリースプロダクツ&サービシイズ株式会社にて海運コンテナオペレーティング・リース事業を開始。 |
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2014年4月 |
株式会社ジャパンインベストメントアドバイザーに商号変更するとともに、本社を東京都千代田区霞が関に移転。 |
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2014年5月 |
JPリースプロダクツ&サービシイズ株式会社が太陽光発電事業の第1号ファンドを組成・販売。 |
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2014年8月 |
宅地建物取引業免許を取得し、不動産事業を開始。 |
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2014年9月 |
東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場。 |
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2015年8月 |
プライベートエクイティファンド「JPE第1号」を活用したプライベート・エクイティ投資事業を開始。 |
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2015年9月 |
株式会社日本證券新聞社の全株式を取得し、メディア・IRアドバイザリー事業を開始。 |
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2015年10月 |
JPリースプロダクツ&サービシイズ株式会社が、船舶オペレーティング・リース事業、及びパーツアウト・コンバージョン事業を開始。 |
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2016年1月 |
一般市場における上場支援事業開始。 |
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2016年3月 |
米国CAI International,Inc.が保有する、CAIJ株式会社(現フィンスパイア株式会社)株式を取得し、100%子会社化。(2017年3月に、CAIJ株式会社からフィンスパイア株式会社に商号変更) |
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2016年4月 |
ブックビルディング方式による約30億円の有償増資を実施。 |
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2016年5月 |
約3億円の第三者割当増資を実施。 |
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2017年5月 |
東証上場の情報システム会社3社との合弁により、株式会社イーテア(持分法適用会社)を設立し、フィンテック事業の協業を開始。 |
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2017年7月 |
ブックビルディング方式による約43億円の有償増資を実施。 |
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2017年8月 |
約6億円の第三者割当増資を実施。 |
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2017年11月 |
フィンスパイア株式会社が保険代理店事業を開始。 (2019年7月にフィンスパイア株式会社を吸収分割会社としてJPリースプロダクツ&サービシイズ株式会社が保険代理店事業などを承継。) |
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2018年6月 |
ブックビルディング方式による約123億円の有償増資及び約17億円の第三者割当増資を実施。 |
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2019年9月 |
アグリ&バイオ事業を開始。(太陽光発電所の除草等の目的で羊を放牧) |
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2019年11月 |
JPリースプロダクツ&サービシイズ株式会社の100%子会社であるJLPS Holding Ireland Limited(現 JLPS Ireland Limited)が欧州における案件組成の拠点として活動を開始。 |
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2020年7月 |
持分法適用会社として、Airbusグループとの合弁会社Bleriot Aviation Leasing Designated Activity Company を設立し、航空機オペレーティング・リース事業の協業を開始。 |
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2020年10月 |
東京証券取引所市場第一部(現プライム市場)へ市場変更。 |
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2021年7月 |
東京証券取引所が運営するプロ投資家向け株式市場「TOKYO PRO Market」に係る「J-Adviser」資格を取得し、TOKYO PRO Marketにおける上場支援事業開始。 |
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2021年9月 |
三京証券株式会社の全株式を取得し、JIA証券株式会社に商号変更を行った上で、証券事業を開始。 |
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2022年1月 |
JIA信託株式会社が、運用型信託会社の免許を取得し、信託事業を開始。 |
