当中間連結会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績
当中間連結会計期間におけるわが国経済は、海外情勢の不安定さ、物価の高騰、および金融市場の変動が影響を及ぼし、企業経営にとって依然として厳しい状況が続いております。また、ウエディング業界においても、食材費や人件費、エネルギーコストの上昇が業界全体の収益構造に影響を与えております。
このような環境下においても、当社グループは経営理念「それぞれの新郎新婦にとって最高の結婚式を創る」のもと、一組一組のお客様に寄り添い、質の高い結婚式の提供に努めてまいりました。
当中間連結会計期間における挙式・披露宴の実施組数は1,542組(前年同期比3.0%増)となり、売上は堅調に推移しております。また、婚礼単価についても引き続き高水準を維持しております。加えて、当中間連結会計期間の受注数は1,713件と、前年同期比12.9%増となり、今後の業績成長に向けた基盤が強化されております。
一方で、広告費単価が上昇したことにより販売管理費が増加し、利益押し下げ要因となりました。今後は、広告宣伝の効率化を進め、費用対効果の最大化を図ることで収益性の向上に努めてまいります。
その結果、当中間連結会計期間における売上高は6,461,850千円(前年同期比3.3%増)、営業利益346,221千円(前年同期比9.2%減)、経常利益362,046千円(前年同期比8.6%減)、親会社株主に帰属する中間純利益235,166千円(前年同期比0.3%増)となりました。
なお、当社グループの売上高の98%以上が当社単体の売上高により構成されており、当社単体に関する説明を記載しています。また、当社グループはウエディング事業の単一セグメントであり、セグメントごとの記載をしておりません。
② 財政状態
(資産)
当中間連結会計期間末の資産合計は、10,998,614千円(前連結会計年度末比183,708千円増)となりました。これは主に、有形固定資産(前連結会計年度末比193,786千円減)が減少したものの、現金及び預金(前連結会計年度末比230,999千円増)及び差入保証金(前連結会計年度末比152,688千円増)が増加したことによるものであります。
(負債)
当中間連結会計期間末の負債合計は、7,017,709千円(前連結会計年度末比8,745千円減)となりました。これは主に、未払法人税等(前連結会計年度末比149,939千円増)及び契約負債(前連結会計年度末比163,806千円増)が増加したものの、短期借入金(前連結会計年度末比200,000千円減)、1年内返済予定の長期借入金(前連結会計年度末比76,914千円減)及び長期未払金(前連結会計年度末比62,072千円減)が減少したことによるものであります。
(純資産)
当中間連結会計期間末の純資産合計は、3,980,905千円(前連結会計年度末比192,454千円増)となりました。これは主に、利益剰余金(前連結会計年度末比192,617千円増)が増加したことによるものであります。
(2)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ230,999千円増加し、1,826,413千円となりました。当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間において営業活動の結果得られた資金は、947,539千円(前中間連結会計期間は173,534千円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前中間純利益を361,919千円及び減価償却費を376,116千円計上したことに加え、契約負債の増加額を163,806千円計上したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間において投資活動の結果使用した資金は、351,491千円(前中間連結会計期間は639,162千円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出194,074千円及び差入保証金の差入による支出153,351千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間において財務活動の結果使用した資金は、365,054千円(前中間連結会計期間は674,467千円の支出)となりました。これは主に、長期借入れによる収入600,000千円により資金が増加した一方、長期借入金の返済による支出722,688千円及び短期借入金の減少額200,000千円等によるものであります。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。