当中間連結会計期間において、当半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
当中間連結会計期間(2024年8月1日~2025年1月31日)の連結業績は、以下のとおりであります。
1.売上高 1,824,799千円(前年同期比11.6%増)
この増加は主に前連結会計年度より取り組んできたライブ販売の成果が顕在化したこと、加えて国内の大手小売店、問屋の地金相場高騰に適した企画提案が奏功し、受注が堅調に推移したことによるものであります。一方海外は北米市場や中東市場の再開拓が進んだものの、大手得意先からの受注が軟調であったことから前年同期に比べて4.5%減となりました。
2.売上総利益 615,199千円(前年同期比12.1%増)
この増加は主に国内売上高が伸長したこと、適正な売上総利益率の確保に努めたこと、地金の再精錬処理において時価評価差益が発生したことによるものであります。
3.販売費及び一般管理費 589,558千円(前年同期比0.1%減)
この減少は、国内外展示会への出展を増やしたこと、前連結会計年度の11月から基幹システムが稼働し減価償却費が計上されたこと、社員の生活の安定を図るため基本給のベースアップを実施したこと等による増額を、支払手数料の削減等の経費適正化により補ったことによるものであります。
4.営業利益 25,640千円(前年同期は営業損失41,410千円)
5.営業外収益 14,560千円(前年同期比26.2%減)
これは主に前年同期に比べて円高が進んだ結果、為替差益が7,554千円減少したこと等によるものであります。
6.営業外費用 18,342千円(前年同期比23.2%増)
これは主に支払利息が3,854千円増加したことによるものであります。
7.経常利益 21,857千円(前年同期は経常損失36,577千円)
8.親会社株主に帰属する中間純利益 17,251千円(前年同期は親会社株主に帰属する中間純損失35,528千円)
当中間連結会計期間の業績は、全ての段階利益において黒字化を達成致しました。今後についても当社グループがグローバルで唯一無二のジュエリー・アクセサリーブランドであり続け、未来に向けて着実に成長していくため、以下の施策を継続して実施していきます。
1)世界中のブランドと共生できるオリジナル製品の開発
2)グローバル拡販の加速・北米市場の深耕
3)デジタルトランスフォーメーションの推進
4)事業の拡大とサステナビリティへの取組み
なお、当社グループの事業セグメントは、「ジュエリー事業」の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載を省略しております。
(資産の部)
当中間連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末と比べ242,589千円減少し、4,975,547千円となりました。これは主に、現金及び預金が110,609千円減少、商品及び製品が52,333千円減少、仕掛品が60,864千円減少、有形及び無形固定資産が46,805千円減少しましたが、受取手形及び売掛金が89,794千円増加したこと等によるものであります。
(負債の部)
当中間連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ260,491千円減少し、3,167,034千円となりました。これは主に、長期借入金(1年内返済予定を含む)が264,388千円減少、社債が27,000千円減少しましたが、短期借入金が60,000千円増加したこと等によるものであります。
(純資産の部)
当中間連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ17,902千円増加し、1,808,512千円となりました。これは主に親会社株主に帰属する中間純利益17,251千円を計上したこと等によるものであります。
(2) キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ129,433千円減少し、779,951千円となりました。当中間連結会計期間におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間における営業活動による資金の増加は、128,027千円(前年同中間期は227,378千円の収入)となりました。これは主に、減価償却費56,729千円、棚卸資産の減少額109,925千円、未払又は未収消費税等の増加56,752千円等の増加要因があったものの、売上債権の増加額89,812千円等の減少要因があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間における投資活動による資金の減少は、28,362千円(前年同中間期は21,229千円の支出)となりました。これは主に定期預金の預入・払戻による収支18,800千円等の減少要因によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間における財務活動による資金の減少は、232,983千円(前年同中間期は200,509千円の支出)となりました。これは主に、長期借入金の返済による264,388千円の減少、短期借入金の借入・返済による収支60,000千円増加、社債の償還による27,000千円、配当金の支払額5,925千円の減少要因によるものであります。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
当中間連結会計期間の研究開発費の総額は14,923千円であります。
なお、当中間連結会計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。