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2022年4月 |
東京証券取引所新市場区分 「プライム市場」へ移行。 |
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2022年7月 |
グローバルに展開するファンド運営会社との合弁会社である、JIA Aviation Finance 合同会社(持分法適用会社)が航空機ファイナンス事業を開始。 |
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2023年4月 |
不動産小口化商品の組成・販売開始。 |
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2023年9月 |
国内公募社債初の無格付け債を発行。(ロンドン証券取引所グループが運営するDEALWATCH AWARDS 2023(2024年3月発表)」において「Debut Debt Deal of the Year」を受賞) |
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2024年3月 |
「一部コミットメント型ライツ・オファリング」により、103億42百万円の増資を実施。 |
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2024年5月 |
株式会社CFスタートアップスの全株式を取得し、クラウドファンディング事業を開始。 |
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2024年6月 |
マイルストンアセットマネジメント株式会社の86.2%の株式を取得し、投資運用・投資助言事業を開始 パイオニアエース航空株式会社が、運行管理施設等の検査に合格し、航空運送事業を開始。 |
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2024年9月 |
フジマウンテンプレミアムリゾート株式会社の株式を取得し、持分法適用会社化。 |
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2024年12月
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福岡証券取引所が運営するプロ投資家向け株式市場「Fukuoka PRO Market」に係る「F-Adviser」資格を取得、Fukuoka PRO Marketにおける上場支援事業を開始。 |
当社グループは、当社、連結子会社JPリースプロダクツ&サービシイズ株式会社(以下、JLPSという。)他23社及び持分法適用関連会社5社で構成されており、主に金融ソリューション事業を展開しております。詳細は、「4 関係会社の状況」をご参照ください。なお、当社は有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場企業に該当しており、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については、連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。
当社は、金融ソリューション事業のうち主要事業であるオペレーティング・リース事業のシェアが全体の収益の大部分を占めているため、単一の事業セグメントとして運営しております。その他事業においても、共通の経営基盤と戦略に基づいて展開しているため、財務報告においては、事業全体を一つのセグメントとして取り扱っております。
事業概要、収益内容等は以下のとおりです。
(事業系統図)
[1]オペレーティング・リース事業について
(1)オペレーティング・リース事業の内容
本書における「オペレーティング・リース事業」とは、一般的に「日本型オペレーティング・リース (JOL)」と呼ばれているものです。事業概要は以下のとおりです。
(オペレーティング・リース事業の主な関係者)
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匿名組合営業者 |
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JLPSの非連結子会社である(注1)SPC(Special Purpose Company)がリース物件を取得し、リース案件ごとに設立される匿名組合の営業者(以下、「営業者」という。)となり、リース事業を遂行します。 |
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JPリースプロダクツ&サービシイズ(JLPS) |
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JLPSは、営業者から組成、販売、管理、出口管理といったオペレーティング・リース事業の運営、並びに事業運営に係る匿名組合契約に基づく報告、営業者の会社運営上必要とされる記帳、税務申告等の一切の管理業務を受託することで、手数料を得ます。(注2) |
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投資家(匿名組合員) |
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匿名組合事業の損益に関して、リース期間前半には定率法による減価償却費等の費用が、収益よりも先行して発生するため赤字となる傾向にあります。一方、リース期間後半には減価償却費等が減少するため、黒字となる傾向があります。 投資家は、営業者と匿名組合契約を締結し出資することで、当該事業の損益を出資割合に応じて投資家自身の決算に取り込みます。また、リース期間終了後には、営業者によって、リース物件を市場等での売却、或いは再リースが行われ、それらの代金からノンリコースローン(リミテッドリコースローン)の返済後の残余額について、出資割合に応じた現金配分を受けます。この際、リース物件売却によるキャピタルゲインを得る可能性もあります。 これらにより投資家は資金を効率的に活用することができます。 |
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賃借人(航空会社等) |
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賃借人は、投資家から利息負担が低い出資金を獲得することにより、賃借人が自ら物件を購入する場合に比べ、金融機関からの資金調達額を少なくすることが可能となります。 これにより、利息負担や金融機関の与信枠の使用が少なくなり、「調達コストの低減」、「費用の平準化」、「資金調達能力の向上」などのメリットがあります。 |
(注1)一般社団法人を親会社とする場合もあります。
(注2)匿名組合契約に基づく権利は、金融商品取引法第2条第2項第5号の有価証券に該当するため、JLPSが行う販売行為は、金融商品取引法上の有価証券の私募の取扱い、及び有価証券の売買に該当します。そのため、JLPSは、第二種金融商品取引業者の登録(関東財務局長(金商)第2606号)を行い、各種規制を遵守するための体制を整備・構築・運用しております。
(当社グループが行う一般的な航空機オペレーティング・リース事業の事業系統図)
|
① |
JLPSの私募の取扱いにより、投資家は、案件ごとに設立される匿名組合営業者(以下、「営業者」という。)と匿名組合契約を締結し出資します。営業開始時点において、投資家による出資が行われていない場合、JLPSは投資家に地位譲渡することを前提に、一時的に当該権利を引き受けます。 |
|
② |
営業者は、営業者(匿名組合員含む)に訴求しないノンリコースローン(リミテッドリコースローン)契約によって、金融機関から借入れを行います。 |
|
③ |
営業者は、投資家からの出資金と金融機関からの借入金を合わせて、購入先からリース物件を購入します。 |
|
④ |
営業者は、直ちに賃借人に対してリース物件をリースし、リース事業を開始します。 |
|
⑤ |
賃借人は、リース契約に基づいて、定期的にリース料を営業者に支払います。 |
|
⑥ |
営業者は、リース料収入により、借入金の元金と利息を金融機関に返済します。 |
|
⑦ |
JLPSは、組成、販売、管理、出口管理といったオペレーティング・リース事業の運営、並びに運営に係る匿名組合契約に基づく報告、営業者の会社運営上必要とされる記帳、税務申告等の一切の管理業務を行い、手数料を得ます。(注2) |
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⑧ |
営業者は、定期的に匿名組合事業の決算を行い、事業損益を出資割合に応じて投資家に分配します。 |
|
⑨ |
リース期間終了後、営業者はリース物件を市場等での売却、或いは再リースを行い、それらの代金からノンリコースローン(リミテッドリコースローン)の返済後の残余額を出資割合に応じて投資家に配分します。 |
(JLPSが受け取る各種手数料の内訳)
JLPSが受け取る各種手数料の内容は以下のとおりであります。ただし、原則的な方針を示しており、案件の契約条件によっては、異なる方法を採用する場合があります。
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売上区分 |
内容 |
売上計上時期 |
手数料の決定方法 |
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A |
アレンジメントフィー |
案件組成、私募の取扱い、若しくは地位譲渡に対する手数料 |
<私募の取扱いによる販売の場合> ・営業者が、投資家から匿名組合契約に基づく出資を受け入れ、契約を締結した時点 <地位譲渡による販売の場合> ・JLPSが一時的に引き受けた匿名組合契約に基づく権利について、投資家と匿名組合契約の地位譲渡契約を締結した時点 ※JLPSが一時的に引き受けた権利の未譲渡分は、投資家に地位譲渡するまで、貸借対照表上の「商品出資金」に計上しております。 |
オペレーティング・リース事業の組成に際して、賃借人、金融機関等と交渉して決定した手数料やその他の市場実勢を参考にして決定 |
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B |
マネジメントフィー |
管理業務を行うことによる手数料 |
管理期間に対応した手数料金額を売上計上 |
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C |
再販手数料/リマーケティングフィー |
物件の売却若しくは再リースの設定に対する手数料 |
リース契約満了時に物件を売却した時点、若しくは新たなリース契約を締結した時点 |
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[2]環境エネルギー事業について
本書における「環境エネルギー事業」とは、主に太陽光発電事業に関連した各種手数料、及び売電収入を目的としたものです。事業概要は以下のとおりです。
(環境エネルギー事業の主な関係者)
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匿名組合営業者 |
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JLPSの非連結子会社である(注1)SPC(Special Purpose Company)が太陽光発電設備を取得し、匿名組合の営業者(以下、「営業者」という。)となり、太陽光発電事業を遂行します。 |
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JPリースプロダクツ&サービシイズ(JLPS) |
|
|
|
JLPSは、匿名組合出資持分に関する私募の取扱い、並びに匿名組合契約に基づく報告、営業者の会社運営上必要とされる記帳、税務申告等の一切の管理業務を受託することで、手数料を得ます。(注2) |
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当社(JIA) |
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JIAは、プロジェクト開発に対する報酬、建設工事費用の稼働開始までの立替に関する金利として、収益を得ます。また、アセットマネジャーとして、太陽光発電設備運営にかかる業務を受託し、手数料を得ます。なお、匿名組合契約終了時には、買取請求権を有することがあります。 |
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投資家(匿名組合員) |
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|
投資家は、営業者と匿名組合契約を締結し、出資することで、当該事業の損益を出資割合に応じた損益分配、及び現金分配を受けます。 |
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電力会社 |
|
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電力会社は、営業者から電力を買取り、電力料金を支払います。 |
(注1)一般社団法人を親会社とする場合もあります。
(注2)匿名組合契約に基づく権利は、金融商品取引法第2条第2項第5号の有価証券に該当するため、JLPSが行う販売行為は、金融商品取引法上の有価証券の私募の取扱い、及び有価証券の売買に該当します。そのため、JLPSは、第二種金融商品取引業者の登録(関東財務局長(金商)第2606号)を行い、各種規制を遵守するための体制を整備・構築・運用しております。
(当社グループが投資家から匿名組合契約に基づく出資を受け入れて行う、環境エネルギー事業の事業系統図)
|
① |
JIAは、営業者又は自己の名義でプロジェクトを取得、建設工事費用を立て替えて、太陽光発電設備を完工させます。 |
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② |
JLPSの私募の取扱いにより、投資家は、匿名組合営業者(以下、「営業者」という。)と匿名組合契約を締結し、出資します。(注2) |
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③ |
営業者は、営業者(匿名組合員含む)に訴求しないノンリコースローン(リミテッドリコースローン)契約によって、金融機関から借入れを行います。 |
|
④ |
営業者は、投資家からの出資金と金融機関からの借入金を合わせて、土地所有者との契約に伴う支払、及びJIAが稼働前に立替えている、太陽光発電設備の支払を行います。 |
|
⑤ |
営業者は、電力会社に売電を行い、太陽光発電事業を開始します。 |
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⑥ |
電力会社は、電力の買取代金を営業者に支払います。 |
|
⑦ |
JIAは、太陽光発電事業のアセットマネジャーとして、プロジェクト開発に関する報酬、太陽光発電事業の運営にかかる業務の受託報酬を得ます。 |
|
⑧ |
JLPSは、匿名組合出資持分の販売に関する私募の取扱い、並びに匿名組合契約に基づく報告、営業者の会社運営上必要とされる記帳、税務申告等の一切の管理業務を受託することで、手数料を得ます。(注2) |
|
⑨ |
営業者は、定期的に匿名組合事業の決算を行い、事業損益、及び現金分配を出資割合に応じて投資家に実施します。 |
(当社グループが受け取る各種手数料の内訳)
当社グループが受け取る各種手数料の内容は以下のとおりであります。ただし、原則的な方針を示しており、案件の契約条件によっては、異なる方法を採用する場合があります。
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売上区分 |
内容 |
売上計上時期 |
手数料の決定方法 |
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A |
初期マネジメント報酬 |
太陽光発電プロジェクトの開発に関する報酬 |
営業者が、投資家から匿名組合契約に基づく出資を受け入れ、契約を締結した時点 |
太陽光発電事業の開始に際して、土地所有者、設備等関連業者、金融機関等と交渉して決定した手数料や売電料、その他の市場実勢を参考にして決定 |
|
B |
私募の取扱いに関する手数料 |
私募の取扱いに関する手数料 |
||
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C |
期中マネジメント報酬 |
発電設備運営業務を行うことによる手数料 |
運営期間に対応した手数料金額を売上計上 |
|
|
D |
業務委託料 |
匿名組合管理業務を行うことによる手数料 |
管理期間に対応した手数料金額を売上計上 |
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E |
売電収入 |
JIAが買取請求権を行使し、グループで保有する場合 |
電力会社が購入した金額相当を売上計上 |
固定価格買取制度(FIT)によって規定された価格 |
[3]不動産事業について
本書における「不動産事業」とは、全国の中堅・中小企業のオーナー様をはじめとする資産運用、及び資産承継を検討される個人や法人の投資ニーズに応えるべく、不動産信託受益権小口化商品の組成・販売による手数料収益を目的とした不動産小口化事業が主たるものです。他に、不動産仲介事業等も行っております。不動産小口化事業の概要は以下のとおりです。
(当社グループが信託受益権を活用して行う、不動産小口化事業の事業系統図)
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① |
JIAの非連結子会社であるSPC(Special Purpose Company)が不動産(土地・建物)を取得し、SPCは、JIA信託(受託者)に信託します。 |
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② |
JIAは、委託者として不動産の運用の指図を行います。また、受益者代理人として、受益者である投資家のために、信託法上の受益者の権利に関する行為を行います。 |
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③ |
JIA信託は、マスターリース会社に不動産を賃貸し、賃料を受け取ります。また、不動産管理は、プロパティマネジメント会社に委託します。 |
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④ |
マスターリース会社は、テナント等に転貸し、賃料を受け取ります。 |
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⑤ |
投資家は、第二種金融商品取引業者であるJLPS及びJIA証券が行う私募の取扱い等によりSPCより信託受益権を取得し、JLPS及びJIA証券は、私募の取扱いに関する手数料等を受け取ります。 |
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⑥ |
JIAは、SPCから組成に関するアレンジメントフィーを受け取ります。 |
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⑦ |
投資家は、不動産から発生する損益(賃貸収支・売却損益等)を、信託配当として受け取ります。 JIAは、信託勘定から委託者報酬・受益者代理人報酬を受け取ります。 JIA信託は、信託勘定から信託報酬を受け取ります。 |
(当社グループが受け取る各種手数料の内訳)
当社グループが受け取る各種手数料の内容は以下のとおりであります。ただし、原則的な方針を示しており、案件の契約条件によっては、異なる方法を採用する場合があります。
|
売上区分 |
内容 |
売上計上時期 |
手数料の決定方法 |
|
|
A |
アレンジメントフィー |
不動産信託受益権の組成に関する手数料 |
SPCが保有する不動産信託受益権をJLPS、JIA証券を通じて投資家に売却された時点 |
不動産の組成、販売に際して、各種費用やその他の市場実勢を参考にして決定 |
|
B |
信託報酬 |
不動産信託受益権の設定・管理・運用に関する手数料 |
不動産信託受益権管理期間に対応した手数料金額を売上計上 |
|
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C |
委託者報酬 |
受託者に対する信託の運用指図に関する報酬 |
委託者である期間に対応した手数料金額を売上計上 |
|
|
D |
受益者代理人報酬 |
受益者の権利の代理行為に関する報酬 |
受益者代理人である期間に対応した手数料金額を売上計上 |
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[4]プライベート・エクイティ投資事業について
本書におけるプライベート・エクイティ投資事業とは、未上場企業に出資し、IPO若しくはM&A等による株式譲渡に伴うキャピタルゲインを目的とするものです。
当社が直接出資するプリンシパル投資と、募集ファンドを組成して投資家を募る募集ファンド運営の2種類の事業形態があります。
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名称 |
住所 |
資本金 |
主要な事業の内容 |
議決権の所有割合(%) |
関係内容 |
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(連結子会社) |
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JPリースプロダクツ&サービシイズ株式会社 (注)2 |
東京都千代田区 |
950,000 千円 |
オペレーティング・リ ース事業、不動産事 業、環境エネルギー事業、保険代理店事業 |
100.0 |
役員の兼任 有 債務保証、業務受託、資金援助 |
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JLPS Ireland Limited (注)3 |
アイルランド |
20,000 千ユーロ |
オペレーティング・リ ース事業 |
100.0 (100.0) |
役員の兼任 有 |
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フィンスパイア株式会社 |
東京都千代田区 |
50,000千円 |
オペレーティング・リ ース事業、貸金事業 |
100.0 |
役員の兼任 無 |
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JIA信託株式会社 |
東京都千代田区 |
300,000 千円 |
信託事業 |
100.0 |
役員の兼任 有 |
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JIA証券株式会社 |
東京都中央区 |
653,720 千円 |
証券事業 |
100.0 |
役員の兼任 無 |
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株式会社日本證券新聞社 |
東京都中央区 |
4,500千円 |
メディア事業、IRアドバイザリー事業 |
100.0 |
役員の兼任 有 資金援助 |
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その他18社 |
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(持分法適用関連会社) |
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Bleriot Aviation Leasing Designated Activity Company |
アイルランド |
22,541千 USドル |
Airbus社との合弁会 社、投資家への販売を 前提とした航空機リー ス案件の調達 |
25.0 (25.0) |
役員の兼任 有 |
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JIA Aviation Finance合同会社 |
東京都千代田区 |
100,000千円 |
航空機ファイナンス事業 |
47.5 |
役員の兼任 無 |
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その他3社 |
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(注)1.有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。
2.JLPSについては、特定子会社であり、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。
主要な損益情報等
① 売上高 22,440百万円
② 経常利益 5,237百万円
③ 当期純利益 3,498百万円
④ 純資産額 8,506百万円
⑤ 総資産額 170,060百万円
3.JLPS Ireland Limitedについては、特定子会社であり、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。
主要な損益情報等
① 売上高 5,291百万円
② 経常利益 1,789百万円
③ 当期純利益 1,542百万円
④ 純資産額 11,427百万円
⑤ 総資産額 22,224百万円
4.議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合で内数であります。
(1)連結会社の状況
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2024年12月31日現在 |
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事業部門の名称 |
従業員数(人) |
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オペレーティング・リース事業その他4事業 |
297 |
(7) |
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合計 |
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( |
(注)1.従業員数は就業員数(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含む。)であり、パート及びアルバイト等の臨時雇用者数は、年間の平均人員を( )内に外数で記載しております。
2.当連結会計年度より、中期的な重要度を考慮して、従来の「金融ソリューション事業」「メディア事業」の2区分から、「オペレーティング・リース事業」「環境エネルギー事業」「不動産事業」「プライベート・エクイティ投資事業」「その他事業」の5区分に変更しております。また、当社グループは当該事業のうち、オペレーティング・リース事業を主要事業としており、他の事業セグメントの重要性が乏しいため、セグメント別の従業員数の記載を省略しております。
3.従業員数は当連結会計年度で45名増加しております。これは、主にオペレーティング・リース事業の業務拡大に伴い、オペレーティング・リース事業の従業員が増加しております。
(2)提出会社の状況
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2024年12月31日現在 |
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従業員数(人) |
平均年齢(歳) |
平均勤続年数(年) |
平均年間給与(千円) |
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( |
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(注)1.従業員数は就業員数(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含む。)であり、パート及びアルバイト等の臨時雇用者数は、年間の平均人員を( )内に外数で記載しております。
2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
(3)労働組合の状況
当社グループでは労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。
(4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異
①提出会社
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当事業年度 |
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管理職に占める女性労働者の割合(%) (注)1 |
男性労働者の育児休業取得率(%) (注)2 |
労働者の男女の賃金の差異(%) (注)1 |
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全労働者 |
正規雇用労働者 |
パート・ 有期労働者 |
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(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。
(補足説明)
1.全ての労働者は、正規労働者と非正規労働者を含んでおります。
2.非正規労働者には、契約社員・嘱託社員・パートタイマーを含み、派遣社員を除いております。
3.管理職に占める女性労働者の割合については、出向者は出向元の労働者として集計しております。
4.男性労働者の育児休業取得率については、出向者は出向元の労働者として計算しております。
5.労働者の男女の賃金の差異については、男性の平均年間賃金に対する女性の平均年間賃金の割合を示しております。パートタイマー等フルタイム以外の社員については、正規雇用労働者の所定労働時間で換算した人員数を基に平均年間賃金を算出しております。出向者は出向先の労働者として集計しております。
6.賃金は、性差および同一労働において差はなく、雇用区分や資格・経験等の差によって表れます。従って、労働者の男女の賃金の差異は、平均年齢の違いに表れている経験年数の差が、主に起因しております。
(参考 男性:51.1歳、女性:38.3歳)
②連結子会社
該当事項はありません。